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死刑にいたる病(チェインドッグ)
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死刑にいたる病(チェインドッグ)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 61~80 4/5ページ
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映画化が決まり、その予告でこの原作を知りました。 色んな人物に話を聞き回る部分が多く、全体的に話の抑揚はなく、特に中盤は退屈でした。 犯行描写はむごいですが、子供への犯行なので映画でのその犯行部分は実写は難しいかと思う。 子供が小学生になると近くなら1人で行動させがちですが、こわくなりました。 | ||||
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映画化されるらしいけど 話の起伏がない平坦な小説という印象 何か特別、衝撃的なことがあるわけでもなくラストのオチにしてもとってつけたような印象 読者からすれば最初から榛村がサイコパスの異常者だと分かっているわけで 主人公の筧井が榛村のルーツを調べても異常者になる要因が次々と明かされるだけなので 真相を明かされたところで、あぁやっぱりとしかならない 24件の殺人容疑で逮捕された連続殺人鬼なんだからそりゃそうだと 内容自体、虐待、いじめ、性犯罪、嫁いびり等、暗くてドロドロとした話ばかり続くし 主人公にしても卑屈で劣等感の塊な性格が前面に出されていて読んでいて気持ちのいい小説ではない | ||||
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推理小説というより、うまく言えないけど、奥が深い。ただ目新しさはない。 | ||||
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子どもを持つ親が読むには胸糞が悪過ぎる。感動も何も残らない。自分の子どもを守らねばと思うだけである | ||||
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ゾクゾクする話でした。 最後の最後まで驚きでどーなるの?って… | ||||
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大量のハイ・ティーンの少年・少女を殺したシリアル・キラーで死刑が決まっている大和から「罪状の1つ(この被害者だけが20歳以上)は冤罪なので、それについて調査して欲しい」との一方的依頼を受けた主人公の孤独で失意の大学生の雅也の調査過程を描いた作品。尚、大和は雅也が幼い頃に通っていたパン屋の店主という設定で2人は顔見知り。また、雅也は中学生までは神童と呼ばれたが、高校入学以来ノイローゼをキッカケに不遇の環境に陥り、それで孤独で失意を感じ続けているという設定で、大和の苛酷過ぎる家庭環境と重畳させている感がある。また、この冤罪(?)が仮に晴れたとしても死刑である事に変わりはないので大和の底意は不明(大和は"正義"を口にするが信じ難い)。大和が雅也に何らかの陥穽を用意している、というのが最初の印象(ミステリ好きなので)。大和が雅也の実の父親という事を暴露して、雅也を苛むという可能性さえある。社会福祉制度の充実や不遇・逆境の人間に対する社会正義を訴えようとしている、あるいは、雅也の成長物語を描こうとしているのなら期待外れ。 本作にはもう1つの趣向があり、大和に教唆された人物が殺人を犯したらしい記述がプロローグを含めて何箇所かに挿入されるが、この人物の正体は読み進めれば自然と分かる。終盤、作者としては捻った積りだろうが、読者は元々、大和の"正義"など信用していないし、私の上述した予想が(作者が用意した真相とは若干異なるが)ほぼ当たっているので、予定調和という印象。 作者がシリアル・キラー(の心理・歴史的事例)や法制度について充分に事前取材した事は良く伝わって来たが、雅也が大和の荒唐無稽な依頼を承諾した事を筆頭に全体構成が作者のご都合主義の塊になっており(ラストは作者の都合でどうとでもなる)、後味の悪い凡作だと思った。 | ||||
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殺戮に至る病と似たタイトルだったので興味を惹かれて購入。著者の作品を初めて読みました。 まず文章のスカスカさが目立ちます。 例えば殺戮に至る病と比較しても一つの文章中の情報量が少なく目が滑ります。 あとはサイコパスについて著者はよく調べているのだろうなと思うし話の中で実在した殺人鬼の名前も多く挙がるのですが、そのせいか拘置所にいる殺人者のサイコパスとしての生い立ちや特徴が類型的で説明的なのが鼻についてしまいます。 拘置所の殺人者が白皙の美青年であったり少年少女しか狙わないという、横溝正史のような耽美的な設定は良いですね。キャラクターの魅力も読者の興味を持続させる手法の一つでアリだと思います。 ただもう少し奇抜なトリックや巧みな人物描写があればなあと感じました。 でも暇潰しとしてはそれなりに楽しめるのでオススメしますし買って損はないと思います。 | ||||
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読みやすいのでスラスラと読む事が出来る本でした。 その点に関してはとても良かったのですが、全体的に話の展開が読みやすく、意外性や予想外の展開がほとんどなかった点が残念でした。 その為、1度読めは満足してしまう作品で繰り返し読む事がなかった点も残念でした。 | ||||
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殺戮に至る病がすばらしいトリックで、題名が似ているこちらを購入。でも、もともとの題名はチェインドッグだったらしく、なんかなぁ・・・中身もトリックらしいトリックは全くなかった。 | ||||
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シリアルキラー物はやはりアメリカが本家で日本は二番煎じになりがち。 果敢にアメリカに挑んだ勇気は褒めたいが、大和や雅也の人物像が充分に掘り下げられておらず残念 | ||||
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途中までは結構ドキドキしながら読みました。ありそうで無い展開。ちょっと薄いところはありますが、ちゃんと人間らしい主人公など、楽しく読めました。オチは、まあ、予定調和でしたが、マンネリというよりは良い意味での予定調和で満足できました。題名に惹かれた方は是非一読を。 | ||||
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高校で躓き、現在いわゆるFラン底辺大学で「本当の俺はこんなはずじゃない!」と、鬱屈した日々を送る筧井雅也に、 小中学生時代に通い詰めたパン屋の主人であり、今は連続大量殺人犯として拘留中の榛村大和から、「罪は認めるが、 最後の一件だけは冤罪だ。それを証明してくれないか?」という依頼を受ける。はじめは断ろうとしたものの、 自分が誰からも必要とされない日常において、唯一自分を受け入れ、そして頼ってくれる榛村という存在に心を打たれ、 調査を開始したものの・・・・ 読後、「ぬあああああああああ!!ちっくしょおおおおおお!」と、打ちのめされた。 主人公の筧井雅也はプライドとルサンチマンの塊で、第一章の数ページの人物像紹介から「コイツ、カス中のカスやわ」 と思わせるが、それでも榛村のために資料を読み漁り、証言を集めるために駆けずり回り、その過程でメキメキと スキルアップし、就活の面接指導官や同級生に、まるで別人と言わしめるまで成長する流れは、読んでいて爽快。 榛村が逮捕前に、姑のイジメに悩む女性に「ナイフを隠し持ったつもりで、お姑さんの前に立ってみなさい」と アドバイスしたエピソードは、これは勉強になるなぁと感心したし、筧井も実践して精神的に強くなる。 頑張れ筧井!頑張れ榛村! ・・・・・・な~んて読んでたら、完全に術中に嵌まってしまいます。 詐欺は話を聞いた時点で断るのが一番で、とりあえず話に乗ったうえで矛盾点を突いてやろうと、賢い(と思い込む)方法を 取ろうとする人が引っかかりやすいと言われますが、本書がまさにコレです。 叙述トリック?本当に冤罪?それとも榛村の罠?と身構え、筧井雅也と共に事件を追うと、もう落とし穴にフリーフォール。 気持ちよく騙され・・・・いや、気持ち悪く騙され、そして、毒されてください。 【蛇足】 いい意味での懐にナイフは、武富健治の作品集『掃除当番』の「ポケットにナイフ」がお勧めです | ||||
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これ早い話が殺人鬼のマインドコントロールってことでしょう。刑務所から娑婆の人間を神の如く操るって物語はなんか読んだことあるし、いくつかの罪状のうちひとつだけは冤罪だというのも読んだことがある。ラストはゾゴゾゴしました。 | ||||
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サイコパス殺人犯人の思考や、カリスマ犯罪者の洗脳の手口の一端に触れられるので、それだけで怖くも面白い作品でした! 後はラストのバランス感覚が秀逸で、完全な絶望ではなくむしろ希望に向かったのに、怖さの余韻が見え始めてるバランスが、怖くも素晴らしく楽しめました(*^-゜)⌒☆ 2011年から読書再開して、ミステリやサスペンスのジャンルは素晴らしい進化を遂げたと痛感してきましたが、 まさにこの作品は進化を極めた名作で『犯罪者の恐ろしい思考』だけで『ホラーを超える怖さと探偵ミステリを超える面白さ』を構築出来るんだ!という見本のような名作です(^o^*)☆彡 怖くも面白いサスペンスを読みたい時にオススメですO(≧∇≦)o | ||||
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主人公の大学生、シリアルキラー本人、そしてその親たち、全ての登場人物誰一人に対しても共感できませんでした。 特に大学生とその母親とのやりとりが典型で、ちょっとありえないのではと興醒めする場面が多すぎました。 とにかくシリアルキラーに全く魅力が感じられず、例えばハンニバルレクターをイメージして読んでいると、その差にずっこけます。 また暴かれていく秘密についても途中でわかってしまい、ミステリーとしての謎解きとしては楽しめませんでした。 だいたい普通の大学生が一人で調べていくだけで、皆がペラペラ話してしまうという展開もちょっとご都合主義に思えました。 こういう作風が好みの方には面白いのでしょうが、残念ながら純粋なミステリーファンの私には会いませんでした。 | ||||
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なんとも抽象的なプロローグ・・・石田衣良でわりとよく見た構成になるのかなとか思ったらとんでもない。 物語はミステリーとしてまぁまぁ面白かったのですが、プロローグからの思い込みで終盤騙された感じ。 これは読者に仕掛けられた叙述トリックだ(適当)。 | ||||
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途中途中で結局こうだろという見通しをあざ笑うかのようなハードボイルドなラストに衝撃。淡々とした人間関係を描いてゆくのですが、筆力がものすごく、ついつい引き込まれてしまいます。読後の残像を確認するためにもう一度めくると、計算された文章に震えます。 | ||||
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生ぬるく気味の悪い雰囲気と、救いようのない人間の心の闇にゾッとしたり同情したり。テンポの良い展開で一気に読めました。 | ||||
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ミステリーとしての魅力はあまり感じられなかった。児童虐待等の成育歴からくる人格の歪みは理解できるし、よく著されている。しかし、社会的な問題提起が色濃く出ているため、ミステリー小説との融合が中途半端になっているような気がした。ミステリー小説に求めるものが、わたしの望んでいたものとは違った。 | ||||
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我孫子武丸に「殺戮にいたる病」という傑作ミステリーがあり、本書が似ているタイトルなので興味をもった。「チェインドッグ」を改題・文庫化したとあるが、「チェインドッグ」なら手に取らなかった。つくづくタイトルは重要だと思うが、今度は「殺戮にいたる病」と比較されるので、タイトルを考えるのは難しい。 シリアルキラーの榛村大和は9件目の殺人だけ冤罪と主張する。それもよりによって昔の顔見知り程度の少年が大学生になった事を知って拘置所に呼び出し、告白するのである。このシチュエーション、多少無理があるが、次を読ませる魅力もある。 ただ微妙な違和感が付き纏って離れない。話の内容は複雑なので、かなりの文章力と整合性が求められるのだが、疎遠だった母親から、会って話すべき重要な内容を、電話ですぐに話してくれたり、互いに気になる関係だが、終盤で急に恋人のように親しくなれたり、子供を堕ろして一年やそこらで再婚し、また子供ができたり、数え上げればキリがないほど突っ込みどころ満載なのだ。 それでも榛村大和の存在感は不気味で、この造形力は見事である。 | ||||
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