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望楼館追想



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【この小説が収録されている参考書籍】
望楼館追想
望楼館追想 (文春文庫)
望楼館追想 (創元文芸文庫)

望楼館追想の評価: 4.19/5点 レビュー 21件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

アウトサイダーたちが醸し出す哀切

アーヴィングとカブるという意見には賛成ですね。しかし『ホテル・ニューハンプシャー』ほどにはキャラが立っておらず愛おしさに欠けるので、まったく感情移入できませんでした。「このまま望楼館に閉じこもっていたい」(訳者あとがきに書かれていたと思う)などという気分になれないくらい陰鬱な世界観だったし、主人公のフェティシズムは不気味ですらありました。外部からやってきた異端者(村上春樹作品に出てきそうな女性)によって湿っぽい閉塞的空間(望楼館)に風穴が開けられますが、せっかく舞台設定が良いのだからもう少し爽快感が演出されてもよかったのではないかと残念です。とはいえこの作家の今後の作品には注目したいと思います。モラトリアム世代を代弁してくれる期待の星となるかも。
望楼館追想Amazon書評・レビュー:望楼館追想より
4163213201

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