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ぼぎわんが、来る
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ぼぎわんが、来るの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全192件 1~20 1/10ページ
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| 私の想像力が貧困なのか、文章だとイマイチ恐怖を感じないことが多いのですが、この作品は得体の知れない化け物がじわじわと迫ってくるような不気味さが見事に表現されています。 背景設定が良くできており、リアリティのある描写なのも相まって、何とも言えない恐怖を感じながら時間を忘れて没頭しました。 各章で語り手が変わる構成なのですが、視点が変わることで物事の見え方もガラリと変わり、登場人物たちの化けの皮が剥がれていくところも大変良かったです。 人物造形と心理描写にも優れ、化け物だけでなく人間の怖さも描かれているので、ただのホラー小説では終わらせない、構成と展開の良さが際立っていると思いました。 終盤は強キャラのお姉ちゃんが異能バトルを繰り広げていて一体どこのラノベなのかと思いましたが、普通であれば白けてしまうところ、そこに至るまでの描写が良かったのもあって楽しく読めました。 普段はあまりホラー小説は読まないので、この作品は気まぐれで手に取っただけだったのですが、この著者の他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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| 良かった | ||||
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| よかったです。読了したためとりあえずレビューしたいだけですがよかったです。 | ||||
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| ※ネタバレを含んでいます 語りが歪んでいくとき、怪異が“来る”。 読了してまず感じたのは、物語が「怪異の襲撃」よりも、「語りの構造が読者を巻き込む」ことに重きを置いているという仕掛けだった。主人公の田原秀樹は、家族を守る父親として登場するが、進むにつれて“女性軽視”“自己正当化”“他者利用”という最悪の人間性が露呈していく。語り手の信頼性が崩れるとき、読者の視点もまた疑われる。 そして、“ぼぎわん”という怪異は、人々の語り損なった感情——憎しみ、抑圧、裏切りの記憶——を媒介にして動き出す。それはただの妖怪ではなく、「語られなかった思念の物質化」「願望の執行装置」にも見える。呪いは伝播し、共鳴し、加速していく。“誰かを憎んだ”という事実だけでなく、その感情が語られずに溜まっていくことで、物語が怪異を生成する。 終盤、琴子という圧倒的除霊師が登場して一気に解決に向かう展開には痛快さもあるが、同時に「語りが終わらせてくれない」余韻も残る。ラストの知紗の寝言や、琴子の言葉に含まれる不穏さが、それを物語っている。 最後に思ったのは—— 妖怪は人の心理を写す鏡 | ||||
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| 先に映画の方を観て、評判の割に一体なんだこれは?何を見せられたんだ?と思っていましたが、SNSで原作を読んでくれと発信している方がいたので半信半疑で読んでみたら、全くの別物と言っていいほど緊張感と迫力に満ちており、緩急もあり退屈せず最後まで面白かったです。荒唐無稽と感じる部分もありますがそこはフィクションならではの味として消化できます。私のように映画でガッカリした方がきっと大勢いると思いますが、ぜひ読んで本来の物語と各々の感情に触れてみてほしいです。 | ||||
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| 実写映画より遥かに怖かったです | ||||
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| 最初のおどろおどろしい感じと、後半のバトル漫画な感じのギャップがすごい。シリーズの他の作品も読みたくなりました。 | ||||
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| 映画経由で原作は気になっていたものの、現在絶賛活字離れ著しくやっと決心して原作を読んでみると、「はーっ、もっと早くに読めばえがったぁ」と後悔する程に展開がノンストップで面白かったです。映画ではやはり画になるシーンが強調されていますが、原作ではそこまでに至る時間軸や経緯が書かれているので、更に「ぼぎわん」という存在に厚みが出て楽しめました。特に、クライマックスシーンは映画では映画らしく拡がりのある世界観でしたが、原作の閉鎖的で陰湿な空間でのバトルシーンの方が自分的には好きでした。読了するのがもったいなくて、続けざまに「ずうのめ人形」も即ポチってしまいました。 | ||||
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| ホラーというとどちらかというと恐ろしい怪異になすすべなく敗北してバッドエンドという方が多い印象があります。 その方がやはり怖いし嫌だし余韻が残るのだと思います。 本作はいわば「ゲゲゲの鬼太郎」タイプというか、要するに妖怪とのバトルものの括りになると思われます。 どうにもならない凶悪な化け物に最強の霊能力者が挑むという内容です。 ただそこに至るまでにホラーとしての恐ろしくえげつない展開、ミステリ的な意外な展開を経ていて、あらゆる方向で楽しい作品でした。 これから作者の作品を追っていくのが楽しみです。 | ||||
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| 映画を先に観ていました。あっ!そうか! なるほど、なるほど・・・。 | ||||
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| 映画を見て購入しましたが、やはり細かいディテールを表現している本の方がホラーとしては優勢です。映画は映画の見せ方があるので映画の方も良いと思います!色々なホラーを読んでいますが、この比嘉姉妹シリーズはホラーをエンターテイメントして昇華したホラーの金字塔ではないでしょうか。ただただ怖いものを追い求めている方にはお勧めしません。キャラクターが立った、巧みなストリー展開がお好きな方には是非おすすめです。 | ||||
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| 期待以上の面白さで、あっという間に読んでしまいました。 まず、話の構成に工夫があり、面白かったです。全部で三章あるのですが、それぞれの語り手(話の視座)が違っています。そして、章が進むごとに、あたかも万華鏡がぐるりと回って景色が変化するように、それまで思い描いていた話が違って見えてきます。話の表層がはがれ落ちて、裏側に隠れていた実相が表面化するとでもいった感じ。話の風景が変わり、徐々に真実へと近づいていく展開は、とても読みごたえがありました。 姉を信頼する妹の真琴(まこと)と、強大な敵と対峙(たいじ)して臆(おく)するところのない姉の■■。女性霊能者の比嘉(ひが)姉妹のキャラは魅力的でしたね。 真琴と付き合っているオカルト関係のライター・野崎(のざき)ともども、彼らの人となりに親しみを覚えました。 もう一つ忘れがたいインパクトを受けたのは、〝ぼぎわん〟て化け物の造形でした。おぞけを震(ふる)うしかないその姿は、映画『エイリアン』の怪物に迫る奇怪なもの。脳内にイメージした外観は‥‥‥いや、これは言わぬが花ですね。マジ怖かったっす。 | ||||
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| 面白くて、一気に読みました。 | ||||
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| なかなか楽しめるホラーの佳作。出だしの不気味感、恐怖感はすばらしいし、主人公と妻の気持ちのすれ違いから生まれる出来事には「なるほど」と唸らせられた。後半「ぽぎわん」が実体をもった存在として現れ、比嘉姉妹との闘いが中心となるが、個人的には前半のように心理的恐怖を突き詰めてほしいところだったので、★ひとつ減としたい。 | ||||
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| 映画では田原家はバラバラになってしまったようだけど、小説では最後の最後で家族になったんじゃないかな。「あれ」がつけ込む溝は消滅したと解釈します。 | ||||
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| 読みやすく、しっかり怖くて内容はとても面白く 一気読みしました。 ただ、何かの偶然なのでしようが、 読んでいる最中玄関がガタガタ鳴ったり、 読み終えてから直後母親の具合が悪くなったりと 気味の悪いことがあったので、 保管はせず処分しました。 | ||||
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| 映画『来る』を観て原作も読みたくなり購入しました。面白かったです! | ||||
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| 細かい設定、展開とも素晴らしい。 映画も頑張ってはいたが やはり原作の方が 満足できる。 | ||||
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| 面白すぎて一気に読みました。 | ||||
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| 映画先にみたんですが、こっちの方が断然好きです。映画も面白かったですが、小説みたら色々設定変えられたってわかって、小説のシナリオの方が納得できるし興味深かったです。ぜひ読んでみてください。 | ||||
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