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寒い国から帰ってきたスパイ



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寒い国から帰ってきたスパイの評価: 4.08/5点 レビュー 80件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 1~20 1/3ページ
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No.56:
(5pt)

良かった

配達迅速。商品良好。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)Amazon書評・レビュー:寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
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No.55:
(4pt)

素晴らしかった

全体的に無機質な印象を持ったけど、それが等身大の主人公があくまで組織の歯車でしかないことを暗示してたようにも感じるし、ハイスペによるスパイアクションにはない重みを与えてたと思う
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)Amazon書評・レビュー:寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
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No.54:
(5pt)

スパイ小説を語るうえで絶対に欠かせない名作、自分的には4.5★

ル・カレの代表作のひとつであるだけでなく、スパイ小説を語るうえで絶対に欠かせない名作とされる。古さを感じるという声もあるようだが、自分は全くそんな感じはしなかった。本作の発表は1963年とのことで、同年にはイアン・フレミング「女王陛下の007」が発表されるなど007シリーズ全盛時代と被ってるわけで、両者の作風のあまりの違いには驚く。
とにかく、読み始めから最後までかなりの緊張感・緊迫感を強いられ、読了後は疲れを感じるくらい。銃撃戦やカー・チェイスの場面などは登場せず、リアリティのある物語展開が続くが、意外な真相も用意されており、エンタテイメント性も十分にある。あと、ル・カレ作品おなじみのスマイリーも登場する。ただしチョイ役である。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)Amazon書評・レビュー:寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
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No.53:
(5pt)

スパイのリアルを感じる

スパイのリアルを感じる作品。英雄譚ではない、いい意味で地味な世界であるが、そこには確実に人の気持ちが原因で動く世界がある。何を信じて、どのような信念を持って、個人とイデオロギーの狭間で対決する国と国。東西冷戦時代は様々なことで対立があり、世界中が緊張していた時代だろう。作品では東独と英国の間で暗躍するスパイの(フィクションだが)リアルな活動を知ることができる。後半で真実が明らかになったときは、恐ろしさに震えた。これを生業にしている人の精神的なタフさに舌を巻く。また、ラストシーンは衝撃的だった。
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No.52:
(5pt)

スパイ小説の面白さを見事に描いた作品

著者はイギリスの外務省に入り、M15、M16での訓練を受けた外交官であり、特に西ドイツでの大使館などで働く傍ら、スパイ小説を書き始め、この作品で一躍、アメリカ、イギリスで、この部門の金賞を取り、ブレイクした作家でもある。
時代は東西冷戦の真っただ中、ベルリンの壁が構築されていた時代のイギリス諜報部と東ドイツ諜報部に所属する諜報部員の暗躍とスパイ・謀略に巻き込まれる彼らの複雑な関係を通して、西側・東側の国家間の諜報合戦のすごさを、見事に描いて見せてくれる。
国は違えど、時は違えど、現実の政界の見えないところで行われているスパイ、諜報、策謀の姿を、スパイ小説という手法で描いて見せてくれていて、圧巻と言える。最後の方で私は「見失いかけた」が、そのまま読み進めて行けば、筋書きがまた見えてきた。
スパイ小説を読んだことの無い私にも、何とかついて行けた作品だが、再度、時を置いて読んでみたい作品である、お勧めしたい小説である。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)Amazon書評・レビュー:寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
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No.51:
(4pt)

抑えられた表現、丁度よい長さ疲れた日に読むのに向いてます。

抑えられた表現、丁度よい長さ疲れた日に読むのに向いてます。
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)Amazon書評・レビュー:寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)より
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No.50:
(5pt)

満足です。

説明の通りで満足です。
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No.49:
(4pt)

ル•カレを世に知らしめた作品

ル•カレの第三作目で、実質的に初めて成功したといえる作品です。中期や後期の作品に比べると、心理と状況ともに描写が浅いと感じる部分もありましたが、紛れもなくル•カレにしか成せない文体で書かれた読み応えのある一冊でした。

もう少し具体的にあらわすと、人物や関係性に対する十分な説明がないままの展開にぼんやりと流されていくうちに、どんどん魅せられ、引き込まれていく感覚、そして流れが濁流に変わった後に、ようやく視界が開かれて物語の全貌が明らかにされる、これこそがル•カレにしか描けない文体であり世界観であると改めて感じさせられました。(他の著者なら、読ませて、引き込む前に読者を逃してしまうでしょう。)

ジョージ•スマイリー、ピーター•ギラム、コントロール、といった数年後に書かれるスマイリー三部作の主要人物も登場します。
たびたび場面の端に登場しつつ、ずんぐりむっくりした、メガネをかけた、ホワイトカラー然の、神経質な、小男、などと表現され続けた紳士が、中盤178ページに来たところでころでついに、正式に名刺を差し出すことというしかめつらしい所作によってチェルシー バイウォーターストリートの住人-我らが「ジョージ•スマイリー」であることを表明したときには思わず身震いがしました。

みじめな役回りをあてがわれた果てに、儚く救いのない終わりを迎えるあたりに、スクールボーイ閣下のウェスタビーと本作のリーマスを重ねる部分がありました。
何を対立軸に置いているのか(共産主義やナチズムなのか人物なのか)が最後まで曖昧で、さらに仮想敵役のムントの描写が、カーラのもつ絶対感と比べてあまりにも弱いので、三部作からは見劣りしますが読む価値が十分にある秀作だったと思います。
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No.48:
(5pt)

とにかく読んでみてください。

スパイ小説の古典ですが、スパイのリアルな行動や内面を描くことによって、普遍的な人間描写に成功している稀有な小説です。
 作者のル・カレは最近亡くなりましたが、本国のイギリスでは高い評価で日本でいう純文学作家というような扱いだったとのことです。
 それにしても、日本の純文学作品でもこれくらいストーリーが面白く飽きさせない展開で深い作品というのがないのが残念です。とににかく読んでみてください。
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No.47:
(5pt)

身震いする、読後感が味わえます、

さすが、ジョンルイカレ、名作ですね、内容は複雑で十分理解できていないのですが、読みご耐えが圧巻で、とても良かったです、カレの作品、もう一冊読もうと思っています、
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No.46:
(4pt)

スパイ小説の実践版

007の活劇とは違って、地味だが、ねちねちしたスパイの世界と心理を抉り出している。心理学の本みたいだし、対人交渉の秘訣や留意点も教えてくれる。正直怖い世界の話だ。
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No.45:
(5pt)

色褪せることのない傑作

昨年12月、ジョン・ル・カレ氏の訃報を知り、氏の傑作「寒い国から帰ってきたスパイ」を数十年ぶりに再読。
大学卒業後、英国外務省職員として西独(当時)の英国大使館に赴任。しばらくの間、MI5(軍情報部第5課)、MI6(SIS秘密情報部)で働いていたことがあるとも伝えられている。「死者にかかってきた電話」で小説家としてデビュー。

ベルリンの壁が築かれ東西の冷戦が緊張化していた時代。暗躍する組織と情報部員の姿がリアリスティック。それだけに、冷徹な任務の中に描かれる機微な人の情が切ない。複雑で巧妙なプロット、最後までスリリングな物語の面白さは時代が変わっても色褪せることなく読了。
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No.44:
(5pt)

自らの知的水準を測るリトマス試験紙的小説

時代が古かろうが新しかろうが、この小説内容をどう受け止めるかで読者の思考水準が明らかになるでしょう。
翻訳の善し悪しを議論するより、とくに難しくもない文章ですので原文で読まれることをお奨めします。
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No.43:
(5pt)

スパイ小説古典の金字塔ともいえる傑作。

評者は、すこし前にル・カレの『スパイたちの遺産』を読んだのですが『寒い国から帰ってきたスパイ』を下敷きにしているから細部で理解できないところもあった。
 『スパイたちの遺産』の訳者の加賀山卓郎氏も『寒い国から帰ってきたスパイ』をかって読んだ方も読み直してからこの『スパイたちの遺産』を読むよう勧めていたが、スマイリー三部作も最近読んだからいいか、と思い読んでしまったのです。
 が、なんとなくすっきりしないので大昔に読んだ『寒い国から帰ってきたスパイ』を何十年ぶりに再読することにしました。
 もはやスパイ小説古典の金字塔ともいえるル・カレの傑作だけに一気読みしてしまいました。
 『寒い国から帰ってきたスパイ』を読み終えたら、どうしても『スパイたちの遺産』の後半を、どうしても今一度読むことになってしまった。
 半世紀も昔に書いた本を下敷きにして『スパイたちの遺産』のデティールを構想した才能に舌を巻きながら読んでしまったのです。
 『寒い国から帰ってきたスパイ』と『スパイたちの遺産』とを重ねて読みしてから、あらためてジョン・ル・カレ86歳にして衰えない作家としての意欲を思い知らされました。
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No.42:
(5pt)

スパイ小説ファンの必読書

ジョン・ル・カレの第三作にしてベストセラー。何十年ぶりかで再読してみて、あらためてスパイ小説の古典であり、すべてのスパイ小説ファンの皆さんに読んで欲しい傑作だと思いました。
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No.41:
(5pt)

原本と比較して読みたい本

途中途中に、肩をゆらすという表現が用いられ、誤訳の本であるという先入観を持って読んでいた。しかし、ある部分にはちゃんと肩をすくめると書かれている。なので、微秒なニュアンスをあえて伝えるためにこのような言葉を用いたと私は思った。
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No.40:
(5pt)

作品内容の描写が非常にリアルな点

スパイ小説の傑作と言われるだけあって、とても面白い作品で満足しました。
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No.39:
(5pt)

ル・カレ作品の一丁目一番地

ル・カレ入門編にして、ある意味最高傑作ともいえる作品。
後者については異論もあろうし、私自身も、その後のスマイリー三部作等の方が格段に重みはあるとは考えている。
しかし、ル・カレを最初に読むならこの作品。若い時の出世作だけあって「勢い」が違うし、それまでの回りくどさから物語が突然疾走を始める「ラストスパート」や、読後の何ともいえない余韻など、小品とはいえ、否、小品だからこそ、ル・カレ作品が持つ魅力が余すことなく盛り込まれているからだ。
この作品から入って、スマイリー三部作で醍醐味を味わい、パーフェクト・スパイなどの難解本でオタク化し、ル・カレ自伝を読んでパーフェクト…も自伝だったことを再認識し、リトル・ドラマーガール等でお口直ししたり、スパイたちの遺産で、本作の後日談やその後のピーター・ギラムやスマイリーの姿を確認した後、三部作以前のスマイリーの姿を求め、本作を除く処女作から5作目までを順番に読む(そして、本作やスマイリー三部作に戻る)、という、ほぼ私が辿ったルートが、この人の作品の一番いい読み方じゃないかな。
合間に現在日本で出版中の、代表作以外の比較的新しい本を読むのも構わないが、この人のコアにあるのは、やはり冷戦時代。1990年代後半以降の作品には、常に最新の国際情勢を捉えてモノを書こうと努力し、シビアな現実を認識しながらも、根底にあるのはヒューマニズム、というこの人自身のキャラが好きになってからでないと、ちょっと作品としてはお勧めできないものも散見されるので、日本では絶版になったものを含め、冷戦時代を扱った(あるいは冷戦時代に書かれた)作品をつぶしていくことをお勧めします。
ル・カレじいちゃん、まだまだ長生きしてね。
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No.38:
(4pt)

Wikipediaは見ちゃダメです!

東西冷戦が激しかったころを描いた作品なので、事前に時代背景を知っておいたほうが作品を深く理解できるかと思い、Wikipediaの本作の解説を覗いて見たのですが、あらすじが結末まで書いてあって、読書の楽しみが半減してしまいました。読了するまでWikipediaは絶対に見ないほうがいいです。

他の人の読書の楽しみを奪わないために詳しくは書きませんが、裁判のシーンでの検察側と弁護側それぞれの長いセリフまわしがすごくダルくて、ここで読むのがちょっと嫌になってくるのですが、頑張って読み進めてください。この場面を乗り切ればまた物語は動き始めます。

ただし、読後は陰鬱で暗澹たる気持ちになりました。スパイ小説の傑作というだけでなく、タイム誌の「時代を超えて読まれる小説100冊」に選ばれるような名作ですので、1度は読んでおく価値があると思いますけども、明るくポジティブな気分になるような小説ではないです。

雰囲気でいうと、オーゥエルの「1984」や、グリーンの「ヒューマン・ファクター」に似ていると感じました。全体主義の犠牲になる個人について描いているので、暗い感じにならざるを得ないんでしょうけど。
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4150401748
No.37:
(5pt)

ルカレファンはみんな読んでいるでしょう。

もともとこの作家は好きだから。ノーベル文学賞をもらってもいいと思うのですが。
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