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十二人の死にたい子どもたち
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十二人の死にたい子どもたちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全76件 61~76 4/4ページ
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誰がどうやってやったについては興味がわかなかった。 読んでもよくわからなかったし。 どちらかというと 登場人物の自殺の動機。 なぜ13人目の自殺者(?)がいるのか? 揺れ動く自殺希望者の気持ち。 これらについてよく理解したかった。 しかし今一つ納得いかなかった。 あんまり登場人物に共感を持つことができなかったのが残念だった。 あと登場人物一覧があると読みやすかったのではないか? | ||||
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この作者のものは、全部読んでいますが、なんでいまさら、ミステリ風のものを試作するのか、理解に苦しみます。当たり外れなんてレベルでなくがっかりです。試作ならそれらしく、机の墨につっこんどけよ、売ったりするなといいたい。アマゾンで、困るのは、買う前にパラパラめくれないことですね。 | ||||
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タイトルに惹かれてこの本を購入される方は、何かしら生きるということに想いがあって読む方が多いと思います。 私自身もAmazonのお客様と全く同じ感想を抱きました。 生きることは良いことを前提とする内容で書かれており、何故そうなのか。の過程がすっぱ抜けている印象を受けた。 ただ、読み物としては普通に有りだと思います。 生きるということにスポットを当てて期待すると残念と思います。 | ||||
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廃業した病院に集う12人の少年少女たち、彼らの目的は自ら命を同時に絶つこと。しかし、その場所には既に一人の少年が横たわっていて、この問題を議論せざるを得なくなり、みんなが疑心暗鬼に陥り始める。 閉鎖した空間で、各々事情を抱えた者同士が感情をぶつけながら、事態を推理してく展開はミステリーファンにとっては、たまらない設定なのですが、その分ハードルがグンと上がってしまいます。 常時冷静な会の主催者、探偵役の少年など配役の絶妙で、ミステリーの雰囲気たっぷりですが、一方盛り上がりには欠ける印象でもうひと悶着が欲しかったと思います。ただ、ラストは工夫がされていて、少年少女たちの切なさや希望が良くマッチしてました。 | ||||
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ネタバレを少々含みます 前提に置きますが私は読み物を読むときは作者さんの考え方も考察しながら読んでいく人間です。 ストーリーや終わり方は結構あるような感じです。読みやすく面白いのでゆっくり読んで三日程度だと思います。 題材に惹かれ最終的にどうなるのかと気になり思い読みましたがそんなにダークな表現もなく思わずそんなことで?と思ってしまう描写も多いです。恐らく子ども達が中心のお話だからとは思いますが 重たい小説ばかりを読んできた方からしたら少し物足りなさを覚えるかもしれません。実際に私にはそうでした。 実はこのお話のなかでとある少女が反出生主義という主義を主張しているのですが、その主張がお話のなかでことごとく否定されていて更にはずれた考えだと物語のなかで書かれてあります。 本当に個人的な意見になってしまうのですが、私もこの主義の考えかたを持っていてお話を読んでいるなかでひどく悲しい気持ちになりました。 勿論他人に押し付けるつもりはないですが、そんな考えの人間はこいつ以外ほとんどいない!というような表現も本にあり、この本を読んでいてお前はマイノリティだ!こういうやつはおかしい!と押し付けられてるような感覚に陥り今現在かなり落ち着きがないです。 結局はこの本も生は素晴らしいと唱うような本でした。死を肯定する物語ではなくやっぱり生きてた方がいいよね!みたいな今まで読んできた本にもいくらでもあった主張が、何か期待をして読むものではないと思いました。 尚これは私の感想であって他の人には違う感じ方もあるので興味がおありでしたら他の方の意見もご参考になさってくださいね | ||||
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傑作だと思います。 多くのレビューで「ミステリーとしてはちょっと...」「些細な点が気になって...」とありますが、本作の主眼はタイトルと物語の展開で明らかな通り、【自殺願望者が自殺をやめるまで】を描く事が大きな目的だと思います。 「死体のトリック」や、「自殺の理由」はあくまで舞台装置に過ぎず、【年端のいかない子供がどうして死にたいと思うのか、また、どうしたら彼等が死ぬことをやめるのか】を描くための些末な要素に過ぎません。 そして、そのことを通して著者は【人が人を理解する】という普遍的な考えを伝えてるのだと思います。 (もしくは私が壮大な誤読をしているかだと思います...) 12人の登場人物は「自殺」という閉じた考えの元から「生きる」という(大仰な言い方ですが)無限の可能性が満ちた世界へと思考を変えます。 この際に彼等は「理解」という需要なプロセス(捉え方の違いこそありますが)を経ることで「自分の考えを変えること」を受け入れる様になります。 一見当たり前の様に思えますが、この「理解」というのは自殺願望のある人にはとても難しいことだと思います(自分自身がそうでした)。そして、普段の生活をしている人にも中々簡単にできるものではないと思います。 それは、私が周囲の人に理解されず、私自身が相手の(自分以外の人の)意見を理解することができなかった経験の下にあります。 私は「自分の思う範囲」を越えて他人を理解することできませんでした。 物語内で、明日もない命のシンジロウが、命に別状のない病気に苦しむマイの「自殺したい理由」に絶句して言葉を失った場面で私も絶句しました。【その程度の...その程度の理由で死にたいなんてお前バカじゃねぇn...いやバカなんかではない】と。 私自身がこれまで「苦しい」「死にたい」「死んだ方が楽だ」と切実に思えたこと訴えたことは他人から見ると本当に「大したことではない」のだと初めて理解できたからです。 私は傲慢でした。そして他社も傲慢だったのではないかと同時に思いました。 「言い方/ニュアンス/態度の違いはあれど「理解してくれ」「理解させろ」という思考/関係があったからです。そして恐怖を感じました。 【今まさに自分が、自分自身が嫌っていた〝無理解〟】を平気で他人にしていたのだと。 校内で起こる「いじめ」では、する/される両側の無理解があるのだと。また、同じように「宗教/人種/戦争」にも同じことが言えるのだと。 そして同時に「安定した考えなんてのは何処にもないのではないか」とも思いました。 この年になるまで「死なず」に「生きて」いた間に【無理解】の中でどれだけ人を傷つけて、一方傷つけられるようなことをされてきたのかと思いました。 そして、「死んで」しまっていたら、どれだけ可能性があっても【死ぬのは良いことだ】と勘違いして、ある種「死」に対して幻想を持っていたままだったのか。と考えることができました。 私は以上の極私的な理由から、単に自分が「こうとらえた」という理由で本作を面白いと思いました。 「死ぬ」ことは【ない】のだと思えたのが自分に取って重きをおくことだからです。 それは心の何処かで「死にたくない」と思っていた考えを補強するものであったり、もしくはこの作品を読んでも「死んで構わない」とも捉えた可能性もあるからです。 くどくど長々と書きましたが。 私は多くのことをこの一冊で知って、理解することができたので、本作は【理解すること】に重点を置いて読むと非常に面白く楽しめる読書体験になると思います!是非オススメです!! | ||||
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廃業した病院にやってきた、12人の自殺したい少年少女。年齢は15歳前後だが、「名探偵コナン」でもないのに、 難しい議論や謎解きのできる子が何人もいて、12人の死にたい大人が集まったのとあまり差はないと感じた。なので、 成人である私にも興味深く読めた。 ただ、私の頭の中では、ストーリーの展開が「12人の怒れる男」や「12人の優しい日本人」とダブってしまい、独創性はあまり感じられなかった。 | ||||
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初っ端に12人分「〇番が〇〇で、この子は〇〇(←特性)の子で」を、入れるのが多少面倒でもあった。 時間差系の推理は嗜好的に余り興味がなく、検証して納得するより「そーなんだー」で流し読んでしまう。 ヘンな部分がヘンにヒットして「え?自殺でも今1年で保険金おりるの?」とか、「いや、車いすでも靴履くのは、雑に押されるとつま先色んなトコにぶつけられて怖いからだよ。ついでにフットレストに靴下だけだと冷たいのよ」とか、アンリ説(ちなみに自分は割と賛成)はそう言えば「続・あしながおじさん」でもあったなあ、とか「先天梅毒だと、まずは口蓋裂口唇裂じゃないかなあ」とか、読書中色んな方向に「思考を脱線」させながら読んだ感じでした。 むしろ「この後」への想像が広がった。「坂道下るだけ」のシンジロウ君がこんな賢明な少年で、これだけ面倒見よいんでは、色々頼られる。頼った子たちは彼の存在を「喪失」した時どう耐えるだろう?とか、自首した後の処分は?とか、階段から落とされた本人が納得してても、お前「相談」なんかする立場じゃないだろう、とか、読後暫く「その後」を想像するのが忙しかった。 ↑だったから楽しんだんだと思う。 | ||||
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GIVE UP. 12人もの登場人物が一斉に出て絡むのは私は無理。 映像ならついて行けたかも。 映画で是非見てみたい! 集団自殺の会場に到着した12人の青少年。そこには、既に1名(13人目)がいて死んでいた。というところから、始まる謎解き。 | ||||
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「時代ものではない時代もの」「ライトノベルではないライトノベル」と同じように、今回も「推理ものではない推理もの」になっているようで。ですので推理ものを求めている人には向いてないでしょう。もし「何を表現したいの」という疑問があって「こんなつまらない物語を書くのは何のためだ」と知りたい方、作者のインタビューなどもぜひご一読ください。参加者がいっぱい喋って、新しいアイディア(可能性)が生まれて。「集い」という言葉に関しては、「社会」や「選挙」「ネット」「打ち合わせ」に言い換えても、似たような現実が成立できるでしょう。「推理もの」ではなく「現実問題」として捉えたほうがいいかもしれません。 | ||||
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タイトルで期待したんだけど…子どもではなく、理屈っぽく、性格悪い若者がダラダラ議論する話。 | ||||
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優しい気持ちで読み終えた。 中高生にこそ、ぜひ読んでほしい。 推理小説の枠でとらえないほうがいいと思った。 YA小説ととらえてもいいと思う。 大人も童心に還って素直な気持ちで読んでほしい。 12人の少年少女が、集団自殺?!をする前に解決しなければならなかった問題。 それぞれの登場人物の個性がよく書き分けられていると思う。 大きな事件とか、人殺しとかないのも、中高生にすすめられると思う。 ぜひ、学校の図書館に入れて、司書の方は、生徒さんにすすめてほしい。 | ||||
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なんとなく結末が途中から見え始めた割に終わりになかなか 辿り着かず遠回りしていて文字数稼ぎみたいなところが飽きます。 なので、読み終えた時にスッキリというよりもやっと終わった、という感じです。 全体の6割に凝縮して余分な描写をカットすれば楽しい本になると思いました。 | ||||
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某ブランチのオススメ本 推理小説的な読み方をしても、 予定調和。あぁ、、あぁぁ、、、 と最初に登場してきたところで、 話の結末が分かります。 推理小説でなく、飽和した少年少女の 心理状態なり、葛藤を書いたにしては、 延々、あーだの、こーだの、謎解きが続きます。 いい年こいたおっさんが、こんなものしか書けないのか。 是非ライトノベルにお戻りになって、 読書量の少ない方たちと手を取り合って生きて行ってほしい。 | ||||
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『著者初の現代長編ミステリー』とあり,確かに事件とその究明が行われるのですが, ミステリーを読んでいるというよりは,そこに集まった少年少女はなぜ死を求めるのか, そしてどのような『選択』を下すのか,命と自身を問い続ける若さゆえの物語に感じます. また,十二人での話し合いを中心に回しながら,合間合間で個々にも焦点が当てられ, そのしっかりした描き分けや,それぞれが抱える背景には社会の縮図が垣間見えるよう. ただ,誰が誰で…とはならなかったものの,やはり番号付きの人物一覧はほしかったです. 一方,事件の真相については,その人数と目の前に散らばる不審点が多すぎたせいか, 終盤の推理パートが長くてゴチャついてしまい,十二人の動きを整理,並べ直す様子も, 意図的なのか複雑化を招いており,気持ちのいい解決とはいささか遠い印象が残りました. そして,話し合いと集いは,おおよそ予想通りの結末となり幕が引かれるわけですが, 子どもたちが見せる真剣さや醜さは,内容の差はあれ大人の世界でも大きくは変わらず, きっかけと意識の変化は,かつて彼らと同じだった大人たちにこそ響くのかもしれません. | ||||
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SFから歴史小説と傑作を生み出してきた著者による初のミステリということで, 早速購入し一気読みした.自殺を望んで集まった12人の子ども達が,クローズド サークルで延々と議論を続けるというケレン味のない真っ向勝負の本格である. 地味な設定であるが,登場人物の書き分けもうまく,二転三転する推理も飽きさせない. 「十二人の怒れる男」に比肩し得る収穫といえる. | ||||
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