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夜明けの街で



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【この小説が収録されている参考書籍】
夜明けの街で
夜明けの街で (角川文庫)

夜明けの街での評価: 3.43/5点 レビュー 310件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全310件 101~120 6/16ページ
No.210:
(5pt)

感想は立場によるかも

映画化されたということで、本屋さんに平積みになっているのを見て、出版されたとき読みたいと思ったことを思い出してamazonでぽちっ。
深田恭子と岸谷五郎の画像のついた帯がついていたので、ちょっと違うと思いつつも頭からそのイメージが離れないまま読み進みました。
本妻は木村多江?なのかな?こちらは気が付かなかったので、奥貫薫のイメージで最後まで。なんかドライに装うその実はネチネチした役ハマりそうで。。。

なかなか立場によって感想が判れる話ではあると思いますが、うまく纏めていて、良く出来ては居ると思います。
何か言うとネタバレになりそうで感想がかきにくい。。。
夜明けの街で (角川文庫)Amazon書評・レビュー:夜明けの街で (角川文庫)より
404371808X
No.209:
(4pt)

相変わらず文章が滑らかで、急発進も急ブレーキもない心地よいドライブに誘われているよう

渡部は派遣の秋葉と不倫関係にあり、抜き差しならない状況にあった。しかも15年前の殺人事件に秋葉が関与している可能性もあった。不倫と殺人がテーマのストーリーである。

相変わらず文章が滑らかで、急発進も急ブレーキもない心地よいドライブに誘われているようだ。目的地は知らされてなく、周りの風景で判らないわけではないが、東野圭吾のこと、何処に連れて行かれるのか判らない。

後半の方で渡部が秋葉の父とホテルのティーラウンジで会う場面がある。その前に渡部は被害者の姉と会い、秋葉が犯人であると指摘されるが、それに対し、秋葉の父は一方向からの情報では真の姿が判らないと云って自分の持っている情報を話すのだ。その箇所を少し引用する。

「私がそれを提供したいということです」コーヒーを口に流し込んだ。思った以上に熱くてむせそうになったが、狼狽を気づかれたくなくて懸命に堪えた。「別の角度からの情報というと・・・」 この会話と会話の間の文章は無くても意味は判るのだが、挟むことによって渡部の心象風景が垣間見え、しかもティーラウンジの臨場感があり、さりげない筆致だがこういうところが巧いなと思う。

予想通り、意外な結末を迎え凡百の作家ではない違いを見せるのだが、個人的には新谷の番外編は余計で、渡部の妻のラストの行動結果の余韻が削がれた。
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No.208:
(4pt)

不倫の模擬体験をしているような気分になった

東野圭吾さんの作品。最後のまさかというようなオチの展開には驚きます。
こういった話しを創る力があるのがまさに作家として天才なのだろう。

本書にはミステリー部分もあります。しかしそれはメインではなかったと感じました。
結婚すること、不倫などについてが根底にあります。
本書は主人公の視点から書かれており、不倫の模擬体験をしているように思えるでしょう。

最後でサンタの卵を妻が潰していたという事実は女性の感の鋭さの象徴だと思った。
そして不倫は周囲を傷つけ誰も幸福にならないというメッセージがあるように思えた。

本書内で印象的な文章があったので書いておきたい。
運命の赤い糸はない、自分たちで作っていくものだという指摘。

当初の主人公のように流されて生きるだけではなく
自分の意思を持って行動してこそ生きる意味があるのだという著者の主張が隠されていたように思った。
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No.207:
(2pt)

一読して思ったのは

まるで、余った食材で作ったカレー。
おいしいのはおいしい。

つまり文体でなく、題材の作家。
そしてその題材も、出版当時であっても特段目新しいものではなく
掘り下げ方も明らかにもっとよい類書があるだろうということ。
(基本であるミステリー部分においても)

ただし、ここでカレールウ。
適当に切った野菜でも、変色しそうな肉でも。
おいしくするのはまさにカレーマジック。
うまいこと世に膾炙されていく途中のものを
投げ入れる。ミステリーのカレールウを。

東野カレーのおいしさを知る人は
「チョコが今回は入っているみたい」
「チョコは嫌いだけどこれは食べられるわ」
「納豆カレーも割といけるね」
と癖になっていく。今回は不倫という食材でした。

個人的には、もっと不倫なら不倫と題材だけでぐつぐつにていくものの方が好きですね〜。
昆布のだし汁のような。
そもそもミステリーもカレーもあまり好きでないし。
文体や文章を味わいたい人にも不向きだと思います。

とはいいつつ 気軽に手を出せるし、なにしろ本を読まない人にも名前や
作品が通じる数少ない作家さん なので 今後も軽いものを読みたい時にはお世話になると思います。
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No.206:
(3pt)

共感できません

殺人事件の真相を暴くのに不倫を利用した女とされた男、
そして男の友人の不倫の話。
不倫はダメだと思いながら、やっちゃう、的な。
本編のサスペンスより、友人の真相心理の方が衝撃でした。
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No.205:
(5pt)

甘い誘惑に駆られそうなお父さんに是非

出だしから、さすがの東野ワールドでグイグイ引き込まれる。
前半はほとんどミステリー色はなく、世の男どもの生態の心理描写
が巧みで、思わず声を出して笑ってしまう。

大掛かりな仕掛けのあるプロットではなく、頭を回転させることを
要求するトリックもない。

しかし、最高に楽しいエンターテイメントであることは間違いない。

最後の「おまけ」込みでこの話は完結する。

この本の評価があまり高くないのを読後に知り
なるほどと思った。
個人的には、もっと早くこの本を読んでいればなぁ・・と思ってしまう。

不倫の甘い誘惑に駆られそうなお父さんに是非
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No.204:
(4pt)

自分自身が不倫しているかのようにドキドキ

読みながら、あたかも自分自身が不倫をしているかのような背徳感に襲われ、
妙にドキドキしてしまった。女性読者の評価は辛いと思うが、中年男性読者は
結構身につまされる思いの方が多かったのでは?

この小説の場合、あくまでもミステリー部分は付け合せのようなものなので、
謎解き部分はさほど重要では無いと思う。私も何となくラストは予想出来た。
それでも展開力は流石で、最後まで一気読み。拍子抜けということも無い。
東野圭吾はこういう小説も書けるのだということで、本当に達者な人だ。

ただ苦言を。読後に色々調べていたら、出版社は「東野圭吾の最高傑作」と
いう宣伝文句で売り出していたとのこと。最高傑作うんぬんは後年、読者が
決めることであって、発売前に出版社が決めることではない。こういう宣伝
文句はやめてもらいたい。多くの読者が感じているように、私もこの小説が
東野圭吾の最高傑作だとは思わない。
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No.203:
(4pt)

ミステリーというよりは不倫本

不倫をする男性の気持ちがちょっとわかりました。

こういう兆候が出てきたら、旦那は不倫してるかも〜と思った方が良さそうですね。

印象的な文章に「自分の長所をアピールし合うのが恋愛なら、短所をさらけ出し合うのが結婚」というのがありました。なんか心にガツンときました。

事件の方は、全然衝撃もなく、たんたんと始まって、たんたんと解決したという感じでした。
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No.202:
(4pt)

不器用な人は不倫しないことです。

殺人事件の犯人が誰によるものかについては、内容にすこし雑は印象を受けます。
これは不倫というテーマに殺人事件を絡めてしまったがためでしょう。
展開にも無理があったような読後感がありました。
ただし、不倫についての愛人と妻、家庭の間で揺れ動く主人公の心理描写などは
読んでいる側として非常に入り込んでしまいました。
結婚するということはどういうことか?について考えさせられる本です。

自分が思ったこととしては、
振る舞いが器用(お金、行動、発言において)でないと不倫は出来ないということです。
不器用な人がただ女にモテるって理由だけだと、不倫は出来るが周りの誰かを必ず不幸にしてしまうということです。それに自分自身も奈落に転落することもあるでしょう。
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No.201:
(5pt)

圧倒的なインパクト

当時、私は主人公の渡部よりは年上、彼女はヒロインの秋葉よりは年下という年齢差で世間で言う、不倫的な関係を続けていた。話題になった、この作品を文学部出身の彼女は読んでおり「私的にはアリかなあ」と肯定的な感想を述べていた。私はまだ読んでおらず、彼女が結婚し、音信不通になったあと、初めて読んでみた。東野圭吾の作品はこれまで読んだことはなく、作者に対する先入観もなしに読んだが、何故ここまで心理描写が的確に出来るのか、まったく驚くべき精緻な描き方だった。レビューのなかでも、ミステリーじゃないとか、東野らしからぬ作風とか非難されている方もお見受けしますが、固定的なイメージではなく、これはこういうジャンルの作品だと解釈して読めばいいのではと思います。
ただ、既婚・未婚にかかわらず恋愛経験がない、あるいは異性に興味がない方には面白くもなんともない小説かなと思われます。

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No.200:
(3pt)

もっと「ざまあみろ」と思いたい。

基本的に不倫のお話が苦手なのですが、怖いもの見たさで読んでしまいました。
最初に思ったのが、この主人公を岸谷五郎が演じるのは、かっこよすぎるということ。
もっとどこにでもいそうなおじさんでいいような気がします。

不倫ものの醍醐味は、不倫をした人間(主に旦那・愛人)に対して、いかに「ざまあみろ」と思えるかどうかだと勝手に思っています。
その点、秋葉の父親については心の底から「ざまあみろ」でした。
しかし、主人公については、もっと酷い目に合ってもよかった気がします。
これから合うのかも知れませんが…。

また、事件の真相については少々疑問が残りました。
秋葉の父親に対しては、奥さんが不倫が原因で自殺しているのに、「露ほども思わなかった」って、あんた十五年間何考えて生きてたの?と、疑問でしたし、警察に対しては、こんな事件が時効を迎えることって現実にあるんだろうか?と、ちょっと心配になりました。

たまたま行った本屋で、母がこの小説に興味を示した時にはドキッとしました。
あまり既婚者の人にはお勧めしたくない本かもしれないです。
感想を聞くのが怖い…;

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No.199:
(4pt)

まあまあ。

世に不倫のことを物語る小説は多いけれども、こんな風にミステリーというか、殺人事件と組み合わせたのも少なく、まあまあですね。
 深田恭子が、いわゆる派遣社員というのを演じると言うことで、イメージしてもらえば、主人公の気持ちも分かろうかというところです。深田恭子が派遣社員で部下にいたら、よからぬことを考える男性は多いでしょう。しかも期限限定。
 深田恭子がバッティングセンターでバットを振っていたら、それこそ変でしょう。これがミスキャスト。
 見たこともないような豪邸に深田恭子が一人で住んでいたら、それこそおかしいと思うでしょう。これが小説。
 深まる謎に魅せられていく主人公は、不倫の深みに沈んでいく。これが味付け。
 いつものどんでん返しで、明かされる真実と、別れ。東野圭吾らしい展開で、むしろほっとします。
 容疑者Xはまだしも、手紙とか、秘密、天空なんて、およそ東野圭吾ではありません。文章を書く人たちの眼を甘く見ないほうがいいと思います。
 そういう意味で、むしろ東野圭吾っぽさが良く出ていて、まあ80点かな。
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No.198:
(2pt)

女子にはキツいですね(^^;

私はミステリーは好みませんが、すこし物憂げな顔をした友人が
読んでみて・・というので借りました。

巧妙なトリック等はありませんが
やはり文章が巧い。
あっという間に読み終わってしまいました。

が、友人の曇った顔の訳がわかるような。
ずばり不倫のお話です。

不倫は文化!
男性の不倫は本能!
とかとか、色々言いますので
ある程度不倫に対する知識や免疫はあるつもりでしたけれど

こうも、結婚した女性が女として
見られていない描写を延々とされると悲しくなります・・

主人公の秋葉がそんなに魅力的でないところも・・
一度妻側から読み取ってしまったら虚しさ倍増。


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No.197:
(1pt)

結末が…

最後に近づくにつれてハラハラドキドキしながらページをめくる速さが増しますが、最後がとてもあっけない…。「え?ホントにこれは東野圭吾??」とがっかり。ただの不倫の話で終わりました。
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No.196:
(5pt)

東野圭吾らしい複雑な事件の構成に頭が下がる。

婚姻中に,婚姻外の男女関係にまつわる,多重構造な物語。

15年前の死亡事件の時効を前に、
関係者の間のかけひきが続く。

遺族、警察、現場の家の住人達。
誰が誰とどういう関係か、傍からは分からない。

東野圭吾らしい複雑な事件の構成に頭が下がる。
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No.195:
(3pt)

不倫

「不倫」の話…。

ひと言で言ってしまえばそうなるのだけど、さすが東野さん、奥が深い!

退屈で幸せで刺激のない日常。タイミングとなりゆきで始まってしまった不倫に翻弄される妻帯者。。。
そういった揺れ動く男性の思いを、繊細で赤裸々な表現で描いています。

愚かで可愛らしく、一生懸命ですばらしい、男女の物語を読んでみませんか?
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No.194:
(5pt)

ミステリーと思わずに読むのがおすすめ

不倫の物語とミステリーが独特の調合で面白いのですが、なんといってもこの作品の魅力は、ミステリー部分ではなく、不倫にはまっていく中年男性(子持ち)の心情描写でしょう。
どこにでもいるサラリーマンで、真面目でユーモアもわかるタイプの男が、悪意なく不倫に入ってしまう心情が、非常に素直に、かつ唸ってしまうくらいリアルに表現されています。
また、彼の口を通して語られる、不倫や夫婦関係の本質をつこうとする文章の数々にハッとします。

「境界線の上に壁などなく、ひょいと一跨ぎすればいいと知ってしまった」
「結婚したら男と女じゃなくなるんだ」
「それにしても妻というのは、どうして亭主が外で何を食べてきたのか知りたがるのだろう」等々。

主人公に共感しているうちにミステリーの伏線にもっていかれます。

東野圭吾の代表作とはカラーが違うので、ミステリーを期待すると物足りないのだと思いますが、揺れ動く人間の心の葛藤を描く巧さ、共感させる力はやはりあっぱれです。是非先入観なく読んでいただきたいです。

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No.193:
(5pt)

リアルすぎる

ただの不倫小説かと思いきや、殺人事件とからませながら書いてあることでドキドキしながら読めました。

私は昔、不倫は遊びだ、絶対だめだって思いこんでいたのですが、渡部と秋葉のように、純粋にひかれあう人達もいるんですよね。社会人になると、友人に不倫してる人がでてきて、まさかこの子がっていう子がしてたりするんです。私も過去にありますが、ストーリーにでてくるやりとりや、イベントのときなどの描写がリアルで、あるあるとうなずきながらよみました。東野さん…なんでこんなにリアルなこと知ってるんですかとたずねたいくらい、心理描写はすばらしかったです。
新谷くんの話が最後にあることで、世の中の男の人は不倫はするもんじゃないな…と苦笑いできるんじゃないでしょうか。いいオマケです。

でも、ほんとに、不倫はいかんです。それにしても深く問い詰めず、夫をまちつづけた妻の忍耐はすごい。妻の心情をサンタで表現したのも見事です。言葉より重い。
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No.192:
(5pt)

ストーリーに入り込みやすく、楽しめました!

いつもながらの東野氏のテンポの良い展開で話は進む。
不倫を題材として、夫の心理状態を中心に、妻や不倫相手の行動や発言の変化を描画している。
殺人事件などは身近にそんなに起きることではないが、不倫(浮気)のようなことは、周りでのうわさなどでも良く聞くせいか、ストーリーに入り込みやすいのが良かった。

単なる不倫小説ではなく、ミステリー作家らしく、15年前に起きた事件との絡みで、ストーリーを面白くしている。
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No.191:
(2pt)

2時間ドラマ的な

2時間ドラマ的で、なんとなく先が読めてしまって後半は、『やっぱりな』と『ずいぶんあっさりね』というのが、素直な感想。
最後の話も中途半端なので、いらないと思う。

もう少し、『そうきたか!』という感動が欲しかった・・・

あと、登場人部がの渡部と秋葉がもう、『岸谷吾郎』と『深田恭子』でイメージが固まってしまった^^;
夜明けの街で (角川文庫)Amazon書評・レビュー:夜明けの街で (角川文庫)より
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