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勁草
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勁草の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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特に起伏もないしクズの動きを追うだけ。 追いかける側も特にドラマは無い。実話を元にしてるんだろうか? | ||||
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最近、大きな話題となっているオレオレ詐欺の内幕が詳細に描かれていて、面白かった。ただの下っ端の「チンピラ」たちが、詐欺の胴元やその「けつ持ち」のヤクザを殺害するあたり、大阪の風土を感じさせた。逃亡先は、田舎より大都市部の方が見つかりにくいような気がしたが、なぜか僻地が好きみたいで、疑問に思った。ヤクザを殺しておいて、訳のわからない変な会話をするので、可笑しくなった。 | ||||
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映画を見ておもしろかってので読みましたが、映画の方が良かった。 話の展開はテンポが良く読みやすいし オレ詐欺の実態はリアルに描かれているが欲だけの悪人ばかりで、ある意味、現実的ではあるが、同情や共感もなく、映画のような余韻は特に無かった。 | ||||
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新品の本が折れて到着したら、読む前から萎える。 | ||||
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この作者は「後妻業」「オレオレ詐欺」といつも時代を先取りしているところが秀逸です。上方落語というよりは刑事、犯人ともコンビ芸の漫才的会話が救いようのない犯罪も関西弁やりとりでなんとなくほのぼぼのとしてしまうところが力量です。 ラストがちょっとあっけなく「?」なのですが、量産型流行作家としては、標準は超えていますので読んでみてください。この原作での映画化も決まったようですのでそちらも観たいです。 | ||||
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久しぶりに黒川氏の作品を読みました。今まで読んだ氏の作品パターンを再確認をしました。 | ||||
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黒川博行さんの本です。 いつもながらの職人芸っぽさがでています。 オレ詐欺の「受け子」の手配をする橋岡。仕切るのは名簿屋の高城。矢代はすぐかっとなる「受け子」で、橋岡は扱いかねている。 一方、その橋岡たちを地味に捜査追跡する佐竹&湯川のコンビ。 少しずつ、確実に明らかになる「高城グループ」。しかし、それはまったく知らず、「受け子」を手配したり、金の受け渡しのための尾行をする橋岡。 しかし、矢代は放蕩な生活が身に付いているため、すぐに地道な作業に飽きる。 矢代には莫大な借金があることがわかり、「高城に頭さげるしかねーな」ということで、高城のところに、橋岡が連れて行くのだが……。 矢代のキレる体質の一方に、橋岡は地道に事件が露見しないように、うまく誤魔化そうとするものの、金主たちがやってきて、いよいよ追い詰められる橋岡&矢代。 一方、それを知らずに、ひたすら地味に証拠を固めていく警察。佐竹は慎重派なので、ちょっとしたことでも動揺せず、より大きな証拠を狙う。 なかなか、面白いです。最後のオチが、いささかあっけないところがありましたが、まあ、しょうがないでしょう。 | ||||
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オレ詐欺から殺人へと、アウトローの転落の軌跡が丁寧に、また読みやすく描かれています。 が、他の方もレビューで書かれていますが、ラストがとても薄いなぁ。 唐突に終わってしまって、「え、これでおしまい?」と、消化不良このうえない。 「読後感」というのもとても大事だと思うのですけどねぇ。 途中まで面白く読んでいただけにとても残念です。 | ||||
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どーでもいいけど、今時の20代、30代であんなコテコテの関西弁使う奴おらんで。 矢代、福岡の二人、最初オッさんかと思ったわ。そしたら22歳と33歳でこんなコテコテの関西弁って、そりゃないわ。 | ||||
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社会的問題となった振り込め詐欺を扱った内容に興味が沸いた。よくある犯罪事件解決の警察ものではなく、振り込め詐欺の受け子と呼ばれる者を主人公として書かれていて着眼点が面白い。非常に慎重な行動をする主人公、かたや感情的に後先考えなずに行動する相棒。相棒のせいで殺人の共犯になってしまい逃亡する羽目になるところまでは面白かった。しかし逃亡に入ってからは在り来たりに行き先を転々とするだけになり最終的には・・・(ネタばれになるのでかけないが)。そこで物語が終わってしまい何とも物足りなさを感じる。個人的には逃亡中の主人公が振り込め詐欺グループの全容を掴み全ての金を盗み取るぐらいの結末を期待していたのだが。 | ||||
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惹き込まれました。特殊詐欺をテーマとして黒川さんらしい細かい描写かつスリリングな展開。 フィナーレ。えっ?これでおしまい?呆気なさ過ぎます。このクロージングでは消化不良。ずっと面白かっただけに残念。 | ||||
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特殊詐欺(通称、オレオレ詐欺)を背景とした作品、個人的には「後妻業」(その先見性(事前取材量と質)には驚嘆した)の系譜の作品かと思ったら、どちらかと言えば、<疫病神コンビ>シリーズに近い作風だった。表題の「勁草」とは本来は風にも負けない逞しい雑草の事を言うが、本作においては"喰えない奴等"ほどの意味で使っている。 <疫病神コンビ>シリーズの桑原に近い矢代、二宮に近い橋岡という2人の<受け子>リーダコンビを中心とした物語。これに対し、大阪府警の佐竹と湯川という特殊詐欺捜査班のどこかトボけた刑事コンビが捜査にあたる。まず、特殊詐欺に関して、読者が全く知らない機構や手口の紹介が皆無の点が期待外れである(発表が10年前だったらと悔やまれる。現在なら「マイナンバー」詐欺を題材にしていたら、先見性ありと言える所だが)。更に、矢代はヤクザではないが、桑原が持つ極道としての仁義のカケラも持たない極道以下の男で、これが本作の求心力を著しく弱めている。加えて、刑事コンビの捜査にこれといって冴えた所がなく、全体として読み所がないのである。単に、大阪におけるヤクザ絡みの事件を扱っただけの作品で、作者の意匠が今一つハッキリしないのである。 作者の筆力と大阪弁(大阪弁って本当に便利だなぁ~とつくづく思った)とで何とか読める物語に仕立て上げてはいるものの、「後妻業」級の内容を期待した方にはガッカリする内容だと思った。 | ||||
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ストーリーも文体も最高にテンポが良い。登場人部の会話だけで情景が浮かび、そのキャラすらも作られてしまうのは流石だと思います。 オレオレ詐欺の犯罪グループの手口や、それを追う警察の地道な捜査が詳細に書かれ、リアリティ感は抜群です。但し、ある事件を機に一気に緊迫感が増す展開になっていくかと思いきや、中弛みもあり、やや失速気味でした。 特に、事件に巻き込まれてしまった橋岡の悲哀が逃走劇にもっと反映していれば、ハラハラ感が出ていたと思いますし、ラストも中途半端で残念な印象でした。 | ||||
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冒頭から詐欺現場のクライマックス。 詐欺犯・被害者・府警刑事らが絡んだ描写は面白くて引き込まれた。 現在進行形の現実なんだろうなと思って読み進んだ。 粗暴な矢代が現れてからストーリーが変ってしまった。 殺人は起こさずとも、悪党どもの金の奪い合いを描いた方が面白かったんじゃないかな。 そこにケツ持ちのヤクザや金主のおばちゃんを絡めてね。もちろん府警刑事コンビも。 人の金を己の金と思い込んでる詐欺犯どもの生態をもっと読みたかった。 近作の破門や後妻業があまりに面白かっただけに今作では肩透かしを食らった。 | ||||
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「疫病神コンビ」シリーズは、大阪弁ハードボイルドという出色さがあった。 「文福茶釜」は古美術品詐欺という、世間にはあまり知られていない犯罪を取り扱った。 「後妻妻」は、同種の犯罪が同時変更で進んでスリリングだった。 しかし、オレオレ詐欺等は、警察が手の内を紹介していて目新しさはないし、詐欺よりもワル同士の内輪もめに話がスライスしている。 | ||||
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黒川お得意の はやりの犯罪小説です が なんとなく いつものキレ 味が ありません それは お決まりの コンビのキャラクターが薄い 会話が平たく 笑いが少ない 黒川小説の歯切れのよいテンポが 生まれてません 直木賞 前後から お忙しいようですが ちと 練り不足 よってファンの期待も込めて 三ツ星です オレオレ詐欺 ネット詐欺 などなど 次から次への だまし事件 だます奴が悪いのか される奴が無知なのか その構造は複雑のようだが ああ そうか と わかる解説書 読んだからといって 被害にあわないとは限りませんが 無防備でなくなることは確かです | ||||
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直木賞作家としては、及第点のレベルかな。 昔の「左手首」の雰囲気ですね。 黒川先生へ お互い残っている人生の時間が短くなっていますので、まず今の「野生時代」の二宮・桑原の物語に集中してください。 また、もう収入的には十分な成功をしたと思いますので、その後はこのコンビの話に集中してください。 よろしくお願い申し上げます。 | ||||
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