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フロスト気質
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フロスト気質の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 21~40 2/3ページ
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ご存じフロスト刑事シリーズ。過去3作は全て読んでいるが、この作品の特徴は、まず主人公の英国の片田舎のデントン 警察署に務めるフロスト刑事の強すぎるキャラクター。思い切り下品で、卑猥で、だらしなく、捜査も思いつきと行き当たりばったり で、彼の天敵で署長のマレットがいつも嘆くのも十分同情できるような男。だが、フロスト刑事なかなか情も深く、 またたまにさえた頭で最後は事件を解決してくれる。次にこの作品の特徴は、一気に何件もの事件が同時進行して いくこと。この作品でも、少年の誘拐事件、こそ泥殺人事件、少女誘拐事件などがいっせいにフロスト刑事に襲いかかる。 この事件の解決がなかなか進まぬ。フロストの直感という奴がまた良く外れるもので、なかなか事件が見えてこない。 つまり、立派な推理小説になっている。因みにこのフロストシリーズは、過去3作とも年末の「このミス」や週刊文春の年間 ベストテンで、海外部門ずっと1位である。そして最後の特徴、これは実にユーモアたっぷりのフロストの発言にある。本当に 面白い。残念なのは、既に作者が亡くなっており、まだ邦訳されていない作品数少ないということ。 | ||||
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いつものことながらフロストは楽しませてくれますね。これほど笑わせてくれるキャラクターもそうはいないでしょう。ストーリーもひねりがきいていて、テンポがいい。脇役たちも個性的で、ミステリーを読む楽しさを十分味わえます。ただ少し長いのが、欠点ですね。もうちょっとコンパクトにしてくれたらと思います。 | ||||
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何だか拍子抜けです。 この作品は主人公のキャラで読ませようと しているだけなのか、 ミステリーとしての面白さは皆無に近いです。 オチは簡単に読めました。 ただ長いだけで、 何だかなぁって感じです。 | ||||
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フロスト警部はまたまた殺人、誘拐、行方不明、と次々起こる事件を独特の手法で、人情を交えひとつひとつ解決。上司の嫌味や小言を聞き流し、ときには思いっきり皮肉で切り返しながら、部下には手柄をプレゼント。セクハラ三昧、下品で、けむた〜い存在ですが、なぜか憎めない。今、中間管理職で上司や部下に苦しめられている方に是非おすすめしたい!作品です。きっと、こんなふうにいえたら胸がスっーとするはず。でも、日本では首は間違いなし!ですね。 この文庫は他の作品より、字が小さく内容が多いので読み応えあります。しかし、テンポよく進んでいくので全然苦になりません。よれよれのフロスト警部に同情しつつ、次の作品が待ち遠しくなります。 | ||||
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大概の作品は、主人公に読む人が、感銘を受けるかその主人公に、のめり込んでいくものですが、フロスト警部にいたっては、読者を裏切りつずけていく、そして欲というものから、ほどとうい人間性は、驚きです。生というものを、超越すると人間はこうゆう心境に、なるのかなと思いました。 | ||||
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これまでのシリーズ同様、事件につぐ事件。かつてないほどのてんこもりの事件の中、フロスト警部の休む暇は無し。ただ、そこまで事件は必要か?不必要な感じがするものもいくつか・・・。とは言え、フロストの天敵たちや同僚とのやりとりや、容疑者とのやりとりなど、現実では考えられないお下品さ(ウィット)で、急展開。非常に楽しめました。ただ、上下巻合わせて2,300円。もう少し安ければいいのですが。 | ||||
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せっかく休暇中なのに、相も変わらず仕事に巻き込まれ、相も変わらず署長に叱られる、愛すべきフロスト警部の勇姿。たたみかけるように起こる事件の数々に息を呑みながらも、フロストのセクハラがすべてを粉砕します。もう最高に面白くて、電車の中では読めない小説。つい誘惑に負けてページを開いてしまうと、1.5ページに一度はフロストの下品ジョークが炸裂して、爆笑をこらえるのに精一杯。長さなんて感じさせず、むしろ永遠にこの作品が続けばいいのに…と思うくらいの傑作です。下巻に突入したら、夜通しハマってジェットコースターのように一気読み。本当にイカすよ、フロスト警部! | ||||
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度重なる事件も共通性はいっさいなく、どれもが一癖もふた癖もある事件ばかり。さらに主人公はホームレスのような風体で下ネタオンパレードのエキスパートときている。ミステリーを読んでいるというよりも、風俗本を読んでいるような感覚を受けるのも著者のユーモアセンスのなせる業かもしれない。初めて手にした時はこんな分厚いミステリーを読みきることができるかと不安だったが、むしろ引き込まれあっさりと読んでしまった。感動や納得というよりも笑いを得られる最高のミステリーかもしれない。 | ||||
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フロストシリーズを読んで毎回思うが「1時間あたりの給料」を考える人にはここの刑事はやれないだろう。 ヨレヨレで品が無い人物として描かれているフロストだが、権力を飛び越えるので嫌な感じは全くしない。今回は子どもの誘拐がテーマなだけにフロストの粘りや、優しさ、真剣みが直接描かれていて、ますますファンになる。 最後は胸をなで下ろす終わり方だが、個人的には、子どもの惨殺や誘拐は読むのがちょっと辛かった。 | ||||
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分厚い(笑)。でもよいのです。推理小説というと、普通は犯人探しのドキドキが面白く、早く先を読みたくなるものです。が、フロストシリーズの場合、謎解きよりも、警察内部のドタバタや、フロストのずっこけぶりが面白くて、この世界にずっと浸っていたい感じ。残りページを読むのがもったいなくなります。 毎度毎度、寒いイギリスの片田舎、慢性人手不足の警察に難事件が次々と降りかかる……という設定がたまらない。はっきりいって、フロスト警部はだらしないわ書類仕事は適当だわワーカホリックだわで、職場にいたら大迷惑なおじさんです。が、読み始めると、たちまちその魅力にとりつかれ、えび茶色のマフラーが出てくるだけでニヤっとしてしまうでしょう。ほかにも人間くさい人々がたくさん出てきます。多くの事件が同時進行するので終始ごちゃごちゃしていますが、推理小説というよりは現実に近い感じを楽しめると思います。翻訳も見事です。 | ||||
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さえない表紙に中々手を出しづらいが、読み進めて行くうちフロストのたちの悪いジョークと泥臭い捜査、人情味あふれるキャラクターにどんどん引き寄せられ、気づけば上下巻を一気に読んでしまっていた。 間違いなく、今までになかった警察小説だと思う。 文庫の割りに値段が高いのと、かなり長尺なのが難点だが、この値段を払う価値は十分にある。是非とも読んで、四作連続一位の理由をしってもらいたい。 追記 田嶋○子先生に似通った考えを持つ方は、この作品を読むと引き付けを起こすこと必死なので読まないことをお勧めします・・・ | ||||
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これまでフロスト警部シリーズは、3冊日本語訳が出ています。 今回で4冊目です。 残念なことに、作者がなくなってしまったので、あと残りは2冊です。 ところでこのフロスト警部シリーズのおもしろさは2つあります。 1つ目は、フロスト警部のキャラクターです。 だらしなく、お下劣なジョークを連発して、見込み捜査がことごとく外れて、 上司からどやされと、理想的な捜査員とはかけはなれていることです。 2つ目は、複数の事件が、同時並行しておこり、それを同時並行で捜査して解決していくというスタイルです。 一見、混乱してしまいそうですが、それは著者の腕の見せ所です。 フロストシリーズはどんどん長い物語になり、今回とうとう上下2冊になってしまいました。 しかしその長さを感じることなく楽しめるミステリーです。 | ||||
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このシリーズは本当に芹沢さんの翻訳がうまいと思う。フロストの下品な下ネタもうまーく訳されててニヤニヤしながら読んでしまう。特に下巻は止まることができなくて一気に読んでしまった。読み終わるのがもったいないのだけど、先が読みたい!と思わせる傑作。 | ||||
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久しぶりに時間を忘れて読みました。 なにやら暗いミステリーが多い中、この作品は楽しくて楽しくて最高の時間を過ごしました。 | ||||
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前作の翻訳からずいぶん時間が経ってしまったが、フロストという人の”いいかげんさ”はかなりまともになった気がする。場当たり的な捜査は、相変わらずだが、いつもの”刑事の勘”は、真相からは当たらずも遠からずというところ。部下に対する心づかいも微に入り細を穿つ印象を受ける。 パワハラ、セクハラ(セクハラは本作でも健在だが)あたりまえ。見当違いの捜査から、真相がひょこり といったこれまでのこれまでのフロストシリーズとはずいぶん違うんだなぁ。 今や理想の上司の風格もあり・・・ せっぱつまった感、ハラハラドキドキ感は、これまでよりパワーアップしてるんで、楽しめることは間違いないけれど、シリーズをとおしてみると何か物足りないのも否めない。 | ||||
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海外の警察署をテーマにした作品ですが、想像を絶するほど、どたばたではちゃめちゃな作品です。まるで、「こち亀」を読んでいるようでした。 主人公のフロストは、分析とか思考とかを省いて、直感で行動するため、いつも部下を振り回し、上司に怒られてばかりです。しかも、その直感が当たればいいのですが、ほとんどが空振りに終わります。性格も最悪、自分を守るためならウソもつくし、セクハラまがいのこともします。 にもかかわらず、憎めないのは、「こち亀」と同じです。実際にこんな人物が居たら、腹が立つと思いますが、物語の世界なので、クスクスと笑って済ますことができます。 | ||||
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フロスト警部は、下品なジョークを連発しながら、考えもなく猪突猛進するような人物ではなく、繊細な洞察力と優しさを持った優れた刑事なんだと思わせる作者の作為的意図も分かっていながら、毎々楽しく読ませてくれます。(ひょっとして額面どうりの直感直情的な人物なのかも?これも作者の?) マレット署長など少し誇張した人物設定が読者の隔靴掻痒感を刺激する手法は、作者の術中に、まんまとはめられている証拠なのだろう。 遺作となった二作品の出版を楽しみにしているが・・ あー、たったの二作だけか!!! | ||||
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久しぶりに会ったフロスト親父は相変わらずのお下劣ジョーク連発で、不評も中傷もなんのその、推理などという高尚な手段はそっちのけで直感のみを頼りに行動する姿はあぶなっかしくて仕方がない。史上最強ではないかと思えるワーカホリックぶりも健在で、いったい今がいつなのか時間が数珠つなぎになって節操ない。それほど懸命に事件を追うこの親父に付き従う部下たちも大変だと思うが、彼らのほとんどがフロストを慕っているのには、救われる。 そんな愛すべき彼らに降りかかる今回の事件は原題のとおり結構ハードで、幼児の死体発見に始まり、幼児誘拐事件、少女誘拐事件、母子殺人事件、それに付随して発見された腐乱死体となかなかヘヴィな内容だ。事件の真相にいたっても悲しく痛々しいものが多く、フロストがいるからなんなく読み通せるけど、この内容が他の作家の手にかかったら、悲惨このうえない話になっているのではないかと思われた。まったくこのシリーズはいくら読んでも飽きることがない。毎回描かれることは同じモジュラー型の事件絵巻なのだが、フロストの魅力と作者ウィングフィールドの巧みな筆さばきでこの上ない至上の読み物となっている。まったく得がたいシリーズだ。 | ||||
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待ってました!文庫にしては1冊千円超とやや高いものの、そんなの関係なし。 警察小説だというのに、笑いが止まらない。女性刑事が登場しようが、下ネタ全開のフロスト節は変わらず。部下との掛け合い漫才のようなセリフが最高です。保身ばかり考えてる署長マレット、万年巡査部長ウェルズと脇役陣も健在。事件の捜査ぶりはなんとも不器用でも、人間味あふれ、男気あるフロストの執念がついに真犯人を追い詰める。いやいや、堪能しました。 このシリーズも残り2作ですか。寂しい反面、早く翻訳してほしい。 | ||||
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ハチャメチャでそれでいて人情味に溢れるフロスト警部は、休むことを知らずにひたすら犯人を追いかけている。発行されているのに気付かないまま2ヶ月も過ごしていた。 やっと上巻が終わった。予想通り面白く、ハラハラドキドキだ。すぐに下巻に取りかかろう。 | ||||
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