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螢
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螢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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読者にとって比較的容易に看破できるトリックと真相かと思いながら読み進めていくと、その斜め上を行く真相が待っています。そんなことってある??と。現実離れや不自然に思える点もありますが、それよりなにより衝撃のラストで強引に読者を沈黙させます。良くも悪くもさすが麻耶雄嵩、としか言いようがありません(笑)。 | ||||
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この会話いる?みたいな箇所が散見し、おまけにもう少し外部犯か内部犯かの議論を展開してくれたらよかったなと思います。 ですが面白いミステリでした。 初めて読んだ作家の作品でしたが、別の作品も読んでみたいと思わせます。 少しネタバレ 序盤も序盤から違和感で苦しみました。 明らかに文章がおかしい。 ここで思うのはこれが伏線なのか、それとも作者の文章力のせいなのか。 つまりは作為か、天然か。 全体的にいうと、少し読みづらい文章です。それに輪をかけるように歪な文章。おかげで頭が混乱です。 ですが途中で明らかに主語を飛ばした作為的な展開がなされるので、ここでようやく伏線だと確信。 そして真相に至るところでもう一つの隠し玉。 でもこれは驚きより困惑が強い。なぜならこのミスリードは読者ではなく作中の登場人物に向けられたものだから、私として「あれ、そうだったんだ」という感じで受け止めました。 | ||||
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※ネタバレ有りで話をします まず最初に。私は初っ端から島崎目線の話だと思っていた為、ここのレビューで語られる一人称目線の分かりづらさとはまた別に後半混乱した。諫早全然出てこねぇじゃん、とすら思っていた。 読者に見られる分かり辛さや混乱は、各キャラクターの掘り下げの浅さにあると思われる。各キャラクターのエピソードをもう少し挟んでもよかったんじゃないかなぁ、と。 それ以外は概ね楽しんで読むことができた。空き時間さえあればちょくちょく読んだ。 欲を言えばもっと満遍なく殺人が起きてドキドキしたかったかな。 最後のエピソードに於いては誰が生き残ったのか気になるためもう一度読んでみようかな。 | ||||
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総合評価は、最後が投げやり・雑なので-☆1としました。 よって☆3。 せめて、生き残りにヒントくらいは欲しかったです。 それがあれば、☆4.5。 この作品は、あれ?んん?とピンとくることから始まります。 それがなかった方は、総じて評価が☆1・☆2となるでしょうね。 大きな、あれ?が、語り手の問題。 よく読めば、途中分かります。 性別の問題。これも、「僕」の違和感から、自分だけ知っているの?となり あとで、犯人も知っているんだ〜となります。 このあたりは、読み手の問題で、{?}がスルーされると、 つまらない作品だと思います。 これから読まれる方は、読み込まれることをお勧めします。 面白さは、どこかにあります。 自分の読力のポジションがどこにあるのか、良く分かる作品です。 | ||||
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普通に読めます。ただ、再読有りかと尋ねれば???ないと答えるでしょうね。最後にわかるショック??でタッタカターン・・・。 | ||||
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大学生が合宿する「いわくつきの家」で、殺人事件が起こる。 ・犯人は誰? ・犯人の動機は? という部分が謎になっているミステリです。 プロットメインのミステリで、全体としては重くない読み物に仕上がっています。 「驚き」としては、その場限りの軽いものであって、 読後に心がいつまでも本に魅了されるような深い驚きは皆無。 よって、一回読んだら再読することは無いでしょう。 この本のミステリの度合いとしては、パズルのようなもんですね。 一回解いたらもうその問題に興味なくなってしまうようなもの。 人物描写がアッサリしていて、ストーリーに通底している哲学も何もなく、 読者の心に深く何かを刻むタイプのミステリではありません。 何かを考えさせられる読書体験を求めてるとしたら、本書は全く別のタイプなので 時間を浪費するだけです。 とはいえ、読んでいる最中はそれなりに楽しい「まあまあの良作」なので、 星は3つ。 | ||||
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結末を読んでからの感想と、読んでいる最中に覚えた違和感を切り離してレビューしたいと思います。 読んでいる最中に覚えた違和感は、長崎がまったく話しにで出てこない部分(諫早目線で読んでいたため) 読者、または自分ははこの物語は諫早視点で展開されている思って読んでいます。それを狙っていて終盤のオチだとするなら、作中ではほとんどと言っていいくらい長崎の名前が出てきません。それが自分が読んでいて覚えた最大の違和感です。どの場に長崎がいて、どの場に長崎はいないのか、他の登場人物名は頻繁に出てくるのですが、びっくりするぐらい長崎の名前は出てきません。 なぜ、島崎は話に全然出てこないのだろう?と思っていたら、実は諫早視点に見せかけた長崎の視点で物事は進んでいました。というオチです。 なるほどなんですが、読んでる最中で長崎の出てこなさが異常なので、このオチには特段驚きはありません。 つまりは諫早のいるところに長崎は気配を殺して、周囲との関わりを最大限に控えながらもその場にいた。ということになるのです。 読了後に総括すれば、この違和感の正体は「諫早か、はたまた○○か」、という曖昧さにあると思うんです。その曖昧さが最終的には長崎でした。というだけの話のような気がします。ざっと読み返したけど矛盾はありません。全体的に整合は取れています。それだけに「ああ、そうですか・・・。」というのだけが残りました。 | ||||
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ミステリーものは、頭の体操もかねて読むのですが、いやあ、怖かった、怖かった。 誰が、肝試し何て行くものか。 肝試しクラブなるものがあるのか? 何じゃそれ? とは言いながら、関西の知っている地名が数多く出てくるわ。 何か本当にありそうな設定だわ。 馬鹿なことをして愉しむ、大学生時代。 うーん、こんなことに巻き込まれなくて良かった。 こんなことって、それは読んでみてのお楽しみ。 これは、関西だけではなく、どこの大学であってもおかしくない話なので、皆さん大学生時代を思い出しながら読むことができると思いますよ。 ああ、怖かった。 | ||||
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過去大量殺人が起きた別荘で、肝試しにきた学生たちに惨劇が再び! クローズドサークルもののミステリにありがちな、突然の嵐で陸の孤島と化すというシチュエーションはご愛敬。 癖のある作家さんなので、最初から疑ってかかるような読み方がいけなかったのだろう。途中で、叙述ミステリの気配を感じ、どうもストーリーにのめり込む事ができなかった。登場人物たちの会話の多寡に引っかりを覚え、衝撃的ともいえる真相究明シーンで、ああそうかと脱力である。ミスリードをやりすぎると意地になって、綻びを見つけたくなってしまうのだ。 素直に楽しめればよかったのだけど。 | ||||
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過去大量殺人が起きた別荘で、肝試しにきた学生たちに惨劇が再び! クローズドサークルもののミステリにありがちな、突然の嵐で陸の孤島と化すというシチュエーションはご愛敬。 癖のある作家さんなので、最初から疑ってかかるような読み方がいけなかったのだろう。途中で、叙述ミステリの気配を感じ、どうもストーリーにのめり込む事ができなかった。登場人物たちの会話の多寡に引っかりを覚え、衝撃的ともいえる真相究明シーンで、ああそうかと脱力である。ミスリードをやりすぎると意地になって、綻びを見つけたくなってしまうのだ。 素直に楽しめればよかったのだけど。 | ||||
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文章の書き方に統一感がなかったから仕掛けは早い段階でわかった。 えっ?だれ?って言う最後に知らない名前が出てくるパターン(私が1番嫌いなパターン)かなと思いましたが、そこは違ったので良かったです。笑 エピローグが切なかった…。 | ||||
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トリックの1つは、この手のトリックの中ではかなり分かりやすく 文章の違和感もあり、半分も読まないうちに気付く読者もいるはずだ。 そこで君は思う、 「なんだ簡単じゃん!」と。 それが作者の狙いかもしれない・・・。 | ||||
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「殺戮にいたる病」や「慟哭」系の驚天動地系叙述トリック系作品と紹介されていたので読んだが、ストーリー自体は殆ど記号的人物が右往左往するばかりで、誰にも感情移入できず、かといって恐怖感も陰惨な事件の割に伝わってこないので、正直作品自体としてはあまり面白く感じなかった。 叙述トリック自体は読者を騙すのではなく、読者にはネタが明かされいるのに劇中では謎として扱われているので逆に読者が騙されていたことに気付くという非常にメタ的というか複雑な構造になっており、アイデア自体は斬新ではあるが、それのみのために書かれた一冊と言った感じであまり前述の「殺戮にいたる病」や「慟哭」などの名作群と比べると小説自体から受けるインパクトはあまりない。 | ||||
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「嵐の山荘(館)」ものです。いつ読んでも、これは本格ミステリファンには堪りません。 ミステリーファンなら誰でも、読み進めていくうちに違和感を感じると思います。真相も、まぁそうか、という感じ。 でも、このファイアフライ館の設定が素晴らしく、加賀螢司の過去も盛り上げます。ラストは驚愕とまではいきませんが、当時のミステリランキングでは上位に食い込んだと思いますし、ミステリとしては十分楽しめます。 | ||||
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一応洋館ものになるのだろうけど、軽口を叩きまくるサークルメンバーのせいで、おどろおどろしい雰囲気はまるでない。設定だけ見ると「いかにも」なんだけれども。 登場人物のほとんどが大学生なのだが、大学生の割に台詞の語彙が年寄りくさいのは気にはなる。好き嫌いかも知れないが、作者の文体は少しキザっぽく鼻につく。慣れてくれば気にもならないかも知れないけれど。 しかし、これは一度も麻耶を体験せずに読んだのは失敗だったな。 終止、不自然なくらい叙述トリックの匂いがプンプンしているわけだが、なにぶん作者の文体も特徴もこちらは知らないわけで、妙だと思うものも、やはり苦戦することに。 もし、麻耶を読んだことがあれば、いやでも怪しい箇所には気づいちゃうとは思うが、山場にはミスリードを誘う箇所もしっかり作っているので、その点では巧くできてるのかも。 冒頭の殺人事件の真相が物語のクライマックスには明かされるわけだけど、直接トリックに関係ないとはいえ、このB級ホラーみたいなオチ。これはどうかなとは思う。私は少し呆然としたクチなのだが。笑って許せる度量があるか、ネタだと割り切れるなら是非。 | ||||
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久々にミステリーを読んでみたけど、改めてみすてりーの奥深さに関心させられた。 【麻耶雄嵩】と言う作者の作品を読んだのは初めてであったが、予想以上に面白くスラスラと読めてしまった。 この作品で気に入った部分は、殺人事件が起こるまでの、物語の前半部分である『自分の存在理由』について深く考えさせられるとともに、自分にあてはまっている様な来がした。 そして、物語の舞台を盛り上げるに詳しい描写が、良い雰囲気を出している。 犯人の推測も、自分の好きなパターンであった。 今後は、この作者の作品を読んでいきたいと思う。 | ||||
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盛り上がるシーンもなく終わってしまったというのが 読み終わったあとの感想です この内容ならハードカバーのこれで読む必要はありません 文庫の値段なら妥協出来るのですが 過剰な期待はせずに読むのが良いと思います | ||||
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摩耶作品としては珍しく最後までサクサクと読めました。ただし、意表を突くトリックだときいていたのでかなり期待していたのですが・・・。正直「は?」って感想です。この作品では背筋が寒くなるような感動は得られませんでしたね。動機の部分でもイマイチ説明不足ですし。しかも、エピローグが意味不明。あんな終わり方にする意味がどこにあったのかさっぱりわかりません。関係ないですが、読後しばらくたってから登場人物が全て長崎県の都市名であることに気づきました。 | ||||
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