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夜明けの街で



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【この小説が収録されている参考書籍】
夜明けの街で
夜明けの街で (角川文庫)

夜明けの街での評価: 3.44/5点 レビュー 314件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全314件 141~160 8/16ページ
No.174:
(5pt)

究極の心理戦

東野圭吾作品のなかで特に好きな本は片想いと容疑者Xの献身です。彼が作り出すトリック、彼独特の人間の心の描写が大好きでその二つが最大限に生かされているのが片想いと容疑者Xの献身だとしたら、この作品は心の描写が最大限生かされ、トリック、推理面はほぼ皆無。なので推理小説というよりは恋愛小説として読んだ方ががっかりしないような気がします。私はこんな恋愛経験があるので、途中号泣した場面がありました。彼、彼女、妻、男、女、父親、母親、子供、1人の子供が大きくなったら大人、結婚したら妻や夫、子供ができたら母親や父親になる。環境も状況も変わっていく。自由がきかなく なっていく。いろんな立場の人がいろんな状況で自分の心に正直に生きる。そして苦しむ。心の揺れ動きや、人間のズルさ、強さ、弱さを丁寧に描いています。男性目線で、男性優位に書かれている感じはしますが、最後は女強し!で終わります。私は好きです。
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404371808X
No.173:
(5pt)

赤い糸なんてない。

映画館で映画の予告編を見て知った。とても興味があったけど、不倫モノだし、映像で不倫の現実をまざまざと見せつけられると、いろんな意味でショックを受けそうだから、小説にした。

私は女だし妻でもあるので、不倫夫に対してはどうしても厳しい目で見てしまうと思ったが、「不倫するやつはバカだ」と思っていた主人公の渡部が不倫にハマり、分別をなくしていく過程は、「バカだなぁ…」とは思いつつも、感情移入しては一緒にドキドキさせられた。
妻が日常生活にあまりにも溶け込み過ぎて、もはや女ではない、と言っているのはドキリとしたが、自分にも心当たりがあるところもある。悲しいけれど、確かにちょっとはそうなのかもしれない。
そして読み進めていくうちに、秋葉のミステリアスな魅力に、どんどん自分も惹かれていくのだ。既に知りたくないことまで、何でも知っている妻には興味が持てないが、秋葉のことはまだ良く分からない。何やら秘密も抱えている。惹かれるのも仕方がないかもしれない。

結末は、想像を超えていた。さすが東野圭吾。
面白くてあっという間に読んでしまった。

そうして、物語の後半部分。渡部の妻の立場にたってみると、切なくて悲しくて、涙が出た。
だが、最後に友人新谷のおまけの話があり、これがまた泣かせる。
読み終えてから、新谷の言葉「赤い糸なんてものはないんだ…」のせりふが、心にいつまでも残った。

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No.172:
(4pt)

奥さんと彼女・・

不倫というと何ですが、
奥さんが居ても「恋」に落ちることはありますね・・
ヨ−ロッパでは、既婚者でないと「恋」とは 云わないそうですね。。
単なる「不倫」ではなく、「事件」が絡むとこんなに 面白い話になります。

** 本当に、良い友達を持っています。
   奥さんは、きっと「介護」をする時に復讐するでしょうね・
   「サンタの赤い卵」のように・・・・
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No.171:
(5pt)

読み進めると・・・ハマる

東野圭吾の作品を読むのは今回が2作目です。
実のところ、買ってから数ページ読んであまり展開が淡々としていて面白くないかも・・・と
数か月ほど放置してました。

今回、再チャレンジです。
読み進めるほどに、二人の不倫の行き先が気になって、時間を見つけては読んでました。

不倫をしている男性の気持ちが、よくここまで詳しくかけるな〜!!!て関心するばかりです。
著者は、不倫経験者に詳しく話を聞いたのかな〜なんて思いました。

特に主人公の家庭の様子で、夕飯に出てきた「甘いカレー」と無造作に部屋に干された「ババシャツ」を見ての
結婚し子供が出来たら、かつては「男」だった自分の存在が無くなり、平和な穏やかな家庭であるが、「男」としては
物足りなさを感じている描写がリアリティーがあります。

そして、 不倫の覚悟と不倫の先の重たい現実について語る主人公の友達 新谷のセリフの数々にも部分も唸ります。




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No.170:
(3pt)

読みやすさはいつも通り

東野圭吾さんのいつもの小説通り読みやすい小説でした。
いつの間にかストーリーに引き込まれ、一気に読み終えてしまいます。

ただ...『赤い指』『さまよう刃』『容疑者Xの献身』のような感動は無かったように感じたのは
やはり‘不倫’がテーマだったからかも知れません。
女性の私には最初から 登場人物の‘秋葉’の事が好きにはなれませんでしたから...

印象に残っているのは
妻が作った“卵の殻で作った壊れたサンタクロース”を
主人公が見つけ、妻の気持ちに気づくところです。

切ない気持ちにさせられました。
女は怖い...だけではなく人の心の切なさを描けるところがさすがです。

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No.169:
(2pt)

この程度で良しとするのか?

東野氏を数年ぶりに読んだ者です。

残念ながら、この程度の作品で良しとするのかという疑問が残りました。

氏の作品を全部読んだわけでないのですが(おそらく20冊くらいです)、その中でワーストというだけでなく、今年読んだ小説の中でもワーストです。

率直に言って、薄っぺらいと思います。他の作家がこれを書いたとして、こんなに売れるのか疑問です。
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No.168:
(4pt)

サスペンスとは異なる人間模様に感銘

不倫するやつは馬鹿だとおもっていた

赤い糸なんてものはない それだけは断言できる

恋愛は長所をさらけだすが、結婚は短所をさらけだす

随所に印象的なフレーズが心に響く。
サスペンスな内容ではない

人間の狡さ、心の葛藤の表現がすばらしい
自分一人だけの幸せを考えて我儘に生きること
がどれだけ罪であり、大変かを痛感する
また、赤い糸を信じつらいぬくことが、いかに短命であり
瞬時に崩れ去る可能性が秘められていることを思い知る

愛情は相手の事を第一に考えるのが本物とは考えるが
これは自分が不利な立場(愛情がない状態)にたたされた時は
相手の事を幸せにという図式は考えられない状況になる。
そして、これが普通である。要するに双方向での愛情しか成立しえないのだろう。
容疑者Xの時の規格外の愛がいかに困難かを再認識する。



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No.167:
(5pt)

不倫の恐さ

不倫をするやつなんて馬鹿だと思っていた僕なのに、越えてはならない境界線を越えてしまう。しかも、彼女は15年前におきた殺人事件の容疑者だった。事件はまもなく時効を迎えようとしていた...。

やはり、東野圭吾は人間ドラマの描き方が非常に上手い。
年甲斐も無く、一人の女性を猪突猛進に追いかけてしまう様は客観的に見ると滑稽であるが、実に共感できる。その主人公の妻の言動にもヒヤヒヤさせられた。
そして、恋愛ドラマを発揚すべく用意された殺人事件。オチは人間ドラマに重きを置いた作品だと割り切れば納得いった。



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No.166:
(4pt)

不倫という欲望のハッピーエンド

若かった青春時代を肴に盛り上がるオッサンが、美女と出会い夢の世界にのめり込んでゆく物語。
彼女は殺人事件の犯人と疑われるが「俺が守らねば誰が擁護するのだ」と泥沼に落ち込んでゆき、最後は元の世界に強制送還されるような感じですすんで行く。予測を覆すテクニックは相変わらずです。
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No.165:
(5pt)

喪失感と涙

本来作家というのはミステリーであろうと童話であろうと、読む者を惹き付けるのが仕事だと思っています。
東野圭吾さんもミステリー作家という枠ではなく、一人の作家である訳ですから
ミステリーとしての評価ではなく作品としての評価を得るべきですし、ご本人もそれを望んでいるはずです。
東野圭吾さんの作品の中では、私は間違いなく一番を付けたい作品です。
ページをめくるごとに、ため息を付きながら、喪失感を味わいながら読み進めました。
主人公の渡部ではなく秋葉の心が掴めないから・・・刻々と移り変わる状況の中で秋葉の気持ちを捉える事が出来ないから
彼女が何を考えどうしようとしているのかを追いかけるうちに、完全に物語の中に入ってしまいました。
最高です!読み終わった後の苦い思いと、報われることのない一人の大人の女性に涙しました。

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No.164:
(2pt)

ビターな不倫小説

不倫するやつなんて馬鹿だと思っていた。

その「馬鹿」がはまった相手は、自分の会社にやってきた派遣社員の女性。
どこからが不倫なのか、自身に課した心の障壁が、実はそんな高い障壁でもなんでもなくて、いつの間にか軽々と超えてしまうことに「馬鹿」は気づいていく。
その女性が時効を間近に控えた殺人犯かもしれないと知っていても「馬鹿」は止まることができなかった。

非常にビターな不倫小説。ミステリの要素がないわけではないが、不倫に走る男性の心の動き、行動、そしてその行き着く先をドップリと書き込んでいる。
ラストが納得できないという方もいるみたいやけど、ウチはあれでええと思うけどな。
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No.163:
(4pt)

不倫の行く末

面白かった。終わり方が良かった。真実がわかるまでドキドキワクワクしたし、不倫のルールていうか、夫婦のルールが見えたような。
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No.162:
(4pt)

LOVE AFFAIRの心理描写とサスペンスが絶妙

平和な家庭をもち、何の不満もないのに不倫にはまっていくアラフォーサラリーマンを映画では岸谷五朗が、不倫相手の31歳の派遣社員秋葉を深田恭子が演じる。期待できそうだ。
 「不倫する奴なんて馬鹿だ」と思っていた渡部は、あれよあれよと秋葉との不倫にはまっていく。その迷いと苦悩が途中まではコミカルに、後半は切羽詰まって狂おしいまでに描かれている。
 本作品は、15年前の殺人事件の真相究明と二人の不倫愛が2本柱でパラレルに絡み合いながら展開する。しかし、重みはサスペンスの展開よりも不倫の心理描写の方にあるので、サスペンス性に期待しすぎると不満が残るかもしれない。
 それにしても、男はとことん愚かにコミカルに誠実に、女は愛人も妻も強かに描かれている。男性の見方だと思う。
 作中、渡部の妻の心理が詳細には描かれていない。映像になったとき、この部分がどれだけ表現されるのかが楽しみである。
 

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No.161:
(4pt)

家族を捨てようとして愛した彼女はが、実は殺人犯だったら?

不倫をテーマにしているが、実は殺人事件を扱っているサスペンスと言ってもいいだろう。
既婚者が妻以外の女性を愛せば、それは「不倫」。作品の随所に出てくる不倫のルールや女性の考え。そして悲しいほど一途にのめり込む男の哀れさ。同年代の男女が読んでいると、人ごとには感じられないのでは。。

ただ1つ異なるのは、愛した女性が実は殺人犯の容疑がかけられていて、あと半年で時候だとしたら。
それでも同じように愛し続けられるのだろうか?

事件の時効成立の夜。不倫相手の女性は逃げ延びられるのか。今まで彼女は何から逃げていたのか。
真犯人はいるのか。そして、不倫の結末は??
長い長い夜を生きてきた女性に朝は明けたのか。

最後の終わり方は、やっぱりな。と思う反面、読み進むうちに、知らず知らずに主人公を応援していた自分がいたことに驚いた。
同年代の男が読むと胸が少し痛むだろうな。
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No.160:
(5pt)

ある意味現実的で深い

最後のシーンが感動的でした

家庭を守るため、悔しい思いをしながら、いつか夫の不倫がなくなるのを願い、待ち続ける奥さん・・・
このような妻が、この世にはたくさんいるのだろうなと思うと、女性の強さというものに最敬礼したくなりました
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No.159:
(5pt)

ネタバレ、人の心は謎だらけ。

不倫に共感はしない。


だが、バーチャルリアリティーと言うか、読んでる間はストーリーに引き込まれ感じ、想像しました。我が身のように。渡部の立場にたって。


秋葉と言う女は悪女でタチの悪い女からだと思ってた。だが彼女に対する疑惑がうまれ、秋葉に対する想いはときめきから恐怖にかわりました。


まさに謎の女でした。

だが、謎の女の正体はもっとも不倫を憎む少女だった。渡部を自分の復讐の為だけに利用するつもりが、好きになりかけていた。だから秋葉は自ら不倫の関係を終わらせたのだろう。

不倫経験者の男にとっては心臓を掴まれるほど痛い作品だと思います。

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No.158:
(3pt)

不倫、アカン!

新妻ですが、なかなか胸の痛くなる展開。
『そりゃ毎日同じ屋根の下で顔を合わせてれば男と女ではなく「家族」になるよな』というのを日々実感し、
さらに『旦那は絶対浮気しないタイプ』とか思ってたけど、色々考えを改めなければいけなさそうだ、と。

「俺は浮気なんてバカなことは絶対にしない」と思ってる男が、あれよあれよと他の若い女にご執心になっていく様はなんとも脆い。
きっかけさえあれば奴らは脆くも落ちてしまいかねないんだ、ということを認識させられた。
男性作家が描き、経験者が「お前はおれか」的感想を寄せているということは、そういうことなんでしょう。

「不倫とはこんなにアクロバティック行為なのよ!」というトラウマを植え付けるべく、旦那には読んでもらいたい1冊かもしれないな。

と同時に、夫婦とはいつまでも男女でいられる様に努力はしなきゃね、と思った新婚さんでした。

※補足※
これは不倫モノでありミステリーは添え物、という他のレビューを先に読んでしまった為、ミステリー部分については特に求めてなかったので、特に問題なし。

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No.157:
(4pt)

港町の朝靄のよう

東野さんの初期の作品。事件の全容や犯人について、全体的に霧に覆われているような感じで読み進めると、最後に靄が晴れてきますよ。私自身は「推理」することなく、「靄を晴らす」ために、一機に読み進めてしまいました。
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No.156:
(3pt)

良いのですが、、

不倫をテーマに、男女の情愛、互いの心情の変化と機微を著者得意の解りやすく軽妙な文体で書き綴り、一気に読了まで持っていかせます。ただのドロドロな愛憎劇では無く、女側の真意、男側の誠意や説き明かされる真実などはさすがに東野氏、上手いと感じました。しかし頭を使う事無く読み進んでしまう内容の軽薄さはもはや赤川次郎の域に到達しているかのようです。もう少し刊行の数を抑えてじっくりと作品づくりに励んだほうが良いのでは?と心配になってきます。
でも、凡百の作家の作品を読むよりは全然良いんですがね。。
夜明けの街で (角川文庫)Amazon書評・レビュー:夜明けの街で (角川文庫)より
404371808X
No.155:
(4pt)

不倫

主人公の視点での切り口が新鮮でした。
少し極端すぎるけど、
不倫関係の男の弱さと愚かさ、
女の強さと孤独さがよく描かれています。
しかし事件の真相よりも女は怖くて
男はバカってことのほうが強く
印象に残ってしまった。


夜明けの街で (角川文庫)Amazon書評・レビュー:夜明けの街で (角川文庫)より
404371808X

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