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【この小説が収録されている参考書籍】
螢
蛍 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)
螢 (幻冬舎文庫)

の評価: 3.24/5点 レビュー 68件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全68件 61~68 4/4ページ
No.8:
(1pt)

十年前の叙述トリックと同じ

安孫子タケマル氏の探偵映画という作品の中で小説などによく使われるというトリックとして叙述トリックなるものの説明があり、これを知ったのは今から十年ほど前でした。殺戮にいたる病などでもこの叙述トリックは使われていましたが当時は免疫がなくだまされて新鮮でした。あまり小説をわたしは読みませんが最近の小説でもいまだにこのトリックが使われて読者に驚きを与えているというのがわたしにとっては驚きでした。前から使われてるジャンって感じで・・・。ひさしぶりにミステリーを読みたくなったのでこのミスのベスト10などの本を参考にしていくつか買いましたが伊坂幸太郎氏のアヒルやこの蛍も当然10年前のトリック以上の感動を与えてくれると思いましたがたいへんきたいはずれでした。むしろ人間ドラマとしても面白みに欠けていて退化しているのではないかと感じました。いつまで使い古された叙述トリックを我が物顔で作家たちは使うのでしょう?。進化した叙述トリックなら大歓迎ですがこれでは芸がないのではないでしょうか。プロとしての誇りはないのでしょうか?
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.7:
(3pt)

不完全燃焼!

摩耶作品としては珍しく最後までサクサクと読めました。ただし、意表を突くトリックだときいていたのでかなり期待していたのですが・・・。正直「は?」って感想です。この作品では背筋が寒くなるような感動は得られませんでしたね。動機の部分でもイマイチ説明不足ですし。しかも、エピローグが意味不明。あんな終わり方にする意味がどこにあったのかさっぱりわかりません。関係ないですが、読後しばらくたってから登場人物が全て長崎県の都市名であることに気づきました。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.6:
(5pt)

王道+捻り

主要登場人物が大学のサークルメンバーと聞いただけでゲンナリ、敬遠していたが、いざ読み終えてみると評判に違わぬ傑作だった。クローズドサークル、曰くつきの洋館と、意匠は本格ミステリの王道中の王道。テンポ良く読み進めるなかで常に付きまとう2つほどの「違和感」の正体が、結末に至って綺麗に明かされる快感。その仕掛けは、使い古されたお約束のトリックを大胆に逆手に取ったもので、読者の意表を突く。この作者の特長でもある、意図的なのか天然なのかわからぬ俗っぽい言いまわしの会話は好みではないが、本作では比較的それも控えめで、たっぷり楽しむことができた。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.5:
(4pt)

前情報はなるべくなしで読むべき本格風ミステリ

とにかくこのこの系統のミステリは紹介するのが難しいのですが麻耶ミステリにしては薄味で、なおかつかなりトリッキーです。文章のことについて言われている人もいますが、ラストの後主人公について考えれば納得がいくものだという言及も既にファンの間でなされていました。ミステリに嵌っていて思い切りどんでん返しの妙味を味わいたい人にお薦めです。作者の作風に近くもっと妖しげな雰囲気の作品を好む方は「鴉」を読んでみて下さい。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.4:
(1pt)

もう少し本でも読んで勉強なさい

こちらのレビューでも意見が分かれているようですが僕には最低評価の作品となりました。この人の作品は初読ですが他のはどうなのだと疑ってしまいたくなります。人物描写、会話、設定が稚拙すぎて他の「本格派」とは比べられないのではないでしょうか。やたら難しい言葉や漢字を使うだけでは文章の質は上がりません。結局、最後のトリックにしても読む側としては騙されたというよりも「は?」という印象です。ページを読み進めた何時間はたったこれだけの結末のためか?と感じてしまいました。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.3:
(5pt)

やっぱり麻耶

新本格派が出てきた時の批判みたいな「リアリティーがない」とか「人が描かれてない」とかそういうのは置いといて、思いっきりだましてもらえてすごく気持ちよかった。詳しく書くとネタバレになるんで書けないけど、いままでありそうでなかった斬新なトリックじゃないのかな。麻耶雄嵩ファンほどだまされやすそう。とにかく、一言一句逃さず読めば最後の感動も倍増間違いなし。今までの麻耶作品みたいな「そりゃねーだろ」的な驚きではなく、「まんまとしてやられた」って感じ。間違いなく『鴉』に並ぶ傑作中の傑作。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.2:
(1pt)

これはちょっと・・

正直、酷い作品だと思った。要はラストで驚かすだけのミステリーなのだが、登場人物・事件の背景・登場人物の会話などに全く現実味が感じられない。確かにミステリーにはこの手の作品が多いのも事実で、非日常的な物語を表現する以上ある程度は止むを得ないのかもしれないが、ここまで現実味が無いと臨場感もへったくれもないと思う。ラストのトリック(これも単に小説としてのトリックであってミステリーのトリックとは全く別物)に凝るのも良いが、作者はまず登場人物(+会話)の描写について学んだ方が良いのではないだろうか。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.1:
(4pt)

案外まとも、でも驚愕!

麻耶雄嵩さんの本には毎回驚かされます。まず人名からして人を食っている、そして読者の理解を求めないかのような展開。「夏と冬の~」「鴉」といった名作(迷作)に比べればすごくまとも。綾辻さんの館シリーズを思わせる、怪しげな豪邸、豪雨で外界と断絶、連続殺人…とまさにこれぞ本格モノといった展開。そして最後であっといわせる。さすがだなあと思う。でも、これならほかの人でも書けたんじゃないかなという気もする。すごく面白いし、びっくりしたし、傑作だなあと思う。でも、麻耶雄嵩ならもっとすごいの書けるんじゃないと思わずにいられない。そもそも1回読んだだけで理解できるなんて麻耶雄嵩じゃないよ!と不満も。そういう思い入れを抜きにすると面白いし、シリーズモノじゃないし麻耶雄嵩入門にはぴったり。これが気に入った人はぜひとも刊行順に麻耶雄嵩の本読んでみてください。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X

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