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ブギーポップは笑わない
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ブギーポップは笑わないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全78件 41~60 3/4ページ
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深陽学園では、女生徒の家出が数件出ていた。 3年生の竹田啓司は2年生の宮下藤花と交際していたが、ある日、黒い帽子に黒いマントを着た彼女と行き会う。 彼女は「ぼくは宮下藤花ではない。今はブギーポップだ」と名のり「世界の危機と戦うために出てきた」と言うのだった。 竹田啓司は、そんな突拍子もないことを言う「ブギーポップ」と時々放課後に会うようになり、知らずに友情を深めていくが。 県立高校にもぐりこんだ「世界の敵」の起こした事件。 それと対峙する「ブギーポップ」、炎の魔女とあだ名される女生徒の行動。 事件の発端から終息までを、幾人もの生徒達の独白の形で描かれていきます。 語る生徒たちの中で全容を知っている人物がほとんどいない状態で事件が語られるため、謎が多くぐいぐいと話に引き込まれていきます。 面白かったです。 | ||||
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あんまりいうとネタバレになるんで控えるが、とりあえずすごく上手い話だとおもう。 基本的にはある事件をいろんな方向からみるお話だが、 それぞれ登場人物がみるその事件は、その人の目からしか見れないわけだからあくまでも断片的にしかそれを知ることができない。 よってそれぞれの登場人物は事件に対して、十人十色の答えを見つけるわけだ。 同じ事件に接しているはずなのに出す答えがここまで違うかというのを楽しめる作品だと思う。 | ||||
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一つの物語を多角的に描いている作品。 話の内容自体は極々ありそうな話だが、前述の手法をとっているため、物語に深みが出ている。 読みやすくグイグイ読めたのだが、しかしあまり心を動かされることもなかったか。 普通の面白い小説といったところであろう。 | ||||
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もう10年以上も前に出版された本ながら、今読んでも文章が色褪せないのがすごい。 ライトノベルなので手を出しにくい人もいるかもしれないけれど、是非一度読んでみて欲しい。 今の作品に非常に影響を与えているのでここ数年の作品と同じような雰囲気を感じる点が多いと感じると思いますが、 それこそがこの作品が影響力を持ったというひとつの証のようにも思います。 複数の人物の視点から描かれる物語は同じ物語であっても、 各々の立場や考え方によって違った結末を感じさせてくれる。 これは現在に生きる自分達も同じで、それを端的に書き出したのがこの作品かなと思います。 文章が稚拙と言われる作品でもあります。 ここ10年でライトのベルも文章が洗練されてきているのでその点は気になる人がいるかな。 あと、この作品は人を選ぶと思います(笑) 好きな人は本当に心酔するように好きでしょうし、合わない人は本当に稚拙な作品だったで終わる。 そんな気がします。 自分は前者だったので高評価を付けさせて頂きました。 | ||||
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あの有名なライトノベルに、いまさら手を出してみることに。 正直、最初は「まぁライトノベルだし」くらいの印象だったのですが、読んでみてすぐにそれが間違った認識だと気づきました。 いやー、読ませるし、うまい。 ストーリー自体はファンタジー以外の何者でもないのですが、文学としてちゃんと高いレベルにある。 物語として読ませるのはもちろん、キャラクター造形の確かさ、台詞回しのうまさも特筆すべき。 何より、時間軸を巧みに交差させた展開が見事。 あえてクライマックスの前にエピローグを入れてくるなんて、なんとも心憎い演出です。 ラノベのすべてがこれほどのレベルだとは思いませんが、ちょっといろいろ読んでみたくなる一冊です。 | ||||
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久しぶりに読み直してみても面白い 一つの物語が登場人物の様々な視点から描かれている。 当時のライトノベル業界に新たな風を巻き起こした 言わずと知れた名作。 著者の作風に影響を受けた 作家も数多く、読んで損はない一冊。 | ||||
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西尾維新や奈須きのこ氏が影響を受けたと語る上遠野浩平氏のデビュー作。 独特な登場人物の名前や、ミステリーのような、SFのような、ホラーのような混然とした世界観は若手作家に多くの影響をを与えたと思われる独特の先進性を感じます.いかんせん10年前の作品なので、当たり前になってしまったところがあり、10年前にこの作品に出会えていたらと思います. | ||||
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ライトノベルというものを知ったのは、この作品が初めてでした。 この作品を読んだら最後、皆さん、ライトノベルというものにハマってしまうこと必至です。 皆さんの秋の夜長に、是非ともお勧めしたくなる小説の一つになっていただければよろしいのですが。 | ||||
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ライトノベルを私が初めて知ったのは この本でした。 最初読んだ時にはいまいち世界観やこの雰囲気が好きには なれなかったのですが、 だいぶあとになってこの本を読んだ時、 この本の独特の魔力に魅入られてしまいました。 それぞれの視点で織り成される「お話」 そして何話か読んでいくうちに事件の当事者が だんだんと明らかになっていくのです。 その中には、目撃者だけでなく 悪に加担した「人」も出てくるのです。 そして最後の驚きの結末。 ただただ驚くだけでした。 ライトノベルの分類ではもったいない作品です。 | ||||
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古い作品になりますが、今読んでも素晴らしい作品だと思います。 まずは心理描写の上手さが際立つ。 個々のキャラクターが魅力的に仕上がっている。 その他、格言めいた文が好きです。 単に面白い作品ではなくて 「作者が伝えたい事」 がちゃんと詰まっている作品だと思います。 「伝わって来るモノがある、読んだ人に影響を与える事が出来る」 そんな素晴らしい作品です。 | ||||
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ライトノベルの現在と日本SFの現在を見てみると、 この作品による影響がそこかしこで見える。 かつてブームとなった筒井康隆や眉村卓的な世界観も内包し、 且つ、発売時期の社会的陰鬱さを加味して、 物語の鍵であり、現代の虚ろなる影=死神:ブギーポップは、 時代の不安定さを表す存在でもあった。 時間軸、視点の転換など、現在ではすでに使い古された手という声もあろうが、 それらのギミックの原点はこの一冊だったわけで、 やはりライトノベル・日本SFの金字塔であるには違いない。 | ||||
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対象はあきらかに十代によるものです。舞台が高校なだけに退屈な青春時代を送った作者の心がよく実感されます。多視点ぬよって構成されたこの物語は読んでてころころ主人公が変わるため置いてきぼりになることもしばしばありましたが、その人ならではの見方や解釈が分かりやすくページに書かれているため飽きることはありませんでした。 文章が稚拙との声がありますが、私も読んでて共感しました。「古いなーこの表現は」とか「いくらなんでも大雑把すぎないか」などの思考は出ましたね。ただ10年前であれ今であれこれは電撃文庫のライトノベルですからね。難しい表現や用語を連打することが大賞作品が取れてるというのも間違いの気がしますし、萌え要素の傾向が強い今の電撃文庫に比べれば斬新でフレッシュな感じがします。決して古臭いという印象は割と受けにくいんじゃないでしょうか?次回作を期待させるような仕掛けもありましたしね。肩書きばっかで中身薄っぺらの作品よりははるかに良作だと思いますよ。 必ず男子全員が喜ぶ可愛い娘が出てきて、色気のあるサービスシーンが載っている。ある日平凡な日常がふとしたきっかけで宇宙規模の争いに主人公は巻き込まれることとなる。このブギーポップも多少重なってる部分もありましたが、10年前の作品なんだからケチをつけるつもりはまったくもってありません。先が読めていても当時の時代に合わせれば感情移入はしやすいし馴染みやすいでしょう。しかし今のライトノベルではこの手の作品は厳しいかと思います。少年少女お決まりのパターンを打破し、かつ年齢層にあった超斬新な作品は今は少ないです。そのきっかけを作ったブギーポップの最初の作品は当時にしてみれば異色を放つ変わった文庫本として多くの読者に好かれましたが、知識が卓越した今の十代の年齢層にはギャップが激しいかもしれない(設定とかね)。そういう意味では人を選ぶ作品なんですが・・ | ||||
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タイトルどおり、とてもライトノベルらしい本であるため、 読みやすさという点では非常に評価できます。 内容は現在では"ありがち"になってしまっている感は否めませんが おもしろいものだと思います。 読みやすさ、内容、読後感など、すべてにおいて 良い意味で"ライト" ノベルだと思います。 | ||||
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今この作品を読むと確かに文章の稚拙さは目につくし、 手法も今では当たり前のものになったのかもしれない。 そういうわけで、イマの中高生がこれを「有名だから」という理由で 読むと、評判ほど面白いとは思わないかもしれない。 あくまでもこれはライトノベルの古典。 ライトノベルが好きなら一度は目を通してもいい作品だと思う。 | ||||
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電撃文庫で最も売れた作品、ブギーポップ。 この作品のアイデア性、すなわち個々の断片的な話が一つに纏まってゆく、 それが最も特徴的で素晴らしいものです。これについては他の方が書かれているので割愛します。 問題は筆力の方ですかね。フルメタル・パニックと合わせて、数年前に流行った作品というのは 今から読むとどれもこれも稚拙な文章が多すぎます。読みやすい――のではなく、ただ稚拙。 近年のライトノベル業界はこのようなことは無く、かなりの文章力向上が見られるのですが、 何しろこの作品は古い(もう10年近く前・・・)ことからも、 当時の蔑視傾向があった古きライトノベルに上手く当てはまってしまいます。 それに付け加えるなら、当時には画期的だったこの作品も、今の時代に出せば おそらく多大な作品群の中に埋もれてしまう作品であると思います。 対象がおそらく中学生なので、その年齢の方にお勧め。 高校生ならもっと違う作品を読むことをお勧め。 評価が低い気がしますが、あまりにも偏りすぎたレビューに (話はそれますが、電撃hpのインタビューによる上遠野 浩平氏はどうしてあそこまでカッコつけたがるのでしょうか)抗する形として低めに付けました。 | ||||
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この小説が発売された当時、何気なく書店のライトノベルのコーナーを見回していたら不思議なタイトルと奇妙な表紙の絵が目に入ってきた。 衝動的に買って読んでみるとビックリ!今までにない視点の切り替えや時間軸の切り替え。 同じ事件に巻き込まれても、人によっては何でもない事になってしまい、ある人にとっては今後の人生に大きな影響をもたらしていく。 家を出るのが五分早かったか遅かったか。 そのような些細な違いでその人の運命が大きく変わってしまう。 そんな現実にも起こりうるちょとした時間ズレみたいなものを学園ファンタジーという形で表した作品。 | ||||
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これは世界の敵となるものを排除する 死神の話です。 今まで親しくしていた人が 突然消えたり、殺人者になるとことが ありうると言うことがこの本には書かれています。 また普段親切な人もいざと言うときには 助けてくれないと言うようなことも書かれています。 そういう意味ではこの本は容赦がないです。 しかし、これが私たちの生きる現実なんだな ということをこの本は教えてくれます。 深みのある本を読みたい人にはオススメです。 | ||||
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中学生の時に書店に並んでたのが気になって読んだのですがとても面白かったです。 実を言うと、それまで本を読むことが嫌いで1冊も読めたこと無かったんですが不思議と全部読めました。 ちょっぴし、現実的でありながらもやはりファンタジーの世界である。 そこがとても魅力的だと思います。 気になった人は是非読んでみることをお勧めします! | ||||
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第四回ゲーム小説大賞受賞作。 昨今のパッとしない大賞作とは違い、誰もが認める面白いらしい作品。 あー、これは一気に読んだ方が楽しめますね。というか一気に読まないとちんぷんかんぷんなまま終わりを迎えかねません。 まず登場人物が多すぎます。そして、特に主人公である人物は居なくて、それぞれのキャラの視点から物語は進みます。そして最終的にはそれぞれの別個としたストーリーが収束していくといった感じ。 あらすじらしいあらすじはないと思います。 作品のあらすじを見ても、どういう話か想像つきにくいし。 とりあえず舞台が学校ということもあって、学校に何かしらのトラウマを抱えた面子が揃ってます。そういう者たちが織り成す物語です、はい。 確かにその構成力には唸らされるものがあるんだろうけど、いかんせん分かりにくい作品ですね。 時間軸もバラバラだから、本当に意識して読んでないと途端に分からなくなる。 「あれ?このキャラなんだっけ?」ってなことがしばしば起こり、カラーページに戻ってキャラを確認する事もしばしば。 色々言いましたけど、良作であることには間違いないと思います。こういったちょっと陰鬱そうな雰囲気を秘めた作品は嫌いじゃないというか好きですし。 ただ、読むなら一気に読んだ方がいいと思います。陰鬱な空気を感じたまま一気に読めば、この作品に対する評価も変わってくると思います。('-,_ω-`)プッ | ||||
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「僕は自動的なんだよ」 ところどころでの洒落た物言いだけがこの物語の本質ではないと思います。 読んだ後に 『自分も何か一生懸命になろう』 と決意させてくれる読む薬です。 それだけ物語の中のキャラクターががんばり もがき、一生懸命でいたりするのです。 最近のライトノベルのトップに来るような 可愛いヒロインを売りにはしていません。 敢えて萌えキャラはいない と言ってもいいかな? 1巻目はオーソドックスにヒロイックですが、 2巻3巻と続けて読んでいくとニヤリとするようなことも特徴。 時系列が揃ったときパズルのピースが合わさっていくような快感があります。 何度でも読み返す価値がありますよ? | ||||
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