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ウツボカズラの甘い息
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ウツボカズラの甘い息の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 41~60 3/4ページ
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捜査場面や警察内のセリフは生き生きと書かれていて、捜査の進め方や用語は興味深く読めました。著者も筆が乗っているなと。物語はまあ、最初からメンタルな面を強調して入り、他の登場人物も「あれ、この程度?」という描写で軽く読める。騙されてるなー、サングラスの女はなりすましだナー、殺人現場はここかー、とバレバレな展開で、ネタバレ早く!と思い乍らさくさく読めます。最後犯人にたどり着く展開は、ちょっと都合よすぎない・・・?まあ小説だからいいのかな、と拍子抜け。途中少し出てくる医療的な描写は、もうちょっと調べていただきたかったなー、医療専門職の人に査読をお願いした方が良かったと思います | ||||
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せっかくの材料なのに、もったいない料理をしかたをしている、と感じました。 前半は、平凡な主婦が化粧品販売の仕事に釣りこまれていき、やがて犯罪に巻き込まれる、という伏線部分です。 これがやたらとつまらない。 一方、警察が調査を進めていって、やがて主犯の影を見つけるのですが、それからが非常におもしろくなります。 が、そのおもしろい部分の分量がとても少ない。 その上、最後はページ数がつきてしまったらしく、せかっくの完全犯罪が説明されるだけ、という造りになってしまいました。 果物に例えると、皮や葉っぱばかりが分厚くて、肝心のおいしい果肉がとても少ない、ということです。 その少ない果肉ですらおいしいのですから、これが果肉たっぷりだったら、どんなにおいしかったことか。 なので、もったいない、という感想になるのです。 まあ、読んで損はない、と思います。 | ||||
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とても良かったです。 文絵の病気は驚きでした。 加奈子の存在…違うかな? 内容を理解したうえで,再読しようと思います。 | ||||
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読みやすいです。一気読みしました。 主人公の女性が、嵌められて落ちていくお話なのですが、途中までは結構詳しく丁寧だったのに、最後は良く言えばスピード感があり、悪く言えば雑、といったところでしょうか。 嵌めたほうの女のことが、かなり淡々と書かれてありスピード解決。あれ? 最初の主人公の女性はどうなったの?? という感じでした。できればページ数を増やして、嵌めた方の女性目線の話ももっと丁寧に読みたかったです。 | ||||
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中盤までは面白かったが、最後が急ぎ足で過ぎて雑な感じがした。 | ||||
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以外な展開がいっぱいで、続きを読むのが楽しみで本当に面白かった | ||||
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題名は、別として内容は一気に読み込む事が出来ました。元々、読み始めると一気に読む方ですが読み始め(さわりというか導入部)がつまらないとそこで辞めてしまいます。いつも、読むのは平日、昼休みの3~40分と夜、寝る前か休日です。通常、1週間程度で1冊読み終わります。 | ||||
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「孤狼の血」でもそうであったように、この作品でも柚月は作品の後半に入ってグッとアクセルを踏む。つまり大きな仕掛けや小さな伏線の意味を明らかに しながら一気に読者を惹き込んでしまうのだ。平凡な主婦高村文絵は、もともと美少女ではあったが今は結婚して怠惰な生活を送っている。しかも 解離性離人症という心の病を患っている。しかし、とはいえ夫と二人の娘に恵まれて大きな不幸はない生活を送っている。というのが、この作品の ある意味一人の被害者であり、それでいて犯罪者に仕立てられる女性の読者に与えられたイメージである。なぜ、ここで「イメージ」という言葉を使うのか それは前述の大きな仕掛けが作品の後半に仕掛けられているので言うことは出来ない。だが、作者は人の不幸に付け込みながらある人間に 成り済まして連続詐欺事件と殺人を犯す女を描きながら、この被害者の文絵という女性に対して読者の感情移入を最大限にしていく仕掛けを仕込んで いる。ある意味柚月らしくないほど、女性がたくさん登場する。前述の文絵、容疑者の女性、事件を追う刑事秦の植物人間となった妻、秦の相棒の 有能な女性警官等々。すべてが作品にとって欠かすことのできないキャラクターとして重要な役割を担う。とはいえ、これは柚月らしくストーリーは男っぽい 骨太の作品だ。文庫で550ページほどの作品だがあっという間に読破してしまう。とにかく面白い。 | ||||
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高村文絵の女の一生が、実に興味ふかい。 デブとなり、いじめにあう。そして、ダイエットをして 美人を取り戻して、クラスの中心となる。 そんな浮き沈みの激しい人生をおくる。 子供 もいじめられる。 実は、高村文絵は 解離性離人症だった。 ただ、積極的に自分を変えていこうという姿勢が頼もしい。 この物語の 隠し味となるのだが、 杉浦加奈子というサングラスをかけた女の怪しさが、 実にうまく 作られていく。 セミナー方式の会員制。マルチ商法、そして 高級老人ホーム。 現在の日本の様々な問題が、縮図化されていく。 柚月裕子の作品は、想定外の方向へ転がっていくので面白い。 秦刑事と女性刑事菜月のコンビが実に爽やか。 秦刑事の先を読んで対応する 菜月を評価する。 | ||||
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この方の作品はかなりの数読んでいます。基本的には好きな作家です。でもこれは…。半分くらいまでは「展開が想像つくな」と思いつつ、そういうものかと読み進め、途中で「ええ!?」となり、ゾッとしました。そして期待して読み進めたのですが、後半は「そんなに都合よく…」と思うような展開の速さ、最後の方のある人物の話に至ってはもう言葉もなく…。 ネタバレしたくないので漠然としていますが、後半1/3の展開が残念でした。もう一捻り欲しかったです。まあ自分には思いつかないので、こんなレビューをするのも申し訳ない気もしますが。 | ||||
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1章で文絵さんに感情移入していたら 2章で警察小説であることがわかり サイコサスペンスと警察小説が水と油のようにしっくりこない その女は実在か幻想か・・・ 精神を病んでいる文絵さんをわざわざ持ってこなけば 実在する人間が警察を手こずらせるほど痕跡を消せる筈もなく 警察力をもってすれば10分後には判明したことだろう 最後の方で突然犯人が出現し、 ありふれていて面白くもない犯罪人生を回想し それが事件の解明も兼ねている ほぼ一気に読んでしまった面白さは認めるが 実はつまらなかったかも・・・という印象が残った。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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中盤から、話に少し無理があるかなと思いながら、最後まで、いっき読み、当分この人から目が離せない。 | ||||
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当作家はときどき読ませて貰っているが、私の思いの内容とちょっと違う感じだった。でも内容はいいです。 | ||||
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主婦の日常から胡散臭い旧友との出会い、警察サイドでは人間味のある刑事コンビの捜査と、緊張感のある展開で一気に読みました。確かに最後は説明色が強いものの、読みごたえのある作品です。 ただ、正体のわからない犯人の追跡や犯人の手口に、どうしても宮部みゆきの名作「火車」が重なりました。比べてしまうと犯人の心理、哀しさの描かれ方が、本作はどこか足りない気がしてしまいます。単独で読んだら十分満足したと思うのですが…。 | ||||
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なかなか面白かったです。ラストの辺で、ウツボカズラという意味がわかりました。しかし小説とは言え、ここまで人を騙すひどい人間に怒りを感じます。 | ||||
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若い女刑事と捜査を組むことになり、女と組むのは苦手だと初めはイヤがっていたが、徐々にまんざらでもない様子。という、よくあるパターン。しかも、刑事の言葉遣いがすごく不自然で、今どき、こんな言葉遣いするか?と思った。「報告しなくちゃいかん」とか。 小説を読んでいても、会話の部分は会話として頭に流れてくるので、不自然なだけに違和感があった。 | ||||
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女性作家とは思えないハードボイルドな筆の運び、「孤狼の血」を読んで以来、柚月さんの小説に魅了されています。 この作品はミステリーの長編です。 ごく平凡な家庭の主婦の日常から始まり、生い立ちを入れてキャラをつくりあげ、あるきっかけから事件の発端までを追い続けていきます。 この流れと並行して、事件が発生した後の、警察の捜査が進行していく様子を描いていきます。 ウツボカズラの2本のつるがもつれあいながら伸びていくがごとくストーリーが進んでいきます。 そして中盤で、主婦と刑事のそれぞれが行動する時間軸が合致します。 後半にかけては、ウツボカズラのつるは長くねじれながら成長していくがごとく、事件の真相を追いかけていきます。 女性の心理やその性を知り尽くし、理不尽なところがなく、甘いワナに誘われ深く入り込んでいく姿を描いていきます。 誘惑される甘いワナとは、美しさの追求、美顔、化粧品、ダイエット、懸賞、わが子、高収入バイト、限定品、同窓生、新興宗教、マルチ商法。 ミステリーがどんどん解明されていく過程に読むスピードが加速していきますが、事件の真相が判明しても怒りを覚えることはありません。 | ||||
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昨日商品が着きました、対応も早く綺麗な状態で届きました。 有難うございました。 | ||||
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これまでの柚月裕子の作品には無かった、ラスト3分の1からの物語のテンポの変化には驚いた。 毎日を家事と育児に追われる平凡な主婦の高村文枝の前にかつての同級生が現れる。同級生が文枝に持ち掛けたのは、多額の報酬を約束する大きなビジネスの話だった。 前半は文枝が同級生の加奈子の罠にはまっていくストーリーと鎌倉の殺人事件を捜査する秦圭介と中川菜月の二人の刑事のストーリーが交互に描かれる。 ここまで読むと詐欺からの殺人事件を描いた、ありきたりな作品かなと思うのだが、二つのストーリーが交錯すると、物語のテンポが明らかに変わる。次々と明らかにされる驚愕の事実にラストは息をつく暇も無かった。 お見事! | ||||
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