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夢を与える
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夢を与えるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 1~20 1/2ページ
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前半はダラダラとした展開、中盤からは突然怒涛の流れになる、その変わりように、まずは違和感。主人公の女の子に、全く共感できないこと、魅力も感じられなかったこと。全てがチグハグなまま、後味の悪い結末を迎えました。いったい何を描きたかったのか、わからない作品でした。 | ||||
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『幼い頃からチャイルドモデルをしていた美しく健やかな少女が、ついにブレイクする。急激に高まるその栄光とその後の失墜の果てを描く、芥川賞受賞第一作』・・・この書籍のキャッチフレーズは非常に目付き、とても素晴らしい。是非、読んでみたいと思い購入しました。 だが、実際に読んでみると、全く期待を裏切る内容でした。 一言でいうと、素人の女子中高生が、日々の出来事をだらだらと書き綴った日記のようなものでした。人に見せて、読んでもらいたいものとは、かなりかけ離れたものでした。 まず、面白くない。内容が大雑把で、繊細さがない。肝心な所である『アイドルへの経緯』『失墜への道のり』をもっとプロらしく、丁寧に書いてもらいたかった。 今後、著者の本を買おうとは思わないだろう。 | ||||
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タイトルは「夢を与える」ですが、内容は「夢を奪われる」だと思います。 暗い話ならそれはそれでいいとしても(個人的にはあまり好きじゃないですが)、内容が意外性もなく、単純につまらないです。 「インストール」「蹴りたい背中」を読んで、期待してこの作品も読んだので完全に落胆しました。 (綿矢りさだし、途中から面白くなるんだよな!)と期待しながら読み進めていきましたが、読んでいくうちに僕の心は無から疑念に変わり、その疑念はやがて失望に形を変えていっただけでした。 最後まで読み終えて、唖然として「なんだ、これ・・?」ってなりました。 まあ一言で言えば美少女が芸能界に入った結果、悪い男に騙されて絶望へと落ちていく物語、でしょうか?(私の理解力・文学的感性ではそう感じました) そういう絶望の物語を読みたい人っているのでしょうか?? 私は綿矢りさはインストールと蹴りたい背中を読んでエンターテイメント小説の作家だと思っていたので、私の好みには合わなかっただけかもしれませんが読んだ後は何も残りませんでした。 ちなみに、夕子がなぜあのどうしようもなく悪質な彼氏を好きになったのか全くわかりません。 そしてホテルでの無駄に長い性描写、いらなくないですか? また、主人公を夕子ではなく夕子の父親にした方がストーリーが面白くなりそうだなと思いました。 訴訟の結果も気になるし、個人的には(賛否あると思いますが)夕子の父親は結構好きでした。 逆に夕子には物語を動かす力はないと思います。 ここからはこの作品で評価した点を挙げます。 ・夕子の心理描写はそれなりに美しく、生々しいのでリアリティと芸術性がある ・夕子が絶望へと落ちていく様子も残酷に、リアルに生生しく描かれていてその部分に関しては面白いと言えば面白かった あと、男性と女性を同じ目線で、差別や偏見なく描いてくださったところは個人的にうれしかったです(そうじゃない他の作家が書いた小説を時折見かけるので。)。 これらを考慮して、星を1つ増やさせていただきました。 | ||||
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きっと芸能界ではよくある事柄なのでしょう。それだけに、もう少しメリハリを着けて主人公の思いを際立たせて欲しかった。まるで日記、それもダラダラの。残念。 | ||||
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全部読むには読んだが、何を伝えたい話なのかがわからなかった。 | ||||
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言いたいことはそれだけです。 この著者のことを、「タイトルの付け方が巧い、センスがいい」と言ってる人もありますが、絶対にそんなことはないと思います。 | ||||
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本はあまり読まないのでわかってないと言われればそれまでですがつまらなかったです。 出版社とか周りが直させないのでしょうか。 とりあえずある程度は売れるだろうという感じで出しちゃったんですかね。 逆に、まんまと他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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こんなに長い文章、ご本人は書いてて退屈じゃなかったかな…? …などと、ふと顔を上げて考えてしまうくらい、読んでて退屈で退屈でしかたがなかった。 飛ばし飛ばしで一応は結末まで読んだが再び手に取る気にはなれない。 今では芸能界の裏事情を垣間見せつつ売るのが常套手段となってるし、近年はホームページからブログ、ツイッターへと、芸能人自らが生の声(文章)で情報発信できるようになった。 本書を読みながら、一体この作者は何年生まれで、この物語の年代設定はいつなのかと、ずっと「?」が頭の中をぐるぐるしていた。登場人物のネーミングも、白人とのハーフという設定も、主人公が所属するユニット名とか…モデルは1980年代なのだろうか?、とにかく古臭くて、もう読んでて寒くて寒くて…。 著者はモーニング娘。のOGや宇多田ヒカルさんと近い年齢じゃなかろうか? 芥川賞作家ならどんな芸能人にも取材できたろうし、自分と同世代のアイドルやタレント、その仕掛け人たる事務所や養成スクール、家族や兄弟などに、たくさん会って話を伺う…取材をしたのだろうか? 同世代の芸能人の口調やファッション、私生活、悩みや夢、そういった諸々を作品に反映させればよかったのに。女性誌やネットのゴシップ記事に負けないくらい、小説の内容も過激にしろというわけじゃないのに…。 | ||||
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オリンピックメダリストがインタビューで、 「国民の皆さんに感動を与えられた・・・」云々と言っていたのを聞いて(記憶あいまいです)、 その言葉の持つ、嫌らしさというか、押し付けがましい感じに引っかかった。 本人はそんなニュアンス込めてないんでしょうけど。 コメント慣れしてないから、”国民向けの”言葉を知らなかっただけなのか。。 とにかく、とんでもなく距離感・上下感を意識させる、この言葉。 芸能界で美少女タレントとしてブレイクしてしまった夕子の、 借り物のモチベーションというかお題目となっている言葉です。 最近もよくテレビで、幼い年齢の子役さんを見かけます、 その純粋培養っぷりと、大人の世界での立ち居振る舞いに、ゾッとするような事も。。 そんな人を化かすことが当たり前の世界で、 見た目美しい少女が何を思い、仕事をし、恋愛をし、転落していくのかを描いてます。プロットは結構単純。 芸能界という、特殊なひとつの舞台を描くのに終始追われて、あまり胸を打つ心理描写がなかった。 個人的には、むしろ両親を主人公にしたほうが、面白くなったかもなと。 彼女自身、芥川賞作家となり、作品が多くの人々に”消費”されるようになったわけで、 この距離感を掴みかねていた時期の作品なのかな。 やはり、何を書きたいのか、何を読者に与えたいのか、悩んでスランプ状態になってたと思わせる作品。 | ||||
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読んだのは数年前なので、内容はうろ覚えです。 ですが主人公である夕子よりも彼女の母親に感情移入してしまって、読んでいてすごく苦しかったのを覚えています。 登場人物の中では善人に見えるほうの夕子の父親が、実は一番の悪人に思えます。 彼の恋人(友人?)にしても、妻子持ちと一緒に暮らしておいて「こんなことになってるなんて」と言うのは、常識がなさすぎる…。 フランス人だからとかあんまり関係ないですよね? 夕子の恋愛よりもこちらのほうが引っかかっていたので、最終的にお母さんの気持ちが納まるところに納まったのは良かったです。 | ||||
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自分には合わなかったです。 読み終わって、え?って声がでた程。 これからじゃないの?って感じです。 主人公が落ちるべくして落ちて行く行動に、何て言うか感情移入できないというか… 途中の性的な描写もすごく下品に感じました。 蹴りたい背中は言い回しが的をえた感じな物もいくつかありましたが、いちいち多く読み進めにくかった。 その点はそこそこ改善された気がします。 | ||||
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芥川賞受賞から作品を書けなくなってしまったといわれていた綿矢りさの受賞第一作。 かなりの時間がたってようやく陽の目を見た。 導入部、ヒロインの母親が心のはなれた恋人をつなぎとめる、その描写に彼女の成熟を感じ 彼女が数年間の冬眠から目覚め、さまざまな呪縛から解き放たれたのかと思った。 しかし、ヒロインが生まれ、その後の物語はまるで女子高生の作文レベルである。 文章は素直で読みやすい。 しかし、「蹴りたい背中」「インストール」で感じた透明感はもうくすんでいる。 はっきりいってプロと言える構成力はない。 そして、話題性を意識したような、描写や展開。 綿矢りさが小説を本当はもう書きたくないのではないか、そう感じてしまったくらいである。 もともといいものはもっていると思う。 小説がなかなか書けないような状態なら、エッセイなどを書きながら、小説が書きたくなる日までじっくりゆっくり育ててくれる編集者がでてきてくれればいいのに、 次回作を期待してみたい。 | ||||
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最年少芥川賞受賞作家と言うことで、私にとっては金原ひとみと共に注目している作家。ずいぶん前に本は買っていたのだが、今頃になってやっとのこと読み終えた。後半の男に落ちて転落してゆくくだりが、私の想像を超えない展開だったので読んでいて悲しかった。私の中では金原ひとみが陰で綿矢りさが陽という勝手なイメージで読んでしまうので、次回作には希望が持てる展開を期待したい。 | ||||
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等身大の少女の自慰行為を書くのが得意な美少女作家で有名な人です。 この作品も失敗作ですが、同じ路線です。 でも、過去現在とも性描写や私生活の切り売りが優れた人、作家はすでにいるので、城山三郎のような社会性を持つ作家になっていくことがこの人の唯一の道だと思います。 この作品でもこれはこれで、社会的テーマを狙う意図がはっきりわかります。 ただ失敗だった理由は自慰的性行為のプロットと、主人公が関わり立ち回れる現場が設定から限定的で、関わる範囲の理解度が稚拙で描写も単調になり、そのため必然的にその先の筋立てが狭まり、構想が表層的なために表層を語るほどに必然に批判的なトーンに終わっているのです。 この作品から少女作家から大人の作家に移行するとするならば、これからは城山三郎を狙うべきでしょう。 このまま優れた少女作家して内面や身の回りの出来事というのみでは、新井素子の二の舞になると思います。 | ||||
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デビューと二作目降の「蹴りたい背中」でレビューを記載させて頂いた。特に二作目ではテーマを網羅するモチーフが出来ていなため、「著者が言いたい事を直接書いている点」が小説の完成度としては。。。だったのだが、その感受性や瑞々しい文体には著者のいわゆる「強み=才能のコア」はあらわれていた。-しかし本作はその強みも一切失われ、「綿谷りさのオリジナリティゼロで何の特徴もないただの凡作」になってしまった。-いったいこんな平凡なものを平気で出版させてしまうマネジメントサイドは何を考えているのだろうか?-著者はまだ若い。読書数も小説技巧にもまだまだ修練がいる年齢だ。今一度申し上げれば、著者が若い女性であろうが「プロの純文学作家」として尊重するならば、マネジメントサイドは心を鬼にして「著者の強みを伸ばし」、育成するのがお抱え出版社の責務であり、あったりまえの話だ。-本作以降それができず(せず)このまま放置するならば、芸能界がアイドルを扱う「旬の時期だけ食って使い捨て」のメンタリティ以外の何物でもない。。。 | ||||
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ハッキリ言って素人レベルだと思った。 高校生でも思いつきそうなストーリーを 上手とは言えない文章で書いた作品。 ハードブックで300ページもあるような長編なのに 結局「芸能界の女の子が成功した後に、スキャンダル起こして転落する話」 と一言で済ませられる薄い内容。 休日を使って読んだけど時間の無駄だった。 | ||||
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確かに読んでいて読者がかみつきそうなネタだとは思ったけれど全体的に安易だという印象を受けた。骨のある読者には稚拙な部分が露呈して見え、受けないと思う。一般受け、中高生には絶大な支持があると思いますよ。 | ||||
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最後のページから始まる小説だったら面白そうだったのに、と読み終わって思いました。 主人公夕子が育つ過程が、ほとんど意味がなかったような気がします。 つまらない人生の途中で大きな恥や挫折にあって、その後主人公がどう生きていくかがほんとうに「夢を与える」とかその辺にかかわってくるのではないかと。 | ||||
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作者は何らかの取材を行ったでしょうが、これは70−00年代の芸能界が物凄くちゃんぽんで交錯しているありえない世界が背景です。夕子もそこらのアイドルをつまみ食いして結合させています。 子役の頃の溌剌さも純粋さも感じ取れず、その後の展開もあらゆる意味で不自然です。また、作者の責任ではありませんが日本の芸能界において少女タレントという世界が題材にできるのはごく限られた過去の一時期です。盛り上がりようがありません。セックスしない世にも稀なるセクシー聖少女とかいうのなら意外性もありますが、勝手にセックスに狂えばいいではないですか。 ただ、こういったトレンドと絶妙によじれた殺伐たる混沌が作者の持ち味です。次回は自分に合った背景を設定するといいでしょう。 | ||||
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夢を与える というタイトルだから、明るい話なのかなとおもってましたが、 読後感はほんとに最悪で暗い気分に相当なりました・・。 一週間近くかけて読んできた自分が無駄な時間を消費してしまったことにも悲しくなりました。 まあ読後感の良し悪しで読書をするものじゃないですが、 内容から言っても、この話で夢を与える なんてタイトルをつけた意味が正直わかりません。 夢を与える についての内容がそこまで大きくかかれてたわけでもないし。 内容そのものより、筆者が何を考えてこの話を作ったのかが気になりますね。 | ||||
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