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魔王



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【この小説が収録されている参考書籍】
魔王
魔王 (講談社文庫)

魔王の評価: 3.60/5点 レビュー 208件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全129件 1~20 1/7ページ
No.129:
(5pt)

1番好き

伊坂作品で一番好きです
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
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No.128:
(4pt)

満足

説明どおりの状態で、満足しています。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.127:
(5pt)

考えろ

大きな流れに耐える一本の木になりたいものですな
おもしろかったです。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.126:
(5pt)

元総理 銃撃の後に読んだので怖かった

この小説の後に、ウクライナで戦争があり、元総理の銃撃があり、小説の内容と被ったとこがあって、怖かった。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.125:
(5pt)

なんで?

他の作品に比べて、
なぜレビューが悪いのがわからない。
面白いです。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.124:
(4pt)

フライドチキンのおっさんのネクタイ

「フライドチキンのおっさんって、ネクタイの黒い部分が体にも見えるよな。」魔王の主人公・安藤が、ケンタッキーフライドチキンを放火しようとする若者を諫めようとしたときに発した言葉です。国家や政治など大きなことを考えると、どうしても堅苦しくなるが、身近で小さなこととなると急に可笑しくなることがあります。アメリカへの反撥心からケンタッキーの店舗を焼いてしまおうとしていた若者も、この発言を聞いて気勢をそがれてしまいました。その後、自分もそうかな。。。と思い確認するともう、ネクタイが体にしか見えなくて可笑しいですね。

あるいは、「例えば子供が難病にかかった、とか、親の暴力に悩まされてるとか、そういう人たちからしたらさ、憲法とか自衛隊のことを気にしている場合じゃないね」とも言っていて、確かにそのとおりと思いました。
本書の魅力は、この身近なことと遠い政治などの不穏な空気の両方をユーモラスに描いている点だと思います。

他にも、コーラの炭酸のびりびりと足のしびれのビリビリが似ているので、コーラの原料は足のビリビリではないか、コーラの作り方は秘密にされているしな、、、なども面白かった。考えすぎの兄のこのような考えがいい味になっています。

一方で、”公共事業と議員年金を削減し、年金問題を整備することで景気を回復させた”というような経済学的矛盾だが、評論家や政治家が言いそうな事をストーリーに組み込んでいる点。国際政治を対アメリカへの対米従属か否かだけでしかみない二元論的なストーリーも気になります。この点は、大いに差し引いて、歴史や憲法、自衛隊については、しっかりとした本を読むべきだと思います。本書は、多くの人に読まれるものだけに、そして、あえて現実の日本の問題を考えるストーリーにしているだけに、もっと深い理解や多くの議論をベースとして書かれた物語にしてほしいと思いました。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.123:
(5pt)

連作小説の面白さ

『魔王』の続編的な作品『呼吸』の二作が一冊の文庫本に収められているとは知らずに買いましたが、連作の面白さを十分に味わうことができました。『魔王』だけを読んでいた家人も喜んで再読していました。
本の状態もきれいだったので、買い得だったと思います。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.122:
(4pt)

単体で見るとすっきりしない

50年後のモダンタイムスとセットで見るべきです。
僕的にはモダンタイムスが本編のように感じます。
伊坂先生大好きで、全篇読んでいますが、単体で見ると
ランキング低め、モダンタイムスとセットだとランキング高めです。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.121:
(4pt)

伊坂ファンなら読むべし

この頃の伊坂幸太郎さんって本から滲み出てくる主張が強いから、好み分かれるかな。
でも僕はこの作品好きだなぁ。ちょうど憲法改正的な動きも日本で起きてるし、これが2005年に書かれた作品だとは思えない。

しかも大好きな千葉さんが出てきていたので、めっちゃ嬉しい!
お兄さんは最後に千葉さんに可を言い渡されたんだろうなぁ…。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
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No.120:
(4pt)

中高生好みのラノベ的設定だが、もどかしさが文学的

中高生好みのラノベ的設定だが、いつの間にかファシズムに惹かれてしまう恐ろしさを描いたのは一味違う。令和になって、嫌韓が国民共有の感情になりつつある今、タイムリーな内容だと思う。作者は政治的に主張してるわけでなく、「空気」のようなものを表現しているのだと思うが、このもどかしさが優れて文学的。ただスッキリした後味の良さを求める人には向かないと思う。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.119:
(5pt)

お前はどうだ、戦うのか。

本書「魔王」には「死神の精度」の千葉が何気に登場します。
 伊坂幸太郎は自作の他作品の登場人物をさらりと登場させる遊び心がありますが、「死神の精度」を未読の方にとっては、本書における千葉の存在意義が分からないのではないでしょうか。「死神の精度」既読の方には、主人公もしくはその周辺の人物に何かあるなと暗示させる効果があります。 
 さて、著者による文庫版あとがきによれば「滲んでくる不穏さや、切迫感や青臭さ」を描いたという本作。
 確かに本作には
「無自覚に無為に時間を過ごし、そのくせ人生は短いと嘆く。豊富な情報と単調な生活から生まれてくるのは、短絡的な発想や増悪だ」
「相手を言い負かして幸せになるのは自分だけだ。無理やり負けを認めさせたところで、相手の考えは変わらない。場の雰囲気が悪くなるだけ」
といったセリフや、犬養という政治家の描かれ方には「不穏さ」や「青臭さ」を感じさせますが、私は、この不穏な感じや青臭さは大好きですし、「魔王」「呼吸」のいずれのエンディングも巧いなと思います。
 そして、本作のその後を描いた「モダンタイムス」への興味が高まります。
 シューベルトの歌曲「魔王」を初めて聞いたとき、なんて恐ろしい歌なんだとブルブル震えた記憶があります。
 そんな「魔王」をタイトルとした本作。
 周囲にいる誰もが、自分で考えることをせず勢いに流され、魔王の存在に気づかない。
 そんな現代社会の不穏な空気を取り上げた本作は、賛否両論あろうかと思いますが、伊坂幸太郎の代表作の一つだと思います。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.118:
(4pt)

集団意識

流石、伊坂さんといったところで、所々、教訓になる台詞が散りばめられてます。
本作のテーマは、ファシズム、集団意識だと感じました。皆が右を向かうから右に向かうといった具合に、「人がいかに周りに影響されるのか?」ということ、そして、「集団意識のもとであれば、どんなに恐ろしいことでも正当化されやすい」ということが書かれています。
集団意識に振り回されることなく、自分自身が正しいと思うことを考えたり、行動することが大事ですね。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.117:
(4pt)

「呼吸」のほうが面白い

この著者の作品は、「ゴールデンスランバー」にしろ、「モダンタイムス」にしろ、読んでいる途中は面白いのだけれど、結局何も解決しないし最後は逃げて終わり。それなのに、ついついまたこの作品を買ってしまったのだから、この著者の作品は結末のあいまいさを補うほど途中が面白いということなのでしょう。
 しかし「魔王」のほうは、やたらと不穏な空気をまき散らすだけで、何かが始まる前に終わってしまった感じ。同時収録の「呼吸」のほうが、いかにも「モダンタイムス」の前日譚という感じで伏線もたくさん張ってあるし、読み物として面白い。
 本当は「モダンタイムス」を後で読むべきなのでしょうが、先に読んでしまった自分は「安藤商会」や「安藤潤也」についてあれこれ妄想してしまい、それはそれで楽しかったので、「モダンタイムス」を先に読むのも有りかな・・・と。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.116:
(5pt)

能力系ラノベ似

学生には読みやすいであろう一冊です。能力系でありながら、現実感は拭い去れません。伊坂節伊坂ワールドも勿論充実しています。あれ?こいつ出てたな?とかもあります。現代の政治にも通用するものがあります。ただ決して著者の思想に関連するものではないですので。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.115:
(5pt)

さくさく読める本

読んでいる最中にこれっていつ発表されたものなのだろうと気になった。
あくまで娯楽小説の創作であるが、憲法改正の議論や強力なリーダーシップの登場、それを盲目的に支持する国民と十数年経っても日本のテーマはいつまでたっても置いてけぼりになっていると思った。

という政治的な話はさておき
この物語はそういった世の中の盲目的な流れにさからう兄弟が主人公である。
前半の「魔王」は会社員の兄、安藤が。後半の「呼吸」は弟の潤也が能力を手に入れていく話である。
安藤は自分の思っていることを30歩数の範囲で相手に言葉として発せさせる能力、潤也は1/10までの確率を1にしてしまう能力を手に入れる。
こんな能力が手に入ったら自分がおかしいと思っている世間にどう立ち向かっていくのかを空想するSF小説だと思うといい。

この物語はのちの「モダンタイムス」に引き継がれる(ただし物語は50年ぐらい先に進む)
この本を読むことで何か特別な知識を得ることもないのだが、難解な本と並行して読んでいくと、350ページがあっという間であった。
個人的にはそういった類の本が割と好きである。

2018.3.18 16冊
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.114:
(5pt)

久々に伊坂さん読んだ

難しくて寂しくて気になる話でした。
兄さんなんで死んだんだろう。マスターが殺したんだね。でも砂漠を通っても会いにこれる。魂は生きているからね。政治家も国民も怖いね。人はうかうかすると脆く危ない
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.113:
(5pt)

読んだことないジャンル!

これはなんのジャンルなのだろう。
「魔王」は国政選挙、「呼吸」は国民投票がテーマだ。
「魔王」ではファシズムについても言及されている。
しかも鋭い。
私もファシズムというと、主人公と同じように思っていた。
しかしバーのマスターは違うという。
『統率しようとすると、すぐに、ファシズム、それも例の、
帝国主義や軍国主義にしか結び付けようとしない発想が、
すでに危険だ。』マスターの言葉だ。
そして民主主義や資本主義を肯定していない。
だからと言って決して難しい話ではない。
伊坂氏独特のユーモアと文章の巧さですらすら読ませる。

今は2017年、おりしも衆議院が解散し、総選挙となった。
この作品はいったいいつ描かれたんだと思ってしまう。

伊坂氏のファンでなくとも楽しめる作品だ。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.112:
(4pt)

不思議なお話

読んでいるうちに、不思議な不安感が湧いて来ました。将来、いや現在の日本への不安でしょうか?
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.111:
(4pt)

勉強になりました

他人の観察とその接し方、潜在能力の使い方を勉強いたしました。愉しく読ませていただきました。
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463
No.110:
(5pt)

続編は?

面白かったので続編が読みたいのですが、あとがきに、続編は「呼吸」という作品だと書いてありますけど、アマゾンで見つからないのです。モダンタイムスは直系の続編ではない、その呼吸に続く物語だというので敢えて未だ読んでないのです。
呼吸、はあるのでしょうか?
魔王Amazon書評・レビュー:魔王より
4062131463

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