アルヴァとイルヴァ
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とっても不思議な世界の不思議な姉妹の物語。 でも期待していたほどの世界観はなくてちょっと微妙なファンタジー。 | ||||
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正反対の性格を持つ双子、アルヴァとイルヴァが、生涯を暮らした町エントラーラを「再生」する話です。といっても、主人公たる二人は、いじめられっこタイプの変人であり、二人を取り巻く人たちも奇人ばかり。 切手収集癖がつのって窃盗を犯して死んでしまう父、若くして夫を失った体験から歪んだ世界観に暮らす母。世の中に恐怖を抱く双子が自由に動けるのは、プラスチック粘土で作るエントラーラ市街のミニチュアの中でだけ。あまりに近すぎる二人の距離。アルヴァは全身に世界地図の刺青を施し、イルヴァは脅迫神経症的外出恐怖に陥ってしまう。 こういった日常的であり非日常的でもある出来事が積み重ねられて、ある日、エントラーラを大地震が襲います。人々は双子の作ったミニチュアに思いを寄せ、復興へと歩き出します。しかしそれも一時、復興が進むにつれ、あるいは進まないにつれ、双子の作った過去の町は、人々の記憶の外へと追い出されてしまうのです。 こんなに奇妙な小説なのに、読みづらさを感ずることがないというのは不思議です。エピソードの一つ一つがやけに現実味があります。数々のエピソードの舞台となる、現代社会とも中世社会とも取れる歴史ある町・エントラーラのそこかしこに建つの建築物自体が、この作品の主役なのかもしれません。作者ケアリーが実際に作った数々のミニチュアの建物のモノクロ写真の存在感のすごさ。読者の感想を拒否するような、本当に不思議な本です。 | ||||
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とある小さな町の、とある双子の人生。 表紙扉の写真をご覧頂きたい。背高のっぽで痩せぎすな女性がふたり立っている。 その足下にはごくごく小さな町並み―これがエントラーラだ。 観光案内の形を取り、自伝の形を取り、芝居の台本の形を取りながら、 この町の歴史と双子の人生、そしてすばらしい工芸品を語っている。 個性的な住人の描写には、好みが分かれるかもしれない。 いわゆる「引きこもり」の女性が世界を救うとは、どういう物語なのか? 興味を持たれた方には、ぜひ御一読いただきたい。 読み終えたときには、全身にエントラーラという町を刻み付けていることになる。 | ||||
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