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十二人の死にたい子どもたち



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十二人の死にたい子どもたちの評価: 2.79/5点 レビュー 76件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.79pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全76件 21~40 2/4ページ
No.56:
(2pt)

オマージュ元を知っているかどうかが面白さの鍵

この作品は、作者も公言している通りですがとある映画を現代風ミステリとしてオマージュ(若しくはリメイク)している作品です。
私はそのオマージュ元を知っていましたので、残念ながらおおよその展開に検討がついてしまいました、、
従いミステリとしての面白さよりも作品のテーマやキャラクターの魅力などにフォーカスして楽しむ他なく、作者の冲方丁さんの名前に期待されて読まれた方にとってはやや肩透かしかと思います。
十二人の死にたい子どもたちAmazon書評・レビュー:十二人の死にたい子どもたちより
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No.55:
(5pt)

【ネタバレなし】脳みそフル回転なミステリ小説

時系列が鍵を握る、本格風クローズド・サークルのミステリ小説です。

本書は幅広い年齢層にオススメしたいです。
残酷な表現や18禁な描写は出てこないので、子どもたちに読ませてもOK。

本書は色んな読み方が出来ます。
例えば、
中学生は、海外の名作「十五少年漂流記」のような、子ども達だけで集まってワイワイやる冒険モノとして読む。
高校生は、「あ、こういう人いるいる!」ってうなずきながら、人間描写の中にある対話の面白味を体験する。
20歳以上の大人の人ならば、ミステリ小説としての本書を自力で謎を解くことに挑戦する。
30歳以上の世代には、本書の持つ社会的なテーマを、親としての視点で考えながら読む。

自分は、一世代も違う登場人物たちの仲間になったように引き込まれて読みました。
読み終わると、彼らとお別れするのがとても寂しくなるほどに、自分も12人の一員になった気分でした(笑)

ひとことで言えば、極上のミステリ体験でした。
この物語を生み出してくれた著者に、心から感謝。

あと、本書を読まない方が良いタイプの人は少なからずいます。
・説明文だけで立体の構築物を頭に描けない人
・記憶するのが苦手で、「12人分の入室順序」や「12人分の名前」なんか絶対に覚えられないと断言出来る人
・他人に興味が無い人
以上、どれか一つでも当てはまる人は、本書は読まない方がよろしいと思います。
十二人の死にたい子どもたちAmazon書評・レビュー:十二人の死にたい子どもたちより
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No.54:
(5pt)

傑作・痛快・病んでる系!

「あー、この本そう言えば映画化されてたなー」と思い購入。
軽い気持ちで読み始めたら、面白くて面白くて手が止まらなかったです。
そのタイトルから、始めはミステリー物だとさえ思っていなかったので、序盤の展開にはギョッとしました。

登場人物紹介を兼ねた序盤はダラダラとしてテンポも良くなかったのですが、話が進んで登場人物の本性が顕になり始めると、ものすごく面白くて、深夜を回っても読むのを止められませんでした。

結末まで一気に読み終えた後、タイトルを見て納得。やっぱり「十二人の怒れる男達」のオマージュでしたか。
かなりハウダニット・ホワイダニット・フーダニットが緻密に作り込まれており、設定こそやや変化球ではあるもののクローズド・サークル系の王道ミステリーとしてかなり高い完成度で出来上がっています。
巻末の作者の紹介を見てまたまた納得。やっぱりベテランの作家さんでしたか。

色々気になる点もありますが、非常に楽しめたので星5つです。
あと個人的に登場人物の内の一人がかなり好きです。拗れに拗れた性格がいい味を出しています。
十二人の死にたい子どもたちAmazon書評・レビュー:十二人の死にたい子どもたちより
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No.53:
(2pt)

長い

十二人の視点で描かれる構成と、得体の知れないものに対する緊張感・恐怖感はよかった。

しかし、真実が解き明かされるまでが長すぎる。正直、次から次へと時間が起きて飽きてしまった。
そして、トリックも建物の構造に頼っているため非常にわかりづらいし、故に説明が長い。その場にいた登場人物でさえ理解できていないのは滑稽だった。
また、オチも感動は特にない。ああ、まあこうなるよねというだけ。

読了後、非常に疲れたが、何かを得たような気持ちはなかった。無駄に疲れたという感想だ。
十二人の死にたい子どもたちAmazon書評・レビュー:十二人の死にたい子どもたちより
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No.52:
(4pt)

なぜゆえ死にたい。。。

タイトルが気になって、読みました。

一人ひとりの子どもたちの自殺したい理由が
社会の縮図となって浮かび上がってきます。

子どもたちが議論の末にたどり着いた結論が、希望だと思いました。
十二人の死にたい子どもたちAmazon書評・レビュー:十二人の死にたい子どもたちより
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No.51:
(1pt)

途中から読むのが苦痛

死にたい子どもたちが集まって集団自殺しようとしたところに殺人事件が起こる・・というようなミステリー小説かとかってに思って読みはじめた私が間違っていた。
最初の三分の一くらいまでは、いっきに読めたが、だんだんおなじようなこと、たいくつな話の繰り返しで、さらにこの本の結末が予想できて、興味を失い読み終えるのが苦痛だった。なんだか時間を無駄にしたような読後だった。
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No.50:
(4pt)

非現実的な予想通り

ラストは、まぁ予想通りの結末を迎えます。
個人的には非現実的だと思いましたが、望んでいます。

登場人物が多く、場所が広いためかなり想像力を使います。
そして、それぞれの過去と思いが絡み合って、登場人物の人間性が明確になって、
物語に引き込んでくれます。
映画化されているので、映像で見るとより一層分かると思います。

読み始めは時間がかかると思いますが、後半は展開が気になってスピードが上がると思います。
何か話題の本を読みたいという方にはオススメします。
でわでわ。
十二人の死にたい子どもたちAmazon書評・レビュー:十二人の死にたい子どもたちより
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No.49:
(1pt)

つまらなかった…。

電子書籍にて読みました。
あまりのつまらなさに驚きました。
これを映画化するとは、また勇気のいることで…。
冒頭は面白そうだなと思いましたが、途中から読むのが辛くて辛くて。
久しぶりの駄作に滅入りました…。
十二人の死にたい子どもたちAmazon書評・レビュー:十二人の死にたい子どもたちより
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No.48:
(4pt)

人の考えはそれぞれ違っている

人には色々な考え方があると思う。それは、ここにレビューを書いている人が1番わかりやすいのではないかなと思った。(評価の観点で)
この作品もそれと同じように、12人がそれぞれの死にたい理由をもってここに来ている。今の若者なら実際に悩んでいる人もいたりするだろうし今後問題になっていくことかもしれないがそのような悩みを持ってその場に来ている。この作品を読んで率直に思ったことはどのような悩みがあっても打ち明けられる存在の人が1人でもいた方が良いと感じた。本の中ではよく話し合いが用いられていたが、その話し合いによって次第に心が変化してるように思えた。
この本が伝えたいことというのは人にはそれぞれの考えがあり、それを受け入れるということと、大切な人というのは一生大切にしなければならないなと私はこの本を読んで感じた。

気になる人はレビューだけで判断するのではなく読んでみるのがいいと思う。ただ、内容が複雑なのでメモを取りながら読むとわかりやすいと思う。
十二人の死にたい子どもたちAmazon書評・レビュー:十二人の死にたい子どもたちより
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No.47:
(4pt)

賛否両論あるみたいだけど

映画になるのでエンタメ的に面白いのかな? と思ったけど、どちらかと言えばメッセージ性の高い小説。
そういう小説は読者自身の共感性で評価も分かれてしまうものだから、安易にオススメはしませんが、少しでも興味があれば一読してみてもいいと思う。
キャラクターがしっかりと描かれていて、少年少女的な魅力がある。
十二人の死にたい子どもたちAmazon書評・レビュー:十二人の死にたい子どもたちより
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No.46:
(4pt)

そして、12人の死にたい子供たちは、誰もいなくなった

全くの想像に過ぎませんが、作者が本当につけたかったタイトルはこんな感じでしょうか。
作品的には「12人の怒れる男」と「そして誰もいなくなった」を合わせた感じでしょうか。

自殺を覚悟して集まった割にはみんな軽すぎるし、なんだ結局死なないのか、という批判が多いようですが、10代で集団自殺をするために200もある質問をクリアしてまで参加した人たちという設定を考えるとなかなかリアルかなという気はしました。
つまりここに集まった子たちは、一人で死ぬ勇気も決断力も実行力もなく、未熟で限られた経験と頭でっかちな思考だけを元に、「もう死ぬより他に道はない」と勝手に行き詰ってしまった思いあがった少年少女たちであるわけです。
その未熟な思い上がりゆえに、ちょっと自分と違った発想や思考に出会っただけで、すぐに行き詰っていたはずの状況が変わって見えてしまうというのは、多くの若者に特有の「目から鱗が落ちた」現象で、さほど不思議ではないですね。
このあたりは偏差値が高い低い、育った環境が恵まれているか否かに拘わらず若さからくる脆さであり、同時に可能性でもあるわけです。

尊王攘夷のために勝海舟を斬りに行った坂本龍馬が、その勝に説教されて開国論に変わって勝の信者になったなんていう有名なエピソードがありますが、これなどまさに若さゆえの脆さと可能性の象徴ともいえるでしょう。
ただ「10代の若さで思い上がって絶望するな」、なんて正論を大人がいくら振りかざしたところで、若者には全く響かないわけで、そういう意味ではこういう描き方をすることで、自分たちの絶望が一歩離れた位置から見るとただの滑稽に過ぎないという視点を読者が持つことができるとしたらかなり意味のある作品だという気はしました。

そういう視点で見ると、一番秀逸なのはやはり「ヘルペス」の子でしょうね。
もし自分があの12人の中にいて、死ぬことを決めており、他の人の死ぬ理由にケチをつけるのは余計なお世話だというルールを知っていたとしても、やっぱり「ヘルペス」の子に対して、何も知らせずにこのまま死なせてしまうのはどうにも死に心地が悪い(?)と思ってしまうのではないかなんて想像してしまいました。
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No.45:
(1pt)

宣伝勝ち

宣伝と題名と映画化で読んだけど文章が読みにくて内容が全く入って来なくてだらだら続く話に読むのが苦痛で読み終わるのに何週間もかかった。つまらなかった。作者は年寄りなんだろうなと思った。
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No.44:
(4pt)

やりすぎ

クローズドサークル的な物語。なんかいろんな推理物のオマージュ作品ぽい。本格推理と思うと肩透かしかも。とにかくトリックの開陳がもったいぶった割に長くてわかりにくい。この手の小説のゾーッとする描写もありそうでない。大詰めの大演説は読者のほうも白けるんじゃないかなー。

ぶっちゃけ、あんなんみんな逃げちゃうだろって思う。なんでこの会合にこだわっているのかわからない。

と散々書いたが、まあ風呂に入らず深夜まで読みすすめるくらいには面白かったので4つ星。
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No.43:
(4pt)

サスペンス好き

ミステリー系で殺人が起きる物語のように最初は感じたが読み終えた時にはミステリー殺人ではなく現代の風刺を描いてる作品に変わっていた

それはこの作品の良い所でもあるし悪い所でもあった。具体的に悪い所というのはレビューの中に現れている
例えば長ったらしい、リアリティがない、酷似している他の作品の劣化版の様な事書いてあった確かにそう捉えるのも不思議ではないと思った。そう思えた理由はこの作品は心理戦や推理と言った物はあるがそれが1番重要な点ではないからだ。なので前文の様な作品を重点に読みたい方にはオススメしない

他の人の低評価のレビューを否定している訳ではなく、もしこの作品の流れで1人でも死者が出ていたら自分はレビューを星1つにしていました。

星4にした理由は作品自体はとても素晴らしかった。だけどこの本のタイトルを見て勘違いしてしまう方がいらっしゃると思った、現に自分はタイトルを見て買いました。読んでいる最中誰が犯人だろうと予測を立てていましたがテンポよく犯行が起こるわけではなかったので少し不思議に思っていました、結果的に自分は風刺物が嫌いではなかったのでこのエンディングでとてもよかったのですがそれを望んでない方も少なくはないのではないかと感じたそのため万人受けするものでは無いと感じこの評価とさせていただきました。

最後に自分は読み終えて「人間は命の大切さを分かっているつもりで分かってない」を伝えたい作品だと考察しました。
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No.42:
(2pt)

最終的に死なない子ども達 である

伏線は随所に散りばめられているが、結局死ぬのを止めるとは極めて遺憾。

マイにはいらいらさせられ、アンリも段々うざくなり、読後感は最悪
個人的にはセイゴが好き
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No.41:
(1pt)

表紙、、

watabokuさんイラストの表紙かと思って購入したら実写の方きました。内容は変わらないし、そんな事と思われるかもしれませんが割と残念です。思っていた商品と違う物が来たので星1です。
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No.40:
(1pt)

とにかく単調。

出てくる子どもたちにリアリティがなく、大人が想像で作って書いた子達、ということが容易に感じられた。個々の特徴を出すための設定がまたとってつけたようで、感情移入がまるでできない。(そういった類いの小説ではない、ということか?)
記号のような子どもたちに、記号のような名前がついていて、どれが誰だかも分かりにくい。
もしかすると謎解きを楽しみたい人には面白い一冊なのかもしれないが、物語を楽しみたくて手に取るものではない。
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No.39:
(2pt)

落ちないジェットコースター

結局のところ落ちないのである。

登場人物12人は10代の少年少女で、共通するのは死にたいという事。

個性豊か面々で、それぞれのキャラクターは比較的分かりやすかったように思える。

読み始めはミステリーっぽさで惹きつけられたが、地下に12人が集合するなり、死体?を前にダラダラ喋り出す。

その繰り返しが何度も続く。

登っては落ちないの繰り返し。

序盤〜中盤の手前くらいまではなんとかスリリングに話が進み、少年少女たちがどんな悩みで集まってしまったのか、どうして自ら命をたちたいとまで思ってしまったのか考えさせれる場面があるが、いかんせん、心理描写が薄い。まぁ12人も居たらそうなってしまうと思うけども。
さらに、拍車をかけるように中盤あたりからなぜか部活終わりのミーティングのような軽々しさが滲んでくる。

特に11番のマイのとある発言で完全に失速させられた。(ネタバレになるので控えます)

そこからまたずるずると進んでいく。

推理小説を書きたかったのか、ミステリーを書きたかったのか、現代のリアルな10代の悩みを書きたかったのか…。

結果的にどこにも属さないよく分からないストーリーだった気がする。
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No.38:
(1pt)

12人の怒れる男?

作者は映画「12人の怒れる男」とゲーム「ダンガンロンパ」に影響を受けたのだろう。設定なんかは良く似ている。でも影響を受けたであろう作品の方が遥かに面白い。もしあなたがトリックや話の意外性を求めているなら、ロシアのリメイク版の「12人の怒れる男」を見るか、「ダンガンロンパV3」をプレイするといい。
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No.37:
(1pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

十二人の素直な子供たち

素直な子供たちばかり。

ベッドに見知らぬ死体らしきものがあるのに、「本当に死んでいるのか」、「一体誰なのか」、「どう処理するか」などには一切興味をもたず、作者が望んでいるであろう「どうやって運んだか」、「みんながどの順番に入ってきたか」などを延々と議論する。

議論が進むにつれ、タイミングよく理由もなく時間を提供する子供が現れる。

自殺しようと思った理由を作者に負担をかけない程度に浅く述べ、周りの子供たちも深く追求しない。

そして、ページ数が終盤に近づくと急に自殺する気をなくして解散する。

こういう子供たちばかりだと、作者も話を展開しやすいだろうなと思った。
十二人の死にたい子どもたちAmazon書評・レビュー:十二人の死にたい子どもたちより
4163905413

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