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裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル
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裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 1~20 1/3ページ
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評判はイマイチだったアニメから入ったのですが、自分にはやけに刺さったのでアニメ→漫画→小説とまで買いそろえました。 ヒロイン二人の性格に若干クセがあり、間違いなく人を選ぶ作品だとは思いますが、自分は頭までどっぷりハマりました。 ボッチで根暗でそのくせ気を許した相手には全力で依存する、主人公の空魚。 美人で賢くて人当たりが良く銃器の扱いにまで長けた、でも実は人見知りな鳥子。なお二人とも頭のネジは2~3本ぶっ飛んます。 そんな二人が『裏世界』と呼んでいるネットロアが具現化した(?)世界を楽しくピクニック(ワンミスで死ぬ)し、謎を解き明かし友情を育んでいく…そんな物語です。 くねくねだの八尺様だのきさらぎ駅だの。一昔前なら口裂け女だの人面犬といったネットで噂の怖い話……というにはやたらチープに聴こえる失笑もののホラーに立ち向かう……と書くと実に安っぽい印象を受けてしまいますが。実際自分も「百合百合しながら銃ぶっ放して可愛いヒロインが俺TUEEEするだけの話やろ」と軽い気持ちで見始めたのですが(当時はアニメを)……ガチ で 重い です。シャレになりません。 普通にホラーだしバリバリ銃ぶっ放すし、ガンガン人死ぬし狂うし。『ネットロアに似た”ナニか”』の謎を解き明かしてゆく……そんな作品です。 アニメの感想とかではヒロイン二人の性格に実際問題があるので、そこで拒否反応を起こした人が多いと思いますが、現在二巻まで読んだ感想としては、この二人くらいイカれてなけりゃ絶対こんな狂った世界に何度も来ないだろうな、という妙な説得力というか……手放しで人にはお勧めし辛い作品ですが、今までとは毛色の違う作品に出会いたいと思っている方には是非お勧めしたい一冊です。 | ||||
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宮澤伊織「裏世界ピクニック」読了。地味だけど実は真の強い空魚と綺麗な見た目とは裏腹にナイーブなところがある鳥子のコンビが異世界でオカルトな怪物を倒していく様は痛快だった。異世界ものは初めてだったけど、巧みなストーリーが展開され読んでいてあっという間に引き込まれた。 | ||||
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参考文献に、恐怖についての書籍2冊と、2ちゃんねる掲示板のオカルト超常現象板にあるネットロアが挙げられているように恐怖をテーマにした小説である。 2人の女の子が裏世界を探検する(ピクニックというにはさすがに生ぬるい)というライトな感じもありつつ、文体は思ったよりライトではないように感じた(私にとっては良かった)。 面白かったので、今第2巻を読んでいる。 | ||||
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アニメが面白かったので読みました。テレビのミステリー特番で「きさらぎ駅」を知り 都市伝説って面白いなぁと思ってたころアニメが始まりクネクネ 八尺さま 猫の忍者 なども知りますます面白いジャンルだなと感銘受けました。この作品ではこれらの都市伝説を実在の物とし 独自の解釈で説明付けして それらの謎と主人公達が関わり 事件解決や冒険をして行きます。主人公が女子大生の二人(一人は美人のハーフ もう一人は根暗の地味女)と言うのも良いし 百合要素もあるのがまた良いです。 誰しも廃墟願望や自分や親友のみ知る秘密基地とか秘密の場所 と言う願望 そういう物も刺激されます。 | ||||
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個人的に、伝奇や都市伝説などの使いかたには不満がないわけではないのだが、文章がとにかく上手く、読ませる力ですんなり楽しまされてしまった。状況の書き方などがとにかく巧みで、少しゾッとして、全体的にワクワクする。裏世界、というものを考えただけでも評価には値すると思うが、更にエンタメ性が高かった。シリーズを通してオススメしたい | ||||
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アニメが先で、原作が後と言う大昔の中学生のは入方みたいな読書体験だった。2ちゃんねるのオカルトのスレッドから、現代怪異譚が描かれた事にちょっと、驚いた。現代の不可思議はネットに眠っているんだ。 | ||||
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百合好きの間で評判ということでそれを目当てに読み始めたのですが、思いのほかSF冒険小説としても楽しめました。 得体の知れない何かが蔓延る領域での冒険はまんま『S.T.A.L.K.E.R.』や『メイドインアビス』で見た感じがしますし、現実にある都市伝説を作中の理屈に還元する、というやり方も『Steins;Gate』を始めとする科学ADVが好きな人には馴染み深いんじゃないかと思います。 「これ見たことあんな」と思うことが結構ありますが、それをまとめるところの「作中の理屈」がちゃんとSFしていてかなり興味深いです。それらを登場人物がガツガツ早口で説明していくのもSFっぽい。SFガチ勢の方がどう思うかはわかりませんが。 そんなこんなで「精緻な文体と洗練された物語構造を持つ上品な小説」ってわけじゃありませんが、既存の面白いもんと独自の面白いもんがごちゃ混ぜになった楽しい小説です。 異世界!怪物!認識災害!百合!最高! | ||||
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この「裏世界ピクニック」シリーズの第2巻から第6巻まで読んだあとに、これはどうしたってはじまりの第1巻も読んでおかねばなと、そういう気持ちから本文庫を手にとりました。いやあ、色々懐かしかったなあ。 で、第2巻以降に新キャラが何人か登場するとはいえ、本シリーズの基本的な路線の種子(たね)は、この第1巻で大部分、蒔かれていると感じました。当たり前といえばそうなのですが、この「裏世界ピクニック」シリーズをより良く、より深く味わうためには、極力読まんとあかん第1巻ですね。 百合の味わいが強い本シリーズの肝(キモ)は、語り手視点の紙越空魚(かみこし そらを)と、二人といない良きパートナーである仁科鳥子(にしな とりこ)が、《この世で最も親密な関係》になるべく、〈裏世界〉でヤバい冒険をしたり、空魚の右目と鳥子の左手の力で危難を乗り越えたりしていくところにあると思っています。 なので、出会った瞬間から、ほかの誰とも取り換えのきかない、かけがえのない二人となる、そんな旅路の第一歩を踏み出す本書は、実に重要な、読み逃すことのできない一冊であるわけで。 「くねくねハンティング」「八尺様サバイバル」「ステーション・フェブラリー」「時間、空間、おっさん」の四つのファイルを収めた第1巻。すでに本シリーズにずっぽり浸かっているファンの一人として、やはりこれは、読まなあかん一冊でした。読み終えて、この世の果てまで、それこそ、ウルトラブルーな〈裏世界〉の奥の奥までついてっちゃるぞおと、そんな気に駆られましたです。 | ||||
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百合×都市伝説のハイブリット物としてはそれなり、現在 破竹の人気を誇っているのも納得か。 八尺様やくねくね等々のネットロアを扱う本作ではあるが、一巻の時点ではそのインパクトに頼った滑り出しといった次第。ネットロア特色の解決しない不透明な部分に理屈を付けて撃退するというプロットこそ魅力的だが、些か世界観構築に先行しすぎというかそれらが無個性な障害に成り果てている点に眉を顰めるのも非常に理解出来る。奇怪なる世界に惹かれた女達の命懸けの怪異譚という構図も私の好きな某作品のそれや他の作品との差別化という面で本作の時点ではまだ振り切れておらず、ホラーとしても今一つというのが嘘偽りない感性に従った上での感想である。都市伝説を題材としたこうした媒体で読めるのは楽しいものはあるが、それだけに楽しい留りにするのは惜しい題材なのでその点は次巻に期待か。 翻って本作の主題である百合についてだが、一巻という事で大きな進展こそないもののそうした要素は散見される。紙越の感情の発露の過程に賛否あるが、初手はこんなもんかなと。 | ||||
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最近公開されているアニメをみて興味を持ち、小説を購入しました。 アニメとの大きな内容差もなく楽しめました。 ラノベ全品に言えることですが、アニメでは見逃している心理描写が分かりやすく表されており、アニメと合わせて見るのが、個人的にはたのしいです。 | ||||
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まあ好みで評価別れそうですが。 タイトルからもっと別世界をほのぼの百合ピクニックする話かと思っていたら、ジャンルはSFホラーじゃないですか。 ホラーとしては「対処」できている分、怖くはないですが。 極端に激しい冒険というよりは、スペック的には普通の人間の女子大生二人の怪異遭遇の話で、淡々としているので、評価の好みが別れそうです。 前から面白そうだと購入して積んでいたのですが、アニメになったので崩して読みました。 短編の連なりでできているので、読みやすいです。 どこかで聞いたこともあるような都市伝説を使いながら、現実でうまく馴染めなかった少女二人が主人公で危険な異世界を日帰りで行き来する物語です。 同性の微妙な距離感やモンスターのいる異境をさまようなど、どちらかというとアメリカのドラマぽさがただよう話です。 ホラーとしてはどうしようもない存在に翻弄される話ではないので、そこまで怖くはありません。 危険なエリアをともにすごすことで変化していく少女たちを描いている部分が大事でライトノベル風味でしょう。 この二人て、危険なドリームランドを旅する探索者みたいなものでしょう。クトゥルフTRPGあたりで再現できそう。 作品の中で、サブヒロインの小桜が主人公たち二人を「おかしい」と言っていますが、危険なドリームランドに何度も自ら足を踏み入れたがる心境はわからない感じで、なにげに正気が実はおかしいというか、そこに居場所を見いだす欠落を主人公が抱えているのがわかります。 あとこの作品、主人公たちが大学生で、ビールやらつまみやらを美味しく食べる描写が多くて、読んでいて呑みたくなり、つい飲みながら読んでしまいます。 | ||||
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独特の世界観であるため流用元も目立ってる気がします。 元ネタが某掲示板やネット小説などネット産である事 web小説の様な作品だとオマージュ,引用どころか舞台まで流用する事があり、簡単な改変に抑えてる事で逆に際立っています。 ウェブ上で流布されてる都市伝説が元ではなくそれらを基にした小説の二次創作物といった感じです。 都市伝説の敵が出てくるのは嫌いではないです。が、掲示板の引用というよりそれを基にした小説の引用なので 似た舞台かつ似た設定だと作者の作品として意味がないという気がします | ||||
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感動した。世界観の作り込みがすごいし、読んでいて脳を犯されるような臨場感があった。作中で心霊現象に対する解釈が行われるが、好奇心を刺激する興味深い解釈だった。レビューのなかに作者の文章力に関するネガティブな指摘があったが、その指摘はあまり当たらないと思う。私には読者の感情を揺さぶる揺さぶる効果的な文章力だと感じられた。巻末に作中に出てきた話の出典が明記してあり、怪談に対する作者のリスペクト気持ちが伺える。 完全にファンになりました。応援します。 アニメでこの作品を知りましたが、アニメでは表現しきれていない良さがあるので、ぜったい原作を読むべきです。アニメだけではもったいないです。買って良かった。 | ||||
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最初ちょっと苦痛もあるが、キャラがすごいいい! 面白い! | ||||
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タルコフスキーのストーカーのような世界だが、向こうからもアクセスしてくるのでさらに物騒な設定。主人公たちにまったく感情移入できないので評価は控えるが、きちんと理屈が構築されたらなんかすごい作品になりそう。現状は都市伝説そうまとめとして楽しんでいます。 | ||||
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漫画版から入りました。ネット発の怪談をテーマにしてるのですが、やはり絵があった方が恐怖を煽られました。 | ||||
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読み初めはラノベに毛が生えた程度の読み物かな、と思ったのですが、 1/3読んだぐらいから面白くなり、一気に読了してしまいました。 オカルト、都市伝説、ネットの書込み、民俗学(民間伝承)、そんな物を 《裏世界》という異世界へブチ込んで女の子2人に冒険させる話です。 文章は並みのラノベレベルだと思いますが、ストーリーの展開や場面の転換が上手いですね。 こちらの予想や読みのテンポを置き去りにして気持ち良く話が進んでいきます。 西尾維新の『化物語』を初めて読んだ時のような小気味よさを感じました。 この作品もアニメにしたら面白い物が出来るんじゃないかな。 | ||||
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同様の感想多いかと思いますが、ストルガツキー『ストーカー』のゾーンのような設定が、都市伝説をフックにして、百合バディSFになるとは。 | ||||
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マンガやゲームっぽい表紙から気軽なSFホラーだと思って読み始めて、いきなり目の前が暗転した感じ。ピクニックが命がけのサバイバルだなんて、マジでだまされました。 文章的にも感覚的にもわからない、伝わらない部分もたまにあるけれど、物理的にハッキリしない恐怖、人が感じる共通の違和感を上手く操ってるな…と、もやもやしながら一気読みさせられました。 怨霊や霊魂のようなJホラー系ではない、新しくも懐かしい恐怖。主人公達と一緒にもみくちゃにされながら強制的に道連れにされてしまう、ちょっとくせになるところが魅力かな。 | ||||
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一部しか知らない世界の裏側で二人の少女が出会う冒険譚。 その世界の怪異を退治すれば高額なアイテムが得られます。 一般小説とライトノベルの中間ともいえる作品の雰囲気は良く作られていると思う。 正直、序盤の出来は星5でもいいと感じた。 ただ、読み進めていくうちに個人的には読了感が悪くなっていった。 おそらく、主人公の空魚が作中で小桜に依存性サイコパスと言われる部分、その風味が自分には合わなかったのだろう。 内容として、人間ドラマ、オカルト、異世界冒険の要素を詰め込んだため全ての要素が浅くなっているため、 オカルト要素の描写も這いずるような暗い怖さが感じず、人間ドラマも唐突に見せ場がつながっているため感情移入しにくい中途半端さがある。 リアル路線ということだとは思うが、次巻で今回のエピソードが原因で小桜が睡眠薬を飲んでいたりの実害がでる等の作品の雰囲気が読んでいてヘイトがたまっていく原因かと思う。 その辺が気にならなければ娯楽小説として面白い作品だと思う。 | ||||
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