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コロロギ岳から木星トロヤへ
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コロロギ岳から木星トロヤへの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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ほのぼのとしたファーストコンタクト系sf 未来側のふたりがすこしキャラが薄い | ||||
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タイトルが意味不明だけど 読んだら納得できる 理解できないものを、理解しようとする その考え方は 素敵だなと思いました。 | ||||
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過去と未来で情報をやり取りして、未来が変わっていくのは面白い ただ、個人的な感覚だが、BLでキャッキャするキャラクタは要らなかったんじゃないかなと思う 普通に人助けのために頑張るだけで良かったのでは? | ||||
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時間モノのライトSF 超巨大な時間遡行型大根様生命体の尻尾が2231年に引っかかって動けないよ~ と2014年の胴体(頭?)が助けを求める、というアイデアはとっても面白いと思います。 ただストーリーがトントン拍子に進みすぎなのと、文章が軽いので、 とてもアッサリした読み心地になってしまっているのが残念です。 過去から未来へのメッセージがなかなか伝わらない、伝言ゲームのような要素とか 脱出ゲームや間違い探し、時間がらみの謎解き要素をもっと盛り込んだら良かったな~ | ||||
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ヒトのための視覚化ではありますが時間の矢(光円錐)が軛のように見える生物が出てきて、それでは時空やエントロピーの視点となるわけが、こと主義主張によっても生き方の主眼・指針は変わってくるものだと再認識しました。 またSFと構えず読める軽妙な作品で良かったですー | ||||
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太陽コロナ観測所に突如突っ込んできた大根。それは「カイアク」であると名乗った。 そしてココに存在するカイアクと217年先の木星前方トロヤ群の小惑星アキレスに存在するカイアクは同一で、こちらが頭であっちがしっぽなのだという。 でも、その途中は見えないし、この次元に存在していない?頭がこんがらがりそうな事態に巻き込まれた百葉はカイアクに217年先の尻尾が何かに絡まって動かないから助けてくれと頼まれる。そしてその尻尾の先には少年が2人いて、救助を待っているのだというのだ。 どうやって217年先の少年を助けるのか?頭をフル回転し未来と今のやり取りが始まる。 なかなかどうして、おもしろいじゃない。 でも、変わった未来って変わったときに変化を感じられるのかな?大きな流れが変わらない場合、いくら小道具を変えても変わらないよね。 たぶん、大きな流れを変えてしまった場合、その問題となる出来事が発生しないから、それはその人の記憶には残らない、というか別人だよね。ああ、ややこしい。でも夢中で読んでしまいます。そこが面白い。 軽くて、深読みせずに読めるのは楽しいです。 | ||||
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主人公について、私はリュウグウノツカイ、という深海魚を思い浮かべながら読みました。大根やヘビよりはいいかな、と思って。 イルマーレっていう映画がありますよね。あれにちょっと似てるかな?でもこの作品では時間は217年、場所は地球~木星間はなれているので、イルマーレよりスケールは大きいです。主人公もスケール大きいし。あ、でも身体だけじゃないの、精神面も大きいんだよ!とっても優しくて辛抱強いです。名前はカイアク。改悪じゃないよ?漢字を当てるとしたら改開かな。世界を変える事が出来るのだから・・・ 未来の男の子を心配する人がいたり、好奇心に胸を震わせて喜ぶ人が居たり、分かったふりをする人、利用を企む人、いろんな人がいて興味深かったです。ハラハラしたけど、泣きそうになったけど、面白かった。良いお話でした。 一冊で完結。小川先生の作品にしては軽め。重々しいの読んで辛くなった時にでも、ぜひどうぞ。おススメの一冊です。 | ||||
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時間を自由に行き来する巨大生物が、2014年の地球と2231年の木星トロヤ群の小惑星に引っかかったという設定で始まる物語。 地球の危機と2231年側の少年二人の危機を救うべく、2014年から2231年を変えようと主人公たちが努力するというお話。 実に面白くてほぼ1日で読み切ってしまった。 未来の情報を知って過去で行動を起こせば並行宇宙が分かれてしまう気がするが、そうすると救われない未来が増えて行ってしまう。 なので、過去で行動を起こせば未来が変わるという設定になっているが、それはまぁ、良いだろう。 そうでなければ、帯で本作と並び称されている「時砂の王」のような悲壮な感じになってしまう。 「天冥の標」で疲れた読者に小休止をという企画で書かれた本作のようなので、このように軽快でほっとするような話の展開は正解なのだろう。 最終的に、おや、2231年の二人は救われないのかと思いきや、さわやかで心温まるエンディングが用意されていました。 | ||||
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時間SFもの。限られた手段で交信する過去と未来、というシチュエーションとしてはチャリティのことづて(ウィリアム・M・リー)に似ている。恋愛要素は無い。 展開が早くサクサク読める。読後感は余韻を残さずあっさり系。 主人公が腐女子な描写などが俗っぽくてマイナスポイント。 | ||||
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自転車好きのSF者のみなさんは別な意味でにやにやしながらおたのしみを。 | ||||
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時間流を航行する生物が座礁し、尻尾が2231年の宇宙戦艦に頭部が2014年の日本アルプスにある測量所に突っ込んだまま、身動きとれなくなる。 放置しておくと戦艦に閉じ込められた少年たちが死ぬだけでなく、地球が消えてしまう。 二百年の時をつないだ決死の救出作戦が始まった。 時間の中を自在に泳ぐ巨大生物という発想に舌を巻く。 我々は三次元の空間は把握しているが、時間流には一方的に身を任せるしかない。 この生物は逆で、時間に対して自由だが空間にはほとんど干渉できないのだ。 脱出サスペンスに加えて時間SFならではのパラドキシカルな風味が効いており、ページをめくる手が止まらない。 一流のハードSFであり、何よりストーリーが優れている。 23世紀の少年二人組と21世紀の女性科学者コンビの対比が、たまらなく楽しい。 女性二人が実は筋金入りの腐女子さんであることが、徐々に明らかとなる。 見事に伏線を生かした結末も極上だった。最高点を差し上げます。 | ||||
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とても面白かったです。 天冥の標を待つ傍らになんか出てきて「!?」となりましたが、読んでみたら天冥とはまた違った面白さ。ライトで一気に読めます。 専門用語ばっかりのSFって感じでもないので、SF難しそうと思ってる人にも読んでもらえると思います。 賛否両論あると思いますが、主人公の女の子が腐女子設定で、腐女子同士が協力して異様な熱が混じって物語が加速していきます。 この場面は個人的にとても愉快だった。そして後半からは私も残念ながらそういう腐った目で、男の子二人を見てしまった……。 最初はそんな気本当になかったのに、と弁明したい。また腐女子の気持ちが分かる小川先生を更に尊敬しつつ。 最後の物語の収束がよかった。川をすいすい流れて行くように、気持ちよく一つにまとまっていく。 未来の少年二人を助けるために、現代の腐女子二人が200年の時を挟んで交流していくのだけど、 その試行錯誤というか暗中模索というか、読者の私も一緒に一喜一憂していたものだから、 それまでの困難が一本に束ねられていく気持ちよさ、スピード感は堪りませんでした。感無量。 何か難しいテーマを語る作品ではないですが、読み終わると表紙のようになんだか晴れ晴れする作品でした。 | ||||
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非常にスマートなタイムスリップ系変化球SF作品。 女科学者二人の内輪ネタ的ギャグには賛同できないが 総じて丁寧な時間軸作りは○。 心動かされる衝撃は全く無いが、気が利いており、 ちょっといい感じの話を読みたい時に最適の作品。 | ||||
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