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恩讐の鎮魂曲
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恩讐の鎮魂曲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全63件 21~40 2/4ページ
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どんどん読めます。御子柴シリーズ、いいですね。 | ||||
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読んでしまいました すっかり御子柴ファンです こんなにのめり込むのは久々 | ||||
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読み終わった後の泣きそう、悲しい、逆にほっこりする、優しい、嬉しい…とか色々な感情が炸裂してぐるぐる回って〜余韻がこんなに残る作品は御子柴シリーズが初めてです。中山先生お願いです。御子柴シリーズ書き続け下さい!もうなくてはならないモノになってしまいました。 | ||||
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こんな福祉介護老人施設があったら大変(笑) 私が知ってる介護士はいい人ばかりですよ。 | ||||
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御子柴礼司シリーズの3作目。ストーリーは1、2作目の内容と深くつながっているので、いきなり3作目から読み始めてもわけがわからないでしょう。どうぞご注意ください。 このシリーズのキモはもちろん、読む者をあっと言わせる謎解きと二転三転するストーリー展開の楽しさだと思うのですが、3作目にして、猟奇的な犯罪を犯した凶悪少年犯だったという暗い過去を持つ弁護士、御子柴のキャラクターがくっきりと浮かび上がってきたような気がします。御子柴と彼に立ち直りのきっかけを与えた稲見との相克を通じて、これまで(意図的に?)あまり描かれてこなかった御子柴の人間らしい熱い側面を感じることができるのも本作の大きな魅力です。 私はこの著者の作品はまだ御子柴シリーズしか読んでいませんが、日本のミステリー、サスペンス物の作家としてはトップクラスの一人だと思います。ぜひ多くの人にこの面白さを味わっていただきたいです。 | ||||
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このシリーズ、読み始める前に、覚悟が必要です。仕事が手につかなくなります。あるいは睡眠不足。 | ||||
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贖罪のソナタ、追憶のノクターン、そしてレクイエムへと読み進めて初めてざっくりと内容の面白さに、涙がこぼれました。 | ||||
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ストーリー的には少し無理を感じたが、全体としては面白かったです。 | ||||
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前作が5だったので、5を付けるのは憚られました。 ですが中山先生の本の中で、一番好きなシリーズです。 今最新作、「悪徳の輪舞曲」を読書中 実は先にドラマを見てしまっていたので 内容は分かっているのですが、それでも面白いです。 前作の追憶の夜想曲が、ドラマ、小説ともに最高評価です。 | ||||
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ある意味に置いてこの作品には驚かされる。何故なら御子柴に負けはないからだ。冒頭の海の事故、殺人事件を途中すっかり忘れてしまい、途中で慌てるように巧妙に仕掛けがあるので面白い。ただ、ヤクザの最初の台詞はサラッと書かれている一言だが、これがこの作品の面白さだ。常に損得だけの御子柴、感情論は彼には通用しないはずが、彼自身の医療少年院での更生、つまり御子柴の父親のような存在が殺人を犯す。御子柴自身がその感情に揺れ動くので精神的に大きい。また題材が介護老人施設での介護士による虐待は胸糞が悪い。恐怖で支配しようとする者は更なる大きな恐怖には弱い。これは事実だ。弱者を虐待する人間の心理はずば抜けて上手い。ただ、何よりの驚きは無罪判決をどこで勝ち取るのかと残り頁が少なくなってくると焦りに変わる。事実上の敗北感はまるで自分が御子柴になったようで心が折れそうになるがラスト僅か数行で救われる。この作品は前作、追憶の夜想曲を読んでいないと絶対にわからないのでぜひ、前作を読んで頂きたい。御子柴も負ける、こんな終わり方をされれば次作、悪徳の輪舞曲のラストがどうなるのかもはやわからない。違った楽しみができた事は言うまでもない。 | ||||
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弁護士御子柴礼司シリーズの第3弾。鎮魂曲とはモーツァルトのレクイエムのことだが、何故題名がそうかは大きな意味を持つ。 少年院時代の恩師稲見が殺人容疑で逮捕され、弁護をもぎ取るためにヤクザの山崎の手まで借りる。(あのヒートアップと逃亡刑事の山崎だよね)今回の御子柴の大きな壁は、実は被疑者の稲見自身だったのだ。何とか無罪を勝ち取るために、御子柴は足を使い、頭を使い、あらゆる手段を使い奮闘する。今回は冷静ではいられないのだ。最後は、どんでん返しのどんでん返しが続く。罰、贖罪ということをいろいろ考えさせられる。 介護施設の職員の入所者への虐待が取り上げられているが、世の介護施設の実態はどうなのだろうか。作者は非難するだけで行動することのない安易な思いを打ち砕く。 最後の津田倫子の手紙には驚いた。これこそ素晴らしい不意打ちだ。前作を読んでこそそう思えるのだが。 | ||||
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正義とは、なんぞや? 罪を犯した者が、正当なる裁きを受ける権利を得ない。 救われる機会を与えられない。 どんな悪党でも、償う権利がある。 「悪」とは、環境により発芽するものであり、遺伝的にどうとか言うのは違うかもしれない。 犯罪そのものが露呈しない、罪を償う機会を与えられない、被害者が謂われなく、下手をしたら加害者以上に世間のバッシングを受ける不条理さ。 興味本意の同情からの妬み嫉み、やっかみ。 どっちがクソか解らん? およそこの世に、人が口にする「正義」ほど胡散臭いものはない。 なぜなら、皆、自分だけは正義だと心底信じている。 だから、正義である自分が裁かれるはずがないと甘く思考する。 自己の利益ではなく、たとい他者の利益のためであっても、己が犯した罪と正面から向き合うことを是とし、ただ、ただ、逃げることを善しとしない。 そんな漢(おとこ)に幸あれ。 | ||||
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法廷劇は言葉の戦いだ。AをBにするのも、Aのままにするのも言葉の使い方次第だ。御子柴は証拠を出すタイミング、証人追及のテクニックどれも惚れ惚れする。なのに、依頼人によって負けてしまう。どんでん返しの繰り返しで一気読みだった。 | ||||
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『追憶の夜想曲』はハメットを思わせるハードボイルド、本書はE・S・ガードナーばりの法廷もの。著者の本はこれで3冊目だけど、日本の現代ミステリ界を代表する作家と思う。 緊急避難をめぐる法廷でのやりとり、驚くべき真相と、この作品も面白かった。ただ、御子柴がちょっと善人になってしまって、ピカレスク・ロマン的要素はちょっと薄い。主人公には、単なる善人になって欲しくないなぁ。 | ||||
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期待通りの作品でした。次回作が楽しみです。 次からはなんとなくカラーが変わるかも… | ||||
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さすが中山七里さん、としか言いようがない。 御子柴のキャラも泣かせます。 老若男女すべての人におすすめしたくなる一冊! | ||||
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中山七里さんの幅広い作風を今回も堪能させてもらいました。 ストーリーテラーとはよく言いますが、様々なジャンルの個性的な主人公を生み出して、魅力的な活躍をさせる想像力の素晴らしさをじっくりと堪能させてもらいました。 弁護士・御子柴礼司シリーズの第3作にあたります。少年院時代の稲見教官の古武士のような立ち振る舞いや考え方が本書を最後まで骨太のストーリーとして担保した要因でしょう。 登場人物の隠れた人間関係が明らかになるにつれて、御子柴礼司の鋭さが増してくるわけで、この思わぬ結末に読者は遭遇します。ストーリー展開の上手な作家ですね。 裁判員制度についても見事な見解を披露していました。 「今更ながら裁判官席に素人が座っている光景は噴飯ものだ。市民感覚を反映させるという号令で施行された裁判員制度だったが、いざ蓋を開けてみれば溢れ出たのは市民感覚ならぬ市民感情だった。」というコメントは同感です。市民感情が優れば、法的根拠よりも結果にバイアスがかかり復讐心が強く反映されます。一般市民の正義感と裁判との関係性を考える契機にもなりました。 なお、特別養護老人ホームの金銭面に対して間違ったエピソードが記されていました。この分野を書くのなら、もう少し丁寧に取材をした方が良かったと申し添えます。 | ||||
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いやはや、御子柴礼司の弁護士は、面白い。 これで、3冊目だ。一つの形が、明確化している。 本当に、日本の弁護士のクオリティが、悪くなっている状況の中で、 贖罪とは、何を意味するのか? 法で裁かれるとは、何を意味するのか? ということを、常に問い続けている。 自分という存在を理解しながら、自分を光に導いてくれた恩人。 父親以上に父親だった 稲見教官。 その教官が、医療介護ホームで、殺人事件をして 言い争い、殺意があって殺したということを、 御子柴礼司が、弁護するために、弁護士を脅してまで、 担当弁護士になろうとする。 それにしても、事務員の洋子さんが、健気だ。 そしてでてくる、介護の現場の暴力。 弱いものをいじめる。 その中で、殺意は存在せず、緊急避難という主張で 弁護を組み立てていくが、稲見教官が 信念を曲げない。 昭和の価値観で生きている。男としての矜持。 なんのために、弁護するのかを悩む 御子柴礼司。 最後に、倫子ちゃんの手紙が、泣かせるなぁ。 | ||||
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久しぶりに読み応えのある作品に巡り会えたと感じました。 これまでいろいろな作家さんの作品を読んできましたが、正直なところ後半からラストにかけて今ひとつ盛り上がりに 欠けるものが多く物足りなさを感じていましたが、この作家さんは期待以上の展開を提供してくれます。 | ||||
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一気読み。またもやドンデン返しの波状攻撃。また主人公の人間味が出るか出ないかのギリギリ感にも引き込まれる | ||||
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