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ロスト
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ロストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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確かに映像化したら、ソコソコ良さそうな話でした。身代金持って刑事が右往左往なんてたのしそうだし。まっ、結局本筋とは関係ないけどね。少々ハナにつく登場人物がいたものの、楽しめました。シリーズ化でもするのかな?登場人物それぞれ主役にして。で、今回は人物紹介って感じだったりして。 | ||||
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乱歩賞受賞作「道徳の時間」よりは数段上です。 何はともあれ、これだけの分量の作品を受賞後第一作として 短期間に上梓できたのは、優れた力量の現れなのでしょう。 大部の作品ですが、一気に読めます。 誘拐犯がなぜ身代金1億円を100万円ずつ 全国にちらばる100人の警察官に持参させたのか、 という謎の魅力が一番です。 早い段階で容疑者が浮上しますが、読者にはこの人物が 真犯人でないことは分かっており、 真犯人は誰なのか、そして動機は何なのかという オーソドックスな謎でも読者を引っ張っていきます。 プロローグでコールセンターに電話をかけてくる誘拐犯らしき人物、 第1部冒頭で何者かに縛り上げられ暴力を受ける男、 それぞれに個性と癖のある複数の警察関係者、 等々、多種多様な、そしていずれも「訳あり」風の人物が次々と登場してきます。 いずれもキャラクターが立っていて、「濃い味付け」の作品になっています。 そのあたりの味付けは好みが分かれるところでしょう。 正直言って当レビュー子はこういう味付けは得意ではありませんが、 そのレビュー子にも一気に読ませる力を持った作品です。 難点は、これも好みの問題ですが、やはり文章が気になります。前作ほどではありませんが、 あちこち鼻につく表現があります。今作では、刑事達の会話の中に、 無理に気の利いた切り返しを入れすぎたのではないかという感じがします。 (「それはその人物がそういう性格なのだ」という答が用意されているのでしょうが。) もう一つは、謎の解決が今ひとつすっきりしないということです。 一応説明は付いているとは思いますが、読み終えて 「なるほど、そうがだったのか、やられた!」 ではなくて、「ああ、そういうことなのかぁ」という感じになるのです。 最後にドカンとどんでん返しでもありそうなところで終わってしまったな、 という読後感です。 総じて言えば、(しつこくて恐縮ですが、文章の好みはあるものの、) 次回作に期待を持たせてくれる力作です。 | ||||
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「新刊、12月に出たってよ」と友人に教えられ、受賞作からたった4ヶ月で?!と驚きつつもご縁を感じて本作も購入。実際手元に届いて本の分厚さと書き下ろしという事にさらにびっくりしました。 これとコレとこれがつながるの?と困惑するほど複雑な誘拐事件に巻き込まれるため、はじめは読みながら苦しいんですがだからこそ面白くて、時系列の確認をしつつ読み直したりとゆっくり進めました。 前作よりセリフが多くなって読みやすく、通販のコールセンターが舞台になっているのも興味深くて、第三部でいっきに真相が見えてきたのもワクワクしたし、ラストもしっかり納得出来ます。 残念ながら前作は最後のまとめ方が正直同人誌レベルのつじつま合わせのように感じましたが、それから短期間で全体的にものすごい洗練されていたので作者の努力に感心しました。 (それでもわたしは受賞作の方が好きですが) 犯人がほんと不愉快で村瀬さんがかわいそ過ぎますが、安住さんが社会的に悪いとかの次元じゃない、反省して目が覚めたからこそ思いやり深く成長したカッコいい人で、幸せになって欲しいのにとせつなく余韻が残るほど魅力的でした。 読んで凄く良かったです。 | ||||
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主要な登場人物が多いので最初は苦労するが、入り込むと一気に読める。 誘拐された女性が勤務するコールセンターのしがない先輩、警察の若い上司と叩き上げの部下コンビ、誘拐犯に翻弄される警察の中で「当たり」を引いてしまった生活安全課の刑事、芸能事務所の社長。 それぞれの動きが絡み合い、徐々に事件の真相に近付いていく。 各キャラが立ち、それぞれの物語もうまくまとまっていたので読後感も良い。 乱歩賞受賞作は冒険的な作品で、選評で賛否が別れたように、どこか引っ掛かりが残る作品だったけど、これは個人的にはシンプルに面白いと言える。 | ||||
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