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フロスト日和
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フロスト日和の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.63pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 41~41 3/3ページ
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推理物にしてはあまりに分厚い体裁だけれど、読み始めると最終ページまであっという間です。冴えない風体の主人公が発する罵詈雑言に大笑いしているうちに、いつのまにか幕が下りてしまうという感じ。イギリス人のユーモアと言うのは、アメリカ人のそれより我々日本人には馴染みやすいのではないでしょうか。それはさておき、本筋の推理物としてもこの作品水準以上と言っていいでしょう。「羊たちの沈黙」のような派手さは望むべくもないけれど、いくつかの謎がからまって、なかなかの味わいです。幕開き早々、主人公が銃をぶっぱなされて弾丸をくらうというのは度肝を抜かれる設定ですが(もちろん死にゃしません)、これはちょっとこけおどしという感なきにしもあらず。それでも、なんでこんな事態になっ!たのかという興味が後々まで続いて、まあ一つの工夫と言えば工夫でしょうね。何にしても、薄汚れた主人公のユニークな魅力が特筆もので、これだけでも読むに値するというのが私の感想です。ついでに言っておけば、第二弾の「クリスマスのフロスト」も満足すべきものでした。 | ||||
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