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橋を渡る
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橋を渡るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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三章まではそれぞれの生活スケッチ的な感じだが、それぞれに少し事件的な要素が含まれる。 一人一人の生活の中での感情や思考の流れ、行動が、意図せず四章の七十年後の世界に繋がっている。 意欲的な構成に挑戦していて感心しました。 ただ、三章まで全てが宙に浮いた形で取り残されるのでスッキリしない。 四章、そしてエピローグまでいっても、スッキリしない。 それぞれのキャラクターは面白い。 欲張らずにそれぞれ独立させて、物語と人物を描き込んでいった方がよかったんじゃないかと思う。 でもそれだと作風としては平凡かも知れない。 結果はおこがましいですが、ちょっと残念かな。 | ||||
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時事のニュースが多く引用されているので、読むつもりならできるだけ早く読むべきです。 そのニュースに対する登場人物の受け止めも、普段テレビなどでは聞く事のできない、ある意味差別的な表現もあり、善悪の葛藤などいつもの吉田修一として楽しむことができた。1~3章までは。4章はSF的想像力がない私には厳しかったものの、面白くはあった。明確な起承転結がない小説も好きな方は、1~3章を短編小説ととらえて楽しむこともできると思います。 | ||||
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各章が後半でつながるのであろうことは予想できるけど、まさか時を超えてこういう展開に発展するとは!!脱帽です。 こういう手法は吉田修一さんっぽくないないですね。新境地? たしかにそれぞれの章には何かの伏線らしきものはたくさん散りばめられており、 しかしそれがまったく回収されることなく、次の章ではまったく別の人の話になってしまう。 「今度どーなるんだろう」と不安とモヤモヤがいっぱいの状態で読み進めなきゃならないのですが、 最後にはその伏線っぽいあやしげなものがずべて回収されてスッキリ! 実際にあったその時代を代表するようなニュースなどをあえて多めに織り込み、 時代を色濃く強調してみせたことにもちゃーんと意味がありました。 吉田修一さんのわりにぶっとんだ印象を受けましたが、たまにはこういうのもいいかもしれません。 | ||||
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ネタばれになるので詳しくは書きませんが 後半の展開は、スピルバーグの映画「AI」の失敗と同じ。 各キャラクターはいつもの吉田修一の上手さで楽しめるが・・・ そりゃないだろう!というオチ。 淡々とした収束の方が、よっぽど余韻があったと思う。 吉田修一が奇をてらい過ぎた感が否めない。 | ||||
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