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使用人探偵シズカ: 横濱異人館殺人事件
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使用人探偵シズカ: 横濱異人館殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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中途半端で取ってつけたようなキャラクターと設定、ご都合主義な展開で緊迫感はゼロ。見立て殺人が重要な要素なのだが、リアリティもなければ、逆に非日常的なおぞましさもなく、よくわからない理屈が展開されて置いてけぼりにされる。最後のトリックや動機の種明かしも「それでいいの?」という感じ。あまりに薄味でサクサク読めるとは言えるか… | ||||
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明治の横濱である必然性がない。 登場人物が少なすぎて、つまらない。 シズカに意味なく振り回されすぎ。 最後の方は、とにかくお話を完結させねばという都合のいい説明文が多い。 シズカがなぜ雇われてそこにいるのか、が最大の謎。 強調の意味で文章につけられた句読点はいらないと感じた。 全体的には好きな設定。 「見立て」について語る感じも面白い。 設定にも登場人物にももっともっと肉をつけて、ラストももうひとひねりふたひねりしたものが読みたいと思いました。 | ||||
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本作品のように、時代設定が現代ではない場合、状況説明や人物描写がついついクドくなりがちなものですが、文体自体は割とシンプルにまとめられているので、読み難さはあまり感じませんでした。謎解きの方も適度にヒントが描かれているので、あれやこれやと想像しながら楽しんで読み進めることが出来ました。最後に、何故犯人が恐ろしい凶行に及んだのか、その動機と目的が明らかとなります。ただ、惜しいのは、生き残った登場人物たちの後日談をエピローグとして描いてほしかったのと、明治初期の横浜が舞台設定なので、そのあたりの状況も作品中にもっと織り込んでも良かったのでは?と思いました。本作品の続編もあるようなので、是非読んでみようと思います。 | ||||
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嵐に閉された異人館で、招かれたのは画家に縁のある6人の男女が次々と殺されていきます。探偵役の使用人シズカが結構独特で怪しい雰囲気なのですが、その怪しさの意味がちょっとよくわかりませんでした。相変わらず会話の横の点が多くて、それが意味のあることなのかないことなのか…不思議な世界の演出なのでしょうが、多少くどいなあとは思いました。個人的にはトリック含め「首無館の殺人」のほうが面白かったかな、という印象です。 館の主が車椅子の老人で、というシチュエーションから、だいたいは想像がついてしまったのが少し残念ではありましたが、素人の拙い想像以上のトリック等はもちろんありましたし、しっかりとしたミステリだなとは思いました。文章自体もとても読みやすく、考え事をしていたり多少乱読したりしても、ちゃんと話が理解できましたので、その点ではこの作家さんの作品をもっと読んでみたいなとは思いました。 | ||||
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見立て殺人を中心に話が進む。居留地というクローズドサークル。本格推理小説の醍醐味が味わえる作品。 読みやすい文章であっという間に読めた分、展開をひねろうとする作者の意図が随所に読み取れるのが、気になった。 面白い展開なのに軽い印象を受けるのは残念。 次作にも期待したい。 | ||||
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そこそこ楽しく読めました。キャラも、あんなもんで良いのでは?あれ以上濃いとハナにつきそう。まっ、細かいとこ突っつけばムリもあるんだろーけど。小説なので、間違い探ししてもねぇ。 | ||||
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「横濱異人館」のタイトルと表紙のデザインに惹かれて、初めてこの作者の作品を読みました。ずっと館の中での話なので設定が横浜である必要は特になく、登場人物たちにも魅力を感じませんでした。探偵役のメイドさんもずっとクールな感じで可愛げがなく、全体的に盛り上がる場面や早く続きを読みたい、と思う気持ちになりませんでした。殺人事件の真相までの謎解きも、他のかたのレビューと同じで穴があると思います。やっぱり小説は登場人物が魅力的であることが大事なんだなと思いました。 | ||||
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舞台設定は良かったのだが。 横濱の外国人居留地にある名残館で起こる、連続殺人。 嵐により外界とは隔絶された館。 明治の世になり、世は未だ混迷の中にあり、そこで次々に... しかし、探偵役が。 メイド?と言う設定は良いが、淡々と論理的に見えて論理的ではない推理を展開。 良く分からない強さを発揮し、時々ロシア語で呟く。 何を考えているのかさっぱり分からず、キャラが見えてこない。 推理が推理ではないのが痛い。 犯人も途中で分かってしまうし... 殺人も殺人で非常にこじんまりとしたものに。 舞台は良いのにそれを活かしきれていない残念作。更には終わり方が... 尻切れトンボ風...これで終わり? 更にはその状態で続くような体での終わり方。 続きのシリーズが出ても買うかどうかは... | ||||
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ぶっちゃけ、最初に殺される人は飛び降り首吊り自殺のような形で発見されるのですが、探偵は「靴を脱いでいないので自殺ではない」と断言。「突発的に自殺したのでは?」と問われると、突発的ではありえない理由を論じていくのですが…。結局、「突発的ではなく靴を脱いで自殺した」という可能性については言及しないです。他の殺人も同様で、探偵は口癖のように「それ以外はありえないのです」と、他の可能性が生まれる余地がないという様に断言するのですが、その推理がどうにもスカスカに思えてしまいます。絵画の下絵で見立て殺人をしていると推理した探偵が「全ての絵を剥がしてみて、描かれていない人が犯人」と言いだしたことには絶句しました。その時点では犯人が全ての下絵を知っているとは断定できなかったのに。あまりにもロジックがスカスカで、読者目線で考えられていないので、今後は同じ作者の本は買いません。 | ||||
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使い古された印象の推理小説。 なんとなくダークでミステリアスな雰囲気、キャラの作り込みの中途半端さ、あの人はなぜ殺されなかったのか説明もなく、物語に厚みもない。時間とお金の無駄でした。 | ||||
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キャラクタ名を冠したタイトルにカバー絵,さらは明治時代が舞台という設定から, 文明開化の華やかな雰囲気の中,エプロンドレス姿のメイドが賑やかに事件を解決…. そんなキャラミスなのかと思いきや,フタを開けてみれば残忍で重苦しい愛憎と復讐劇. 横濱という都市を舞台に,嵐の中のクローズドサークルと見立て殺人にはじまり, あれやこれやとミステリの古典的な要素が多く詰め込まれ,繰り広げられる惨劇は, ライト文芸やミステリの印象が強いこちらのレーベルでは,異質な作品にも映ります. 一方,いわゆる『犯人当て』だけに限れば,かなり簡単な部類だったのではと思います. また,『使用人探偵』も前触れもなしに推理を始め,探偵役に収まったかと思えば, 出自に謎を匂わせたり,死への願望など,ミステリアスな空気を漂わせてはいますが, 最後までそれらは明かされず,謎多き女というよりは,ただのかまってちゃんにしか…. 『見立て』の真の意味や,犯人に突き付けられる選択にはゾクリとさせられましたが, 使用人探偵の中途半端なキャラクタが,作品の全体像もボカしているように感じました. | ||||
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