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アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
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【この小説が収録されている参考書籍】
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全247件 1~20 1/13ページ
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Androidを殺してしまうことで、人間性を失うという問いかけをしている素晴らしい作品。 | ||||
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文明が荒廃し自然が失われた近未来。人間とアンドロイドの境界線が曖昧になったこの世界で、アンドロイド狩りの賞金稼ぎとして生と機械の狭間で葛藤し続けるのが本作の主人公リック・デッカードである。本作では、人間とアンドロイドを判別するために「フォークト=カンプフ感情移入度測定法」というテストが登場する。このテストは、人間とアンドロイドの間に横たわる感情の深淵を測る試みであり、考えさせられる要素が多い。リックがアンドロイドを追い詰めるにつれて、彼自身も人間としてのアイデンティティに揺らぎ始める。 このように、リックの葛藤は物語の核心を成しており、感情の本質や人間性について深く考えるきっかけを提供する。ディックの描く未来は、現代社会における人間と機械の関係についての示唆を与えてくれる。 | ||||
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面白かったという雰囲気は捉えられたが、具体的なところは掴みきれていない、再読が必要なため感想はその時に。 | ||||
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いまいち書かれた時代と今が掛け離れていてこれを面白いと捉えるか!が読み続けれるかの別れ道ですね。とらとりあえず読破しましたが後味悪し。 | ||||
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本作は、私が初めて読んだディックの小説だ。手にした動機は無論、映画『ブレードランナー』の原作だったからだ。 その映画は、私に非常なショックを与えた。その頃のSF映画と言えば、ピュンピュンとレーザー光線が飛び交う様なスペースオペラ的なものが当たり前であったのに対して、退廃した未来を描いた本作『ブレードランナー』の世界観とビジュアルは完全に私の心を鷲掴みにした。初見から幾年月を重ねても、未だにジャンルに関係なく私にとってのNo.1映画なのだ。 その原作は案外に古く、1968年に出版されている。 兎にも角にも思い入れがある作品故、映画に於けるあの映像感覚がどうしても頭にあって、最初に小説を読んだ時には違和感が生じたのは事実だ。 その後、ディックの小説を読み散らかした結果、映画とは異なる感慨を得た私はすっかりディック小説のファンとなっていた。 そして、数十年を経て再読してみると、最初に読んだ時の様な違和感を感じることなく、というよりも、そんなことはどうでもよく大変面白く読むことができた。 映画との共通項を探すのではなく、純粋に作品を楽しんだ結果として得られたことは、他のディック作品とは一風異なる、ややエンタメ寄りな面白さであった。 戦争がもたらした退廃の世、自分は何者なのかという問い、夫婦不仲という、ディックらしいモチーフがバンバンな中に於いて、更には生命とは、感情とは、生きる目的とは何かを叩き込んでいる。 文章形式は三人称スタイルではありつつも、主人公リック・デッガードと、J・R・イジドアという二人の人間の主体的な叙述で物語は展開していく。 流れる様なストーリー展開の中、二人は様々な想いや悩みを抱えながら目の前に起こる出来事たちに対処していくのである。 未来の地球では、最終世界大戦の結果、放射性降下物の充満した灰色の大気の下で人々は生きていた。人類を含む動物は劇的に減少し、動物を所有することが最大のステイタスとなっている。 国連は、正式に生殖の資格を有しているレギュラー(適格者)に移民を促していた。移民者には各自の選択する型式の有機的アンドロイド一体を無料貸与されることが定められ、異星環境下の補助者となったアンドロイドは移民事業と密接な関係を持った。 だが、稀に法律を破って地球へ来た逃亡アンドロイドが存在する。 主人公リック・デッガードは、そのアンディーたちを始末することで報酬を得る賞金稼ぎ、バウンティ・ハンターだ。 電気羊しか持っていないリックは、動物を買うことをモチーフに、新型高知能アンドロイドであるネクサス6型脳ユニット6人を追う。 知能にかけては人類の大多数より優ったものに進化を遂げた彼らの望みは何? 殆ど人間の近似値となったアンドロイドと、人間との違いとは? アンドロイドに特別な感情を抱き始めてしまったリックは、彼らの抹殺を完遂できるのか? 人々の動物に対する憧憬の想い、それからテレビのディスクジョッキーや宗教家など、様々な要因たちが混ざり合う傑作である。 自作の初映画化であったにもかかわらず、当初は批判的な態度をとってみせたディックであったが、当時としては遠い未来、2019年のロサンゼルスを描いた十分間程の雨降る街の情景のラッシュを観て大いに感動し、「SFの概念そのものにとって革命的な作品となる」とさえ述べたと言う。 だが、映画の完成を見届けることなく、ディックは公開直前の1982年3月2日に亡くなったのである。 | ||||
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新しい感覚でワクワクしながら読み進めました! | ||||
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プレードランナーの映画からこの本に入りましたが、原作から映画のストーリーを考えたのはすごいなぁと感心しました。原作も素晴らしく、忠実に映画にしても面白そう。 | ||||
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小学生の頃に読んだのが遥か遠い記憶の様ですが未だに色褪せない面白さがあります。古い時代に書かれた近未来小説には例えようのない独特な味があります。何歳まで生きるかわかりませんが老人になってから読んでも楽しめる自信があります。そのことには人間社会にアンドロイドが紛れているかもしれませんが… | ||||
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読み手を選びます。 そんなもんディックなので今に始まったもんでもないですが。 製本で上部がガタガタだとレビューされてますが、天アンカットと呼ばれるものです。 | ||||
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内容は何も文句は言うまい。いいよこれ。 | ||||
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評価は人によって違いますが、自分的にはまぁまぁ面白いSF小説だと思います ストーリー展開に引き込まれて、続きが気になって思わずどんどん読み進めてしまうし、設定にもワクワクします ですが、ラストがどうにも心に引っかかってしまいます ですが、人によって、考えることが違うので、一度は読んで欲しいSF小説の名作です | ||||
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ブレードランナーの原作で、SFの金字塔的小説です。 学生時代に英語の勉強のため英語で読んでいたのですが、ふとまた読みたくなったのでこちらを購入しました。 ジャケットもカッコよい | ||||
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ページの折れ、汚れもなくよいコンディションです。とても満足しました。 | ||||
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タイトルの意味が分からず読み始め、それとは関係なく先の読めない展開が面白くて、一気に読み終えました。 エンターテイメントとしては、終わりにもう少し分かりやすい何かがあればいいのに、…しかし人間とは何かを問う話ですから、そんな答え合わせなどなくこれで良いのかなとも思いました。 | ||||
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古典だが、さすが(?)に面白かった。 アンドロイドと人間の違いは「思いやり」というのが本書のキーらしい。それ自体は、やや疑問だが、主人公含め「みんな」が動物を飼うことに強い欲望を持っている社会など、SF(読者に新しい視点を与え考えさせる)として示唆に富んでいると思った。 合わせて社会が共感が強く重視されていいる(社会進化?。マーサ教として仕組み化?など深読みがいろいろありそう)。 ジャック・ラカンの「欲望は他人の欲望」という言葉を思い出した。 | ||||
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私も現世代のほとんどの読者と同様にブレードランナーを見てからこの小説を読んだのだが、やはりブレードランナーの映像としての印象が強すぎて良くも悪くも全てハリソン・フォードで脳内再生されてしまう ストーリーは映画とは違うが、そのままの描写も多く割と原作には忠実な映画作品だろう 50年以上も前の作品なのでコンピューターやインターネット概念すらなくダイヤルで感情を調節するといった古典SFならではの世界観も面白いが、人間とアンドロイドの違い、人間とはいったい何なのかという今日でも議論される哲学的問いをこの時代にSF作品にしたのは見事である | ||||
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この本を読むと、この本がFallout4の元ネタだと分かります。 ただ、こっちは本なのでエンディングは一つしかないんですけどね。 | ||||
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まず冒頭に非常に面白い作品であるということを申し上げたいと思います。物語の展開もスピーディーで予想がつかない。人間の本性を問うかのような伏線も張られおり、考える素材としても非常に秀逸であると感じました。 ・・・ 本作、SFやディストピア小説に分類されることが多いかと思います。 核戦争後、地球上では多くの生物が絶滅を続け、正常者の大半は地球外へ疎開し、それでも残っている人たちは言わば「疵物」的な人ばかり。その代わりに人間そっくりなアンドロイドが地球内外で使われるに至る。その一部が火星から地球へ脱走してくる。主人公ディックは地球在住、そんな「お尋ね者」を処分するのが仕事、という設定です。 ・・・ 本作を通じて途切れることなく流れてるテーマは「共感」ということだと思います。 ディックが追い詰める脱走アンドロイドたちの一人、オペラ歌手として人間界に潜んでいたルーバ・ラフト。彼女が「処分」された後、明らかにディックは彼女に同情していました。オペラ歌手として秀逸であったからです。その秀逸さに関して人間もアンドロイドも関係ない、という思いだったのでしょう。なお、本作ではアンドロイドは同類へは同情しないということになっています(これは設定の問題で技術的にあらゆるものに同情するというプログラミングは可能だとは思いますが)。 さらに、主人公ディックは終盤にアンドロイドのレイチェルと交わり、その後明らかに感情移入をし、以降のアンドロイド狩りのキャリアは難しいことを悟ります。 ここで、ディックにおいては人間もアンドロイドに差はなく、感情を傾ける対象でありうることが示されます。これこそが人間のもつ高い共感力であり、良くも悪くも人間という種の柔軟性なのでしょう。 ・・・ 本作で出てくる新型のネクサス6型アンドロイド以降、さらに展望される近未来では、極限まで人間に似たアンドロイドが出てくることが予想されます。その時、「それらしくある」ことと「そうである」ことの差異は、一部では極限まで少なくなるのかもしれません。 極限までに「人間らしい」アンドロイドに恋をすることもあるかもしれません。置屋から見受けをするごとく、あまりに好きすぎてアンドロイドを買い付ける人も出てくるかもしれません。さらにはアンドロイドの人権?が叫ばれる可能性もあります。そのような事態になるとアンドロイド制作会社は営利企業ではなく国営企業になり、人口(アンドロイド口)がコントロールされるような社会も出現するかもしれません。さらにはこうしたアンドロイドとの共存を拒み、山里離れて暮らす人間の集団・宗教みたいのが出てくるかもしれません。 ・・・ しっかし、人間の共感というのはどこから発生するのでしょうか。生物として、類似の器官(手・足・口とか)を持つと生物と認識してしまい、共感するのでしょうか。人間そっくりなアンドロイドが出てきたら間違いなく私も共感とうか感情移入はできそうですが、一方で魚や牛肉なんかは平気で食べられてしまいます。ひょっとしたら真摯なヴィーガンの方が本作を読んだら、また違った生物観・共感についての考え方が示されるのかもしれません。 ・・・ ということで、単なるSF小説、ディストピア小説にとどまらず、人間とは何か、人間の本性とは何かなどを考える良質なテクストであると感じた次第です。 ただし、本作の舞台は核戦争後のすさんだ地球という設定。その核戦争時に、当事者同士が相手の立場に立つことができなかったという点は皮肉ではあります。 20年ぶりの再読でしたが、もう20年後くらいに読んでみたいものです。その時地球はどれくらい本作に近づいているのでしょうか。 | ||||
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「人間とは何か?」がメインテーマらしい。僕には「人間への皮肉」に思える。SF物で、用語もたくさんでてくるけど、ストーリーはマカロニウェスタン(見たことない)的で、賞金稼ぎが獲物を追っかける話。えっ、話の骨格、西部劇じゃん…と思った。つまり、SFなのに話は古い。 しかも、歌という人間の高度文化的行為がうまいアンドロイドが出たり、人間側がエンパシーボックスという機械を用いて共感的な感情を補填したりする。アンドロイドが火星から逃げ出すというのも、人間的な感動をもたらすと思う(大冒険だから) 映画のことはよく覚えてないけど、原作では人間性を徹底的に小馬鹿にしてるように感じた。 | ||||
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いい本です。 | ||||
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