狩られる者たち



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初公開日(参考)2021年07月
分類

長編小説

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狩られる者たち (小学館文庫 タ 1-2)

2021年07月06日 狩られる者たち (小学館文庫 タ 1-2)

北欧発驚愕のスリラー、シリーズ第2弾! 広大な雪原に建つ病院の中で男は目覚めた。医師から「サム」と呼びかけられた男は、記憶を失いながらも本能にかき立てられる如く、逃走を試みる――。 「大胆不敵な驚き」「なんとも蠱惑的な犯罪小説」「アルネ・ダールが化けた」――「このミス」8位、「ミステリが読みたい!」10位。2020年の翻訳ミステリ界を騒然とさせた、スウェーデン発驚愕のスリラー『時計仕掛けの歪んだ罠』、待望のシリーズ第2弾!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

狩られる者たちの総合評価:8.27/10点レビュー 11件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

最終的にはその人の好みだとは思うのだけど

期待したほどのものではなかったというのが率直な感想です。
もう一冊読んでダール氏の評価をつけたいと思います。

ミステリーとしては複雑でここまで内容を掘り下げないといけないのかな?という思いもあります。
でも、簡単なら簡単で物足りないとか言われるのでしょうね。
掘り下げること自体が成功しているかと問われると・・・あとは読む人の好みでしょうね。

ももか
3UKDKR1P
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

こういうどんでん返しなら納得!

「時計仕掛けの歪んだ罠」で日本でも人気が出始めた「サム&モリー」シリーズの第2作。前作以上に複雑な展開で読者を驚かすサスペンス・ミステリーである。
前作の結末から警察を退職したサム・ベリエルが収容されていた精神科病院から脱走を試みるが失敗し、サムを捜索していた公安警察に逮捕されるという衝撃のオープニングだが、すぐに元警察官のサムとは別人であることが判明する。そのころ元警官のサム・ベリエルはスウェーデンの最深部、電話の電波も届かない北極圏にあるロッジで元公安警察の潜入捜査官だったモリーに匿われ、絶対に警察の検索網にかからないようにひっそりと暮らしていたのだが、かつての相棒であるディアが訪ねてきたことから事態は一変する。ディアは、彼らが関わった事件で捜査ミスがあったことを示唆する手紙を受け取り、そこには無視できない事実が書かれているというのだ。犯人が逮捕され、すでに終結した事件であり、公式には再捜査できないため自由に動けるサムとモリーに非公式の捜査を依頼したいというのだった。あくまで私立探偵として捜査に協力し始めたサムとモリーだったが、すぐに連続殺人事件に巻き込まれ、公安警察に加えて見えない犯人からの危機にさらされることになった……。
ストーリー(謎解きのプロセス)がどんでん返しの連続で、どう書いてもネタばらしになりかねない作品である。ただ、どんでん返しに無理がなく、ジェフリー・ディーヴァー作品のようなあざとさが無いので、展開のスピードとサスペンスに心地よく身をゆだねることができる。
北欧ミステリーのファンには絶対のおススメ。またサイコ・サスペンスのファンにもオススメしたい。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.9:
(5pt)

えええええ!!

続きまだなの!?はよ!!
狩られる者たち (小学館文庫 タ 1-2)Amazon書評・レビュー:狩られる者たち (小学館文庫 タ 1-2)より
4094065407
No.8:
(5pt)

いいですよ〜

読んでください!
狩られる者たち (小学館文庫 タ 1-2)Amazon書評・レビュー:狩られる者たち (小学館文庫 タ 1-2)より
4094065407
No.7:
(3pt)

途中は面白かったのですが、

最後、犯人の動機に納得できず、満足感が低下した
狩られる者たち (小学館文庫 タ 1-2)Amazon書評・レビュー:狩られる者たち (小学館文庫 タ 1-2)より
4094065407
No.6:
(4pt)

前作よりさらに黒く深い迷宮

ぼくら読者が生きている現実と遠く離れたところ。政府、公安、警察そして個人が絡み合いつつ、個の犯罪と国家的策謀が絡み合う中、それらの複雑な力学に巻き込まれる個人=ストックホルム警察のサム・ペリエルと公安警察の元潜入捜査官モリー・ブロームを主人公にした四部作の二作目である。

 こう書いただけでだいぶややこしいイメージが沸こうかと思われる。しかしその通り、ややこしいなどというものではなく、我々一般人が見させられている現実というものの本質はどれだけの仕掛けに満ちたものであるのか? そういう世界構造の精緻すぎる複雑さ、もう少しわかりやすく言えば陰謀により秘匿されている真実の多さに呆れ返りたくなる世界像といったものが、このシリーズを取り巻く複雑な多重構造世界となっているのである。

 単なるミステリーというより、国家的、国家間の地勢図を展開したような大きな構造に、個人が巻き込まれてゆくアクロバティックなストーリー展開が、本シリーズの第二作目で、ますます明らかになってきた。ベテラン作家アルネ・ダールによる新シリーズ第二作は、より深く黒い迷宮を我々の脳に示してくる。

 スウェーデンのベテラン作家であるにも関わらず、日本での翻訳機会が不遇であったアルネ・ダールは、母国では既に名を成す大家であるそうである。

 サム・べリエル&モリー・ブロームのシリーズは、第一作『時計仕掛けの歪んだ罠』が日本でも話題になったのをきっかけに、第二作からもまた受け入れられるようになると良いと思う。しかし前作からの続編となると、前作から改めて一気に読みなおさないとついてゆけないくらいと感じさせられ、残念であった。

 複雑で多層構造な人物関係図などは、北欧ミステリを初めとした最近のミステリ・シリーズの流行なのかもしれない。何より、主人公二人の個性が光る。異なる組織に属する男女、そして二人とも、組織に帰れず、命の危機を背負いながら、真相に迫る能力を持ち合わせている。これに似た配置も最近多くの北欧作品でよく見る気がしている。

 個人のサイコ系犯罪に、組織絡みの陰謀を絡み合わせた多面的な展開。その中で組織を追われ孤立してゆく主人公たちは、追われると同時に追う者である。どんな機械にも衛星にも追えない地球の影のようなポイントという設定も現代的で興味深かった。

 ディテールと大筋とを両方楽しみながらの一気読み作品。惜しむらくは一気に四作を読めないことだ。前作揃ったところでまとめ読みしたいという気持ちは贅沢に過ぎるだろうか?
狩られる者たち (小学館文庫 タ 1-2)Amazon書評・レビュー:狩られる者たち (小学館文庫 タ 1-2)より
4094065407
No.5:
(5pt)

前作からの謎を追うコンビと共に、サスペンスを存分に堪能できる

前作のラストから物語が始まる。

今回も意表をつく展開の連続。
冒頭からの、まるで断片のような逃亡シーンから煙に巻かれる。

描写は実に細かいのだが、何が起きてるのが理解できないように話が進められ、それが突然全景が見えたかと思うと、一瞬で真相が変わって行く。

実に見事に話が練られていて、事件を追う刑事と公安捜査官の二人組と共に、真相を求めて事件の迷宮を巡ることになり、ラストまで濃厚なサスペンスを堪能できる。

早くも次の作品が読みたくなる。
実に映像化向けの作品で、映画ではなく6話くらいのTVシリーズにしてほしい。

しかし、北欧物は登場人物の名前が憶えられない…
(丁寧で工夫の跡がうかがわれる登場人物一覧には本当に感謝!)
狩られる者たち (小学館文庫 タ 1-2)Amazon書評・レビュー:狩られる者たち (小学館文庫 タ 1-2)より
4094065407



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