■スポンサードリンク
山猫の夏
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
山猫の夏の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 61~70 4/4ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 80年代前半のブラジル、反目しあい100年にわたる抗争を続ける二つの旧家が支配する東北部の小さな町が舞台。 この旧家から出奔した娘の捜索のため、裏社会で名を馳せた謎の日本人“山猫”こと弓削一徳が呼ばれる。だが彼は単なる請負仕事で終わるつもりはなかった・・・。 内部に対立をはらみながら、急遽編成された探索隊を率いて“山猫”は出発する。イバラの原野とサボテンが密生する砂漠、灼熱の気候、野盗強盗団、元秘密警察出身の”山猫“のライバルの登場。 逃げた娘を連れ、町にもどった“山猫”は反目しあう2つの旧家と漁夫の利を狙う警察・軍隊を煽る。やがて争いが連鎖的に発生する。全てを見通した“山猫”の哄笑、封鎖された町の中で起こる凄惨な闘い・・・。 前半の過酷な自然の中での追跡行から、後半は小さな町を舞台とした闘争へとストーリーはぐいぐいドライブされていく。予想がつかない展開、主要人物も容赦なくばたばたと殺されていく。灼熱の南米を舞台にした船戸与一得意の冒険小説。執筆が80年代と船戸作品の中でも初期作品にあたるが、扱われているモチーフは以降の作品群と相通じるところがある。本作はなによりも冒頭から強烈な個性をもってストーリーを引っ張っていく“山猫”のキャラクターがたっている。船戸冒険小説の文句なしの傑作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 80年代前半のブラジル、反目しあい100年にわたる抗争を続ける二つの旧家が支配する東北部の小さな町が舞台。この旧家から出奔した娘の捜索のため、裏社会で名を馳せた謎の日本人“山猫”こと弓削一徳が呼ばれる。だが彼は単なる請負仕事で終わるつもりはなかった・・・。内部に対立をはらみながら、急遽編成された探索隊を率いて“山猫”は出発する。イバラの原野とサボテンが密生する砂漠、灼熱の気候、野盗強盗団、元秘密警察出身の”山猫“のライバルの登場。逃げた娘を連れ、町にもどった“山猫”は反目しあう2つの旧家と漁夫の利を狙う警察・軍隊を煽る。やがて争いが連鎖的に発生する。全てを見通した“山猫”の哄笑、封鎖された町の中で起こる凄惨な闘い・・・。前半の過酷な自然の中での追跡行から、後半は小さな町を舞台とした闘争へとストーリーはぐいぐいドライブされていく。予想がつかない展開、主要人物も容赦なくばたばたと殺されていく。灼熱の南米を舞台にした船戸与一得意の冒険小説。執筆が80年代と船戸作品の中でも初期作品にあたるが、扱われているモチーフは以降の作品群と相通じるところがある。本作はなによりも冒頭から強烈な個性をもってストーリーを引っ張っていく“山猫”のキャラクターがたっている。船戸冒険小説の文句なしの傑作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 読みやすい本。ブラジルの気候・砂漠の描写を読みながら、自分も暑苦しくなってくるような気がした。物語は、ブラジルの賞金ハンターを中心に展開する、早い話が西部劇。登場人物の感情の変化の欠如は男性作家にありがちで、男性読者に受けそうな物語。ま、一言でいうと「かっこいい」話、という感じか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 読みやすい本。ブラジルの気候・砂漠の描写を読みながら、自分も暑苦しくなってくるような気がした。物語は、ブラジルの賞金ハンターを中心に展開する、早い話が西部劇。登場人物の感情の変化の欠如は男性作家にありがちで、男性読者に受けそうな物語。ま、一言でいうと「かっこいい」話、という感じか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| すごく評判のいい小説なので頑張って最後まで読んだ。女性と男性とで好き嫌いが別れそうな小説だと思う。舞台も登場人物もとにかく暑苦しい。最初から最後まで汗と埃と血の匂いがむわーっとたちこめてくるような感じである。冒険小説好きには垂涎ものだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| すごく評判のいい小説なので頑張って最後まで読んだ。女性と男性とで好き嫌いが別れそうな小説だと思う。舞台も登場人物もとにかく暑苦しい。最初から最後まで汗と埃と血の匂いがむわーっとたちこめてくるような感じである。冒険小説好きには垂涎ものだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 南米のある町に山猫と名乗る男が現れたことから始まる大冒険活劇小説。黒沢明の「用心棒」とシェークスピアの「ロミオとジュリエット」(ハムレットは作品名やないか!)を足して2乗して2で割った物語。主人公の山猫とその敵役が魅力的。しかしこの小説を日本の最高傑作たらしめているのは、この物語の書き手である、「おれ」なのである。生きる希望をなくし、だらだらとただ毎日を過ごしているだけの「おれ」が山猫に出会うことによって、男として成長していく。見事です。完璧です。ストーリーももちろん文句無しに面白いのだが、この「おれ」がどう変わっていくのかここらあたりに注目して読んでください。絶対に損はしません。読み終わるのがもったいなくなります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 南米のある町に山猫と名乗る男が現れたことから始まる大冒険活劇小説。黒沢明の「用心棒」とシェークスピアの「ロミオとジュリエット」(ハムレットは作品名やないか!)を足して2乗して2で割った物語。主人公の山猫とその敵役が魅力的。しかしこの小説を日本の最高傑作たらしめているのは、この物語の書き手である、「おれ」なのである。生きる希望をなくし、だらだらとただ毎日を過ごしているだけの「おれ」が山猫に出会うことによって、男として成長していく。見事です。完璧です。ストーリーももちろん文句無しに面白いのだが、この「おれ」がどう変わっていくのかここらあたりに注目して読んでください。絶対に損はしません。読み終わるのがもったいなくなります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 南米を舞台に繰り広げられる血なまぐさい物語。主人公「山猫」の正体が明かされぬまま続く息をもつかせぬ冒険活劇である。南米の国家・民族問題を背景にしたこの物語を読んで私は「南米」に興味を持つようになった。読み始めると止まらないので、翌日出勤のサラリーマンは注意! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 南米を舞台に繰り広げられる血なまぐさい物語。主人公「山猫」の正体が明かされぬまま続く息をもつかせぬ冒険活劇である。南米の国家・民族問題を背景にしたこの物語を読んで私は「南米」に興味を持つようになった。読み始めると止まらないので、翌日出勤のサラリーマンは注意! | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!








