■スポンサードリンク
湖畔荘
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
湖畔荘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これまでの3冊も面白かったけど、今回はさらに面白かった。3つの時代を行ったり来たりしながら話が進みますが、途切れることなく話が進み、テンポが良く、これまで以上に違和感がなく読むことができました。 最後のところは「え〜、こうなるの」と読み返してしまいました。 翻訳も読みやすくて良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
翻訳ミステリー大賞シンジケートのサイトで、訳者の青木純子さんによるケイト・モートン最新作刊行の告知を見たとき、思わず、待ってました、と胸の中で声をあげた。 『忘れられた花園』『秘密』を読んで以来の、ケイト・モートンの大ファンだからだ。 今回も上下巻! どちらも300ページ超! 合計金額4000円超え。 たしかに長いけれど、まったく退屈することはなかった。 作品の長さと登場人物の多さ、複雑な構成に気後れする読者もいるかもしれないが、個人的には、前二作以上に読み応えのある、とても魅力的な作品だった。『忘れられた花園』『秘密』では謎解き要素がやや弱い印象もあったが、今回は豊かな物語にして、見事なミステリになっていると思う。 舞台はイギリス、コーンウォール地方にひっそりとたたずむ古い屋敷〈湖畔荘〉。 ロンドン警視庁の女性刑事セイディは問題を起こし、コーンウォールの祖父の家で謹慎生活を送っている。そしてジョギング中に荒れ果てた湖畔荘を偶然発見、70年前の、屋敷の赤ちゃんが消えた事件が迷宮入りになっていることを知り、この事件を調べ始める。これがこの物語の核となるストーリー。 男児失踪事件の謎解きの興味とともに、この湖畔荘にかつて暮らしていた家族の秘密が徐々に明らかになっていく。今回もまた物語は3つの時制で語られる。2003年は女性刑事セイディの物語。1933年は赤ん坊の姉のアリスの初恋と事件。1910年代はアリスの両親の出会いと戦争。章ごとに過去と現在を行き来するスタイルはケイト・モートンのおなじみの手法だ、でも今回はさらに複雑さを増している気がする。子供の失踪や喪失の事件がいくつか平行して描かれていて、ちょっと混乱してしまう。付箋を貼り、人物相関図をメモって読み進めたが、筆者の推理は次々に裏切られた。 最後に至っては、訳者が後書きで書いていたように、私も〝えー、そうなるの!?〟と叫んでいたしだい。 翻訳ミステリとロマンスの愛好者としては、ぜひこの本をお勧めしたい。 最後に、訳者の青木純子さんによる美しい日本語(特に自然描写」が大好きです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!