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黄泉がえり
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黄泉がえりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 21~38 2/2ページ
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「黄泉がえり」は断然本がいい!泣ける!! と聞いて読んだので、ちょっと期待がはずれたかなーという感じです。 全体に読みやすく、日常描写なども丁寧でよかったんですが、 ラストが泣けるのかなーと期待していただけに今ひとつに感じました。 あんまり期待しすぎるのもよくないですね。。。 映画との比較は、見ていないのでなんともいえません; でも、これは映画より本のほうがよさそうな気がします。なんとなく 号泣するような感動ものを求めている方には、物足りないかも。 でもしっとりと感動できますよ。 | ||||
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ご存知、大ヒット映画「黄泉がえり」の原作。 映画には大変感動したが、なぜ死者が突然黄泉がえったのかなど、 多くの「?」が引っかかっていたのもまた事実。 それを解消するために手に取ったのだが、、、原作にも新たに感動! 映画は"愛"をテーマとした心温まるラブストーリーであるが、 原作はホラー/SF/感動と、1つのカテゴリーに納めることは出来ず、 また、黄泉がえりをめぐる人々の人間臭さとリアリティが映画以上に表現されている。 (ホラーと言ってもおどろおどろしさは少なく、小説でも映画でも、 ホラーが全くダメな私でもこの作品は大丈夫だったことを追記する) 映画とは全く別の心温まるエピソードの数々 逆に、黄泉がえりに翻弄される人々のリアルな姿 映画では描かれなかった"黄泉がえり"の原因 映画に感動した人はもちろん、今ひとつ納得できなかったという人も、 ぜひ原作を読んでいただき、その上で再度映画版をご覧いただきたい! | ||||
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亡くなった人たち、家族が戻ってくる。熊本市内を中心にその近圏で起こった現象とのことで話が展開する。不思議だが現実感がまざまざとあり引きこまれた。 映画は観たいと思いつつ、ロードショーが終わった。邦画としては長く上映されていたので気になっていた。映画の原作本である本書は文庫本1冊としては厚みもある。映画をいつか観る前に読んでも損はないだろうと読み始めた。 亡くなった人達が戻ってきて家族、友人、知人はとまどい、混乱し、喜びに満たされる者がいる。その後、静かに受け止められ、生活がまた始まる。こんなことが実際に起こってほしいと思わず願ってしまう。 が、小説ではリアルな一波乱、また壮大な出来事が起こる。よみがえった人達と彼らを思っていた人たちとのふれあい、思いが丁寧な描かれているようで、読後はふんわり温かくなりました。 | ||||
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もし、死んだ人が蘇って(黄泉がえり)帰ってきたらどうしますか? 私はもう一度ひいおばあちゃんに会いたい・・・ 本を読みながら、自分だったらどう思うか・・どうするか・・・ 考えながら読みすすめて、どんどん本と現実の境がなくなっていきました。 死んだ父が帰ってきた家庭・・、先代の社長が帰ってきた会社、 死んだ奥さんが帰ってきて、後妻と元妻と3人で暮らしすことになった家庭、 その黄泉がえり現象は熊本市を中心に 局地的で膨大な数の人々が愛する人のもとへ帰ってきた・・というお話です 最後はどうなるんだろう??? 見事に読むものの想像力を超えた結末を用意してくれています 梶尾真治さん、すごいです! この本は感動して泣けます オススメです | ||||
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映画の評判がよく、歌もよかったので、原作を読んでみようと購入しました。待ち時間などの暇つぶしに読むつもりだったのが、寝る間を惜しんで一気に読みきってしまいました。そして自然に流れる涙。いいお話でした。読み進むうちに映画とは人物設定が随分違う事に気づき、本がよかったので映画を見る意欲はかなり失せました。映画をご覧になった方もそうでない方も、この原作は一読の価値があるかと思います。 | ||||
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この黄泉がえりは映画とは多少違った 内容で、原作のがカットがないので、 かなりオススメです!! 蘇った人々は蘇ったなりに悩みを持って 残りの日を生きようとしてる。 そんなホラーなのに感動する作品です!! 1回読んで見てください!! | ||||
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私は原作を読んでとても感動したので映画を見に行きましたが、原作のほうが断然面白かったです。 本を読んで泣いたのは本当に久しぶりでした。 家族っていいな、人間も捨てたもんじゃないと心があったかくなりました。 | ||||
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色々なことを考えてしまう作品。 死者がヨミガエルという現象が社会問題にまで発展していくが、読みどころは人間の心理、感情部分でしょう。 小野不由美さんの「屍鬼」も、とある一地域で起こるヨミガエリ現象を扱った作品ですが、こちらが人間のキタナイ、未熟な感情も含めてリアルに追求しているのに比べ、「黄泉がえり」はかなり暖かな、平たく言えば“いいひと”ばかりが登場します。 それでも、きちんとリアリティーある物語になっているのは、梶尾 真治さんの手腕なのでしょう。 読み終わって、心がぬくぬくとしてくる作品です。 | ||||
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映画がヒットしているので、原作を読んでみようと思い、読んでみました。 沢山の家庭の黄泉がえりが書かれていたのでややこしいところも有りましたが、結構わかりやすい内容でした。裏表紙に「泣けるリアルホラー」と書いてあるのですが、何ページか奇妙で怖い場面がありました…。 | ||||
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そりゃSF読みにしてみれば「ソラリスの陽のもとに」(映画化は「惑星ソラリス」)のパクりかも知れない...けど、それは言うだけヤボってもんだ。創作なんてパクりパクられにオリジナリティをひっつけて、それが堆肥みたく積み重なって発酵熟成され、それから芽が出てふくらんで...の繰り返しで発展するもんだからね。 さて、著者のカジシンこと梶尾真治は自らをSF作家と規定する。じゃSFとは何ぞや、他のジャンルとSFとは何が違うのか、問われてだか自問自答してだか知らんが、いわく「センス・オブ・ワンダー」だ、と。 熊本市内の石油販売業の2代目社長。熊本以外の土地は福岡と名古屋しか知らない。ひたすら地元ベッタリな社長さん。そんな兼業作家がセンス・オブ・ワンダーを描いたら、こうなりました。 ソラリスは多分に形而上な物語だけど、「もしも」死者が現実に物理的実体を伴って大規模に黄泉がえったら、いったいどういうことになるんだろう...こうなるんじゃないか?あぁなるんじゃないか?地元の熊本でこんなことが起きたら、絶対こうなる...これは筆者の社会的「年輪」の成せるワザでしょう。私は大変なリアリティを感じさせられました。カジシン流センス・オブ・ワンダーが一つの形になった作品だと思います。 | ||||
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‘読んでから観るか、観てから読むか・・’なんてコピーがありました。「黄泉がえり」は観てから、でした。というのも映画でネタバレすれすれになりますが、竹内結子が消えるシーンが妙に脳裏に残り、はっきり言って夜が恐かったのです。Ruiの「月のしずく」は頭の中でリフレインするし。原作を読むしかない、そう思って買ったもののやはり、怖ろしくて・・。親しい友人を喪ったばかりという状況がそうさせたのかもしれません。黄泉がえってほしい、と思う反面、やっと気持ちの整理がついたのに、また地が揺れるような日々になるのか、という思いも。 ただ、映画と原作は全く別物。映画は原作に触発されて新たに構築されたもの、といって良いでしょう。いずれもホラー&ヒューマニティという点では、納得のいくものです。 | ||||
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カジシン流「惑星ソラリス」。 話のプロット自体は斬新というわけではないが、彼の作品は いつも安心して読める。 異なる知性とも分かり合えてしまう、と言い切る彼のロマンチシズム はとても好きだ。 | ||||
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読み終わって、「ああ、墓参りにでも行こうかな」という感じの本でした。 登場人物が結構多く、それぞれに悩ましい背景があるから、読書の焦点を絞りづらい感があった。(でもその分泣ける個所も多い) とにかく、身近に不幸があった人は読むと考えさせられますよ。 | ||||
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映画では泣いて泣いて泣いて泣きつくした。周りも声を出して泣いていた。家に帰ってからも、どうしようもない感情がずっとまとわりついていた。ありえないことが起きた時の混乱、そして本来ならもう2度と湧き出してこないあの日の感情。これが幸せなのか?死んだ人が帰ってくるというごく平凡なありきたりのテーマだが、思い出してしまった感情をもっと全面に押し出してもいいものを淡々と事後まで描いている。 | ||||
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映画化されたことで興味をもって読んでみましたが、 どうやら映画で紹介されていた登場人物、内容などとは少し違うようです。 でも、“黄泉がえり”した人々の周りの混乱や喜び、そしてまた迎える別れ・・。 それぞれが何らかの覚悟を持って最後の日を迎えるシーンは ホロリときました。 機会があれば読んでみてください。 | ||||
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九州・熊本に落ちた流れ星。そして「奇跡」が起こり始める。 死別した愛しい人やペットなどが死んだ当事のままのすがたで 「黄泉がえって」くるという奇跡。 実際そんな事が起きたら人ははどんな反応を示すだろう。 狂言回しとして地方紙の記者をすえて、様々な人の 様々な反応を淡々としかし優しい視点で描いてゆく描写力は流石です。 確かにアイデアは「誰も考えない」というような斬新なものではないけど 前にどこかで作者、梶尾真治氏が言っていた「SFでしか語れない愛の形」 というものがしっかり描かれていてじわりと来る秀作になっています。 | ||||
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熊本地域限定で、突如、死者のよみがえりが続く。 とっくの昔に死んじゃった人が、元気に黄泉がえる。 そりゃ、いろいろ大変だぁ... ユーモラスで軽妙なタッチで物語は続くが、そこに描き出さ れる愛はなかなか深い。 亡くしてしまった、失ってしまった、愛しい、あの人がよみ がえってきたのだ。夫と妻、兄と弟、親と子、アーチストと ファン、いったん失ってしまったからこそ、その愛は深いの かもしれない。 泣けるエンターテイメント、梶尾真治の描く愛の物語なのだ。 お勧めの1冊です。 | ||||
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もし、死んだ人が蘇って(黄泉がえり)帰ってきたらどうしますか? 私はもう一度ひいおばあちゃんに会いたい・・・ 本を読みながら、自分だったらどう思うか・・どうするか・・・ 考えながら読みすすめて、どんどん本と現実の境がなくなっていきました。 死んだ父が帰ってきた家庭・・、先代の社長が帰ってきた会社、 死んだ奥さんが帰ってきて、後妻と元妻と3人で暮らしすことになった家庭、 その黄泉がえり現象は熊本市を中心に 局地的で膨大な数の人々が愛する人のもとへ帰ってきた・・というお話です 最後はどうなるんだろう??? 見事に読むものの想像力を超えた結末を用意してくれています 梶尾真治さん、すごいです! この本は感動して泣けます オススメです! 是非、読んで下さい! 初出:熊本日日新聞社「日曜版」1999年4月から2000年4月1日 | ||||
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