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かがみの孤城
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かがみの孤城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 61~68 4/4ページ
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筆者の過去作をいくつか読んできていますが、本書もファンタジーミステリーで人間ドラマにあふれた内容で読んでいて飽きません。 孤城に集められた子供たちはどこから来た誰なのか、なぜ集められたのかなど伏線を考えながら読み進めていましたが、 最後に明かされる真実など色々と考えさせられました。 人間ドラマとしても、集められた子供たちの間で思春期特有の悩みを共有することで、 心強い仲間を得ることができた子供たちの喜びは胸が温かくなります。 しかしながら、トリックの中には安易にわかってしまうものがかなり含まれており、少し不満点があります。 例えば子供たちの生きている時間軸が違うあたりは「君の名は」を知っていてすぐに気づいた人が多いのではないかと思います。 また、レビューを書いている人の中には若いころに読みたかった等書かれている人もいますが、これを読んで何か行動が変わるとでも いうのでしょうか。 もっと言うと、不登校の子供がこの本を読んでも周りに助けてくれる大人や仲間となる子供がいないという当たり前の現実を 再確認して絶望するだけです。 大人やいじめを受けていない平穏な生活を送る子供が読む分には楽しめる人間ドラマあふれる良いファンタジーミステリーだと思います。 | ||||
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前半はイマイチでしたが、終盤の20ページくらいが驚きと感動であふれていました。 | ||||
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本作は、辻村深月のこれまでの1つの集大成である。 これまでの作品でよく見られた、複数の登場人物、「少し不思議な」世界、主人公の年齢、そして終盤の怒涛の伏線回収と言った要素が含まれているからだ。 しかし、今回は個人的には残念な作品だった。それは、次の2つの理由からである。 1つ目は、トリックの見破りが容易であったからである。『君の名は。』が昨年あれだけ流行ってしまったためかもしれないが、時間関係のトリックには正直残念だった。 2つ目は、本作の書き方である。デビューしてからすでに10年を経て作風がより洗練されてきていることは良いことではあるが、そのことが悪く作用しているように感じられた。せっかく複数の登場人物を出しているのであれば、以前のようにそれぞれの視点に寄り添った描写を多く取り入れたほうが良かったように思う。終盤に少しだけあったが、物足りなく感じた。感情移入がしづらくなっていたためだと思う。 以上の理由から、本作は集大成ではあるが最高傑作とまでは言えない。久しぶりの若い主人公たちで楽しくは読めたので、評価は3にさせていただく。 | ||||
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普段、本を読まない人におすすめしたい!! 主人公や登場人物の思春期独特の悩みや、不安がぎゅっと詰まった良い作品です。若い時に思わず感じる色々モヤモヤを客観的に見れます。ティーン時代に、読んでみたかったなぁ。 ★以下ネタバレ注意★ ただ、現代ファンタジー慣れ(恩田陸や辻村深月をよく読む人等)してる人は、時空の横軸と縦軸を別で捉えられる人が多いと思うので、たぶん、すぐロジックに気づきます。 私は三分の一くらいまで読み進めた時に、どういうことかわかってしまい、残りの伏線は違和感の答え合わせという状態で残念度が高かったです。 携帯電話がでてこないのが何よりの証拠。 普段、本(ファンタジー)はあまり読まないんだよね、という人にすすめる本かな、という印象。 作品としては、すすめたい本です。 | ||||
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携帯電話・スマホが登場したおかげで、多くのミステリーや冒険小説の骨格が変わりました。 この小説は、そこを無視した舞台設定となっています。「かがみの孤城」外での「オフ会」を催すならば、いまどきまず確保するのは連絡手段、すなわちメールやラインのアドレスが必須でしょう。ところが本作の7人は誰もその話題を持ち出そうともしません。それはなぜかというと、この小道具が登場すると、最大の謎がばれてしまうという作者の都合に他なりません。 ファンタジー小説であることは十分承知していますが、鏡をくぐって別世界に行き、そこで独自のルールに基づいて謎解きをするという舞台設定だけで、とてつもなく作者に都合の良い展開がゆるされるので、それ以上にご都合主義を重ねられると反則じゃないかと思ってしまいます。 勧められて読みましたが、若年層にはともかく、すれっからしのおっさんには向いていない本でした。 | ||||
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退屈はしないけれど、トリックに関しては推理小説を読み慣れている人には比較的早めに分かるのではないかと。 大きな一つ目のトリックは、縦であるものを横であるかのようにミスディレクションさせるところであるが、最初から縦だと読んでいる者にとっては、かなり先の展開まで読めてしまうのが少々残念です。 | ||||
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確かに面白いと思うし、最後のトリック?は見事でした。 ところどころで伏線があり、それを最後の方でうまく回収していると思う。 ただ、「スロウハイツの神様」が好きな人が必読と、どこかのレビューに書いてあり その期待が大きかっただけに残念。 今回の7人の登場人物は7名必要だったから登場したのかもしれないが 一人ひとりの個性がスロウハイツに比べると薄いような気がした。 | ||||
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楽しく読めた。 が、半端な情報の元にあれこれ推測してる間、「何より先に生年月日の確認をしろ!」とw ↑は「本読み」の泣き所であり、これはもう致し方ない。 キレイに気になりドコロを解き明かしてくれたんで、気持ちは良い。 …筈なのにひとつ「もやっ」と感が…。 多分「このお嬢さんなら」と見初めた感じの「カップリングありき」のお見合い人選が個人的に気にくわなかったらしい、 のと、パラドックスの矛盾を考え始めるといまいち納得しきれないタチで。 基本楽しめるお話なのは間違いないと思います | ||||
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