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偶然世界(太陽クイズ)
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偶然世界(太陽クイズ)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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浜崎あゆみのdaybreakという楽曲の詩に偶然が必然だったありますが、当作品がフィリップKディックの第一作目のSF小説ですが、片腕が不自由な障害者の銅像が、その不自由な方の反り返った片腕の方の指先が将来の米国の幸運な未来の道先を指し示しているという文があり、以前に米国でクリントン大統領と大統領選を争ったドール大統領候補が片腕が不自由でしたが、その不自由になった障害が第2次世界大戦時のイタリア戦線でですが、そのイタリア戦線で日系米国人で後に議員になったダニエルイノウエも同じく片腕を負傷しその片腕が全然にない訳ですが、その大統領選に出馬し負けたドール議員が右腕が効かなく握手する際に相手側が気をつかわなければならない訳ですが、一般に右手で握手で右利きが普通な訳ですが、そのドール議員よりひどい重症な右腕がない日系のダニエルイノウエが米国の議会内にいた訳ですが、一般にBドール議員の方が有名ですが、そのBドール議員が自分より有名でないダニエルイノウエの真似なのかなと、一般に右利きが左脳脳が秀で、左利きが右脳脳が秀でてと言われますが、左脳脳が文章脳や文字脳と言われ、その面に秀で右脳脳が空間脳と言われ、その面に秀でてと言われていますが… | ||||
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本作を私は若い頃に何度か読みました。今回コロナ禍(コロナ暇❓)で急に読みたくなり最速着荷のAmazonで購入。 本のカバーデザインも活字の大きさも30年前とは全然違っていました。ただし翻訳は小尾芙佐さんで、すごく懐かしかったです。その懐かしかった場面を小尾訳で最初のほうから1箇所だけ・・・ 「ヴェリックが退位(クワック)させられた❗️」人ごみをかきわけていく一行の周囲でニューズマシンが叫んでいる。 「プレストン会員が第一級位にボトルされる❗️ バタヴィア時間今朝九時三十分、ボトル攣動(トイッチ)が行われた❗️ ヴェリック、完全にクワアァァックさせられたあ❗️」(本文26ページ) こうして冷酷で狡智にたけたペテン師リース・ヴェリックは、九惑星系の最高権力者(クイズマスター)の座から、一瞬にして転がり落ち、彼に代わって善良だが貧しく平凡な無級者(=アンク)レオン・カートライトが最高権力者に抜擢されるという、なんとも言えない爽快感は、本作ならではのもの。 しかしながら、最高権力者になったとたんに、権力奪還に燃える前任者ヴェリックの繰り出す刺客から命を狙われだすという、悪夢のような日々がはじまる。 この刺客指名大会という公認制度があるために、代々の最高権力者(クイズマスター)の平均生存期間はわずか2週間なのだ❗️ 本作は巨匠ディックの長編第1作ということだけれど、その後ディックが終生追求した「自分は何者か❓」というテーマの片鱗が早くも出てくる。 それはヴェリックに騙されて刺客アンドロイド要員のひとりにさせられた主人公ベントリーのセリフ「ヴェリック❗️ ぼくはだれなんだ❓」に対するヴェリックの返事、「おまえは、キース・ペリグ(刺客用アンドロイド)さ」の箇所に現れている。 あと特に良かった点を2つほど。 ・ヴェリックが差し向けた刺客アンドロイドの胸中の戦略を、カートライト側の護衛ティープ(読心能力者)に読まれないために、刺客アンドロイドに仕込んだ非常に巧妙かつ独創的なアイデア。 ・カートライトの隠れ家に刺客アンドロイドがぐんぐん迫ってくる、文字どおり手に汗握る後半の展開。 これらの要素が相まって、弱冠27歳の処女長編とは思えない非常に読み応えのある作品となっている。要するにディックは最初からディックだったのだ。 | ||||
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面白い、ユニークな作品である。クイズマスターが支配する社会であるが、そのクイズマスターも、偶然発生装置で交代させられる。偶然に翻弄される社会である。さらに刺客がクイズマスターをねらい、二重、三重のドタバタ劇を、ディックは魔術師のごとくラストで、鮮やかに解決する。さすがです。文句なしの快心作です。 | ||||
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人はやれ世界観に慣れるのがたいへん、だの、 A・E・ヴァン・ヴォークトの影響から脱していない、だとか、 初長編で筆がこなれていない、 とか指摘しますが、とにかくむちゃくちゃに面白い作品です。 前述の指摘なんて吹っ飛んじゃいます。と言うか良い意味に受け取った方がいい。 ストーリーやプロットにはあまり触れたくはないのですが (ストーリー詳細紹介でレヴューとしている方もいらっしゃいますが、はっきり言って止めて貰いたい。ネタバレでどれだけの読者が購読意欲を失っているか解ってやっておられるのかなあ?) スリリングな場面をひとつ紹介します。 主人公は地球政府の最高指導者に着任し超能力者(主にテレパス)の警護組織に守られていますが、敵は最強の刺客を送り込んで来ます。 刺客は実は人間ではない!複数の人間が脳波で操る人間そっくりなロボット=アンドロイドなのだった。 テレパス逹もひとりの思考なら読み取れるのだが、複数の人間の…。 あっ〜、これ以上は言えません。すみません。 どのように刺客がテレパスのネットワークを破って侵入してゆくのか。 スリル・サスペンス・あっと驚くどんでん返し。 SFの(あるいはミステリーの)あらゆる仕掛けを使ってストーリーは紡がれます。 当時アイデア短編SFを量産して糊口をしのいでいたディックの面目躍如です。 さらに地球上の人びと皆に大きな希望を与えるラストが用意されています。この作品以降もディックは「現実への懐疑と絶望」だけでなく常に「未来への勇気と希望」を訴え続けて行きます。それは心に染み込んできます。 もう一度繰り返します。この作品はむちゃくちゃ面白い! | ||||
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長編小説としての完成度はイマイチですが、いろんな要素をぶち込んだ力作で、ディックらしい不条理さと夢を見続ける人々の姿を楽しめます。最後まで勢いがあって読ませるところは長編処女作といえさすがです。 ちなみに私が初めて読んだディックがこれ(ハヤカワの銀背で邦題は「太陽クイズ」)で、その次が「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」でした。今の人だと逆でしょうね。 | ||||
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