■スポンサードリンク


コロロギ岳から木星トロヤへ



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)

コロロギ岳から木星トロヤへの評価: 4.12/5点 レビュー 17件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(5pt)

ほのぼのSF

ほのぼのとしたファーストコンタクト系sf
未来側のふたりがすこしキャラが薄い
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.16:
(5pt)

楽しかった

タイトルが意味不明だけど

読んだら納得できる

理解できないものを、理解しようとする
その考え方は
素敵だなと思いました。
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.15:
(4pt)

センスオブワンダーは感じられた

過去と未来で情報をやり取りして、未来が変わっていくのは面白い
ただ、個人的な感覚だが、BLでキャッキャするキャラクタは要らなかったんじゃないかなと思う

普通に人助けのために頑張るだけで良かったのでは?
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.14:
(4pt)

アイデアはとっても面白い

時間モノのライトSF
超巨大な時間遡行型大根様生命体の尻尾が2231年に引っかかって動けないよ~
と2014年の胴体(頭?)が助けを求める、というアイデアはとっても面白いと思います。
ただストーリーがトントン拍子に進みすぎなのと、文章が軽いので、
とてもアッサリした読み心地になってしまっているのが残念です。
過去から未来へのメッセージがなかなか伝わらない、伝言ゲームのような要素とか
脱出ゲームや間違い探し、時間がらみの謎解き要素をもっと盛り込んだら良かったな~
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.13:
(3pt)

そこそこ面白いがSFでなくても良いような

”SF作家”としての小川氏をどのような言葉で語るかは、私にとってなかなか難しい問題です。
私の思ういかにもSF作家の一人である野尻抱介氏の作品の場合、野尻氏の作品はSF的なアイデア(科学技術、状況設定など)を物語から外してしまうと、ストーリーが成立しなくなるように思います。
一方、小川氏の作品は、もちろんSFらしいガジェットや設定が物語を面白くしているのも事実ですが、代わりのものを使っても、面白いストーリーに語りなおせるのではないかと思います。
本作品も、時間と空間を隔てた二組の登場人物たちが時間生物?の助けを借りて交流する、という物語ですが、時間生物や宇宙への殖民、宇宙戦艦などの設定が無くても、例えば万城目学氏の「ホルモー六景」収録の作品や、ジャック・フィニィの「ゲイルズバークの春を愛する」のように時間を隔てた人々の交流を描いて、面白いストーリーが成立しそうです。
このような意味で、小川氏は面白い作品を書く作家さんではありますが、面白いSF作品を書く作家は誰と聞かれたときに、野尻抱介氏のような他の作家さんを挙げてしまいます。
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.12:
(4pt)

ヒトの時間、カイアクの時間

ヒトのための視覚化ではありますが時間の矢(光円錐)が軛のように見える生物が出てきて、それでは時空やエントロピーの視点となるわけが、こと主義主張によっても生き方の主眼・指針は変わってくるものだと再認識しました。
またSFと構えず読める軽妙な作品で良かったですー
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.11:
(3pt)

時間物でもちょっと捻ってある

2014年と2231年の二つの時代をリンクさせるのが巨大な紫蘇漬け大根様物体。
ファーストコンタクト物としても紫蘇漬け大根様物体は珍しい物だと思う。
時間を泳ぐ紫蘇漬け大根様物体なので、時間=上流、下流と言う認識だから何度でもやり直して学習してコミュニケーションを確立する方法も面白い。
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.10:
(4pt)

軽くて読みやすい、ちょうどいいボリュームかも

太陽コロナ観測所に突如突っ込んできた大根。それは「カイアク」であると名乗った。
そしてココに存在するカイアクと217年先の木星前方トロヤ群の小惑星アキレスに存在するカイアクは同一で、こちらが頭であっちがしっぽなのだという。
でも、その途中は見えないし、この次元に存在していない?頭がこんがらがりそうな事態に巻き込まれた百葉はカイアクに217年先の尻尾が何かに絡まって動かないから助けてくれと頼まれる。そしてその尻尾の先には少年が2人いて、救助を待っているのだというのだ。
どうやって217年先の少年を助けるのか?頭をフル回転し未来と今のやり取りが始まる。

なかなかどうして、おもしろいじゃない。
でも、変わった未来って変わったときに変化を感じられるのかな?大きな流れが変わらない場合、いくら小道具を変えても変わらないよね。
たぶん、大きな流れを変えてしまった場合、その問題となる出来事が発生しないから、それはその人の記憶には残らない、というか別人だよね。ああ、ややこしい。でも夢中で読んでしまいます。そこが面白い。
軽くて、深読みせずに読めるのは楽しいです。
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.9:
(5pt)

大根は好き?ヘビも大丈夫かな?

主人公について、私はリュウグウノツカイ、という深海魚を思い浮かべながら読みました。大根やヘビよりはいいかな、と思って。

イルマーレっていう映画がありますよね。あれにちょっと似てるかな?でもこの作品では時間は217年、場所は地球~木星間はなれているので、イルマーレよりスケールは大きいです。主人公もスケール大きいし。あ、でも身体だけじゃないの、精神面も大きいんだよ!とっても優しくて辛抱強いです。名前はカイアク。改悪じゃないよ?漢字を当てるとしたら改開かな。世界を変える事が出来るのだから・・・

未来の男の子を心配する人がいたり、好奇心に胸を震わせて喜ぶ人が居たり、分かったふりをする人、利用を企む人、いろんな人がいて興味深かったです。ハラハラしたけど、泣きそうになったけど、面白かった。良いお話でした。
一冊で完結。小川先生の作品にしては軽め。重々しいの読んで辛くなった時にでも、ぜひどうぞ。おススメの一冊です。
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.8:
(5pt)

「天冥の標」の重さにつかれた小川一水ファンに一冊の清涼剤

時間を自由に行き来する巨大生物が、2014年の地球と2231年の木星トロヤ群の小惑星に引っかかったという設定で始まる物語。

地球の危機と2231年側の少年二人の危機を救うべく、2014年から2231年を変えようと主人公たちが努力するというお話。

実に面白くてほぼ1日で読み切ってしまった。
未来の情報を知って過去で行動を起こせば並行宇宙が分かれてしまう気がするが、そうすると救われない未来が増えて行ってしまう。
なので、過去で行動を起こせば未来が変わるという設定になっているが、それはまぁ、良いだろう。
そうでなければ、帯で本作と並び称されている「時砂の王」のような悲壮な感じになってしまう。
「天冥の標」で疲れた読者に小休止をという企画で書かれた本作のようなので、このように軽快でほっとするような話の展開は正解なのだろう。

最終的に、おや、2231年の二人は救われないのかと思いきや、さわやかで心温まるエンディングが用意されていました。
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.7:
(4pt)

軽め

時間SFもの。限られた手段で交信する過去と未来、というシチュエーションとしてはチャリティのことづて(ウィリアム・M・リー)に似ている。恋愛要素は無い。
展開が早くサクサク読める。読後感は余韻を残さずあっさり系。
主人公が腐女子な描写などが俗っぽくてマイナスポイント。
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.6:
(4pt)

コロロギ岳

自転車好きのSF者のみなさんは別な意味でにやにやしながらおたのしみを。
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.5:
(5pt)

軽いノリだが、中身は本格時間SF

時間流を航行する生物が座礁し、尻尾が2231年の宇宙戦艦に頭部が2014年の日本アルプスにある測量所に突っ込んだまま、身動きとれなくなる。
放置しておくと戦艦に閉じ込められた少年たちが死ぬだけでなく、地球が消えてしまう。
二百年の時をつないだ決死の救出作戦が始まった。

時間の中を自在に泳ぐ巨大生物という発想に舌を巻く。
我々は三次元の空間は把握しているが、時間流には一方的に身を任せるしかない。
この生物は逆で、時間に対して自由だが空間にはほとんど干渉できないのだ。

脱出サスペンスに加えて時間SFならではのパラドキシカルな風味が効いており、ページをめくる手が止まらない。
一流のハードSFであり、何よりストーリーが優れている。
23世紀の少年二人組と21世紀の女性科学者コンビの対比が、たまらなく楽しい。
女性二人が実は筋金入りの腐女子さんであることが、徐々に明らかとなる。
見事に伏線を生かした結末も極上だった。最高点を差し上げます。
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.4:
(5pt)

カイアクが好きです。

とても面白かったです。
天冥の標を待つ傍らになんか出てきて「!?」となりましたが、読んでみたら天冥とはまた違った面白さ。ライトで一気に読めます。
専門用語ばっかりのSFって感じでもないので、SF難しそうと思ってる人にも読んでもらえると思います。
賛否両論あると思いますが、主人公の女の子が腐女子設定で、腐女子同士が協力して異様な熱が混じって物語が加速していきます。
この場面は個人的にとても愉快だった。そして後半からは私も残念ながらそういう腐った目で、男の子二人を見てしまった……。
最初はそんな気本当になかったのに、と弁明したい。また腐女子の気持ちが分かる小川先生を更に尊敬しつつ。
最後の物語の収束がよかった。川をすいすい流れて行くように、気持ちよく一つにまとまっていく。
未来の少年二人を助けるために、現代の腐女子二人が200年の時を挟んで交流していくのだけど、
その試行錯誤というか暗中模索というか、読者の私も一緒に一喜一憂していたものだから、
それまでの困難が一本に束ねられていく気持ちよさ、スピード感は堪りませんでした。感無量。
何か難しいテーマを語る作品ではないですが、読み終わると表紙のようになんだか晴れ晴れする作品でした。
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.3:
(3pt)

読みやすくほっこりできるSF

すっと読める文体、さくさく進む展開、きれいにまとまるオチ。
難解な説明が延々と続くハードSFに比べればとても読みやすく、ボリュームもさほどでないので一気に読了できました。
舞台の半分が現代社会なせいか、作り込まれた重厚な世界観を味わうとはいきませんでしたが、作中の人外生物の設定には引き込まれるものがありました。
現代と未来とでやりとりするのにそんな手法を使うのかとスケールの大きさに感心。

ただ、いわゆる腐女子的なトークが若干出てきたのが個人的にどうしても無理でした。
物語の雰囲気を軽妙にするためのユーモア要素だったのだとしても違和感と不必要感が拭えません。
その点に引いてしまって物語にいまひとつ没入できなかったのが残念です。
初の小川一水作品だったのですが、これが初で良かったのか悪かったのか…。
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.2:
(4pt)

非常にスマートなタイムスリップ系変化球SF作品。

非常にスマートなタイムスリップ系変化球SF作品。
女科学者二人の内輪ネタ的ギャグには賛同できないが
総じて丁寧な時間軸作りは○。

心動かされる衝撃は全く無いが、気が利いており、
ちょっといい感じの話を読みたい時に最適の作品。
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048
No.1:
(3pt)

先生、満足できません

題材はちゃんとSFですし、伝達手段も気の利いたところではあるとおもいます。
昨今流行の時間軸のお話ですし。

ただ、もっと重厚だったり、さっぱりした作品が読みたいんですよね。天冥の標の次巻を楽しみにします。
コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)より
4150311048

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!