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触法少女
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触法少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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作者が長く職業作家をしてきた人でないせいか、とにかく文章が下手。同じ表現がしつこく何度も出て来るし、読点や助詞の使い方も滅茶苦茶。一文の中で文章が繋がっていない部分もたくさん。地の文がたまに喋り言葉になるし(作者は絶対狙ってやっているのではない)。年齢が結構いっている人が書いているためか、刊行当時の年代を鑑みても言葉選びのセンスが古いし。厨ニ病とかキモヲタとか、匿名掲示板の昔の言葉をそのまま使ってしまう痛さもそうだし、「ヒャッキン(百円ショップ)」と書かれた部分は思わず失笑してしまった。そこは百均か百円ショップでいいじゃん。 加えて主人公の心理描写があまりに足りないし、描写しなければいけないところも書かれていないし、毒物や刑法のことを登場人物が説明するくだりは調べたこと丸写しだし。刑事も薄っぺらく、特に「殺していい人間なんていない」をやたら連発する刑事にはそれこそ殺意が湧いた。いやいるだろ、綺麗事言うなと。 作者がいい歳してこんな稚拙な文章の小説を世に晒していること(晒すことが出来てしまうこと)と、こんな小説が続編が出るほどヒットしてしまう日本の読者のレベルの低さにものすごく残念な気持ちになった。 こんなものを小説とは呼ばない。 | ||||
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刑法41条の「14歳に満たない者は罰しない」が主テーマなのですが、民法143条で満年齢到達日は誕生日の前日と規定されている。つまり、14歳の誕生日の前日に帳尻を合わせるように主人公は犯行を行おうとするのですが、満年齢は前日に到達しているので、「もしかしてそこがドンデン返しか?」と予想して読んだら、別のドンデン返しでした。 気持ち悪い男教師が出てくるのですが、伏線でもなんでもなく、物語にかかわってくることはなく、ただ単に「気持ち悪い男教師」を出しただけ。主人公の性格描写に用いられたのみで、出てくる必然性が薄い。単に作者が男性教師が嫌いなだけとしか思えない扱いでした。 | ||||
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とても読みやすい。 最後の展開も面白かった。 福祉の仕事をしてる人が読むのもよい。 そうそう!そうなんだよねー!とあるあると感じるところがある。 ただ、お誕生日プレゼントは切ない。 殺してしまいたくなる人間はいるが、殺していい人間はこの世にいない | ||||
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ミステリーとしてよくできていたと思います。最後のどんでん返しも少し驚きました。 | ||||
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本当にこの毒物を焼酎に。と言うのがあったんですね。 白濁してしまった様ですが。。。。 最後に2段の展開は驚きました。伏線はあるのですが。 動機とか毒の生成とか少々強引ですが、楽しめました。 | ||||
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とても読みやすい文章でスラスラと入って来、脳内再生はされるのだが安っぽい刑事の描写とラストの畳み掛ける様な展開で辟易。 確かに筆者は冷静に描いているがそれは「知らない故の冷静さ」 先のレビューにもある様に余計なものも詰め込んでいる。 あの程度の担任教師の描写を含める必要性は? 多少ザルな計画でも少女(と言うか子供)の犯行の真実味はあったし、真相はひとつでも充分に衝撃的なものであった。そこまでのものを抱えていたのかと。 なので惜しい。 作者の性別と年齢では描けないテーマだったのだと思う。 | ||||
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筆者の小説は非常に読みやすいと思います。 それは悪く言えば、考えさせる表現がありません。 何も考えずに、読めます。 私個人としてはそういう小説はあまり好きではありませんので この評価になってしまうのです。 本作も悪くないです。 でも、過度な期待はしないでおきましょう。 どちらかといえば題名と題材で興味を引くものの、 内容はそれほど大きなものでもない、と私は思います。 | ||||
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面白かったけれど、年齢法による年齢の計算に誤りがある。 人は法律により、誕生日の1日前に年をとることを押さえてほしかった。 | ||||
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「完全犯罪」という題材に惹かれて購入。 14歳という若さ故の思考や、思い切りの良さなど、 緻密な筆が光っていると思います。 読んでいて、 「14歳がこんなことするかなー?」 みたいな得体の知れない違和感を抱きながら読み進めることになりましたが、 結末に行くにつれて、キレイに納得! あの行動にはそういう意図や意味があったんだ! とスッキリした読後感を味わえます。 途中で諦めずに最後まで読んでよかった! 面白かったです! | ||||
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少なからず、虐待を受けた経験のある人間には、この主人公の感情が理解出来ます。 私自身、両親に虐待を受けて育って来たので、親を殺してしまいたいと何度考えた事でしょう。 完全犯罪を計画し実行に移していく中で、幾度となく予定外の事態に見舞われながらも思いを成就する。 その後、徐々に警察に追い詰められ窮して行くのですが、逃げ切れるように応援しながら読み進んでいました。 主人公・深津九子、施設の仲間・瀬田華蓮、同級生・井村里実、この三人の関係性が暴かれて、真実へと辿り着いて行く。 中でも、どん臭く純粋な井村里実が、最後には頭の切れる素晴らしい友達に私には感じられました。 ※追記:2015年11月30日、この小説を読んで参考にしたのではないか?という事件が発生した。 [夫に毒入りの焼酎を飲ませて殺害しようとしたとして、栃木県警捜査1課と宇都宮南署は30日、宇都宮市みどり野町の無職鹿毛陽子容疑者(33)を殺人未遂容疑で逮捕し、発表した。黙秘しているという。]トウゴマから抽出したリシンを焼酎に入れたらしい。。。 | ||||
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はじめて、ヒキタ クニオを読みました。 久しぶりにどっぷり嵌まれるミステリー小説です。 面白かったので、また読んでみようかなと思う一冊です。 | ||||
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はるかぜちゃんがブログで絶賛していたので購入。 心に闇を持つ美少女九子が同級生や担任を「下僕」にしてゆく様はエロチックで引き込まれた。衝撃のラストとまでは言えないが予想を覆す展開はさすが。読み応え十分の作品。 | ||||
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話としてはとても面白かったのですが、文章と構成がイマイチで、物語の説得力や整合性に欠け、読んでいてイライラしました。 たとえば、毒物を公園の東屋で実験・精製するとか、その器具を藪に隠したり、友達に預けてその子の家に毎朝取りに行くとか、池の鯉や鮒が大量死したのに、何の問題にもならないとか、主人公が「日記を書くようになった」と書いておきながら、その日記が一行も出てこないとか。それに、担任の三塚って何だったの?というくらい、結局何の関係もないとか、おかしなところが多すぎました(この結末を書きたいためのご都合?)。 「九子は取り憑かれてしまっていた、瑠美子を毒殺することに」とたった1行で書かれていますが、その様子を文章で読みたいのですよ。 こういった小説に求めるのは、心理描写とその人物像がすべてで、それを読みたいから手にとります。自分を棄てた母親を殺す感情がどんなものなのか? たとえ殺人であってもそこに主人公なりの正当性や、共感できる部分があるかどうか? ですが、私は、最後まで九子という少女がどんな子だったのかわからず、文学的に得るものがありませんでした。話としては面白いので映画とか漫画だったらいいのかも。 | ||||
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新幹線の暇つぶしで目に付いたものを適当に買いましたがとても良い買物でした。 こういうのは話の展開に納得のいかないものが多いのですが、主人公の普段の言動と判断の一致、稚拙な判断をした場合はあとで必ずそれに対するしっぺ返しが入る。 ラストもまあアリな展開かなと思える程度のミステリー。(超展開や結末に関して徹底的に読み手騙しをするようなのは求めていない) つまりとても自然なストーリー進行で読んでいて純粋に楽しめました。 まあちょっとダラダラしてた部分もあるけど、主人公にクローズアップするという意味ではよかったかも。 この人の作品なら他のも読んでみたいな。 | ||||
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ミステリーでもありサスペンスでもあり。最後まで飽きさせない展開が! | ||||
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虐待され施設に保護されている美少女が主人公。 全てにおいて計算高く生きる少女であり、母親を完全犯罪という形で殺そうと企むが殺人を実行した場面から一気に物語が盛り上がる。 中盤はやや中弛み感があったが、終盤にかけての盛り上がりは素晴らしく、単純な犯罪小説とは言えない仕掛けもあって一気読み必至である。 | ||||
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村上氏の解説通り、人物描写は秀逸、淡々としてリアルであると感じました。 | ||||
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現在100ページほど読みましたが限界です。 不満点は2つ。 1つ目は、文章の拙さです。高校生の日記、とまでは言いませんが情景が全く浮かんできません。登場人物の気持ちの描写が薄く、彼女たちが何を考えているのかがリアルに伝わってこない。また表現の幅も狭く読むに堪えません。 2つ目は、チープな登場人物です。若年でありながら大人びた考え方をする主人公、ということなんでしょうが…まるでライトノベルか漫画のような軽さで現実味が感じられません。彼女たちが語る思想も非常に安っぽく、登場人物に全く魅力を感じません。 平積みにされているからといって必ずしも面白いとは限りませんね… | ||||
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中盤までは、中学生の美少女、深津九子を主人公にした犯罪小説かと思いながら読んでいたのだが、それだけでは済まされないミステリー小説だった。中盤以降はより一層、物語が面白くなり、予想外の結末が待っている。 児童養護施設から通う学校で優等生を演じる美少女の深津九子は、幼い頃に母親から虐待された挙句に棄てられた過去を持つ。次第に募る母親への思いと殺意…終盤で明らかになる衝撃の事実… タイトルの『触法少女』とは十四歳未満で刑罰法令に抵触する犯罪を犯した少女のこと。主人公の深津九子はまさにこの『触法少女』だった… 相変わらず、ヒキタクニオの作品には独特の面白さがある。決して、気を抜いては読めない。 | ||||
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