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裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル
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裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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百合×都市伝説のハイブリット物としてはそれなり、現在 破竹の人気を誇っているのも納得か。 八尺様やくねくね等々のネットロアを扱う本作ではあるが、一巻の時点ではそのインパクトに頼った滑り出しといった次第。ネットロア特色の解決しない不透明な部分に理屈を付けて撃退するというプロットこそ魅力的だが、些か世界観構築に先行しすぎというかそれらが無個性な障害に成り果てている点に眉を顰めるのも非常に理解出来る。奇怪なる世界に惹かれた女達の命懸けの怪異譚という構図も私の好きな某作品のそれや他の作品との差別化という面で本作の時点ではまだ振り切れておらず、ホラーとしても今一つというのが嘘偽りない感性に従った上での感想である。都市伝説を題材としたこうした媒体で読めるのは楽しいものはあるが、それだけに楽しい留りにするのは惜しい題材なのでその点は次巻に期待か。 翻って本作の主題である百合についてだが、一巻という事で大きな進展こそないもののそうした要素は散見される。紙越の感情の発露の過程に賛否あるが、初手はこんなもんかなと。 | ||||
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タルコフスキーのストーカーのような世界だが、向こうからもアクセスしてくるのでさらに物騒な設定。主人公たちにまったく感情移入できないので評価は控えるが、きちんと理屈が構築されたらなんかすごい作品になりそう。現状は都市伝説そうまとめとして楽しんでいます。 | ||||
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漫画版から入りました。ネット発の怪談をテーマにしてるのですが、やはり絵があった方が恐怖を煽られました。 | ||||
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同様の感想多いかと思いますが、ストルガツキー『ストーカー』のゾーンのような設定が、都市伝説をフックにして、百合バディSFになるとは。 | ||||
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一部しか知らない世界の裏側で二人の少女が出会う冒険譚。 その世界の怪異を退治すれば高額なアイテムが得られます。 一般小説とライトノベルの中間ともいえる作品の雰囲気は良く作られていると思う。 正直、序盤の出来は星5でもいいと感じた。 ただ、読み進めていくうちに個人的には読了感が悪くなっていった。 おそらく、主人公の空魚が作中で小桜に依存性サイコパスと言われる部分、その風味が自分には合わなかったのだろう。 内容として、人間ドラマ、オカルト、異世界冒険の要素を詰め込んだため全ての要素が浅くなっているため、 オカルト要素の描写も這いずるような暗い怖さが感じず、人間ドラマも唐突に見せ場がつながっているため感情移入しにくい中途半端さがある。 リアル路線ということだとは思うが、次巻で今回のエピソードが原因で小桜が睡眠薬を飲んでいたりの実害がでる等の作品の雰囲気が読んでいてヘイトがたまっていく原因かと思う。 その辺が気にならなければ娯楽小説として面白い作品だと思う。 | ||||
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この作品を最初に目にした時には、ヒロイン二人が仁科鳥子と紙越空魚という名前ですし 「くねくね」とか「八尺さま」とか出るって言いますから 諸星 大二郎の「栞と紙魚子の生首事件」のような 独特の世界観の作品を想像していたのですけど 違っていました。 どっちかと言えば、ありふれた少女(大学生との設定だから少女とは言えないかな?)二人の冒険譚 そんな感じです。 二人の少女は裏世界で、少しだけ裏世界の化け物たちに対抗する力を手に入れ 化け物たちとの戦いをやっています。 裏世界ピクニックとの題名なら、もうちょっと二人がそれを楽しむような展開を描いて欲しかった あるいはこの題名は皮肉で、さんざん悲惨な目に合うような話にするとか そんな印象もありましたが 読んでみる限りは、それなりに楽しめる作品でした なお文章が稚拙との指摘もありますが ライトノベルでは、まあ、普通って水準です ライトノベル作家には、もっと酷いのが幾らもいるし 文章についてはそんなに気になりませんでした。 | ||||
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正直なところ、「このレベルの文章でお金が稼げるのか…!」と驚いたのが感想です。 ネットの小説サイトにあるような文体で、ある意味軽く読めるので楽ではあります。 ただ、『文芸』として読ませるような日本語、何度も読み返したくなるようなフレーズ、センテンスは特に見当たりませんでした。 Kindle版が383円だったから「まぁ、いいかな…」と思えるが、この文章で文庫版の842円は絶対出せない。 内容としては、怖い話とかのまとめサイトを見たことがある人なら誰もが一度は読んだことがあるような話を元にしているので、そりゃある程度面白くなくちゃウソだよな、とは思います。 元ネタのパワーに乗っかってる、人のふんどしを借りている、そんな小説なので、ちょっとずるいよなという気もしないでもないですが、まぁ書いたもん勝ちですね。 描写も「何?なんだって?誰がどうして何がどういうことになってんの?」と何回も読み直さなければならないような箇所が多々ありました。端的にいうと状況や風景のイメージがスッと入ってこない。あと登場人物も魅力が感じられない。ネット上にいる『おまいら』の最大公約数を女子大学生にしたような、つまり筆者や主要読者層の分身みたいなナイーブな主人公と、取って付けたような美少女。小説にしては夢がないし、ひねりもない。どこか現実感が漂い、物語の世界に連れて行ってくれない感じです。 長々と酷評しましたが、ひとつだけ光っていた文章がありました。八尺様の話の後半、簡単に言うと「友達を助けようと思って必死にもがいていたが、実は助けられていたのは自分だった」というくだり。 これは感動しました。人生って、友情って、往々にしてこういうもんですよね。チープな創作物は時間によって淘汰されますが、ここだけは普遍的なテーマに昇華できると思いました。 まぁみなさん、気になるならぜひ読んでみてください。 | ||||
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性格も名前も非常にユニークな登場人物。まるでJK同士の日常会話のまま物語が進む。ユニークなのは登場人物 だけではない。裏世界の設定も面白い。ホラーSFコメディとして気楽に読める一冊である。 | ||||
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裏世界と認知科学の研究をしている小桜さんって白眉鷲羽さんとか詩藤鏡子さんを思い出すキャラだね。 書下ろしの最終話「時間、空間、おっさん」で強制的に裏世界へ連れていかれた小桜さんは元の世界に戻れたのかな? 続きがありそうな終わり方なので、気を付けておこう。 参考文献がネットロアってのも面白いし、ちゃんと載せている所も良いね。 | ||||
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