湖のほとりで
- 北欧ミステリ (199)
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北欧のミステリーが面白いと知人に勧められて何冊か購入しました。 筋書き自体は北欧独特とまでは思いませんが、情景が浮かびます。 | ||||
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全体に地味だが、丁寧な描写がそれを補い、500ページほどの作品だが、一気に読み進めることができる。ただ、ヘニング・マンケルの作品がスウェーデン色を強く感じさせるの対し、本作にはノルウェー色を強く感じない。セーヘル警部の娘や孫に、ちょっとノルウェーというか、北欧だなと感じるぐらいだ。北欧やヨーロッパでの評価は高いようだが、日本では本書刊行以降5年間に、ほかの作品が翻訳されなかった理由が、その辺ではないかと感じてしまう。 なお、〈セイエル警部シリーズ〉として、創元推理文庫で『晴れた日の森に死す』が9月30日に刊行されるらしい。そちらでは、著者名がカーリン・フォッスムとなっている。 | ||||
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ストーリーについては他のレビューアさんたちが詳しく書いておられるのでそちらに譲ります。ノルウェーのミステリということで、やはり淡い北欧のイメージがよく出ている作品だと感じました。 イタリアで映画化され、多くの賞を受賞したということですが、映画は見ていないものの、気になってそちらのアマゾン評も読んでみました。原作に忠実に映画化されたということですが、私の小説に対する感想は、ここに掲載されている評よりも、映画に対する評に近いものでした。つまりかなり地味な作風である、と。 犯人探しや複雑な謎を解くミステリの楽しみというのはあまりありません。現実の殺人事件や警察の捜査というのはこういう感じではないのか?という気がします。特にドラマチックな展開があるわけでもない、あっと驚くような意外な犯人もいない、人間関係や個人の事情、家庭問題、そんないろんなものがからみあって、感情や行動が暴走し殺人が起きる、そしてそれをひとつひとつ地道に捜査してゆく警察。当たり前だけれど、その警察官にもそれぞれの事情がある、そんな時間の流れを描いた小説です。 穏やかで淡々とした作風になごむ人と、退屈だと思う人と、好き嫌いが分かれるのではないでしょうか。自分はと言えば、正直いまひとつでした。ごめんなさい・・。 | ||||
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発売当初に読み、今回また読み直して再び満足。 なんといっても、作者の人間への優しいまなざしがいい。ラグンヒルの打ち捨てられた椰子の木のようなひと房の髪の毛、こだわりの配色の靴ひもと靴。人形の名はラグンヒルのミドルネームだが、だれもエーリセとは呼んでくれない。 そして、ラストでのラグンヒルとライモンの会話の絶妙さ。ここは、翻訳者の方の文章の上手さにも拍手。選び抜かれたミニマムな数の言葉で表現されていて、お気に入りの場面。切ないまでの優しさと純粋さ。 どのシーンだったかは忘れたが、セーヘル警部が容疑者を尋問中に『相手に対して尊敬の気持ちを忘れてはならない。カッとしてはいけないのだ』と自身に言い聞かせていて、改めて人としての生き方を再確認した。 そして殺人の動機は誰にでも起こりうる、子育て(人間を育てる)の難しさに屈した結果といえる。 作者の洞察力の鋭さに脱帽。 とにかくすべてのジャンルの小説のなかでも大好きなシリーズなので、続編を待っています。 初々しい部下のスカッレの今後も楽しみ。 | ||||
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文学小説のような香りと、人を見つめる警官のまなざし。生きるには、さまざまな心の屈折が生まれると、教えてくれます。セーヘル警部がとても魅力的で、是非お友達になりたい。 | ||||
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