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死刑にいたる病(チェインドッグ)
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死刑にいたる病(チェインドッグ)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 81~95 5/5ページ
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死刑囚の残した一挙一動に、主人公と同じように戸惑い、惹かれ、染まる感覚が凄かったとしか言えません。 他の方も仰っているようにラストは蛇足かと思いましたが、それを読んだ後もなお脳を支配され続けている感覚に、ため息しか出ません。 凄いものを読みました。 | ||||
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大好きなシリアルキラー、かつ、マインドコントロール&サイコキラー。 設定も面白く、進行もスリリングで、軽い伏線と軽い回収。 ページをめくる手が止まらなくなるほどでもなく、でも面白く読み進めていけました。 ただ、最後が苦しかったかな。無理やりブラックな終わり方をしたかったからかな。 一輝さんに該当する人をたくさんつくる必要があるし、たくさんの人に手紙を出せる ほど、たくさんの物語をつかまるまでに紡いでいるとも思えないし。 一人の人生の中での短い経験ではしんどいな。 というような現実的な野暮なことは考えず、楽しく読んで、最後はニヤっとするくら いがちょうどいいと思いました。 面白かったです。 | ||||
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主人公は、シリアルキラーに最後の1件のみ冤罪を晴らすように頼まれる冴えない大学生。 シリアルキラーの魅力に惹きつけられていく主人公の心情の変化にも説得力があり、面白く読めました。 ただ最後の終わり方には個人的には首を傾げるところがありましたので、なぜそういうことになったのかという説明がもう少しあって納得できればすっきりしたのかな、とは思いました。 | ||||
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死刑囚が1件の冤罪を訴えるお話。最後まで死刑囚の影響力を感じました。面白かったです。 | ||||
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死刑判決が下された連続殺人鬼・榛村大和が、9件の殺人事件のうち、1件のみ冤罪を訴え、昔に知り合った大学生の筧井雅也に調査を依頼するところから物語は始まっていく。 榛村の幼少期から遡って聞き込みをしていくのだが、典型的なサイコパスである榛村のことを知れば知るほど彼の魅力に惹きつけられていく雅也の描写がよかった。 「選んでいいよ」と言って、相手に選ばせながら裏で支配する榛村のやり方は卑劣だが、よく考えられていたと思う。 雅也が榛村の影響を受けてどう変わっていくのか、というのも読み応えがあるのだが、それ以外にも多くの秘密が隠されていて、最後まで読み応えがあった。 | ||||
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櫛木理宇さんの作品は初めて読んだが、ミステリー作品としては非常に良く出来た作品であった。 多くの子どもを殺害した殺人犯を中心にストーリーは意外性を含みながら恐ろしい展開となる。 この作品は詳細に触れるとネタばれになり面白さが半減するため、書かないが読了後には非常に怖い気持ちが続いた。 | ||||
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ネタバレしちゃうので詳しく書けませんが、とても面白いです。 ラストは個人的に蛇足(マイナス1)な気がしますが、こういう終わり方しかないでしょうね。 | ||||
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あらすじを読んで気になったので、Amazonにて注文。 ハヤカワ文庫JAからの刊行ですが、内容はSFというよりもミステリーですね。 普段はあまりハヤカワを読まないという人にもオススメです。 稀代の連続殺人犯からから、自分の過去の事件の中には実は冤罪も含まれている、 と調査を依頼されたFラン大学生。 面白いのは、これが単なる謎解きでは終わらないというコト。 むしろ、主人公によって明かされる謎そのものはある種の囮で、本作のいちばんの面白さは、 謎を解く過程で主人公の身に起きる変化と、その変化それ自体が実は殺人犯の仕組んだ罠であるという点。 刊行後まもなく座間の死体遺棄事件の報道がメディアを埋め尽くしたこともあり、 奇妙な現実とのリンクをも感じる作品でした。 物語の結末も秀逸の一言。 本を閉じたくなるほどの胸糞エンドなのに、しかし気になって本を閉じられない。 事件を無事解決してハッピーエンドと思いきや、それすらも実は―― という最後まで不気味な余韻を残す結末にはやられました。 一気に読むのではなく、 少しづつ読むとより深く楽しめる作品だとおもいます。 | ||||
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『病』とはよく言ったもので,撒かれ,広がる『毒』が周囲を蝕む様子にゾッとなり, 誰もそれに気付かず,気付いたとしてもその時には…となっていることがまた不気味で, 『病原体』である男も,わかりやすい悪人とは違う振る舞いが,さらに不快感を煽ります. また,実社会でも言われる,不幸な生い立ちが犯罪者の言い訳にはならない一方で, 悔やみきれず,それでもどうしようもない『もしも』,さまざまに語られる善と悪は, 憎悪ばかりが向けられがちな犯罪者に対し,同情とは違う複雑な感情を呼び起こします. ただ,不幸な人間が多過ぎにも思え,誰もに重い背景があることには食傷していまいます. とはいえ,驚きと胸クソの悪さしか残らない終盤と,穏やかさすらも漂う最後での反転, それもつかの間,最後の最後まで毒を浴びせられるエピローグにはグッタリするばかりで, 主人公らのその後を想像すると,読み終えた後もその毒にじわじわと苦しめられるようです. | ||||
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稀代のシリアルキラーから「8件の殺人は認めるが、9件目は冤罪だ。疑いを晴らしてくれ」と依頼されたFラン法学部大学生。 ・本当に9件目の殺人は冤罪なのか ・だとしたら真犯人は誰なのか ・なぜ一介の大学生に依頼するのか この3軸の疑問を中心に話は展開する。ミステリーのようなサイコサスペンスのようなホラーのような、独特の持ち味。どう書いてもネタバレになりそうで感想に困るが、特異な空気で最後までザワザワさせられる。 | ||||
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何よりもラストが素晴らしいです。 希望と絶望が表裏一体となった、物凄い余韻に震えました。 ちょっと中盤がダレかけたように感じますが、 後半の怒涛の展開にはページを捲る手が止まらなくなります。 | ||||
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中学時代は神童だったのに進学校で落ちこぼれ、五流大学で鬱屈した日々を送る主人公に手紙が届く。 それは故郷でかつて、『気さくで人気者の青年パン屋店長』だった、今は『実は稀代の連続殺人犯』からのものだった。 『罪は認めるが、最後の殺人だけは冤罪で、それを証明して欲しい』 かつての優しいお兄さんの面影を忘れ切れず、殺人犯からの依頼を受ける主人公。 やがて面会の度に殺人犯の思考に魅せられ、闇に染まっていくその果てはーー? 以上、そんな内容です。 サイコパス殺人犯人の思考や、カリスマ犯罪者の洗脳の手口の一端に触れられるので、それだけで怖くも面白い作品でした! 後はラストのバランス感覚が秀逸で、完全な絶望ではなくむしろ希望に向かったのに、怖さの余韻が見え始めてるバランスが、怖くも素晴らしく楽しめました(*^-゜)⌒☆ 2011年から読書再開して、ミステリやサスペンスのジャンルは素晴らしい進化を遂げたと痛感してきましたが、 まさにこの作品は進化を極めた名作で『犯罪者の恐ろしい思考』だけで『ホラーを超える怖さと探偵ミステリを超える面白さ』を構築出来るんだ!という見本のような名作です(^o^*)☆彡 怖くも面白いサスペンスを読みたい時にオススメですO(≧∇≦)o | ||||
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読みやすい文章で、ストーリーも二転三転します。 ただ、表紙の絵、上5分の4、のようなさわやかな内容というわけではありません。 やや、イヤミス的なところもあります。 終わりのあたりに、初版、高架線の上をトラックがはしるという部分があります。 間違いとは言えないのでしょうが、私は電線のことかと思いました。 高架橋とか高架の上などのほうがよいと思います。 | ||||
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多くの人間が死んでいるにも関わらず、物語は終始静かなトーンで進む。この「静か」と「不穏」は、物語の実質的主役である榛村大和を象徴する空気感だろう。主人公はイヤな奴であり、魅力に乏しい。彼に魅力がない分、余計に榛村が魅力的に感じられる。 オカルト的な要素はなく、分類するとしたらサイコスリラーだろうか?サイコミステリ? エピローグでザワっとし、もう一度最初から読み返したくなる。二度読みすると、意味がわかる箇所が多い。叫びたくなる怖さでなく、ザワザワ鳥肌が立つ不穏なスリラーだ。 | ||||
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初読みの作家さんです。 表紙の女子学生の装丁からイメージしていた内容とは程遠いハードなミステリーでした。 主人公の筧井雅也(かけいまさや)は鬱屈とした日々を送る大学生 ある日、死刑判決を受け投獄中の連続殺人犯である榛村大和(はいむらやまと)42歳から1通の手紙が届きます。 面会に行った雅也に「9件目の殺人だけは冤罪なので調査して欲しい」と頼む大和 そこから物語は展開して行きます。 犯行自体は不気味で残酷極まりないのですが、雅也の家族関係、生い立ち 大和の人間関係など徐々に明らかになって行くミステリー要素が面白くて一気読みでした。 終盤に近付くに連れ明らかになる事実に驚愕したのもつかの間 再びのどんでん返し、そしてエピローグのラスト1ページで三度衝撃を受けます。 その後を想像させ、うすら寒くなる結末は秀逸です。 著者の他の作品も読みたくなる程、面白かったです。 | ||||
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