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何者
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何者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全279件 21~40 2/14ページ
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とても本の状態もよくて自分に合った内容でした。 | ||||
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よもや最後の最後でそうくるとは。 そうやって大人になるのか。 | ||||
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5人の就活生の日々が描かれた作品。 演劇に熱中し、親友との仲違いでそこから離れてしまった主人公。バンド活動から卒業したルームシェアの相手、留学経験のあるその元カノ、元カノの友人と彼女の同棲相手が登場人物だ。 なかなか上手くいかない就活に焦りを感じる一過性の仲間たち。主人公は懸命に足掻く彼、彼女らの、何故?、の理由を見つめていく。 本作品は、SNSのツイートが効果的に使われていて、クライマックスの、嫉妬などの暗い感情が暴露されていく様は、居た堪れなくなってしまった。ちょっとしたサプライズが良い。 ”何者”であるか、は自分自身にとっても痛いところを突く問いとだと気づかされてしまったよ。 【直木賞】 | ||||
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めっちゃ考えられさせられた。 今の情報時代を生きる若者に読んで欲しい。 | ||||
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ドラマチックな展開はないのにグイグイ引き込まれる。登場人物達の姿が活き活きと描かれる。 | ||||
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俗っぽくて、想像力のかけらもない表現しかできないけど、これって現代版「青春残酷物語」なんだ ろうなと思う。自分が正しいと思うやり方で、自分の好きなことをやってきた学生たち。やがて、 彼らが直面するのが「就活」。就活を機に、「何者」かになろうとする、あるいは自分は「何者」なんだと気付く。仲のいいはずの仲間たちの内定を妬み、自分は小立派な観察者として批判することで 「何者」かになったと思い込む。友人だから、相手を慮って本音を言わないと思っていたら、ラストの 凄まじいまでの堂々たる友人批判。最後に一気に盛り上がる、ある意味今までのすべての会話の 謎解きをするがごとき推理小説の解説的終盤。お互い相手に指を突きつけながら、生き様を やり込める。これって多くの人にとってあまり経験のないことだろうなと思う。就活という人生の 大きなハードルを跨ごうとするときに、気づかされる自分が「何者」であるかということ。残酷だよな、と 思って読了した。 | ||||
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まさに自分が就活のタイミングに出版された本で、時代背景がリアルで没入した。 何のためのSNSなのか、就活なのか、 Twitterを通して自分の根っこの部分に気づかせてもらえる小説。 今の世代の子たちは純粋に発信したいという気持ちでSNSを使っている人や、心が求める仕事をする傾向が増えてはいると感じる。 ただ、その一方でそうなりたいと思っているけどその自分になる方法が分からないという人もいると思った。 | ||||
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自分の心の内側にある自己顕示欲や承認欲求がSNSによって初偏しやすくなった現代をうまく描いていて面白かった。 誰もが一度は思ったことのあるようなネガティブな感情が綴られていてドキッとするし、自分の行動や発言には気をつけようと思った。 | ||||
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すごく好きな本でした。 何者かになりたいという渇望のようなものとそれに付随する自己顕示欲、でも本当は何者にもなれないのかもしれないと薄々気付いている焦燥。 就活をする大学生を通し、自分という存在そのものを揺るがすその大問題を描くストーリーですが、かつては主に若者特有のものであることが多かったこういった感情はSNSが普及したことにより年齢に関係ない問題になっていると感じていて、正に現代の小説だと思いました。 いわゆる一般的な、こういう人いるよね、と頷いてしまうステレオタイプのようなキャラクターが複数出てきますが、それだけで終わらずその裏側も含めて描写されていて深い人間理解と厚みを感じました。 あと物事を表現したり説明したりするために用いる例えがめちゃくちゃ上手でパチッとはまる感じが気持ち良く、比喩表現って言葉遊びみたいに技巧に振りすぎてて邪魔くさく感じることもあるけどそういったところも全くなくて好き! 感情移入の方向を巧みに利用したちゃぶ台返しも見事で大変良かったです。 | ||||
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感動や想像外の展開はほぼありません。 でも、確かな教訓を得ることができます。 私は心にグサッと刺さる言葉がいくつもありました。自分を何かから守るため、背伸びして観察者でいたのかもしれません。 | ||||
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人生の帰路と大袈裟に捉えてしまう学生の心をうまく表現していると思った。 | ||||
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注文後、すぐ届きました。商品もとてもきれいな美品でした。ありがとうございました。 | ||||
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映画「何者」の主題歌「NANIMONO (feat. 米津玄師)」が好きだったので、こちらの本を読みました。就活中のヒリヒリする大学生の人間関係に、ページをめくる手が止まりませんでした。大学生同士の会話をボイスレコーダーで録っているのかと錯覚するほど心理描写を生々しく感じます。間違いなく傑作だと思います。 | ||||
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これから就活本番ですが、あ〜こういう就活生いるいると声を上げて笑っちゃうくらい共感できたし、近しい人が選考進むとその企業についてご近所さんの息子をなじるが如く調べて勝手に一喜一憂する様など描写が的確過ぎて自分から見た癖に気分が悪くなりました。笑 でも面白いから一気読みしちゃいました。 強いて言うならES手書きとかリアル会場行って説明会→面接などは本当にコロナ前って感じがしますね。というかそうだったんだ!って感じ。絶賛コロナ禍の就活生である自分からすると、よくまぁそんな非効率なことやるなって思っちゃいます。パソコンあるのに何で使わないねん。いやここでツッコんでもしょうがないですけど。 このES手書きとかリアル会場で複数ステップ進むのは、これまで100社以上検討してきた中で1,2個とかでした。マイナビなどが主催するリアル合説も私は嫌いだし面倒なので1回しか行ってないですね。 「原発があんなことになって」とあるので、2012年〜2019年あたりなのでしょうが、コロナ前ってこんな感じだったんだーという歴史的資料にもなりそうですね。 webテストを友人と一緒にやる機会とか、コロナと非社交的な性格のせいで大学の友達がほぼ全滅した自分には全く無いですね。webテスト重視しない業界志望というのもあり今まで落ちたことないし…(陽キャなら今でもそういう人いそうだけど…分からん) とにかく、面白かったです!何者であるかアピール頑張ります! は〜ぁ、内定ください | ||||
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「イマイチ読みにくいなぁ」と思い、同じ頃発行された文庫本を見てみたら、紙質が劣化している事が判りました。状態が「非常に良い」だったので、高めの価格で買ったのに少し残念です。文庫や新書を紹介する際には、もっと厳しく判断して頂きたいです。 | ||||
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青春の特権というのは、若さをムダ遣いできることだと思います。 例えて言うと、1万円のものを買うのに、10万円を使う、ということです。 本書の登場人物で言うと、烏丸ギンジがそれかな。 演劇にのめりこんで、自分には才能があると思い込んで、世のなかに向かって吠えている姿は、なんか痛々しい。 ギンジはもしかしたら、10万円を使って、わずか100円のものしか手に入れられないかもしれません。 効率よく10万円を使って、10万円のものを手に入れる道から踏みはずれていますから。 でも、それが青春ということなんだと思うのです。 そこへ行くと、主人公の、この冷静沈着さ、冷めている様子はどうでしょう。 こんなの若さじゃないよね。 と、つい批判的になってしまうのでした。 | ||||
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格好悪い自分を認めてそれで勝負するということの難しさを思い起こされた作品 | ||||
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現代の若者の関心事を通して、物の考え方や行動の書き方が上手いと思った。 とにかく行動すれば良いという訳ではないけど、何かをしなければ、何かを成し得ないということか? | ||||
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読み進めていく中で語り手に共感していた自分の中の部分を強烈に抉られる。それを「この小説はこういう構造を取っているのか「と分析的になってみても、そうなることもまた逃避的な事だと言われる感覚。手厳しいです、 | ||||
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都会的な話だと思います。 歳の違い人が集まって就職活動をする話。 一巻で収めるには、誰かがコテンパンに脱落しないといけない。だから文学はハードボイルドを好んで多用するのかなと。 この小説を読んでいて、そういう一巻という尺度やその尺度に合わせて誰かを許容するわけにはいかないという部分が、都会の感覚や価値観そのものの形容のように感じられました。そりゃそうなるよな、と妙にふが落ちました。 | ||||
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