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湖畔荘
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湖畔荘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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早く次の作品が読みたすぎる大好きな作家。「忘れらた花園」「秘密」から期待を裏切らないゴシック味のある重厚なミステリという物語。書評でなくて申し訳ないです。 | ||||
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これも評価の分かれる作品でした。 私もアガサや「ポアロ」など大好きですが、 これはちょっとNGでした。 壮大と言えば壮大ですが、主人公的人物が三代にも 渡って替っていき、登場人物もたくさん。 後は早々にして坊やの件、もしかしたら?と 予感がしました。そういう意味でも少し有り得ない感も 漂い、冷めた感じになりました。 それと他のレビューにもありましたが、翻訳が粗っぽい、 時々、はぁ?みたいな箇所が何度か見受けられ、時代も 変わったなって思いましたね。 | ||||
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訳者の青木純子さんがあとがきで書かれているように、まさにランナーズハイ状態だった。初めはストーリーが混沌として、誰のことが書かれて、それはいつの時代か、頭の中で整理するのがたいへんで、上巻では「この著者の本は2度と読まんぞー‼」と苦痛の中、ページを繰っていた。しかし、だんだんと人物と時代の構造が頭の中で出来上がってきたら、俄然面白くなってきた。最後は偶然の一致の重なり(本書の一つのテーマ)があって、めでたしめでたし的な結末。結果、楽しい読書時間を過ごさせていただき感謝‼だった。 | ||||
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登場人物の一覧がないのって初めて! まさかだったけどページが抜けた?と思ったほど。 まぁそれでも読み始めてみたものの、もうチンプンカンプン? 一々、理解しょうとはせずに飛ばしながら読んでます。 下巻でどうなるのか不明ですが、サクサク進みたい私には 好みじゃないし、人物の一覧を作らなかった意味はあるの? ただ目新しくしたかっただけ?なのか・・・ | ||||
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章ごとに時代が行き来する構成が見事でした。登場人物一覧表を自作する必要があります。過去に読んだミステリーのどれとも違うタイプで、著者の独創性に恐れ入りました。読後感はハッピーそのもので、すばらしい物語をありがとうございました。 | ||||
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ケイト・モートンの集大成といったところ。内容は詳しいレビューが他にもあるので割愛するが、彼女の作風を要約 すると「大人のための英国児童文学」だと私は思っている。 子どもの時に読んでわくわくした「秘密の花園」やら「小公女」などの物語を大人向けに複雑にし、ミステリーを絡めた感じ。時にやり過ぎもあるけど、最後のカタルシスがたまらない。 丁寧な自然描写も楽しみにしている。 今回、映画版「ダウントンアビー」を観たら読み返したくなったので、ついでに感想をと思い書き込みました。 そうそう「ダウントンアビー」好きにもお勧めします。 数年前に原著を読んでいて、今回初めて翻訳版を読んでいるのだが、上巻に誤訳を発見したので記しておきたい。 P215「しっとりしたラズベリーの大きな実をセオのお腹の上で拭き転がし・・」の所。これ、欧米人が赤ちゃんのお腹に口をつけて「ぶ~っつ」って空気を吹き出してあやしてあげる行為をラズベリーを吹くと言うので、本当のラズベリーの実を吹き転がすのではないと思います。もしかしてもう直されていたらスミマセン。上の文だと意味不明。 | ||||
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「秘密」もそうでしたが特に最初のうち冗長と感じるのは否定できません。ですが根気よく読み進める内に冗長さが「丁寧」という印象に変わってきます。幾つもの絡まった結び目がひとつづつほどけていくような謎解きはお見事という感じで読んでいて気持ちが良く、最後の謎が解けるシーンは特に美しくて感動してしまいました。 ただ「息もつかせぬ展開」といった感じのものを期待する読者にはかなり退屈な部類のミステリーになるのかなと思います。それでも真相はなかなかわからないし(「秘密」ではすぐにオチがわかった読者が多かったようですが今回はうまく隠していると思います)、意外性や急展開だけがミステリーの醍醐味ではないと感じさせてくれました。 人物描写、心理描写に関しては女性の登場人物についてはきめ細かいですが、男性が特に過去の人物についてはただただイケメンで頭も性格も良いとか結構適当な印象はあります。ですが面倒くさい男性だったら無駄に冗長になるのでこれはこれでいいような気もして、筆者もあえてそうしてるのではと思うぐらいです。 昨今無理に過激な設定で読ませる作品も少なくない中、モダンなミステリーと古典文学をうまくミックスしたような上品なスタイルは他の作家にはない魅力です。このままこの路線で作品を出していただけたらと思います。 | ||||
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ケイト モートンの作品としていつも通り楽しめました。 結末は少し安易な感じがしましたが、読後感は良かったです。。 | ||||
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ポアロとあの時代のイギリスが好きなので、楽しく読めた。「あの時代」と現代を行ったり来たりし、アガサクリスティーの最新作を読んでいるような思いだった。登場人物も魅力的。 上下でとても長いが最後まで楽しめた。 | ||||
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ポアロとあの時代のイギリスが好きなので、楽しく読めた。「あの時代」と現代を行ったり来たりし、アガサクリスティーの最新作を読んでいるような思いだった。登場人物も魅力的。 上下でとても長いが最後まで楽しめた。 | ||||
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久しぶりに、上巻の最初から下巻の最後のページに至るまで一気に読み切ってしまったほど、吸引力の強い本格推理小説に遭遇しました。 『湖畔荘』(ケイト・モートン著、青木純子訳、東京創元社、上・下)のどこにそんなに惹きつけられたのか、それは3つに整理することができます。 第1は、推理小説の多くが次から次へと謎をばら蒔き、最後の最後に至って一挙に謎の解明がなされるのに対し、本作品では、精緻で複雑なパズルのピースが、物語の一里塚毎に惜し気もなく読者に手渡されるという基本ルールが貫かれていることです。すなわち、著者は一定範囲ですが、手の内を次々に明かしてくれるのです。 第2は、謎の失踪事件が発生した1933年のコーンウォール、70年間も解かれていない事件の謎を明らかにしたいとのめり込んでいく女性刑事が登場する2003年のコーンウォール、2003年のロンドン、事件から遡ること22年の1911年のロンドン、1914年のコーンウォールといった具合に、時が行きつ戻りつするだけでなく、登場する人物も入れ替わり、その経験したことが複数の視点から描かれるという場面転換、視点転換の妙が冴え渡っていることです。 第3は、謎解きの面白さは言うまでもないが、それだけに止まらず、戦争が人に与える圧倒的な影響、愛が人に思いがけない行動を取らせる起爆剤になり得ること――について深く考えさせる奥深さが作品に備わっていることです。 そして、思いもかけない結末が待ち構えています。江戸川乱歩が生きていたら、間違いなく本作品を世界十大推理小説の一つに選んだことでしょう。 | ||||
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久しぶりに、上巻の最初から下巻の最後のページに至るまで一気に読み切ってしまったほど、吸引力の強い本格推理小説に遭遇しました。 『湖畔荘』(ケイト・モートン著、青木純子訳、東京創元社、上・下)のどこにそんなに惹きつけられたのか、それは3つに整理することができます。 第1は、推理小説の多くが次から次へと謎をばら蒔き、最後の最後に至って一挙に謎の解明がなされるのに対し、本作品では、精緻で複雑なパズルのピースが、物語の一里塚毎に惜し気もなく読者に手渡されるという基本ルールが貫かれていることです。すなわち、著者は一定範囲ですが、手の内を次々に明かしてくれるのです。 第2は、謎の失踪事件が発生した1933年のコーンウォール、70年間も解かれていない事件の謎を明らかにしたいとのめり込んでいく女性刑事が登場する2003年のコーンウォール、2003年のロンドン、事件から遡ること22年の1911年のロンドン、1914年のコーンウォールといった具合に、時が行きつ戻りつするだけでなく、登場する人物も入れ替わり、その経験したことが複数の視点から描かれるという場面転換、視点転換の妙が冴え渡っていることです。 第3は、謎解きの面白さは言うまでもないが、それだけに止まらず、戦争が人に与える圧倒的な影響、愛が人に思いがけない行動を取らせる起爆剤になり得ること――について深く考えさせる奥深さが作品に備わっていることです。 「戦争が不当にも人の心を抜け殻にし、人生という織物を引き裂き、それまで紡いできた夢をもはや修復不能な糸くずに変えてしまったのだ」。 「(言葉は)真実に満ちあふれていた。こんなふうに単純で気楽で心弾む愛もあるということをすっかり忘れていた。○○に抱く愛情はこの20年で深まりもしたし変容もした。幾多の試練に出会うたび、夫婦の愛はそれを乗り越えるための形に変わっていった。愛とは相手を最優先で考えること、自分を捨てること、嵐のなかを漂うつぎはぎだらけの船が沈まないようにすることを意味するようになっていた。だが、□□との愛は小さなボートのようなもの、静かな水面をただたゆたっていればよかった」。 捜査上の規律違反を咎められ、上司から無理やり休暇を取らされた、警察官になって10年、刑事課に配属されて5年のロンドン警視庁の女性刑事、セイディ・スパロウは、祖父が住むコーンウォールで、森の奥にひっそりと広がっている湖、庭園と、家具や調度が残されたまま廃屋となっている大きな屋敷、湖畔荘を見つけます。「のっぺりした湖面が秘密めくスレート色の光沢を帯びる。すると突然、この自分が侵入者以外の何ものでもないという気分になった。踵を返して歩きだす。イチイの茂みをくぐる抜け、犬たちを家路へと追い立てるうちに、刑事課に身を置く人間なら自然と研ぎ澄まされる勘とでもいうのか、ある確信めいたものが生まれていた。かつてあの家で、何か恐ろしいことが起きたのだと」。 70年前に、この屋敷で生後11カ月の当家の長男が失踪したこと、懸命の捜査にも拘わらず事件の謎が未だに解明されていないこと、失踪した男児の生死が杳として知れないこと、そのため、湖畔荘はその後、荒れるまま長らく放置されてきたこと、行方不明となった男児の当時16歳だった姉が、超売れっ子推理作家のアリス・エダヴェイン、86歳であること――を、セレディは知ります。刑事魂に駆り立てられたセレディは謎解きに乗り出し、アリスから話を聞こうと3度手紙を出すが、無視されてしまいます。セレディの手紙を読んだ「アリスの頭のなかに当時の映像が、トランプのカードのように次々に降りそそいだ。きらめきを放つ湖に膝までつかった捜索隊、図書室のむせ返るような暑さに汗だくになっていた太った警官、しきりにメモを取る年若い新米警官、死人のように青ざめた顔で地元紙のカメラマンの前に立つ父と母。あのときフレンチドアに背中を押しつけて両親を見つめながら、どうしても打ち明けられずにいる秘密に気が揉め、胸底に巣食う罪悪感に苛まれていた自分が、いまも見えるようだった」。 ピースが一枚ずつ提供されるたびに、読者はあっと息を呑むことになります。「いつしかセレディの顔が脈打ち、火照りだした。新たなシナリオが形をとりつつあった。・・・すべてがしっくりと溶け合うかのように、それを目にする誰かの登場を待っていたかのように、いくつもの断片がひとところに折り重なっていく。苦境に立つメイド・・・一家が待ち望む男子誕生・・・子宝になかなか恵まれない女主人・・・。誰にとっても願ったりかなったりの解決策だったはず。ところが突然、そこに亀裂が生じたのだ」。 「あまりにも多すぎるパズルのピース、しかも各人がまちまちのピースを握りしめていた。唯一すべてを知っていたのは(アリスの母・)エリナだが、彼女はそれを決して人に明かそうとはしなかった」。 「何かが足りないのだ。あともうちょっとで辻褄が合いそうなのだが、肝心要のパズルのピースが欠けている気がしてならなかった」。 「セイディはふと思った。薬物や酒の力を借りれば快感を得るのは簡単だが、謎解きがもたらすぞくぞく感には到底かなわない。予想外の展開を見せるこの手の謎ならなおさらだと」。 何と、1カ所だけだが、日本が登場します。「『どちらも親が考古学者で、世界各地の発掘現場を渡り歩いていたとか。□□とうちの母親は、両方の家族が日本に滞在していたときに知り合ったんだそうです』」。 そして、思いもかけない結末が待ち構えています。江戸川乱歩が生きていたら、間違いなく本作品を世界十大推理小説の一つに選んだことでしょう。 | ||||
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下巻も含めての感想です。 ミステリーだと思って読んでいたらお伽噺になっていた、という感じでした。何もかも都合良くまとめ過ぎ。脇道の話で殺人はあるけれど、事件としての衝撃はまるで感じられず、こんなどうでもいい扱いで作者に殺されたという意味で被害者に同情したくなりました。 70年前に湖畔荘で起きた失踪事件と、事件に関わった人々、庭園や森の様子は丁寧に描写されていて読み応えがあります。特にエリナの生涯には力が入っていると思います(ただし、そちらに重点を置き過ぎてアリスが犠牲にされた感があって、手放しで褒める気にはなれません)。 ストーリーの牽引役であるセイディが関わった現在進行形の事件についてはおざなりで、描写ではなくただの説明文になっています。70年前の事件を語るのとと同じ手法を取ろうとしてるのかもしれませんが、登場人物も語るべき内容も少ないので、ただ内容をぼやけさせるだけになっています。セイディが湖畔荘の事件に首を突っ込み他人を巻き込んでまで調べようとするのも説得力がありませんでした(彼女が職場復帰に拘っていろいろ行動していなければ、現実逃避ということで納得できたかもしれませんが)。彼女が抱えている問題の解決も雑。こんな中途半端にするんだったら、ごちゃごちゃと設定を盛り込まない方がよかったんじゃないですかね。バランスの悪さが目について仕方ありませんでした。 乳母の子供の父親は誰だったのか、特に触れることもなかったのが引っ掛かりました。些末なことかもしれないけど、落としどころは欲しいです。事件の二週間前に解雇されて余所にいた乳母や事件前後に死亡した老人を疑っておいて、事件当日にいなくなった庭師には事情聴取しなかったのかという点も疑問が残ります。アリスの思い込みの根拠の薄さにも驚きました。散々引っ張っておいてこれか、と。ミスリード重視でご都合主義、アイデアはいいけどまとめ切れていない、と思いました。 飽きずに読めたので、多分、面白かったんだとは思います。でも期待したほど素晴らしい本ではありませんでした。 | ||||
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p52「そのうち口論がおっぱじまるは、主張はころころ変わるはで、何が何だかさっぱりわからんよ」 正しくは「そのうち口論がおっぱじまるわ、主張はころころ変わるわで、何が何だかさっぱりわからんよ」でしょう。 日本語の本を出版するなら、日本語を勉強してからにして欲しいものです。 | ||||
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ケイト・モートンの作品『忘れらた花園』『秘密』にもとても心を動かされましたが、 この『湖畔』は人間味が溢れ、さらに素晴らしい作品だと思いました。 人物関係も他の作品よりわかりやすく、いったん把握すれば悩むことはありませんでした。 世界から見れば小さな事件の裏に、一人一人の深いドラマがあり、 たくさんの思い込みや誤解から真実にたどりついたときの感動が半端ないです。 パズルのピースが一つずつカチンとはまっていく心地よさが味わえるだけでなく、 すべてが揃い繋がった時に見えてきたのが大きな愛だった、とわかると 登場人物の思いに胸が熱くなります。フィクションなのに、実在の人物であるかのように。 作者は1976年生まれなのに、第一次大戦の時代の苦しみなどがリアルで、 歴史的事実を自分で経験したように書くのが上手。 色々な立場の人間の心情も丁寧に描き、人間というものをよく理解しているなぁ、と。 何より、全ての要素が綺麗につながっているのが見事です(偶然に見えたものが必然だった)。 ページをめくる手が止まらず、でも読み終えてしまうのが勿体ないくらいの話でした。 単行本だとちょっとお値段が高いですが、読む価値は十分にあると思います。 (表紙も素敵だし、私は永久保存版にします) 星も6つ以上あげたいくらい。他の話も邦訳が出ることを期待しています。 PS. 気になったのは、エリナの死の真相。なぜあそこでああいう形で亡くなったのか、 推測はできるのだけど、納得いく説明が欲しかったです。 | ||||
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人物描写が巧みでぐんぐん引き込まれました。女性刑事は思い込みが激しく、身勝手なところもあるのですが、彼女の猪突猛進の働きで数十年前の謎が明かされます。 | ||||
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登場人物が多く、過去と現在を行ったり来たりする展開は、読者はを混乱させる。それがクライマックスに向けて収束し、見事な結末となるのだが・・・。やはり主要登場人物一覧くらいは用意してほしかった。これから読む人は、人物の相関図を書きながら読み進めるといいかもしれない。特に謎を解くのが好きな人であれば、解決の糸口になりえるだろう。私は相関図の作成をしなかったので、読了までの時間が長くなってしまった。プロットが良いだけに、丁寧に読まなかったことを悔やむ。 | ||||
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登場人物一覧などがないにもかかわらず、登場人物は多いし、時代が行ったり来たりするので、最初は読みにくい。上巻の半分くらいまでは苦労するだろうが、慣れてくると裏に潜む真相が見え隠れして楽しくなってくる。とにかく最初を我慢して丁寧に登場人物を押さえられれば、この作品に勝ったもの同然。ただし、下巻では上巻で読者(私だけ?)が推理した真相を覆す真相になりそうで、どう展開していくか、とにかく心を踊らせながら次に進む。 | ||||
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この作家は過去二作読みました。 設定は同じでしたが、やはりボリュームがあり物語には引き込まれました。最後は優しい結末。皆幸せに。 | ||||
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上巻は忍耐が必要だった。延々と続く英国の森や湖の描写に加え登場人物の過去と現在が何度も繰り返され、それぞれの人物の語りや境遇がつづられてゆく。むろん、それらは下巻に入ってくるとそれなりに必要あ描写であるのは間違いがないのだが…。視点もくるくる変わるし正直前半は退屈だった。彼女はそうした作家でありそういう描き方が好きな方々には何の問題もないのだろうし、いかにも英国風といえばそれまでだが登場人物の重さや色合いが同じようなのも気になった。 こうした話、アガサクリスティはうまく書いていたなあ、とつい思ってしまう。彼女が書けば、きっと前半は半分以下、この話は一冊で終わっただろうと思うのだ。 それと、あまりにも偶然が多すぎたのもご都合的ではないだろうか。ネタバレはしたくないから述べないが、それなりに面白い設定だったからそれが残念だと感じた。 | ||||
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