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宿命と真実の炎
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宿命と真実の炎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 21~40 2/3ページ
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「後悔と真実の色」の続編と思って読んでみました。正直、前作は、トホホ感が半端なく、また、主人公だった西條のキャラがわかりにくかったのですが、この作品を読めば、彼の生い立ちなど、ハッキリするので、おススメです。ネタバレしてはいけないので、 詳細は記載しませんが、前作同様、登場人物は同じ。ただ、女性警官が犯人に迫るストーリーです。この作品は、とてつもなく、面白かったです!ラスト一頁まで、大どんでん返しを食らってしまいます。犯人の動機、ここが何とも驚く見事さです。途中まで、犯人達に逃げ切って欲しいと思わせますが、さて、ラスト、鮮やかに2人の犯人に対して感情に大きな驚愕と揺さぶりをかけてくる結末!この作品の真実は、一筋縄ではいかない!本当にお見事です! | ||||
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よくできたミステリーだった。 数年前に、同著者の「後悔と真実の色」を読んだが、シリーズ的なものだったらしい。 しかし、後悔と~よりも、ミステリーとして断然読みごたえがあった。 ミスリーディングを誘発しつつ、物語に破綻なく仕上げる。これは、できそうでできない、さすがベテラン作家といったところ。 主人公の正義感の強い女性警官の心の葛藤が、かなり一般人に近かった。 主人公を通して、様々な出来事に共鳴できたのはこの女性警官の視点あってこそ。 だからこそ、うまく騙されてしまった感もある。まぁ、ちょっとずるいなと思うのは、特殊能力を持つ警官。 さほど出番はないが、この人がミステリーをほどいてしまう。 話に直接関係はないが、物語で引退後の警察官が何人か出てくる。総じて頑固そうな面々。 もしかして、警察のみの人生を終えたあと、こういった爺が、クレーム爺になるのでは、と失礼ながら懸念した。 | ||||
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前半は、飲み込まれていく感じが素直にめちゃくちゃ面白かったです。 そして後半は、えええーーー!えええーーー!!!という感じで転げ落ちるように、今まで読んでことのない面白さを感じ… こんなに最後の最後まで無難な収束感がないと感じたことはなく、この本がピカイチです。 そして、登場人物の様々なキャラクターにも魅了されていました。誰かが主人公というより、各々の章で、各々が主人公…またその際自分も、各々の主人公になった気持ちになりました。 理那 村越 西条 本屋の店主 誠也 レイ 英司 どの登場人物も手抜かりなく描写されていました。 個人的には、村越みたいな(知識も経験もセンスもあるのに傲慢ではなく、部下を伸ばしてあげる)上司になりたいな〜と思いました。 | ||||
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貫井先生の作品は微笑む人辺りから新刊では読んでいませんでしたが、今作はおもしろかったです。 皆さんのレビューを参考にして購入したので非常に感謝しております。 前作で西條さんに感情移入していて後味が非常に悪かったので今回の復活は嬉しい限りです。 前作では嫌な印象だった9係の三井や村越に対する印象も大きく変わりました。心置きなく前作を読み返せます。 マイナス1は動機が意味不明な所とあるトリックがありきたりな所。 最後の最後は少し驚いたけど大元の動機が弱すぎてもう少し強い動機であれば完璧な作品だったのにと思います。 西條さんの今後ももう少し触れてほしかったですがそれは続編に期待します。ぜひ出してほしいです。 | ||||
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残りの読む時間等の表示がありびっくり この作者の本をほぼ完読しようと思っています。 | ||||
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読後しばらくしてからのレビューです。 のめりこむほど夢中になった本を読み終えると、 読後は余韻に浸り頭がぼんやりとする事がありますが、今作が正にそうでした。 貫井作品は大好きなので、もちろん前作の「後悔と真実の色」も読みました。 前作の人物も多く出ますが、今作からでも充分楽しめると思います。 他のレビューと重複しますが、「西條という優秀な人物が女性問題等で警察を辞めた」 位の情報を持って読めば問題なく読み進めれると思います。 むしろ今作を読んでから前作を読むのも面白いはずです。 作品自体の内容は、読んでみてくださいとしか言えませんが、 人物の描き方や心理の描き方の上手さは流石です。 個人的には、著者の文章はとても読みやすく分かりやすいです。 夢中になってどんどん読めるのに、言葉が体に染み渡るかの様です。 そして、最後の最後まで読者を本当に楽しませてくれるなぁと感じました。 前作そして今作の人物のこれからもとても気になります。 魅力的な人物が多数出てくるので、是非とも今後のシリーズ化を期待したくなる、 そんな「宿命と真実の炎」という作品でした。 | ||||
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面白かったです。どういう方向に進んでいくのか想像出来ないストーリーと、皆さんおっしゃっている様に、やはり各キャラクターの魅力が満載で、誰目線の章を読んでいても楽しめます。お気に入りは三井。いつかまた西条と三井が事件を通して絡む所を見たいです。すなわち、続編熱望!! あと他の方のレビューで気になったのですが、前作で西条を週刊誌に売ったのは捜一の村越さんではなく、機捜の綿引さんですよ〜。 | ||||
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貫井作品が気に入り、続編ということで、前作に続けて、一気に読みました。 | ||||
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主役の西條や九係の野田、三井、村越などのメンバーは相変わらず魅力的 切れ者の女性刑事も職務に情熱があり好感が持てます ただ肝心の事件が・・・ 「『警察への復讐』にはどんな深い動機があるんだろう」と読み進めたのですが「ん?」という真実 犯人が恨むべき相手は別のような気が・・・ | ||||
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前作より間があったので、前作の記憶はほとんど残っていません。 ただ、そうはいっても出足から面白くなってきます。どんどん深みにはまります。それが心地良いです。 展開がコロコロしていくので、的が絞れず、ワクワク感がましてきます。 ラストは肯定?否定?微妙な余韻が残りました。 この調子では続編があるのでは?という予感もありました。 期待して続編を待ちます。 | ||||
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※削除申請(1件)
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『後悔と真実の色』に続くシリーズ2作め。ここでもさらなる西條の活躍が。警察ものサスペンスとしても面白かった。これからも西條の事件解決が読めそうな予感。 | ||||
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前作『後悔と真実の色』を読んでからずいぶん経つので前作の内容はあまり覚えていなかったが、本書をいきなり読んでも十分楽しめた。 警察官連続死を巡って、執念の捜査をみせる所轄刑事の高城や捜査一課の村越や三井、そして警察をやめた西條など、個性的なキャラクターが際立っていた。 周到な犯人に対して警察がどのような捜査をみせるのか。また犯人の思惑もうまくいったかと思いきや、思わぬところで墓穴を掘ってしまう。結末がどうなるのか、最期まで読み応えがあった。 個人的には動機がいまひとつ納得できなかったのと、犯人とある被害者との関係性が都合がよすぎるように感じた。 最後の終わり方はさらなる続編を期待させるものだったので、次回作にも期待したい。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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久々にthe 貫井プロットを魅せてもらいました。 貫井さんの作品は序~中盤まで多くの登場人物による内省視点描写が打ち上げられ、そのひとつひとつに、レイヤーは違えど伏線が張られ、後半に主人公内省で一気に回収、収束が行われ、凄まじい勢いで、結論に着地。 このリズムが稀有で、大ファンなのですが、今作品は、見事に貫井プロットが描かれたものだと思いました。 正直にいうと、99%まで読んで、あれっ?とガッカリ仕掛けたのですが、最後の1%で期待に応えてくれました。 最高でした。 | ||||
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正直、最近の作品は何かの賞でも狙っているのかな、と思うくらいにがっかりすることが多く、あまり期待していなかったのですが、これは久しぶりに面白いと思いました。特に最後の終わり方が、かつての貫井徳郎さんが復活した!というくらいに嫌なかんじで嬉しかったです。 「後悔と…」の続きということで、かなり昔に読み、欠片も記憶がなかったのですが、西條というキレモノの男性刑事主人公で、女性スキャンダルで追い出されたということを押さえておけば、読み返さなくても大丈夫でした。 | ||||
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「後悔と真実の色」の続編?西條さんが登場します。話の展開は、テンポが良くスリリング。もう、先が気になって仕方ない!読むのをやめられないのに、読み終わりたくない。後悔させない1800円です!! | ||||
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西條シリーズ第2作目。 前作も読んだが前作より格段に面白かった。 前作は登場人物が多すぎて途中で誰が誰か分からなくなりかけたが、今作は前作で登場した人物の中から個性的な人物のみが再登場してるので凄く読みやすかった。 面白すぎて一気に読み終えてしまいました。 私はこの四人が読んでて好きになった。 村越→チャラいが憎めない奴だと思った。 三井→余裕ある聞き込み能力に脱帽。 理那→要所要所に見た目コンプレックスが湧き出てて面白い。 金森→特殊能力全開。 村越は前作では新聞社に情報を流し西條を転落させた悪いイメージが強かったが、今作は全然違う。 この小説のほぼ主人公的存在の理那をサポートしてくれる少しセクハラ気味のオヤジというイメージに。 読み進めるうちに村越の優しさがどんどん分かってくるから面白い。 三井は今作も捜査一課のほぼ中核を担う扱いで登場しますが、行動原理に相変わらず余裕を感じさせます。特に聞き込みに行くシーンの話術能力には脱帽です。 理那は自身の見た目コンプレックスが相当あり、かなり偏屈になってて面白い。また、村越にイジられてる時などに見せる冷徹な交わし様が読んでて笑えます。 金森は個人的には一番好きな登場人物です。一度見た相手の顔は絶対に忘れないという特殊能力を持つキャラです。登場シーンは少ないですが、三井と同じく彼もかなりのキレ者で余裕を感じさせます。また、三井や西條が金森をかなり頼ってることが伺えます。 多分、彼がいなければこの事件は解決できてないんじゃないかと思います。 貫井さんの作品は沢山読んでますが、慟哭や乱反射とはまた違った角度で感動を与えてくれます。 最後は、どんでん返しや、ある人物の裏の顔が明らかになりゾっとする場面があるなど、とてもとても楽しめます。 読み終えた今は、早くも西條シリーズの第3作目が読みたい気分になってます。 絶対に発売してほしいです。 | ||||
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久々の「これが貫井徳郎の小説だ!」的な面白さでしたね。 ラスト間際の「これまでの認識をひっくり返すどんでん返し」だけでも十分なのに、更に「最後の最後にくる、(良い意味で)読後感を最悪にしてくれるどんでん返し第二弾」もある。いや〜、こういうの久しぶりですね。大満足でした! ここ数年の貫井さんは、読者層を広げたいからなのか、妙に温いというか中途半端なのばかりでがっかりの連続でしたが、本作は本当に良かった。この「後味の悪さ」があってこその、貫井さん本ですよね。 もう固定ファンのみをターゲットにして、無理して一般ウケは狙わずこういうのを連発して欲しいです。 ただ、本作は多数の主要人物が前作『後悔と真実の色』からの続投なので、前作を読んでないと面白さがかなり落ちるかも。前作は大ボリュームなので、「本作を読むために、まずは前作を読め」とは言いづらいのですが。。。 そこが唯一のマイナスということで、星四つとさせていただきたいと思います。 本当に面白かった! | ||||
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特に後半の思いもよらぬ展開の連続に一気に引き込まれました。 人物の設定も、思考回路も、それに基づくストーリ一構成も、いい意味で読者を裏切ってくれる良質なサスペンスです。 | ||||
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個性的な9係の皆さんが前作続きいい味を出してくれてました。それに加えて新キャラの高城理那刑事が、男性作家の描くステレオタイプの女刑事像とは一線を画していて好感が持てました。外見コンプレックスを抱え頑固で融通がきかず、でも真面目で一本筋が通っています。西條にがんばれと鼓舞されるシーンでは私までがんばれ!と心の中で思ってしまいました。 反面、犯人側については動機も釈然とせず、そのためか感情移入ができなかったのが残念です。ラストでなるほど〜と唸らされましたが、できれば、全編にわたって加害者なのに逃げ切ってほしいと願わずにいられないような肩入れできる人物像にしてほしかったです。 とは言え前作の読み直しを含めて久しぶりの貫井ワールドを堪能できました。 第3作目は犯罪コンサルタントとしての西條が高城刑事や9係の面々と絡むのでしょうか?とても楽しみです。 | ||||
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