靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査班



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

6.50pt (10max) / 2件

6.00pt (10max) / 3件

Amazon平均点

3.86pt ( 5max) / 7件

楽天平均点

0.00pt ( 5max) / 0件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []C総合:1260位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

5.00pt

55.50pt

56.50pt

10.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2012年09月
分類

長編小説

閲覧回数1,830回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数3

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査班 (集英社文庫)

2012年09月20日 靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査班 (集英社文庫)

スウェーデン実業界の大物が連続して殺された。頭に2発の銃弾を撃つ手口はマフィアの処刑スタイルだ。国民を震撼させている大事件を一刻も早く解決するべく、国家刑事警察の特別捜査班が編成された。職務規定違反の疑いで内部調査を受けていたポール・イェルムをはじめ、それぞれに事情をかかえる刑事6名により、精力的な捜査が始まった。個性的なメンバーの活躍と地道な謎解きで人気の警察小説第1弾。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査班の総合評価:7.44/10点レビュー 9件。Cランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

最後はちょっと力尽きたなぁ~。

スウェーデンで人気の警察小説シリーズの第一作。謎めいた難事件を個性豊かな刑事たちが粘り強い組織捜査で解決する、北欧らしい警察チーム小説である。
強制送還を拒否する東欧移民が人質を取って移民管理局に立てこもった事件で犯人に発砲してしまった刑事・ポールは、内部調査班から追及され、降格か免職かと危惧していたのだが、意外なことに新しく編成された特別捜査班への異動となった。様々な部署から集められ、個性も様々な6人の刑事で構成された特別捜査班の任務は、スウェーデン産業界の大物二人が同じような手口で殺害された連続殺人だった。犯人は鮮やかな手口で証拠を全く残していないことから、マフィアの犯行か、テロが疑われた。チームを指揮するフルティーン警部のもと、6人は地道な捜査を精力的に積み重ね、ついに犯行の実態を解明するのだが、そこには現代社会が抱える深刻な問題が潜んでいた。
移民の増加、経済的な困窮、組織犯罪の浸透など、今の時代が抱ええる難問を背景に起きる犯罪を、冷静かつ論理的に描いた社会派ミステリーであり、また殺人の謎解きミステリーでもある。最初のエピソードが最後につながっていく構成もしっかりしている。ただ、事件解決の肝となるジャズの海賊版テープを巡るエピソードがやや強引というか、無理やりなのが玉に瑕。警察組織小説として狙いはいいのだが、最後の最後に雑な印象になったのが残念だ。
ヒーロー警官が活躍するハードボイルドではない警察ミステリーのファンにおススメする。

iisan
927253Y1
No.1:
(6pt)

名前の難しさに負けた!

スウェーデン人の名前って難しすぎやしません?
男性なのか女性なのか、それさえも分からない・・・。
他にも社会的な事柄が出てくるのですが、頭の中がこんがらがって、ついていけませんでした。
ミステリー的には、まあよくある話?なのですが、集中力がないのか、面白さに気づく前に物語が終わってしまいました。

もう一度、主役わき役かれこれを念頭に置いて読むと理解が増すのでしょうが
二回読むのは辛すぎます。
作者の良さがわからないまま終わってしまうのは、ちょっと残念でした。


ももか
3UKDKR1P
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7:
(3pt)

悪くないんだけど、詰め込みすぎで散漫な印象

実業界の大物が1日おきに3人連続して殺されるという事件が起きます。手口は毎回頭に2発の銃弾を打ち込んで射殺、髪の毛1本手がかりを残さないプロの手口。あちこちの警察署、違う部署から6名の選りすぐりの刑事たちが集められ特別捜査班が結成されます。南米からの移民2世、女性刑事、元落ちこぼれ弁護士、自己判断で過ちを犯して免職寸前だった問題刑事など、一癖ある連中ばかり。犯人逮捕をめざして、彼らがストックホルムやスウェーデン南部、エストニアの首都タリンなどを駆け回ります。

登場人物が多いことに加えて、ロシア&エストニア・マフィアや酒の密輸入、財界や関連会社の問題に、個人的なうらみなど、いろんな要素が多すぎるというか詰め込みすぎの感ありです。それだけ手がかりなしの大変な犯罪を追っているんだよという印象を与えたかったのだと思いますが、あちこちに話が飛びすぎて、手当たり次第の適当な捜査に見えてしまい、犯人逮捕に至るまでの刑事たちの苦労や犯罪を犯した理由がどこかこじつけっぽい印象になってしまいました。スピーディでテレビドラマにしたらテンポの良さそうな作品だし、それぞれの刑事も個性派揃いでいいと思うのですが、全体として見るといまひとつといった印象です。

また、セリフの調子が軽すぎてどこか女性的な感じで(”私”や”俺”よりも”僕”を使い、語尾が○○しちゃった、XXだっけ、みたいな)読んでいて、欧米人の顔よりも線の細いジャニーズ俳優みたいな人物が浮かんでしまいます。ハードボイルドなので、もうちょっと重厚な感じに訳した方がよかったのではないでしょうか。

シリーズ第一弾ということで、気合は感じられるし大作ではあるのですが・・個人的には星3つくらいかな、すいません。
靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査班 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査班 (集英社文庫)より
4087606546
No.6:
(5pt)

次回作が読みたい

面白かったです。
登場人物の名前は確かに覚えにくかったですが、シリーズを通して読んでいけば覚えるかな…といった感じなので続きが読みたいです。
天候の記述が詩的で好きでした。
靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査班 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査班 (集英社文庫)より
4087606546
No.5:
(3pt)

登場人物がごちゃごちゃに

警察小説ということで登場人物が多いのは承知の上だったが、被害者たちと彼らを取り巻く関係者の群れ、プラス6人の刑事たちに上司、てんこ盛りの登場人物に耳慣れない北欧の名前がついてかなり難解な小説に思えた。(刑事たちの区別がつくようになったのは半分を過ぎたあたり、被害者達は全く区別がつかなかった。)
刑事たちはいずれも個性派ぞろいなのでテレビドラマにしたら非常に面白いとは思うが、登場人物の多さの割には頁数が少なく、展開はスピーディーなのでかなりまごつく。
内容は終章のあたりで事件は全部繋がっていたと言っているが、自分的にはその部分がよくわからなかった。かなりアクロバティックな論法で事件解決につながるが、その部分もこじつけっぽくてスッキリとはしない。
雰囲気的には好きな作風なので、次作は登場人物があまり多くなければ読んでみたいと思う。
☆は3と4の中間が妥当か。
靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査班 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査班 (集英社文庫)より
4087606546
No.4:
(4pt)

次回作が早く読みたい

マルティン・ベックシリーズ、ヴァランダーシリーズ、ミレニアムシリーズが読み終わり、新しくこのシリーズを読み始めました。
この作品の特徴はチーム捜査でしょうか、集められた捜査員のメンバーは各々キャラ付けされており楽しめました。性差、人種、夫婦、健康問題はスウェーデンミステリーの重要なテーマなのかな。
名前がわかりにくいというレビューがありましたが外国語の翻訳作品を好んで読んでいると何となく国によって名前の傾向がわかりますし、読み始めに混乱する場合は簡単に自分でメモを取って照らし合わせながら読むという習慣があるので私は気になりませんでした。
靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査班 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査班 (集英社文庫)より
4087606546
No.3:
(5pt)

セロニアス・モンクのピアノの音色が聴こえる

海外ドラマ「靄の旋律」を観ていなければ、おそらく読まなかったミステリー小説でした。

めずらしいことですが、原作よりドラマのほうがよく出来ている傑作ドラマでした。

それは例えば原作では男性の班長役を女性役に振りかえ現代性を出すなど、脚色に周到な工夫があります。

原作のパッチワークのような複雑な物語の展開も、テレビドラマだからこそわかりやすいのです。

ミステリー小説を先にテレビドラマで観てしまうのは本来禁じ手です。

でもこの本に限っていえば、原作を先に読めるかといえば、

散りじりのアラベスクに翻弄されて読み終えることが困難であったでしょう。

それがよく出来たこのミステリーが日本ではヒットしない理由でしょう。

Thelonious Monk : Original Album Classics
(2010/04/23)
Thelonious Monk

商品詳細を見る

いっぽう、なつかしいジャズ喫茶のようにセロニアス・モンクのピアノの音色が聴こえるのは小説のほうです。

おもわず屋根裏から埃のつもったレコードを取り出してしまいました。

ことほどさように、じつに凝ったにくい作風なのです。

本国ではシリーズは十冊発表されているそうですが、日本語訳が出ません。

ここはヘレン・ハミル美穂さんにがんばってもらいましょう。
靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査班 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査班 (集英社文庫)より
4087606546



その他、Amazon書評・レビューが 7件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク