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波の塔
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【この小説が収録されている参考書籍】
波の塔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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・清張氏は詰まるところ、『設定』と『筋』の作家だった、の感を深くした。『心理』が足りないどころか殆ど描かれていない。故にこの作のような長編になると、内容が一向に深まらない。短編であれば、如何様にも読み手が埋め得るが、長編ではそれが出来ず、中身に引き寄せてもらえない苛立ちが、徐々に募り澱となって行き、最後は意味をなさない記述の果てに、肝心の『筋』さえ蕩けて、読み終えるのに努力を必要とした。「男と女の奥底に潜む心の機微を描いた数少ない作品で、政財界の汚職事件、予期せぬ破滅へのシナリオが加速していくサスペンス性が、いっそうの感情移入を促す傑作」との紹介文が空しく、気鋭の作家である富岡多恵子氏も、全集18の解説で「この小説の最後は、やはりナゾ」、「そのナゾを解くのは、多分読者である」と預け放っている。 | ||||
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上下を通して読んでの感想。バカすぎる男女複数の物語。読んでいてイライラした。 | ||||
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この作者の作品は好きでおそらく、全作品の90%以上は読ませて戴いていると思います。優れた作品の中に有って、この作品はあまり評価できません。どんな理由があるにせよ、不倫を美化してはいけません。作者の憧れを込めた上流社会に住む若き人妻がヒロインの物語で、新鮮味に欠けました。この作品限り、少しリアリティに欠けます。 | ||||
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和服を着て憂いを帯びた人妻とか、高級官僚の令嬢とか、昭和30年代の風俗、ないしはそういうものがあると信じられていた時代の産物で、いま読むと古めかしくて実感が乏しい。松本清張は恐らく実際にそういう女たちを知る機会はなかったのだろう、と思う。ちょっと大仏次郎の現代もののようだ。 | ||||
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