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夜明けの街で
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夜明けの街での評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全310件 301~310 16/16ページ
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東野さんは不倫をしたことがないと思います。これは直感で根拠は全くありませんが、その直感を持てることが私がこの著者が好きな理由で、不倫について書かれた本著は、そこらの愛欲に溺れるただの不倫小説ではありません。 不倫がもたらす、忘れていた恋心、既婚が故にその内に抱える狂気(理不尽なこと)、その狂気が周りの人達に大きな負の影響をもたらすことが、殺人事件とその時効という長い長い時の長さを効果的に伏線に用い、殺人犯が誰かというミステリーの要素も含めて丁寧に描かれています。 秋葉(あきは)という31歳の女性主人公が抱えてきた人生を考えると、読後感はとても寂しく、本書はけっして帯に書かれているような、東野圭吾氏の最高傑作とは思いませんが、氏が不倫というテーマで小説を書くには、この設定しかなかったような気がします。その為、☆5つとしました。 | ||||
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東野作品の魅力の一つは、途中まで読み進めるうちに、そのストーリーが迎えるであろう帰結を予想外に最後の最後に裏切るところにある。 今作品も主人公が背負う過去が暗示することが大きな意味を持つこと、それがクライマックスを形成するであろうことは序章で読み取れる。しかし、近作にあるほど緊迫感がないからか、容易に裏の裏が読めてしまった。 不倫相手の女性の父親の暗部は、衝撃的な事実のようだが、冷静に考えるとありえることではなく、強引なレトリックだと思った。 | ||||
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「容疑者Xの献身」では、男の純愛に涙しました。この小説で、私は“少女”に恋をし、失恋しました。 私は主人公と同年代の男で、独身で、バツもありません。だから主人公のような体験はないです。主人公のような環境におかれることが怖くて、結婚を避けているのかもしれません。遊ぶ女性も程々います。でも、小説を読み、自身の心の中から湧き上がる感情に、純粋な恋愛を何年もしてことをあらためて思い出しました。 久しぶりに恋し、失恋する感覚を楽しみました。 | ||||
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主人公である平凡な中年男がふとした拍子に複雑な出自を持つ会社の派遣社員と不倫関係に陥ってしまい、家庭と不倫関係の二重生活の維持に思い悩むというストーリー。何がすごいかというと、こういうよくありそうな単純な設定を、主人公の心理描写をメインに1冊の本にまで仕立て上げてしまう著者の筆力。設定が単純だからこそその描写力のすごさが目立つ。読んでいるとまるで自分が不倫関係に陥ったように錯覚してしまうほどに表現にリアリティがあり、文字に表れてこない当事者間の心理的駆け引きが隙間見えてくる。著者自身がこんな経験をしないとここまで書けないのではと思えてしまうがどうだろうか。ちょっと大人な内容で、通常の東野小説の読者よりも高い年齢層向けだろう。 | ||||
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とても東野さんの作品としては静かで哀愁のある小説だなと読んでみて思いました。不倫と15年前の惨劇を主軸にした作品ですが、前半 中盤はほぼ切ないラブストーリー的な感じに読んでいけます。そして後半に真実が...みたいな感じです。非常に読みごたえがあったのは事実ですが、なにかもう一つ物足りない感がありました。脅威や驚きのミステリーではなく静寂ミステリーだとおもいました。何をもって東野圭吾の最高傑作と言うのでしょうか?この本で初めて東野さんの作品を読む人がいたとしたら、大きな勘違いを与えてしまいますよね。なにかこの本は今までに読んだ東野圭吾さんの作品とは少し趣が違うと感じたのは私だけでしょうか... | ||||
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帯には「東野圭吾の新境地にして最高傑作」とあります。が、この人元々非常に多彩な方なので、別段新境地という感じはしませんでしたし、少なくとも最高傑作とは言えないだろうと思いました。 リーダビリティはいつものように折り紙付き。一気読みは必至です。不倫をする主人公が妻に嘘をつき続けながら女性との逢瀬を続ける辺りはなかなか迫真の描写で、著者の経験からくるものかと勘ぐってしまう程(笑)。私も主人公と同年齢なので、「俺たちは男じゃなくなった。亭主とか父親とかおっさんとか、そういうものに変わったんだ。」という会話には身につまされるものがありました。 ただ、15年前に起きた殺人事件の真相がある程度読めてしまったため、ミステリとして捉えるとちょっと物足りなかったかなという気はします。主人公の不倫相手になる女性の真意も評価が分かれるところかもしれませんし、幕切れの描写も、それまでの妻のどうにもリアリティに欠ける態度を考えれば容易に想像できるものでした。 あと、本編のあとに収録されている番外編も蛇足のような気が・・・一人称の小説なのでこういった形にせざるを得なかったのでしょうが、無くても、いや無かった方が読後の余韻を楽しめたのではないかなと思います。 東野作品としては水準作。他の作家さんなら星4つ位でもいいかもしれませんが、ちょっと辛めの3つ、というところで評価させていただきました。 | ||||
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【ネタバレあり】 書き出しからして、「おっ!」と思いました。 なかなか事件は起こらず、どういう展開なのか先が読めませんでした。 墜ちていく、というのが適切かわからないが、自覚しながらも止められない、自分。 そんな男と、過去に傷を持ち、その傷を癒すために恐ろしいほどの時間をかけてきた女、 その二人が出会い、“恋に落ちた”。 事件は15年前。 犯人はつかまらず、まもなく時効。 その時すべての謎が解ける・・・。 謎解き的には、この事件の話が出てきたときから、うすうす感ずいていました。 というか、どんでん返しするなら、ここだろうなぁ、と。 これって、ひねくれた見方だけど・・・。 物語的には、楽しませていただきました。 男が浅はかで、女は策士。 なんかリアルで恐いな、と思う反面、男が書いた小説だな、と強く思った。 そういう部分に、時々???があったりもした。 でも、一生恋したいよな。 うん。 それに、恋って、傷ついて別れて終っても、 やっぱり良かったな、と良い思いでになっていくものだと、信じていますので。 不倫だって、恋でしょ。 | ||||
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東野圭吾の作品は、ほとんど中身を見ずに即、買う作家の一人です。東野さんにしては珍しく、恋愛(不倫)小説か?と思いながら読んでいましたが、最後にまたまたビックリ!いつも最後にドキッとする終わり方が多いですが、今回は全く想定外な結末に、ただただ頭が下がります。しかし、不倫する二人の心理をここまで上手に描けるとは、さすがです。 | ||||
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家庭を省みず不倫をするヤツなんて馬鹿だと思っていた渡部だったが…。派遣社員として同じ職場に配属された秋葉と 恋に落ちてしまう…。家庭を持つ渡部にとってそれはもちろん「不倫」だ。しかも…、秋葉の実家では15年前に父の秘書が殺される事件が…!?時効成立を前に刑事芦原や被害者の姉釘宮と出会った渡部が耳した事は、秋葉が容疑者にあがっているということだった…。果たして、誰が犯人なのか!?そして、渡部と秋葉の恋の行方は…!? 正直、東野作品としてはあっさりし過ぎで物足りなかった…。「不倫」がテーマと言うこともあったり…。そして最後のオチが、どうも後味が悪くって今一歩でした。 | ||||
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待ってました。と言う感じで1日で一気に読みました。今回のテーマは “不倫”。よく男の心理を描いておりますよ〜。読んでいて身につまされる方もたくさんいるのではないでしょうか?さてミステリーの鍵も“不倫”です。意外な“不倫”が解き明かされるとき、悲しくも切ない“不倫”が、終わり、男は家庭に帰っていくのです。 | ||||
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