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悲しみのイレーヌの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 21~40 2/4ページ
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本作品は、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズの第1作となります。 しかし、多くの日本人読者が同じだと思うのですが、第2作「その女アレックス」を先に読んだうえでの、読書となりました。 これには理由があって、本シリーズ初邦訳が2014年刊行の第2作「その女アレックス」だったのです。 この作品は、物凄い衝撃作がフランスからやって来たと、ミステリファンの間ではかなり話題になり、私も、早速読んでみたものです。 そして、この第2作の評判が良かったため、遅れて第1作が邦訳されたという状況があります。 理想を言えば、第2作を読む前に、第1作を読むべきでしょう。 題名になっている「イレーヌ」は、主人公カミーユ警部の妻の名前です。 そこに「悲しみの」とついていると、第2作を読んだ方であれば、何となく結末が読めてしまいます。 このため、もし「その女アレックス」を未読であれば、先に本作品を読まれることをオススメします。 なお、結末が想像できると述べましたが、実際読んでみると、衝撃度は、想像以上でした。 このため、発表順には読めなかったけれども、本作品は、やはり優れたミステリとして評価したいと思います。 本作品は、死体を切断するなどの猟奇的殺人事件が連続して起こり、この真相にカミーユが捜査を進めて、真相を解明していくという物語。 一種のサイコ・サスペンスかつシリアル・キラーものと言えます。 本作品の一番の読みどころは、犯人が誰かという、フーダニットよりも、何のために罪を犯したのか、という動機の意外性で勝負する、ホワイダニットの面白さでしょう。 私は、日本人作家のある代表的な短編ミステリと発想が類似していると感じました。 もちろん、語られている事象自体は全く別物であり、本作品が真似ているという意味はありませんので、念のため。 本作品を読了して感じているのは、もう一度、「その女アレクッス」を再読してもいいかな、ということです。 第1作の結末を知っていれば、再読でも別の楽しみ方ができると思うからです。 なお、本シリーズは、3部作という形態を取っており、第3作も既に邦訳されているので、その第3作は、必読と思っています。 | ||||
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この作品を先に読もうと思いましたが、日本語ではまだでていなかったので原作を読みました。原作のタイトルはIreneだったのでタイトルや表紙でネタばれされることもなかったです(笑)おもしろかったので是非3作品全てを読んでみてください。 | ||||
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最初は人物の名前を追うのに精一杯でした。あれ?これ誰だ?そして人物紹介に戻ったりしてて、少し自分には難しいのかなと思っていました。が、こんなに読者を驚かせる小説は読んだ事がありません。分からないブランドや地域の名前がでてきますが、描写が細かく鮮明に頭の中でイメージできるのは、ピエールさんの凄みだと思います。それぞれの人物の個性がでていて、退屈なシーンでも飽きを全く感じませんでした。僕個人としては『その女アレックス』より面白い、物語の構成力が圧倒的であると思っています。そして他のレビュアーの方も言っていますが、イレーヌを読まずに、アレックスを読むと少し情報不足です、必ず読むことをオススメします。 さて…傷だらけのカミーユを読みますか… | ||||
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本当に読んだ後悲しくなる展開でした。 どうしてこんな悲しい展開になるのか。 | ||||
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合本で一作目から読んでいるので、本来はここに書くべきではないということは承知しているが、どうしてもこの邦題に腹が立ったのでここに書かせてもらう。 当然先に邦訳されベストセラーになった二作目はまだ読んでない。 二作目を既に読んでいることを前提にこの邦題を付けたのだろうが、この邦題のせいで途中から結末が見えてしまった。 この邦題は作者や作品に対する冒涜であり、作品を台無しにしている。 この邦題を付けた担当者とそれを認めた上司はこの仕事向いてないから別の業界で仕事探せ。 文春文庫は作者に謝罪してすぐに改題しろ。 | ||||
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個人的にはアレックスよりイレーヌのほうが好きです。 アレックスが壮絶な復讐劇だとしたら、悲しみのイレーヌは歪んだ自己愛・承認欲求を満たすための連続殺人でしょうか。 アレックスを先に読んでしまっていたので、イレーヌの結末を知ったうえで読み進めましたが、イレーヌは開始30ページでもう強烈でした。目も当てられないくらいに。 まさに「惨劇」から始まります。その後の展開も早く、非常に読みやすいですが、まぁ、グロいしエグイです。 思わず顔をゆがめる場面が何度も出てきます。それでも次の展開が気になり読み進めてしまう面白さがありました。 結末を知ってはいるものの、イレーヌをこの惨劇に巻き込まないでほしい、お願いだから!!と、違った結末を期待してしまう自分もいて、 読了時には軽く放心状態になりました。。。 やっぱりアレックスよりもイレーヌを先に読むべきだったかもしれないと思いつつ、アレックスを読まなければイレーヌを読むこともなかったので 結果、アレックスを読んでおいてよかったと思っています。 傷だらけのカミーユも買いましたが、すぐに読む気にはなれなさそうです。。 | ||||
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後半の予想の斜め上を行くような展開に驚かされました。 次の作品も読んでみようと思いました | ||||
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第二作目が、既出だったので、奥さんが亡くなっている事は既知の情報でした、、、がもしかして…と思い読み進み、別の推理も成り立っていましたが、結末は… ルメートルは、全く新しい路線を開拓しました なんなんでしょうか?この読後感?? さてさて、第3部に取り掛かりましょう | ||||
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まず妊婦は読まない方がいい。読んだら後悔する。読んでトラウマになりそうな作品はいくつかあるが、本作品も例に漏れない。殺人事件が連続で発生するが、どれも目を覆いたくなるほど凄惨なものだ。小説だから現場のイメージは自分で調節可能だから読み進められたが、映画だったら私は絶対に観ないだろう。犯人を追い詰めるより、殺害状況の描写が作品的には素晴らしく、特に私のような血や痛みなどを伴う肉体的苦痛が嫌いな人には、かなり恐怖を与えられる。本作品は、カミーユ・ヴェルーヴェン警部が初めて登場するものであり、著者のデビュー作である。大ヒット作品「その女アレックス」は続編になる。まだ未読の人は、本作品を読んでから「その女アレックス」に続けるとよい。逆でもいいけれども、発表順の方が素直に読める。それにしても、ルメートルの小説は怖いもの見たさを満足させるものだ。トラウマになるほどのショックを受けるかもしれないが、不思議と他の作品も読もうと思わせる。 | ||||
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『それはわたしが描いた(某)とかなり違います。わたしは小説のために、あなたを実際より魅力的に書きましたし、やや聖人めいた、優しい側面をつけ加えもしました。』 メタフィクションとは創作者の悪意に他ならないことに私はこの作品を読んで気づかされた。しかし善意によって紡がれる芸術作品などこの世に存在するだろうか。悪意こそが創造性の源であり、生命の本質である。古今東西のミステリ作家はその型枠の中でそれを描写することに腐心してきたが、ルメートルは創造したキャラクターを残酷なまでに破壊することで、読者が『読者』の立場に安住することを許さない。だからこの小説が読んだ者にとってこれほどまでに刺激的になり得たのだ。 | ||||
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第一部の終わりあたりで、僕は、「ああ、そうか。これは一種の幻想小説だな」と思った。 だから、第二部以降は、この作品を<幻想小説>として読んだ。 小説という架空のなかで、別の架空の小説が、架空の物語と重なってゆく。 終局を「暗い」とか「やりきれない」と捉える評もあるようだが、「その残酷さもまた、夢かうつつか分からない」 ・・・それがまさに、作者の狙った新しいヴィジョンなのではないか、と僕は思う。(・・・否・・・確信する!) 思えば、世の中のすべての推理小説など嘘っぱちだ。 要は、ジェフリー・ディーヴァーのように<娯楽>に徹しきるか、はたまたルメートルのように<純文学的アプローチ>に執着するか、その違いではないか。 いずれにせよ、僕はルメートルの実験にしてやられたし、この作品を大いに評価したいと思う。 | ||||
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アレックスを先に読んだので、読むか迷いましたが、アレックス以前のカミーユが知りたくなり、またイレーヌの死に方も気になったので読みました。 ストーリーの展開もよく、残虐的な部分も細かく書かれているので想像力が働きます。また、翻訳にも違和感を感じず、最初から日本語で書かれているよう。 | ||||
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自分はアレックスの方が面白かった。 ミステリーを読み込んでいる人なら、早い段階で犯人も判ると思う。 それでも最後まで一気に読めたのは、カミーユや周りの人々が魅力的に 描かれていたから。邦題はひどい。 | ||||
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警察小説としても一級。いままで、ありそうであまりなかった、犯人の殺害理由も興味深かった。 が、ルメートルの真骨頂は別にあった。 自分は第二部にかかったところで、かるいめまいのような感覚を覚えた。 まさに、サスペンス(宙ぶらりん)な感覚。 似たようなトリックの小説は他にもあるが、こんな読書体験は初めてだ。 余韻を残す結末も、さらりとしてよかった。 | ||||
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ルメートルの第4作『その女アレックス』が2015年度版「このミステリーがすごい!」で海外部門第1位に輝いたのを受けて、遡って翻訳されたルメートルのデビュー作である(ちなみに本作は2016年度版「このミス」で海外部門第2位となっている)。つまり日本で発売されたのはアレックスよりも後だが、書かれたのはアレックスよりも前である。そのためカミーユ警部の妻が登場するものの、アレックスの読者にはその末路が分かってしまうというデメリットがある。しかしそんなデメリットなど問題にならないくらい、そして翻訳されていなかったのが不思議に思えるくらい、アレックスに勝るとも劣らない傑作だと思う。 アレックスもそうだったが、本作も残酷な殺害方法にヒントが隠されている。所轄で発生したバラバラ殺人事件現場に残された指紋スタンプから、その事件の犯人が2年前の未解決事件の犯人と同一人物であるとカミーユは断定するが、いずれも殺害方法が残虐かつ不条理ということ以外に共通点が見つからない。愛妻イレーヌが身ごもり、しつこいジャーナリストに追いかけ回され、部下であるルイとマレヴァルの関係が不穏な動きを見せる中で、カミーユは冷酷無比な殺害方法の中に或る信じられない法則性を見出す。そして……。 長い第一部と不釣合いなまでに短い第二部のあいだに、大きなどんでん返しが用意されている。叙述トリックとも言えるこの仕掛けに対しては賛否両論があるかも知れない。個人的には同じフランスの文豪マルセル・プルーストを彷彿とさせて面白かったし、この犯人の動機を考えれば充分納得のいくトリックだと思う。叙述トリックは一つ間違えると作品を台無しにするリスクがあるが、本作に関しては少なくとも失敗はしていないのではないか。それ以降の展開が少々駆け足で、あっけない幕切れという印象もなくはないが、余計なことを長々と書くよりははるかにいいと思う。 最後にタイトルだが、原題『丁寧な仕事Travail Soigné 』に対して『悲しみのイレーヌ』という邦題はいかがなものか。おそらくはアレックスの読者を視野に入れてのネーミングだろうが、どうせならプルーストの『失われた時を求めて』をもじって『失われた妻を求めて』などどうだろうか――。そんなことを考えてしまうくらい、アレックス既読者はもちろん未読者も、読んで損は無い一冊だと思う。 | ||||
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この作品の大きな仕掛けにはびっくりした。作品の足場がガラガラと崩れていく屋台崩しの興奮を 味わいたいのならぜひとも読んでもらいたい。ダークな読後感も含めて賛否両論分かれそうだけど、 わたしは好きです! あとカミーユ・ヴェルーヴェン警部のチームの粒揃いのキャラ立ちは最高! ざあっとキャラ紹介するときの、特徴の描写や、エピソードの立て方がうまいんだよなあ。 | ||||
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「その女アレックス」の名刑事が登場する第1作、何が特異かというと、身長が145センチと、とにかく低い。が。得意な推理力は、200センチを超える大男が及ぶところではないのだ。新しい名探偵登場編。 | ||||
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「その女アレックス」を先に読んでいたがため結末については分かった上で読み始めた本書ですが、それでも自身がすっかりだまされていたと分かった瞬間には純粋に驚かされました。 たしかにこのような小説的技法を取り込んだミステリーというのは本書が初めてではありませんが、忘れた頃にこのような作品に出会うので、そのたびに驚かされています。 ただ、その技法だけが本作の魅力ではありません。 私自身そのいくつか読んだことがある実在の小説を物語の中にうまく取り込んだり(なお引用された作品のいくつかは、出版当時その衝撃的な描写で物議を起こしましたが、今では文学的評価も受けています。)、カミーユ、ルイ、アルマンといった個性的なキャラクター設定とその描写、嫌みのない読みやすい文体と読み出したら止まらなくなるストーリーテーリングなど、ルメートルの作家としての能力の高さがうかがえます。 本書目次前の「作家とは、引用文から引用符を取り除き、加工する者のことである。 ロラン・バルト」との引用も、読後に見るとうまいなあと思わせます。 このようにとても良くできた作品なのに、なぜ後発の「その女アレックス」が日本では先に紹介されることになったのでしょうか。 「その女アレックス」を知らずに本書を読んでいれば、本書におけるその衝撃はもっと大きかったかもしれず、本書を読んだ後に「その女アレックス」を読むと、カミーユの心情がより深く理解できて、また違った感情を持ったかもしれません。 たしかにエンディングの描写に嫌悪感をもたれることは十分予想され、それがため「その女アレックス」の成功がなければ本書の翻訳出版はなかったかもしれません。その試金石として「その女アレックス」が先に翻訳出版されたのかもしれません。 いずれにしてもこの作家の今後の作品は楽しみになりました。 | ||||
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イレーヌというのは、本書の主人公・カミーユ警部の妻である。だから「悲しみのイレーヌ」というタイトルはつらい話になりそうだ。「ブラック・ダリア」等の有名なミステリー小説を模倣した連続殺人事件が発生する。若い女性ばかりの凄惨極まりない死体なので、読むのが重い。 ただ展開はやはり面白いので、残酷な面に目をつぶると、出色のミステリーになっている。伏線もさり気なく挿入されており、犯人もそう遅くない登場で、ミステリーのルールはきっちりと守られている。そして後半の100頁を残す頃に、「悲しみのイレーヌ」のタイトルが全面展開する。 ここから眠気が吹っ飛ぶ。いや、それまでが眠かったわけではないが、弓がピーンと張った状態が続くので、緊張の糸が切れない。ただ難を云うなら、本書がデビュー作なので、刊行はこちらが先であって欲しかった。 | ||||
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結末があまりにも衝撃的です。 主人公やストーリーは魅力的ですが、あまりの結末に、星を一つ減らしました。 | ||||
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