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ロスト



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【この小説が収録されている参考書籍】
ロスト
ロスト (講談社文庫)

ロストの評価: 3.86/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

好みがわかれるかも

この本を激賞している方がいたので、読んでみたが、今の自分には刺さらなかった。デビュー作の『道徳の時間』より、プロットが複雑化していて、それはこの方の作家としての成長なのだろうが、個人的には『道徳の時間』の方が、作品に込められたメッセージがどんと胸に来た。
ロストAmazon書評・レビュー:ロストより
406219855X
No.2:
(3pt)

読み応えあるがオチの曖昧さが残念。

前半と中盤とラストで同じ作者か疑問に感じた作品。前半の急スロットルから中盤の淡々としたローギアか延々と続き、いきなりのクライマックス。トータルとしては非常に心地好い読後感があるものの、ミステリーではタブーの、「よく分からないオチ」に思える。何故の疑問を丁寧に紐解いていくのが、最低限作者に求められる約束ではないかと私は思う。そのため星3つとなった。とはいえ読み応えある作品に変わりはない。
ロストAmazon書評・レビュー:ロストより
406219855X
No.1:
(3pt)

事件の終結が終わりとならない,果てなく続いていく苦しみ

その脅迫電話をはじめ,出される指示など,異色の誘拐事件から始まる物語ですが,
スリリングなやり取りや,挑発,翻弄をされる捜査陣,アリバイ崩しまであるものの,
被害者や濡れ衣を着せられる男,そして犯人,さらには捜査陣や巻き込まれた人々など,
関わる多くの人たちの背景や,そこにある後悔と償いへの苦悩が押し出されているようで,
視点を頻繁に入れ替え,様々な姿を見せていく群像劇スタイルの進め方が印象的に映ります.

とはいえ,その大半は救われたとは言えず,表には出ないであろう一部の真相を含め,
今後も彼らがそれらを抱えて生きていくのかと思うと,自業自得な連中も居るとはいえ,
事件の終結が終わりとならない,これからもずっと続いていく日々への苦々しさが浮かび,
全ての始まりだった出来事や復讐劇など,何もかもを狂わされた人たちには言葉すらなく….

途中,重要人物の名前がごっちゃになったり,誰の台詞かと戸惑うこともありましたが,
なかなか映像映えのしそうな作品に思え,ぜひそちらの検討もお願いしたいとところです.
ロスト (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ロスト (講談社文庫)より
4062938464

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