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フロスト気質



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フロスト気質の評価: 4.62/5点 レビュー 45件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全45件 41~45 3/3ページ
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No.5:
(5pt)

俺はイヤだ

待望のフロストはかつての作品群と比べ、中身増量です(フロストの下品なジョークやフロスト自身の昔話で周囲をゲンナリさせるという場面は現状維持)。相変わらず錯綜する複数の事件が同時進行し、相変わらず直感に頼って空振りも多いのですが、今までと違うのは周囲の仲間からはかなり信頼されている感じになったこととフロストの人となりが今までの作品よりも浮き彫りにされている印象を強く受けたことが中身増量の意味合いです。天敵マレット署長のフロスト攻撃はパワーアップしており、相変わらずそれをうまくかわそうとしていますが、天下御免のワーカホリックも今回はかなり疲労の色が濃くなっており、その分、人生の悲哀を感じさせます。とはいうもののパワフルで、とりわけ終盤の数十ページは息をもつかせぬ展開になります。フロストシリーズも作者の逝去で残り2作。あ〜、あと2作しかないなんて、俺はイヤだ。こんな面白いシリーズは滅多にありませんからね。
フロスト気質 上 (創元推理文庫 M ウ)Amazon書評・レビュー:フロスト気質 上 (創元推理文庫 M ウ)より
448829104X
No.4:
(5pt)

偉大なるワンパターン?

 前作から7年!フロスト警部シリーズ第4作、しかも上下巻^^
 
 いつもどおり、次から次へと起こる難事件。
 それらに振り回され、場当たり的な捜査を展開したり、相棒の若手にあきれられたり、いけすかない上司(ホント今回は輪をかけて!手柄は横取り、都合悪いことは押し付け)と反目したり、これ解決するんだろうかと思うんだが最後にはぐじゃぐじゃな事件たちがキチンと一本の糸に繋がると言う展開はやっぱり見事。
 お下劣大好き、ワーカホリック、書類仕事大嫌いな警部はやっぱり相変わらずだけれど、下っ端たちがこき使われながらもそんな警部を慕っていることが分かってホッとした。(それにしてもココでは嫌煙の波は押し寄せてきていないのだろうか?紫煙に煙る捜査本部が目に見えるようだ)
 寝る間を惜しんで一気読み、大満足です。一気読みで無いと、話の展開に付いていきにくそう。
 最後にウイングフィールド氏に合掌。あと2作しか無いのが寂しい限り。
フロスト気質 上 (創元推理文庫 M ウ)Amazon書評・レビュー:フロスト気質 上 (創元推理文庫 M ウ)より
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No.3:
(5pt)

フロスト永遠に

一日で上下一気読みでした。
ミステリーチャンネルでドラマを見た分もあり、謎解きのと言う意味ではネタバレでしたが
勿論彼の活躍はそんなことに影響されません。
保身にはかるだけのスーパー、あいかわらず愚痴なかりのウエルズ、本当に嫌なやつのキャシディと脇役も相変わらず、そしてあの萩原浩のあとがき。
今回も失望させませんよ。
様々な出来事がバラバラと起こりやがて集約して行く様はあい変わらす見事です。
ただ残念なことに作者が亡くなった為、未翻訳はあとニ作だけのようです。
誰か継続して書いてくれないかな.
フロスト気質 上 (創元推理文庫 M ウ)Amazon書評・レビュー:フロスト気質 上 (創元推理文庫 M ウ)より
448829104X
No.2:
(5pt)

値段高すぎ。でも面白いからしょうがない。

1995年に発表された「Hard Frost」の翻訳版。
 
内容は素晴らしかった。
フロストシリーズの翻訳版は出るたびに読んでいるけれど、たぶんその中でも最もキツイ局面がフロストに次々と襲いかかる。原題の「HARD」っていうのがぴったり。
でも邦題の「フロスト気質」っていうのも、うまくつけたよなぁ、と思う。
フロストの場合目的意識が非常に明確で、それ以外のことはどうでもいい、っていうところがこの作品では明確に描かれているからだ。
なるほど、これが「フロスト気質」か、と妙に納得がいってしまった。
作者のR.D.ウィングフィールドはすでにお亡くなりになってしまったそうだが、翻訳されていないフロストシリーズの長編が、あと2作のこっている。
その2作、できれば京極夏彦の文庫みたいにやたらと分厚くなってもいいから1冊にまとめて出してもらいたい。
フロスト気質 下 (創元推理文庫 M ウ)Amazon書評・レビュー:フロスト気質 下 (創元推理文庫 M ウ)より
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No.1:
(5pt)

ああ、待っていましたフロスト警部

東京創元社様、ありがとう。「フロスト気質」を翻訳・刊行してくれて。昨年7月末、著者のR・D・ウィングフィールド氏が亡くなったと、書店のフリップで知った時、とても、さびしい思いがしました。だって、あの、よれよれコートとマフラー姿のコロンボ刑事のようなフロスト警部と、もう会えないのかと、思ったからです。フロストシリーズ第1巻から3巻は、いずれも「このミステリーはすごい」などの1位とか2位にランクされる人気ぶり。それにつられ手に取ってみたのですが、本当に面白い。第3巻の「夜のフロスト」が2001年に翻訳刊行されてから、今か今かと待っていたのですから。
ああ、でも、フロストシリーズの4巻から6巻までが、未翻訳で残っていたのですね。著者の一周忌にあわせ、第4巻が「フロスト気質」として、翻訳・刊行され、早速読みました!亡くなった著者の本を、これからも読めるのは、海外読者の得な点ですね。
少年が行方不明になり、小指を切断された死体が発見され、狂言まがいの少女誘拐事件が発生し、さらに謎の腐乱死体……と、事件が同時進行していくのは、いつものフロストシリーズならでは。わいせつな会話やセクハラ行為をしながら、仕事中毒のように捜査をするフロスト警部の、ひらめき型捜査もいつものよう。通勤の行き返り、夜、帰宅してから、なかなか本を手放せず、昨夜読み終えました。大満足です。
フロスト気質 上 (創元推理文庫 M ウ)Amazon書評・レビュー:フロスト気質 上 (創元推理文庫 M ウ)より
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