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夜明けの街で
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夜明けの街での評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全310件 261~280 14/16ページ
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東野氏の作品の中では、下記の理由により、ミステリーとしてはかなり水準が 低いレベルと言わざるを得ません。(以下ネタバレ注意) ・内部の犯行としか考えられず、心臓一突きは難しい、との伏線があるので、 そこから得られる結論はひとつであることに、かなり早い段階で気がつく。 ・義妹の存在(仲西家とのかかわり)は、あまりにも不自然であり、動機の ひとつであることが予想がつく。 ・どなたかのコメントにもありましたが、本事件を警察が15年間解決できない という設定は極めて無理がある。 不倫に揺れ動く中年男性を読みやすく描いた作品、といったところでしょうか。 | ||||
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スピーディな展開のなかで刻々と変わる心の変化を的確に表現し、読んでいるものを作品中へと引き込む技術は素晴らしい。至る所に仕掛けられた伏線。スピーディな展開との間の絶妙な兼ね合いを楽しめる作品です。 | ||||
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帯を見てミステリーかなと思い、読み始めてミステリーをスパイスにした恋愛ものかなと思い、読み終わって40手前馬鹿男の日記だったんだなと思いました。もしこの作品の目的が、身の程弁えぬ中年男のみっともなさと恥ずかしさを描くことにあるのなら、大成功しています。帯の文句が一番読み応えがありました。「予告が一番面白かった」と失笑される映画に似ています。但し、初めて東野氏の作品を手に取った読者は「これで『最高傑作』なら他作品推して知るべし」と思ってしまうんじゃないでしょうか。 | ||||
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さすがに東野圭吾である。文章は練れていて、すいすいと読める。得意のというか本業の「ミステリー」に、不倫仕立ての「恋愛小説」の要素を加え、最後に違う視点から見た短編を添えるという構成上の工夫もされている。 だけど、ただそれだけの作品。 そこには「不倫」あるいは「恋愛」に対する熱い思いもなければ、あっと驚く「プロット」も無い。 主人公「渡部」を「馬鹿な不倫」に走らせる魅力が「秋葉」の何処にあるのか?その「殺人事件」の真相に何のメッセージがあるのか? 残念ながら、「恋愛小説」としても「ミステリー」としても中途半端な薄っぺらい作品に過ぎない。 最近の東野圭吾は『赤い指』にしても『使命と魂のリミット』にしても、それなりに面白いんだけど、でも…。といった作品が続いている様な。 『秘密』みたいに最後の一文でノックアウトしてほしいのだが…。期待してます。 (なお、不倫を描いた作品はそれこそ数知れずあるのでしょうが、最近のお勧めは小池 真理子の『虹の彼方』。そこには狂おしくも情熱的な恋愛の世界が描かれています。) | ||||
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「不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。」主人公が、ふとしたきっかけで不倫に陥るが、相手には殺人事件を巡る過去が・・・ 登場人物の会話が多いことが気にかかるが、主人公、家族、不倫相手、同僚および友人の機微がじんわりと会話から滲み出す効果は十分。 ミステリーとしては東野圭吾にありがちなプロットで特に驚きはない。 | ||||
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不倫をモチーフに犯人探しミステリーと絡めた中品。時効間際の殺人事件と馬鹿な男性主人公、女の怖さと東野圭吾の洒落っ気をブレンドした好作品。東野の作品でも、例えば「白夜行」、「宿命」といった物語の結末にぐっと来るものを期待してる方には×です。しかし、サラッと読めて、2、3時間で東野作品を先ず堪能してみたい、手軽で面白いミステリーを探している方には◎お奨めします。物語の展開、伏線の張り方、仰天の結末とまさにプロの仕上げた一品です。 最後に不倫々という前に、この無様な男性主人公は何なんでしょう。ここまで女にはまると男って、こんな風になってしまうのか。。。でも女ってやっぱり怖いです。女性の皆さん、すみませんが。。。 | ||||
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不倫するヤツなんて馬鹿だと思っていた主人公が、ひょんな事から派遣社員と不倫の道に…(よくある話です)。しかし、彼女は、自宅で起きた殺人事件の容疑者だった(めったに無い話)。 時効成立の日に彼女は、すべてを明かすと言うが…。 馬鹿だと言っている男が、どんな理由で不倫をするのかと思ったら、よくある展開でした。 ストーリー展開は、流石です。ミステリーというよりは、主人公達の不倫関係がどうなるかの方が興味のあるところ。 東野さんも経験者?と思わせるくらい、よく分かってらっしゃる。 番外編がありますが、不倫中の方、予備軍の殿方、くれぐれも相手選びは慎重に! | ||||
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お恥ずかしながら、著者の作品読むのは初めてでした。ほかの作品はもっと読み応えあるのかな?こちらはさらりと軽く読めて、それはそれで面白いと思います。普段あまり本に触れない方でも気軽に読めるし、中身もそこそこよいと思います。不倫といっても、なんだか主人公の男性、弱弱しくてかわいさすら感じてしまう。それに比べて女性は強く、精神的にもたくましいなあと思いました。 | ||||
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まさにエンタメ的ではある。 が、私は思うのだ。「不倫」をテーマにしていて「最高傑作」と評される今作が、気持ちの良いドライブのような軽快な文章運びのまま、 なんの感慨も読者に与えず「読み終わった、まあ面白かった」で本を閉じさせて良いのか、と。 主人公のドキドキ感は良い。が、同時に多数の読者は思うのではないか? 『しかし最後に主人公は不幸になるのだ。そうでなければ(ほかならぬ読者の自分が)やるせない』 と。私はそう感じた。そして、作者自身も読者がそう思うと考えているのではないか。(それは短編で類推できる) ロマンスに痛みはいらない。結局のところ、(読者が憑依した)主人公は何も失わない。 実にエンタメ的である。憑依できれば楽しめる、出来なければ腹が立つだろう。 本編についてネタバレは避けるが、もう少し時間をかけて練られたら良い作品になっていただろうと思うと残念でやれない。 閑話休題、最初の話に戻そう。 このキャッチコピーを作った方がもし本当に『東野圭吾最高傑作』と思われているとしたら、私は根本的にその方と感性が合わない。 | ||||
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今回は、男女関係に焦点を当てて、アップテンポで描かれた作品です。 既婚男性は毎日どんなことを思って生きているのかがよく分かって興味深く読むことが出来た。 なかなかストーリーはよく出来ているし、情景が目に浮かぶくらいの描写はさすが東野圭吾だ。 しかし、今回のは、すこしばかり、いや、かなり大人の話だったように思う。 読み物としては、楽しめたが、楽しみにしていた結末もそこまで驚くものではなかったように思う。 もっと、「アッ」と思わせるような終わり方をしてもらいたかったというのが個人的な意見です。 私は東野さんのミステリーが大好きなのでこれからも期待しています。 | ||||
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東野さん、やはり「白夜行」は素晴らしかった。あのような作品を人生に1冊でも書けただけで作家冥利につきるということなのでしょう。しかし私達読者は、一度ああいうものを読んでしまうとあのレベルを常に求めてしまうのです。私は直木賞を受賞した「容疑者Xの献身」にも満足したとは言えません。ましてや「赤い指」などは…。「使命と魂のリミット」はまだあなたらしいところが感じられる作品でしたが。そしてこの作品。あなたがこういう題材に手を出すのは初めてですね。しかし古今東西「許されざる恋」というのは、あらゆる作家が取り上げ、純文学作品から流行りもののライトノベルまでたくさん世に出ています。安易に手を出すべきではありませんでしたね。お得意のミステリーの味付け程度に取り上げるなら良かったのですが、だんだん疲労してゆく心理描写にページをさきすぎましたね。ラストの種明かしはあなたらしくて良かったですけど、3分の2はただの不倫恋愛小説。この手のものは巷に溢れているのです。ここの部分できちんと読ませるものでないと、この題材にここまでページをさく意味がありません。私達は不倫中の友達の酔ったうえの「述懐話」を、ただ書き取っただけのようなものにお金を出したくありません。「白夜行」をもう一度!あのような気迫のあるものをもう一度私達に読ませて下さい。私達は待っていますよ。 | ||||
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前半の人物表現が、とても面白かったのですが、 後半のミステリーが、からんでくる部分からトーンダウン。 結局何が言いたいのか、分かりませんでした。 あいも変わらず、即映像になりそうなキャッチーな着眼点は、 すごいと思いますが、それは小説としてはマイナスな感じがして、 「悪意」でファンになった自分としては、ちと物足りない気がします。 エンタメファンとオールドファン両方を納得させるのは、 大変難しいんだなとは思いました。 | ||||
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この作品は残念だ。「容疑者Xの献身」「幻夜」「手紙」など、読み易く面白い作品が次々に店頭に並ぶ中で、さすがの東野ワールドもこんなに手応えがない小説がでてしまうのか。 帯びに書いている”東野圭吾の最高傑作”というのは上記の作品や「白夜行」「天空の蜂」などの秀作に失礼のように思う。 | ||||
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本屋でたまたま発売日のこの本を見つけ、今までと違った題材、装丁に心動かされ、即購入。一気に読みました。東野作品は初期のものからほとんど読んでいますが、今回はがっかり、というかこのレベルで出版されたことに憤りすら感じました。新刊本の内にと、古本屋で高値で買い取ってもらいましたが、その後も、本屋で「最高傑作」「各書店でベスト1」等の帯を目にするにつけ、東野さん商業主義に流されないで!と願わずにはいられません。好きな作家に変わりはないので、次回、期待しています。 | ||||
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私にとっては、想定外のラストシーンで良かった。しかしながら、マニアであれば、想定内になったように思う。 頭から不倫がベースになっているが、最後まで読み終えてしまうと、男性主体の、あるいは男性希望の結末だったといわざるを得ない。 しかしながら、最後の瞬間瞬間までドキドキワクワクさせて頂いたので、感謝しています。 | ||||
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「不倫」の描き方はこんなものなのだろうか?もっとシリアスな 展開を期待していたのだが。二人がなぜ不倫をするようになったのか? そのいきさつも何だかピンとこない。秋葉の抱える秘密、そして時効 寸前の事件の真相がラストに明かされることになるのだが、驚くには いたらなかった。「こんなものだろう。」と醒めた気持ちで淡々と 読んだ。「不倫」、「ミステリー」、どちらもすごく中途半端だ。 それと、最後の番外編、あれは何か意味があるのだろうか?作品に 奥行きや幅を与えるわけではなし・・・。なくてもよかったのでは? | ||||
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前半でもうラストが読めますから.... 人物描写,複線,ともなんとも中途半端です.不倫,という題材はいいけれど,突っ込みが足りない.これじゃ単なる小道具に過ぎません. どうも東野作品には最近振られてばかりです.昔の短編集を読み返した方が面白い.付き合い方を考えないといけないかなぁ. | ||||
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サザンオールスターズの『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』が原作で、東野氏の桑田佳祐氏へのオマージュではないかと思わせる本である。 作品中にもサザンの曲、同曲の舞台となる横浜が登場し、なにより歌いだしの「夜明けの街ですれ違うのは〜♪」が決定的である。 作品は不倫&殺人事件がテーマとなっているが、不倫描写のところは凡庸だが、凡庸だけに妙にリアルな印象も受ける。が、凡庸は凡庸。ただし、殺人事件の方の後半の部分はさすがである。まさか!?という驚きと、気持ちのいい読後感を与えてくれる。 本書と一緒に買いたいのは東野氏のほかの作品ではなく、やはりサザンの『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』だろう。 | ||||
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東野圭吾さんの作品はほとんど読んでいます。「幻夜」、「白夜行」が一番好きです。その他の作品も好きですが、直木賞を取ってからの作品は、期待はずれが多いです。不倫と殺人事件を絡ませて、面白いことは面白いですが、不倫の描写が通り一遍ですし、奥行きがない感じがしました。もっとドロドロとした不倫を東野さんには書いて欲しかったです。最近の東野さんの作品はすぐにベストセラーになってしまうので、内容がその分薄くなってしまったのでしょう。東野さんが不倫を書くというのは初めてだと思いますし、新しいテーマにチャレンジすることはいいことだと思います。でもミステリーのテーマとして、最初に読者引きつけて、一気に読ませるというには、「不倫」はちょっと役不足なのかも知れません。 読んでいてミステリーなのか、恋愛小説なのか、よくわかりませんでした。 | ||||
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昔、学生のころ、初期の氏の作品を好んで読んでいた時期がありました。 ほとんどの作品は読破し、結構なファンを自負していました。 このごろ、氏があまりにも売れっ子作家になってしまったこともあり なんとなく読むのに二の足を踏んでいたところ、今回は不倫がテーマ(?) だそうで、ちょっと新境地開拓か?などと一人合点しながら 読んでみることにしました。 やはり文章の巧い方ですね。 主人公が不倫なんてする奴はばかだ などとおもいながらも、職場の新人と深みにはまっていく…その 過程が巧く描かれています。 しかも、他方で不倫をする女性の側の心理の描き方もすばらしく 鋭いですね。だんだんに、女性があつかましく(?)なっていく様、 氏の観察眼の賜物なのでしょうか? 上手い賞賛の言葉が見つかりません。(とはいえ、このケース の不倫の場合には、これは複線になっていたりするのですが…) 男女の不倫に加えて、物語は時効直前の殺人事件を絡めて展開して いきます。 実行可能かどうかも含め、ちょっと理解の難しい、しかし 不可能ではないといった微妙なトリックというか、事件の真相…、 これは昔から変わりませんね。 いつも、氏の作品を読むたびにちょっとばかり気になってきた ところです。それでもやはり、氏の筆致はすごい!!です。 もう、大家の域ですね。なんだか、昔のコミカルな物語が懐かしいです。 | ||||
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