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晴れた日の森に死す
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晴れた日の森に死すの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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文庫本の帯に書かれた言葉で、真相はわかってしまっていた。 それでもミステリとしての面白さがあることを期待したが、全然面白くなかった。 期待しているジャンルが違った。 ほかのレビューにも書かれている通り、社会派小説としてしか読めない。それならまだアリ。 タイトルと表紙は最高なのに。 | ||||
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面白かったです!景色の綺麗さや欧米にはないエキゾチックさが魅力的でした。 犯人は確かにちょっとせこいです(笑) 1人称でぶるぶるしたり、ミスリードがあったと思います。まぁやってないとは言ってないから仕方ないかな。 kindleで読みました。湖のほとりでは、kindleにはなくて本当なんでなのかな?こっちの方が売れたのかな?北欧ミステリーをもっと翻訳して欲しいし、沢山kindleにして欲しいです。 | ||||
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ノルウエーらしい繊細さがある。 作者のカーリンさんは精神病者の施設で10年以上働いたことがあり、描写も的確。 セイエル警部は妻を亡くしたさみしさと向き合う。 銀行強盗は人柄がよく、作中にあかるさをもたらしている。視点はセイエル警部以外の数人にも変る。 読後感は表紙の写真と同じ、人間の営みの孤独を感じさせる。 | ||||
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権威あるガラスの鍵賞受賞作「湖のほとり」が2011年に紹介されてから実に5年振りの刊行となる待望久しいノルウェー・ミステリの女王フォッスム女史の異色の秀作です。前回の本と並べてみて改めて気づいた事ですが、5年前の「湖のほとり」では著者名が「カリン・フォッスム」だったのが、出版社が変わった今回は「カーリン・フォッスム」と表記され一文字だけ変更されていまして、でも幸いにも偶然にカバーの色は全く同じ色合いのピンクでしたね。本書は中心にあるのが「精神を病んだ青年エリケの物語」で深く考えれば誠に重いテーマなのですが、それ程に深刻さを感じさせずに時折のユーモアをまじえながら気軽に楽しめる肩の凝らない読み物にして、それでもきっちりと伝えるべき所は伝えて考える端緒にするという著者の酸いも甘いも噛み分けた信頼のおける確かな人間性を感じましたね。 ノルウェーの森の奥で左目に鍬が突き刺さるという凄惨な老女の死体が発見される。折から近くの精神病院から脱走した青年エリケの姿を目撃したとの情報がもたらされ即座に彼の殺人事件への関与が疑われるが、捜査の指揮を取るセイエル警部は安易に結論を出さずに調査を続ける中で、同時期に発生した銀行強盗事件にエリケがまきこまれ人質になっているという驚くべき知らせが舞い込むのだった。 本書のトリックは独創ではなく世界的な有名作品のヴァリエーションではあるのですが、著者の最後の最後まで怪しい気配をちっとも匂わせないとぼけ振りは相当な物で、まずこの仰天すべき真相に気づいた方はそれ程多くはおられないだろうと思いますね。強いて難点を挙げれば、この真相が緻密な推理の積み重ねによる物ではなく唐突にポンと出された当てずっぽうに近い物に思える事くらいでしょうね。私は日頃からなるべく固い事には拘らずに柔軟な考え方をしようと心掛けていますので著者の仕掛けたこの見事なトリックに素直に脱帽して心から賞賛したいと思いますね。それからこの精神を病んだ青年エリケの独白を読んでも意味が通じる事が殆どなく彼の胸の内を理解できないのが辛いですが、でも妄想に苛まれる苦しさだけはしっかりと伝わって来ますし、やはり周囲が彼の実情を理解した上で温かく見守ってあげる必要があったのでしょうね。今ではもう遅いとは言え今後の同じ様な境遇の方々への配慮の教訓とすべきでしょうね。さて、ここから気分を変えて本書の明るい面について書きますが、セイエル警部と部下のヤーコプとの事件の犯人に関する賭けが(勿論お金ではなく部下に大の男でも勇気のいる「パラシュート降下」を課す事なのですね)全く堅物でない警部の気さくな人柄をうかがわせて実に愉快な気分にしてくれましたね。そしてやはり最も興味深いのが、セイエル警部が事件を通じて知り合った精神科医の女性ソーラと(最愛の妻と死別してから初めて)二度目の恋に落ちたらしい気配の心ときめくラブ・ストーリーで、この恋の行方の結果を知る為という理由だけでも、この次に書かれた作品を何時かぜひとも読ませて頂きたいと強く望みますね。 | ||||
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一気読みしました。結末は考えさせられましたが、もう一回読み直そうかと思いました。 | ||||
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読み終えた時の感想は、えっ、これで終わり、という感じだ。 巻末の解説を読むと、作品の狙いというか、意味は分からないでもないが、ミステリとしては、面白くないとしか書きようがない。前作『湖のほとりで』の方が、まだまし。ミステリではなく、ある種の社会派小説としてなら、理解できないではない。この作家、日本には合わないんじゃないだろうか。 20年前の作品をなぜ今翻訳したのか、前作から5年も経過してなぜ今翻訳をしたのか、どうしてなんだろうか。 | ||||
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