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魔王
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魔王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全208件 61~80 4/11ページ
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って感じで後味が曖昧というけ・・・な部分があありました。もちろん読んで行くにつれて、おもしろさは増すのですが、主人公が最終的に二人出てきて、途中で最初の主人公はあっけなく亡くなってしまいます。その点も今ひとつでした。 | ||||
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伊坂幸太郎作品は全て読みました。どれも大好きな本です。子どもと共有しています。 | ||||
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本書は、後の2008年に『ゴールデンスランバー』で本屋大賞を受賞され ることになる著者が、2004年〜2005年にかけて書いた作品で、単行本と しては2005年に刊行されたものを、2008年に文庫化したものである。 本書は、表題作でもある「魔王」と、その五年後の姿をえがいた「呼吸」 の2編からなっている。 「魔王」の主人公は会社員の安藤。両親を早くに亡くし、弟の潤也と2 人で暮らしている。ある日、安藤は、自分が持っている不思議な能力に 気付く。一人の人間を思い描き、重ね合わせ、言葉を念じると、その相 手がその言葉を口にする、という能力である。当時、日本は先が見えな い閉塞感に見舞われており、強い姿勢で国を引っ張ろうとする少数野党 の党首として犬養という男が注目を浴びつつある時期でもあった。安藤 は、徐々に犬養に魅了されていく集団的な志向に、日々危機感を募らせ ていったが…。 「呼吸」では、「魔王」から5年後に場面設定をして、潤也を主人公に して、その妻・詩織の視点から書かれている。この時には、犬養の率い る政党が躍進を遂げていて、総理の座には犬養が就いていた。そんな中 で、潤也は、兄が死去してからというものの、じゃんけんや賭け事にめ っぽう強いことを知るが…。 安藤、潤也、犬養…。すべて「魔王」とも呼べる能力を持った人物を中 心にえがく場面設定は面白いし、全体主義やファシズムの誕生や政治ま でを射程に入れ、個人として何ができるかを問う壮大な小説であるとは 思う。 しかし、やはり他のレビューであるように、小説の終わり方は気になる。 また、登場人物への描写が少なく、それぞれの人物の人となりが想像し にくい上、外面上の特徴も浮かび上がってこない印象を受けた。例えば、 「蜜代っち」などは、度々登場する割にイメージがわきにくい。 さらに、非常に難しいテーマを扱っていることを考慮に入れると、内容 的にもう少し深まりが欲しかったと感じる。宮沢賢治の詩の引用もそう だが、本書で扱われている内容が有効にえがかれるためには、もう少し 研究が必要だったようにも感じてしまった小説である。 | ||||
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犬養さん風にいうならば。 キャラとか設定は面白いけど、 話が全然面白くない。もったいない。 読むだけ、時間の無駄。 つづきが見たいのに、続編50年後って。 そこじゃねー! | ||||
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書き方がうまい、どんどん引き込まれてしまいます・・・・っと いつのまにか終わってしまい、消化不良ぎみで終わります。 この作家さんの作風みたいなので・・・ | ||||
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もっとエンターテイメント性がある作品かと思っていましたが。。。 考えさせられる内容ではありますが、まったく娯楽性はないので、軽い気持ちでは読めないかな。 | ||||
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この作品は続編の『モダンタイムス』と同様に社会における情報操作や情報統制がテーマになっている。現在の右傾化しつつある安倍政権を予見したような内容になっていて社会の風潮を自分と距離を置きつつ眺めることの大切さを説かれたような気分にさせられる。 さて、この作品では犬養というカリスマ的首相がひとつの鍵になっている。前半は正義感が強く、物事を悪い方向に考えてしまう兄からの視点、後半は弟の彼女からの視点で書かれている。弟の方は、兄さんと比べると楽観的に物事を捉えるキャラクターとして描かれているが、どちらも正義感に溢れ、行動力があり、それが物語を面白くさせている。後半の視点となっている弟の彼女は、世間知らずの天然キャラとして登場するので、くすっと笑えるような可笑しさが加わっている。 作品のタイトル「魔王」とは誰か?という問いを投げかけてみる。シューベルト「魔王」ではある人にだけ見える邪悪なものとして魔王が登場する。作中ではカリスマ性に溢れる犬養首相が魔王の象徴ではないか。一般大衆には好かれるが、一部の人は彼に危機感を抱く。魔王、犬養首相は初めのうちは味方に守られ、数々の暗殺から守られているが、突然、味方の消失を経験する。栄枯盛衰、魔王も長くは続かないのだ。また、社会問題としての情報操作や情報統制を背景に考えてみると、操作する側と思われるものでも、操作されているという現象を連想させるような場面があった。 一読では消化しきれない小説だと思うので、日を置いて改めて読んでみたいと思います。この本を読まれた方は続編『モダンタイムス』も読まれるとテーマの軸が浮かび上がってくると思います。おすすめです。 | ||||
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下手。 これを読む暇があったら、皇国の守護者か永遠の0を読みたいと思う。 主人公のあれ、只の病気の人やん。 かわいそう。読まされる人が。 | ||||
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SF小説ですが、人に自分の思いをしゃべらす内容ですが、あまり面白くなかった。 | ||||
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すぐに入手できて助かりました。今後ともよろしくおねがいします。 | ||||
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自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた主人公がそれを新進気鋭のカリスマあふれる政治家に使おうとする という話なんですが、 著者は左翼なのか、あるいは単に政治に無知なんでしょう。 憲法改正=全体主義の始まり=ムッソリーニ と単純に結びつける、お粗末な語り 出版が2003年頃?だそうなので、その頃なら通用したのだろうが この現代ではしょうもない ただ、政治をこのストーリーから抜いた場合、たとえば会社の出世とか? だと一気にスケールが小さくなるので、政治抜きには語れないのはわかる。 であるなら、もし左翼思想でないなら、もう少し勉強してから書いて欲しかった。 読んでてかなり違和感を感じる本でした 政治家相手ではなく、テレビの司会者とかを相手にしていたらそれなりに面白かったようにも思えます。 | ||||
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まるで腹話術のように自分の思いを他人に語らせることのできる兄と 動物と話すことのできる弟が 世の政治家やマスコミに翻弄される人々に警告を発します。 兄のように、自分の頭で考えながら 弟の鑑賞する鷲のように、全体を見渡す視点をもつことが ほんとうはまちがいかもしれない情報に左右されずに ほんとうにただしい道を歩む方法だと思います。 、 | ||||
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「魔王」 なんとも、恐ろしい響きに伊坂さんだし、大いに期待して 読みました。 小説の中にあるように「魔王」シューベルトの歌劇を思いだします。 私の読解力の無さなのか・・・・・・ すみません。ピンときませんでした。 衝撃がなく終わってしまいました。 ふ〜。 | ||||
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不思議な力を持った兄弟と,独裁に向かう社会の変化をテーマにした中編2編. 前半の「魔王」では,社会に疑問を感じて力を使って抵抗を試みる兄が描かれ, 後半の「呼吸」は,社会と距離を置きつつ,力を使い方を模索する弟のストーリーとなっている. 社会の変化を,事実として羅列するのではなく, 日常のできごとや会話で表現するリアル感が伊坂氏らしく親しみが持てる. 対称的な兄弟の個性や,周辺の人物像もいつも通り軽やかに描かれていて キャラクターを生き生きと動かすテクニックは氏ならではという感じがする. しかしながら,ともにやや中途半端な終わり方で, 「魔王」はまだしも「呼吸」の方はストーリーの山場も結末もない. 続編の存在を感じさせる,というより,別な長編の前座的な印象を受けてしまう. また,最近の伊坂作品に多い,この種の陰謀視観的なストーリーはちょっとディテールが浅いように感じる. 伊坂氏の真骨頂はキャラクターの魅力にあるのであって バックグラウンドを複雑に見せかけるような設定よりも身近なストーリーの方がよく発揮されると思う. | ||||
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魔王だけなら星5つでもよかったんですけど。 呼吸は消化不良に感じました。 | ||||
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みんな感じているように、不消化な感じ。 このあとがどのようになっていくのかな? 伊坂作品は面白いだけに、この作品だけでは物足りない。 | ||||
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最初のつかみはすごくよくて、ぐいぐい引き込まれた。しかしストーリーに必要なのだろうが、政治や宮沢賢治などの話がうっとうしく感じられてちょっと読みにくかったかな。 結局私の好みではなかったということかも知れない。 | ||||
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読む前に、この作品は 伊坂幸太郎 作品の ・モダンタイムス ・死神の制度 が関わります モダンタイムス はこの作品の後の話なのですが、 死神の制度 は小さながらも非常に大きな場面で今作では関わります 後者を読んでおくといいのではないかと思います。 | ||||
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魔王 (講談社文庫) 結末やファシズム感の行方をはっきりさせるのは必要ではなくかってのK総理等のブーム今ある大阪市長に繋がる方向の物語だという気がする。 既存法や個人の考えもすべてを叩く市長は間違いなく次回も「やれ、やれ!」と面白がるわたしたち大衆に支持されるのだろう。あの時の「Zyunちゃん」のように。 市長は正しいことを言っている、勉強しないものは「落第制度」あり・学力の低い区の教員叩きもある、反抗的・勤務中活動をする市労組を潰す・・市の無駄を無くす・・誰もが納得するだろう。そして恐れのないリーダーに擦り寄るのは大衆ばかりではなく政治家も多くなるだろう。新聞社も沈黙?大阪版は賛同者の意見が多い。国や県、市の言いなりになるポーズは誰でも出来ることだ。 たしかに気持ちを除け、ポーズだけで生きていけるが、それでいいのかということをこの本を通して少し考えてみたが・・実の所今、述べていることは、物語と関係ないと言えるものではない。自身も職場で強いものに付き流されてしまい、偉そうに言えないが作中の兄弟の生き方を通して、「流される大衆になるのか」「流された後しまったと気づくのか」あるいは「せめて流されないように生きるのか」という、隠れた政治感も潜んでいるのではと思うからだ。 タイミングの良い読書の出会いに自分で驚き、ファンタジックな超能力と「思考」が絡むユニークな物語をこの時だからこそお勧めしたい。 いつもの伊坂作品も読者を楽しませながら、主人公の正義感を出しているがー魔王は誰なのかーとてつもなく、大きなテーマになった作品だ。 | ||||
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最後に読んだ作品が『週末のフール』、さほど本好きではない娘に無理強いしたくらい、終末観に共鳴した が、その後、あの3,11に遭遇して 私自身の何かが変わったのであろうか、『魔王』読み出しこそ、今の世相、政争を書いている!と興奮したものの あの好きだったはずの伊坂調?とも言えるキャラやせりふにどうにも共感できない自分がいた あまりにもきれい、高潔すぎて・・・・ ただ、「おまえたちのやってることは検索であって思索ではない」「もし万が一、おまえの考えが、そこらのインターネットで得た知識や評論家の物言いの焼き増しだったら、俺はお前に幻滅する・・・」それはずしんと響いた それって、やっぱり、読む価値は大いにあったということになる | ||||
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