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箱男



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【この小説が収録されている参考書籍】
箱男
箱男
箱男 (新潮文庫)

箱男の評価: 4.22/5点 レビュー 73件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.22pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(2pt)

安倍公房は肌に合わない

「箱に入って都会をコソコソのぞき見する男」という筋書きに興味をもって読んでみました。江戸川乱歩の"人間椅子"とか"屋根裏の散歩者"みたいな話なのかなと思っていました。
序盤、これから箱男になる語り手が、丹念に箱の素材やサイズ、ギミックについて語っていくシーン、箱男としての生態、町中にいるであろう自分以外の箱男の存在についての口述、覗き見していた家主から空気銃で攻撃される下り、その空気銃を発報した家主がいつのまにか箱の魅力に取りつかれ新たな箱男になっていく展開は面白かったが、それ以降は一人の女性看護師をめぐって評論バトルやマウンティングまがいのレスバがおこなわれるだけで途中で読むのをやめた。「のぞき見すること」「覗かれること」という行為についてのフェチズムで表現したかったのかな?
"砂の女"でもそうだが個人的に安倍公房は合わないなあと思いました。
箱男 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:箱男 (新潮文庫)より
4101121168
No.6:
(1pt)

作品の評価ではありません。

かび臭くて読まずに廃棄しました。残念。
箱男 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:箱男 (新潮文庫)より
4101121168
No.5:
(1pt)

一風変わった官能小説ってだけでした。

安部公房が変態かどうかは知らない。
でもこの本を読んで思ったのは、普通の人が変態を理解せずに変態を書こうとした感じが滲み出ていて浅い印象を受けた。
リアリティで中盤まで持たせながら、後半でリアリティの無い方向に物語が傾いていく。その様は、童貞が語るセックスのような変態性だ。童貞は性的経験が浅いためにエロチズムを語る場合、エロゲーの通常あり得ない様なセックスの話をする。
性的行為の経験の浅い人は女性の反応を一つ一つ確認すること無くAVで行われている過剰な愛撫を良しとする。

この小説の中盤からのエロチズムはその様な感じで描かれており、それまで作り上げてきた箱男のリアリティと比較するとあまりにも陳腐だと感じた。
箱男 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:箱男 (新潮文庫)より
4101121168
No.4:
(2pt)

理解不能

特に終盤は支離滅裂。段ボールを被って箱男になるまでは面白くなりそうだったが。短編にしたほうがよかったと思う。
箱男 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:箱男 (新潮文庫)より
4101121168
No.3:
(1pt)

究極の雰囲気小説

何をどう間違えたのか、通勤電車で読もうと思い購入しました。

そして、苦行のような数日の後、全くのめり込むことができないまま読了しました。

ちょっと、今後は読書を辞めようか。 とも思った本作ですが、
基本的には、究極の雰囲気小説という理解ですし、
中毒性のある、良い意味で ”エグい”本 なのでしょうね。。
今回私には、その良さがわからず、非常に残念でした。

箱男とは、ダンボールを頭から被り、路上生活する男のことです。
人物時空間を超えたミステリーは、超現実的過ぎて、その筋を追う余裕もなく、
世界観に対応するだけで、精一杯の本でした。

箱男は世の中には無関心を気取っていますが、
美人看護婦の脚線美にメロメロになってしまうんですね。。なんかそこは現実的でした。

非常に読書体力を消耗した本でしたが、いつかリベンジしたい作品。
とにかく、通勤のお供としては、おすすめしません(笑)!
箱男Amazon書評・レビュー:箱男より
4103008083
No.2:
(2pt)

妄想と支離滅裂

当時は衝撃的で目新しい作品だったのかもしれませんが、尻切れトンボの漫画を読んでいる気分でした。
部分部分は、何かを考えさせるようなものも見受けられましたが、まとまりがない。
えんえんと妄想が続いたり、今となっては安易に感じられます。
好きな人は好きなんだろうな、という感じで、深みとかそういったものは感じられませんでした。
はっきりしない面が、過大にすごいと思わせているだけでは、という印象。
箱男Amazon書評・レビュー:箱男より
4103008083
No.1:
(2pt)

今だに評価の確定していない作品です。

皆さんの評価が意外にも高いのが驚きです。しかし、専門の立場から申し上げると、内容があまりに倒錯していて、文学者の間では評価の低い作品です。参考文献もほとんど無く、あまりお勧めできません。あえて、個人的意見で解説すれば、「見たいけれど見られたくない」という比喩を用いて「現代社会における人間関係の歪み」「正常な人間関係を保てない疎外状況」を描いているというところでしょうか?「箱男」はホームレスの意味ではありません。
箱男Amazon書評・レビュー:箱男より
4103008083

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