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螢
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螢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 1~20 1/4ページ
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中古本という事を理解していましたので、本の状態は説明より期待しなければ良いと思います。 | ||||
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一人称のボカしは序盤で当然違和感を覚えるので、そこを中心にトリックが組み立てられるのか、それともそれを餌にさらなるどんでん返しがあるのか、判断がつかなかったので読み進めたが、結局前者だったので、序盤で読むのを止めておけば良かったと後悔しています。 | ||||
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この作者の作品にはよく見られる光景だが、ミステリのお決まりを逆手に取っているため、その文脈を共有していない入門者に酷評されている。初心者は、撒き餌に惑わされ、罠にかかったことにすら気がつかず、やはり酷評している(いくつかの例外はあるものの、低評価レビューは大抵これ)。 これが分からないのは作者の文章力が低いためでも、読者のレベルが低いためでもまったくない。既存のミステリにこのトリックを使っているものが少ないため(私は読んだことがないが、レビューを見ると、前例はあるらしい)、既存のフレームの内部で評価することが難しいのである。 面白いから、読んでほしい。 | ||||
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ネタバレあります 最初の登場人物のところで女性としてかいてある人が実は男のふりした女性でしたといわれても…。 逆にずっと女性だと思って読んでいたから最後に男のふりをしていたといわれても「????」 犯行動機はいろいろ陳腐過ぎて笑えるレベルだし。こういう狂気って大昔にはやったものなんじゃ? | ||||
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読者にとって比較的容易に看破できるトリックと真相かと思いながら読み進めていくと、その斜め上を行く真相が待っています。そんなことってある??と。現実離れや不自然に思える点もありますが、それよりなにより衝撃のラストで強引に読者を沈黙させます。良くも悪くもさすが麻耶雄嵩、としか言いようがありません(笑)。 | ||||
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※直接的なネタバレは避けますが、特に記憶に残ったことについて触れますので勘の良い未読の方は読まないでください。 いくつかのトリックが仕掛けられていて、わかりやすいものもあれば、大抵の人は思いつかなそうなものもあります。疑問に思っていた描写やセリフの意味を知った時の驚きと「やられた!」感が好きな方は楽しめると思います。 (個人的に)簡単なほうのトリックは途中で気付いてしまいちょっぴり残念でした。ヒントが多くてある意味フェアですが、衝撃をもっと楽しみたかったです。 欲を言うと、犯行理由がよく理解できなかった部分があるので、隠された手記かなにかの形での掘り下げがあったら嬉しかったです。 正直狂気の原因にはあまり納得できませんでしたが、精神が脆くなった人間にならそういうことも起こり得るのかも…? 伏線があったとはいえ、エピローグには驚きました。表現には考察の余地もあり、余韻を残す終わり方でした。 | ||||
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レビューがよかったので読みましたががっかりしました。 読みづらく最後まで内容が入ってきづらかったです。 叙述トリックも驚くようなものではなく、消化不良で終わりました。期待値が高すぎたのかもしれませんが二度と読み返すことはないです。 | ||||
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この会話いる?みたいな箇所が散見し、おまけにもう少し外部犯か内部犯かの議論を展開してくれたらよかったなと思います。 ですが面白いミステリでした。 初めて読んだ作家の作品でしたが、別の作品も読んでみたいと思わせます。 少しネタバレ 序盤も序盤から違和感で苦しみました。 明らかに文章がおかしい。 ここで思うのはこれが伏線なのか、それとも作者の文章力のせいなのか。 つまりは作為か、天然か。 全体的にいうと、少し読みづらい文章です。それに輪をかけるように歪な文章。おかげで頭が混乱です。 ですが途中で明らかに主語を飛ばした作為的な展開がなされるので、ここでようやく伏線だと確信。 そして真相に至るところでもう一つの隠し玉。 でもこれは驚きより困惑が強い。なぜならこのミスリードは読者ではなく作中の登場人物に向けられたものだから、私として「あれ、そうだったんだ」という感じで受け止めました。 | ||||
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クセが強すぎたり、内容(特に推理部分)が破綻しているのに過大評価され受賞してしまったり 出オチに頼った連作短編集を乱発したりと好き嫌いの分かれる著者ですが、 この作品は「テンプレ新本格ミステリ(であるかのように偽装)」なので 割と読みやすく(仕掛けの性質上、意図的に一人称と三人称が併記されている部分は除く) ミステリ慣れしていない人ほどトリックが判明しやすいと思います。 派手さはないですが、読み返したときに感心できる良作だと思います。 | ||||
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途中まではなかなか面白く読めたけど、終盤なんじゃそりゃとなりました。 叙述トリックとしては仕込みが雑というか。いやびっくりはしたけども、違う、そうじゃない。 ずっこけましたね。 以下ネタバレ含む。 んんん? ワトソン役もとられた…?お前いつワトソン役仰せつかったんだっけ??? 作中もうちょい男扱いしてくれよわかんねーよ… ヤツがアレを知ってたにしても、その勘違いがそこで出るのおかしいやろ…… 全体的に存在消したらあかんわ……… ミステリくそほど読んできたけど こんな肩透かしはどんでん返しとは言わんでしょうよ。 エピローグもねぇ、モニョる感じでしたねぇ…。 まぁそれが持ち味なのかもしれませんし、ここから別の作品に繋げるつもりなのかもしれず、後者であればまぁ納得できるかな…? 粗削りというかなんというか 凝りすぎて失敗してる印象。 | ||||
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叙述トリックは仕込み方もさることながら、最後の明かし方がとても難しい。 普通のトリックは登場人物にとっても未知の真相を扱うため、真相開示のときには登場人物が驚く描写を入れることによって読者にもストレートに驚愕ポイントを示すことができる。対して、叙述トリックは読者を騙すものであり、その真相は登場人物にとっては未知ではないことが多い。驚愕ポイントがアピールしづらいのである。 ところがこの作品、前代未聞の叙述トリックを扱っている。なんと、登場人物と読者がぴったり同じタイミングで驚愕し、しかも驚く理由が登場人物と読者とで正反対なのである。 これがどれだけすごいのかはミステリを相当読み慣れていないと理解できず、案の定さっぱり理解していない読者の低評価レビューが並んでいる。まあ、麻耶雄嵩は天才なのでそんなのは気にしないだろうが。 | ||||
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この作家さんの他の本を読んでから本書を手に取りました。大変に巧緻な作家という印象を持って読み進めた為か、大きなトリックにはすぐに気づきました。 もちろん全容を把握するにはほど遠いながらも、わりあい分かりやすい多くのヒントを見落とさせたテクニックは素晴らしいと思います。 好き嫌いは別れるでしょうが、気になる方は読んでみることをお勧めします。私は好きです。 いくつか思うこと 1、終わる手前で、十角館を思い出しました(個人印象)。ただ、館物にしては盛り上がりに乏しく感じるのは、生者達に追い詰められる雰囲気が薄いからでしょうか。タイトルが館の名前でなく『螢』であることからもわかるように、クローズドサークル内で起こっているイベントが、一般的な館物(殺戮物)と違うためで、そもそも作者の狙いがそこに無いためかと思います。 2、個人的に各章のタイトルは捻った方が良かった。あえて小さな秘密に思考を割かせて、大きなトリックから逸らそうとしたのかもしれませんけど。 3、どうして館内で雨音が響くのか?とても心に引っ掛かってましたが、あのエンディングで納得しました。 4、個々の登場人物をみると、善意や正義感や優しさなどを感じさせる造形をしています。が、作品全体をみて、この作家さんは心に薄暗いものを持っている感じがします。これは誹謗中傷ではありませんので、誤解無いようにお願いします。 | ||||
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※ネタバレ有りで話をします まず最初に。私は初っ端から島崎目線の話だと思っていた為、ここのレビューで語られる一人称目線の分かりづらさとはまた別に後半混乱した。諫早全然出てこねぇじゃん、とすら思っていた。 読者に見られる分かり辛さや混乱は、各キャラクターの掘り下げの浅さにあると思われる。各キャラクターのエピソードをもう少し挟んでもよかったんじゃないかなぁ、と。 それ以外は概ね楽しんで読むことができた。空き時間さえあればちょくちょく読んだ。 欲を言えばもっと満遍なく殺人が起きてドキドキしたかったかな。 最後のエピソードに於いては誰が生き残ったのか気になるためもう一度読んでみようかな。 | ||||
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この作品は私の大好物のクローズドサークル「嵐の山荘もの」です。 ただこの作品が面白いのは「閉ざされた状況下での連続殺人!犯人は誰だ⁉」というだけでなく、 読み進めると何か変?と感じてしまう事です。 それで最後に犯人がわかるだけでなく、この違和感もすっきり解決するという「一度に二度おいしい作品」なんです。 かねてより私は一度読み終えた後にもう一回読みたいという衝動に駆られる作品こそ「推理ものの傑作である!」 という信念wを持っているのですが、この作品こそが あの「十角館の殺人」と並ぶ 私にとっての最高傑作です。 | ||||
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ネタバレ情報が書かれたサイトが数多くあるように、分かりにくい点が多いともいえますし、読んで終わりというよりも読んでからおもしろさが増していく奇妙なミステリということが出来ると思います。 読んでいて、何か違和感があるな、何か書き落としているのかな、と思って読んでいた引っ掛かりが、すべて作者の仕掛けだったときの驚きは、ミステリをたくさん読んできた人ほど、賛否のいずれにせよ大きいのではないでしょうか。 すべての人がもろ手を挙げて褒めちぎるという作品ではないと思いますが、ミステリ好きが集まったとき、この本について好き嫌いを話すだけで、一晩過ごせそうなそんな作品です。 | ||||
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所謂「嵐の山荘もの」のミステリ。 長編ですが、麻耶雄嵩的世界観は薄めです。 「開いた口が塞がらない」という言葉があります。 驚きあきれてものが言えない様子を現す表現です。 人は予想外の出来事が起きると開いた口が塞がらなくなるようです。 自分はこの小説を読むまで、この言葉は単なる比喩表現だと思っていました。 しかし、この小説の終盤のとある箇所に来たとき、自分の口は開いたまましばらく塞がらなかったのです。比喩表現ではなく現実として「開いた口が塞がらない」状態だったのです。 これまでにもミステリのトリックで驚いたことは何度もありましたが、ここまでのことは読書のみならず映像や実体験でもまったく経験はなく、「開いた口が塞がらない」という表現が単なる比喩ではないことを身をもって思い知らされました。 それほどまでに衝撃的なトリックが使われている本作ですが、ミステリとしてはもちろん面白いのですが、小説としてはそこまで面白い作品ではないかもしれません。さらに、トリックはメインとサブの2段構えになっていて、あまりミステリ慣れしていない人や、気づきやすいサブのトリックを見破って解った気になったようなちょっと残念な人にとっては「どこが凄いのかわからない」「あまり驚けない」「普通のトリック」「すぐにわかった」など、トリックの凄さがわからず見当違いの感想になってしまうので、ミステリ初心者の人にはあまりオススメできない一冊です。 ですが、傑作なのは間違いないミステリです。 | ||||
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総合評価は、最後が投げやり・雑なので-☆1としました。 よって☆3。 せめて、生き残りにヒントくらいは欲しかったです。 それがあれば、☆4.5。 この作品は、あれ?んん?とピンとくることから始まります。 それがなかった方は、総じて評価が☆1・☆2となるでしょうね。 大きな、あれ?が、語り手の問題。 よく読めば、途中分かります。 性別の問題。これも、「僕」の違和感から、自分だけ知っているの?となり あとで、犯人も知っているんだ〜となります。 このあたりは、読み手の問題で、{?}がスルーされると、 つまらない作品だと思います。 これから読まれる方は、読み込まれることをお勧めします。 面白さは、どこかにあります。 自分の読力のポジションがどこにあるのか、良く分かる作品です。 | ||||
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読みやすい。トリックメインなミステリーでは無かったが、最後はモヤモヤが晴れてスッキリ。 読み終わってからすぐにもう一回読みました。 | ||||
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普通に読めます。ただ、再読有りかと尋ねれば???ないと答えるでしょうね。最後にわかるショック??でタッタカターン・・・。 | ||||
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大学生が合宿する「いわくつきの家」で、殺人事件が起こる。 ・犯人は誰? ・犯人の動機は? という部分が謎になっているミステリです。 プロットメインのミステリで、全体としては重くない読み物に仕上がっています。 「驚き」としては、その場限りの軽いものであって、 読後に心がいつまでも本に魅了されるような深い驚きは皆無。 よって、一回読んだら再読することは無いでしょう。 この本のミステリの度合いとしては、パズルのようなもんですね。 一回解いたらもうその問題に興味なくなってしまうようなもの。 人物描写がアッサリしていて、ストーリーに通底している哲学も何もなく、 読者の心に深く何かを刻むタイプのミステリではありません。 何かを考えさせられる読書体験を求めてるとしたら、本書は全く別のタイプなので 時間を浪費するだけです。 とはいえ、読んでいる最中はそれなりに楽しい「まあまあの良作」なので、 星は3つ。 | ||||
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